あらすじ：時は宇宙世紀、環境破壊により地球を追われた人類は宇宙空間に生活の場所を変えていた。しかし、なおも増え続ける人口を抑制するために連邦政府はある政策を決断したのだが

コミケ後のオフ会にて風祭文庫の応援を下さっている方より、
”拙作・選ばれし者”が大好きという。感想を頂きました。”
直接そのような感想を頂くのは希なことか、
嬉しさと恥ずかしさを感じながら礼を言いましたが、
帰宅後、いざ改めて”選ばれし者”読み直してみたところ、
相当昔の作品のためか出来の悪さに思わず閉口。

これは”いかん！”とばかりにキーを叩き改修に乗り出したのです。
しかし元の作品は状況の経過を辿っているだけであり、
さらにストーリーの骨格や肉付けがあまりにも貧弱でした。
そのため、改修に当たってストーリーの基本はそのままに
レイアウトから再度組み直した結果、
元の話の５倍近いテキスト量となったため、
思い切ってシリーズ化いたしました。

ＳＦとモランと言う相反する組み合わせの異色作ですが、
感想をいただけると嬉しいです。

あらすじ：医療アドバイザー・柴田隆は選ばれし者となった若き人たちに過酷な地球環境で生きていくための手術も行っていた。そして、彼はある悩みを抱えていたのである

主人公の１人称で物語を始めたため、
本人が意識を失っている場面の進め方って難しいですよね。
第２話は変身していく主人公を第３者の目で見た１人称で描いてみました。

前作では名無しの生活アドバイザーだった正井さんの正体、
ちょっと面白かったでしょ。

あらすじ：医療アドバイザー・柴田隆は選ばれし者となった若き人たちに過酷な地球環境で生きていくための手術も行っていた。そして、彼はある悩みを抱えていたのである

第３話はまた主人公の一人称に戻りましたが、
今回の話は旧作から外れてほぼ全編が新規書き下ろしです。
裸族としての意識を植え付けられていく主人公の姿が萌えますね。

あらすじ：生活アドバイザーより”戦士”ではなく”牛飼い”になるように命じられたあたしは教育を受けるための施設へと送られていく。しかし、こそであたしを待っていたのは…

はい、今回の改修でもっとも書きたかった部分となりました。
結構ホントみたいなことを書いてはいますが、当然ウソです。
本当はもうちょっと突っ走りたかったのですが、
なんか理性のブレーキが掛かってしまって
書きたいことの半分程度しか書けませんでした。
折を見てその辺のリミッターは外していきたいと思います。

> 本当はもうちょっと突っ走りたかったのですが、
> なんか理性のブレーキが掛かってしまって
> 書きたいことの半分程度しか書けませんでした。
> 折を見てその辺のリミッターは外していきたいと思います。
　まあ、ほどほどに（苦笑）
　でも、実際にそう言う部族はそう言う生活をしている訳ですよね…アドバイザー氏の情けが仇の厳しい展開はかなり強烈の一言です。
　そして次回はさらにすごい事になりそうな…まさに「怖いもの見たさ」な次回が気になります。

あらすじ：訓練室での過酷な生活によってあたしの心は徐々に野生化していき、様々なものを失うのと同時に野生として生きることに必要な術を得ていったのであった。

今回の話は他の話でもよく使ってきた展開の焼き直しですが、
でも、衆人監視下のオナニーとか、
頭の中が変わっていくところは何度書いても萌えますね。

　卒業式のシーンは改定前も拝見しましたけど、あれからするとかなりダークなアレンジと言う感じですね。（夢オチとは言え）
　正井との交流が深まるにつれどんどん意識もかわってゆく…こちらは怖いと言うより少し切ない感じもします。

　しかし、戦士のスイッチと言うのは何か伏線の予感ですね。
　彼女の場合、それが何なのか、そして入った後どうなるのか…盛大に気になります。

あらすじ：正井さんの元で艱難辛苦を乗り越えることが出来たあたしは、アスメック族の牛飼い男としての認めてもらえたのであった。そして、そんなあたしのところにやってきたのは…

今回の話を以て旧・選ばれし者のリメイクは終わりとなりますが、
地球での話を１・２本付け加えようと思っていますので、
もぅしばらくおつきあいください。

それにしても如何でしたか、今回の修正は…
私自身、タブーとしてきたことを取っ払っての執筆でしたが、
とは言っても完全に出し切れては居ないですね。
何を書きたいのか、まだ整理し切れていない。と言う訳か…

　どうにか牛飼いとして成長し、一人称こそまだ女性のままなれどそれ以外は完全にアスメックとなった主人公…本当にどうなるかですね。
　しかし、彼女を最終的に導いた（？）彼氏、ある意味すごすぎで（苦笑）

>
> それにしても如何でしたか、今回の修正は…
> 私自身、タブーとしてきたことを取っ払っての執筆でしたが、
> とは言っても完全に出し切れては居ないですね。
> 何を書きたいのか、まだ整理し切れていない。と言う訳か…
　模索しながらですけども何かを感じたのは事実です。
　整理…また改めてと言うことなのでしょうかとしか言えずすみません。

あらすじ：千香が【選ばれし者】となり肉体改造の後に姿を消したことは、僕にとってある意味衝撃的なことだった。そして僕はこれまでの考え方を改めると…

今回の話は元は外伝として書き始めたのですが、
いろいろと方針が変わるうちに第７話とすることにしました。
ただ、これに続く第８話はまだ何も手をつけてませんので、
ムオラルンガはちょっと小休止と言うことになります。

あらすじ：アスメック族の牛飼い男・ムオラルンガとしての生活になれた頃、あたし達は牛のえさ場を求めて放浪していた。そして、ある草原へたどり着くがそこは…

すっかり遅くなってしまって申し訳ありません。
ムオラルンガの最終話です。
この話を以て一連のシリーズは完結となりますが、
なんか救いのない話だなぁ…
でも、それもまた萌えと言うことで。

　何か苛烈な話ですね…。
　黒い感情―闘争本能に飲まれず生き続ける事を背負う主人公。
　せめてその人生が…としか言えない訳で。

　でも、これが本当に「教訓」になればいいのですけど…これもまた複雑な話です。

　そして完結、お疲れ様です。

　改めて拝読…アドバイザーの「罪滅ぼし」ゆえに肉体の改造だけでなくさらに厳しい目に合うヒロイン…かなりつらい展開になりそうですね。
　そして何より改造の事情…アドバイザー氏の心理も含めてまさに「寒い時代だと思わんか」の一言で。さすがにこれが元で独立戦争はないでしょうけど…（苦笑）
　ある意味モラン館最大の異色作でもあるだけにこれがどうなってゆくのか。本来はそこで終わっても不思議ではなかった物語のその後、気になります。

感想ありがとうございます。
実は風祭文庫ではいろいろな経緯もあって”殺生はしない。”
と言う不殺生方針を掲げてきました。
けど、もぅそれからだいぶ時も経っていますし、
千物語も間近。ということで、

今回の改訂より”不殺生”は取り下げ、
これまでタブーとしてきた展開を取ることにしました。
この先、いろいろ問題となる展開もあるかもしれませんが、
その点よろしくお願いします。

あっ、それと異例ですが、
３本の話の修正をいたしました。

地球で待ち受ける猛獣（シンバ）たちも実は改造された元人間だったり…しませんか？

それで殺し合いをしているかと思うとダーク…怖い話しかも。
改造された猛獣の視点からイメージがふくらむ様でしたら…
拝読したいと思います。

獣への肉体変身というのは予定には入っていませんが、ただ正井さんがボディスーツを言うのを身につけて別の人間に変身していたように、ボディーアーマーと言う獣への変身スーツは存在しています。
そして【選ばれし者】以外で地球に降りることが出来る人たち・地球自然回復プロジェクトのメンバーはこのボディアーマーを身につけて獣達に紛れ込む形で地球上での活動をしています。ただし【選ばれし者】達への接触は絶対禁止となっています。
一応、この辺の話は第６話を予定しています。