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第1章:風祭文庫開設までのアレコレ。
第2章:風祭文庫の特徴です。
第3章:風祭文庫を構成する20の館の説明です。
第4章:風祭文庫の存在理由なのですが。
第5章:風祭文庫利用についてのご注意です。
第6章:私・風祭玲からのお願いです。



■第1章:風祭文庫開設までのアレコレ
現在。風祭文庫に掲載してある物語は1970年代末に私・風祭玲が400字詰めの作文用紙に書き始めた変身物語を源流としていまして、当時よりモラン(マサイ)変身や尼僧変身、そしてバレリーナ変身・アスリート(力士・レスラー)変身・虫変身と言った物語を書いておりました。

なぜ物語を書くようになったのか、それは、自分が描いていた絵に物語が欲しくなったためです。子供の頃から接してきた様々な変身物語(特に手塚治虫や永井豪のマンガ)に影響されたのでしょう、それらの物語と接しているうちに、私は変身というものに興味を持ちはじめ、次第に自分独自の物語を妄想するようになりました。そして、その妄想は私自身の性の目覚めと併せて、2つの流れへと分化して行ったのです。一つは自分が変身する妄想。そして、もう一つは、興味を持ち始めた女性の肉体が変身してゆく妄想です。自分が変身する妄想は主にバレリーナへと向かい、また、女性が変身する妄想は力士やマサイ・その他虫や動物へと向かってゆきました。これらの妄想は次第に形を作り、それを残そうと思った私は絵として描くようになったのです。でも、まだ動きのある絵(マンガ)は描けません。最初は絵で満足していた私でしたが次第に物足りなさを抱くようになり、絵の裏側にある物語を書き始めたのです。

さて、作文用紙からスタートした変身物語ですが、当時は絵描きの合間に書いていたため、執筆作品数も年1・2作程度と極めてゆっくりとした速度でした。しかし、1980年代末にパソコン(PC-9801シリーズ)を購入し、それと同時に作文用紙の物語を電子化すると、私は気軽に執筆出来る環境を得たのです。間違えても消しゴムも使わずに気軽に書き換えられる環境の元、物語の執筆数も次第に増えていきました(作文用紙の物語は14作品程度、電子化後、風祭文庫公開直前には約60作品)。

しかし、この頃の作品は主に私個人の妄想をベースにしていたために、とても他人には見せられるような物語ではなく、いわば自己満足の手段として執筆していました。またパソコン購入と同じ時期にパソコン通信も行うようになり(1987年、BIGLOBEの前身PC-VANに加入、1992年、NIFTY加入)、他の人が書いたアニメなどを題材とした物語を読んでいるうちに”自分もこのような物語を書いて公開したい”とも思うようになったのです。そして、パソコン通信では公開しませんでしたが、物語を一つ書きました。これまで書いてきた物語とは一線を隔てた人魚のお話です。人魚の血を引く少女の物語。この話は未だ風祭文庫には掲載していませんが、乙姫達の原点というべき物語でこの時始めて私の物語に新たな次元が生まれたのです。ファンタジックな表の物語とエロチックな裏の物語、さらに持っていた萌えの2面性を加えると、合計4つの次元が形を作り。これが風祭文庫の屋台骨となり、その多様性へとつがって行ったのです。

1990年代、インターネットの普及と共にパソコン通信は下火となり、私もインターネットへと軸足を移し始めました。ただし、移る直前、NIFTYであるリレー小説と出会いました。当時ブームだったセーラームーンの題材としたリレー小説で、いろんな人が他のアニメの主役達を引っ張り込んだりして書いたその自由な発想に大きく刺激を受けました。そして、1997年にあの伝悦修行場・少年少女文庫との運命の出会いは強烈でした。私にとっては裏側に属するテーマをたくさんの作家さんがファンタジックに書き上げ、それらを読んでいくうちに自分だけが楽しむのではなく、他人にも見せられる物語を書こうと考え方を変えたのです。

その後、若干の休止期間を過ぎた1999年春、ふとした切っ掛けで私にとって初めてのHP・風祭本舗をBIGOBE内に開設し、その風祭本舗の中に風祭文庫の基礎となる秘めた想いの間と言うページを作りました。このページはあの400字詰めの作文用紙から始まった物語より、話として出来上がっていた数点を選んで掲載していましたが。しかし、自分の物語を他人に見せるという度胸はなかったので、風祭本舗からはリンクを張らず、事実上、私1人が楽しむそんなページでした。

そして、その年の夏、少年少女文庫にあの華代ちゃんシリーズがシェアワールドとして公開され、その趣旨に突き動かされたわたしはそれに参加するべく初の投稿作品”先輩”を書き上げると、投稿をしたのです。自分が書いた物語を他人に見せるために投稿する。この初めての体験に緊張しましたが、でも周囲からは好意的に受け止められ、それをバネにしてさらに2作品を投稿、そして4作品目をかき始めたとき、ふとアダルト的な要素を取り入れかけ慌てて止めました。知っての通り、少年少女文庫はアダルト的表現は御法度です。けど、私自身はある程度取り入れた物語も書きたい。そんなせめぎ合いの中、存在を忘れかけていた「秘めた想いの間」を思い出しました。

そうだ、このHPを改装して自分の文庫を作ろう、作るなら思い切って自分の妄想を全部ぶちまけてやろう…”と決意しました。投稿したことで度胸がついてしまったのでしょうか、これまで”決して人には見せない、見せてはならない。”と心に決めていた物語を見せられる形に書き換え、運命の日1999年9月9日に17の物語と共に風祭文庫は産声を上げたのです。ちなみにこの歴史的な9並びの日での公開ですが、これは狙ったモノではなく偶然の産物でして、私がそのことに気づいたのはその翌々日9月11日になって”あれぇ、9並びの日だったじゃん”と言う嘘のような本当の顛末がありました。

さて、風祭文庫公開時にある不安がありました。それは、華代ちゃんやバレリーナ変身の物語はある程度支持されるとは思っていましたが、問題は女の子が男性に…そう、筋肉ムキムキのレスラーやマサイの勇者に変身する話です。恐らくインターネットでは前例のない(現在でも無いですよね)これら物語に読まれた方からどんな反応が返ってくるか、恐々としながら反応を見ていましたが、でも、それらは杞憂に終わりました。それどころか投稿作品まで頂くようになり、これまで”このような変身に萌えるのは恐らく自分だけ”と思ってきた故に投稿作品は別の意味で衝撃的でした。

このような変身には萌えるのは私1人だろうと思っていた作品が支持をされる。風祭文庫を開設して得たものと言えば、自分はひとりぼっちじゃない。と言うことが判ったことです。無論、”なんで力士やマサイ族に変身する話が出てくるのか、意味が判らない。”と言う評価も聞きますが、それはそれでいいと思っています。この風祭文庫は私の妄想…その妄想の巨大な放熱板ですし、妄想の熱が放出される限り、この放熱板は成長していくと思っています。

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■第2章:風祭文庫の特徴。
さて、風祭文庫の評価で”なんでこんな話がいいんだ?”とか、”こういう物語を考える人の気が知れない。”と言った評価をいただいておりますが、これらの評価はある意味正当であると考えています。と言うのも上でも書きましたが私自身の萌えには2つの流れがあり、それらの萌えは基本的に相反するものであるからです。何が相反しているのか、それをご説明する前に下記の変身パターンをご覧下さい。

男の子が女の子になってしまい、戸惑いながらも女の性に馴染んでいく。

女の子が男の子にされてしまい、恥じらいながらも男の性に開花していく。

風祭文庫の物語によく見られる上記2つのパターンは、これらの話は似ているようで全く違う趣向性を持っております。上の話は主人公を自分に当てはめ、変身を疑似体験するコトを目的としているのに対して、下の物語は自らは変身せず、変身してゆく相手(異性)を観察することを目的としております。

つまり、上の話を求めて下の話を読んでしまった場合、自らが変身してゆく対象の女の子が変身する姿に嫌悪感を覚えるのは当たり前で、また、逆のパターンでは味のない料理を食べているようなそんな虚無感を感じていると思います。

これらは至って普通の感じ方であり、趣向の違う物語を無理強いさせるつもりはありません。ただ、風祭文庫では執筆者の私自身が変身を軸にして、心に抱いていた萌えが上下2つのパターンに分かれてしまったために、本来なら混在するはずのない物語が並んであるのです。男の子がバレリーナや人魚になるのと同じく、女の子が力士やマサイ族になるのに萌える。私のそのような考え方をご理解していただき、この風祭文庫を楽しんでください。

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■第3章:風祭文庫を形作る20の館の説明です。
では、風祭文庫に収められている物語をご紹介いたします。現在、風祭文庫では肉体の変化によって男性が女性へ、また女性が男性へと変身する性転換の物語(奇譚)、主に女性が獣や蟲などと言った異形(フリークス)へと変身してゆく物語(奇譚)を3つのカテゴリと20の館に分類し納めております。

そのうちの一つ、肉体的に”異性”へと変身させられる男性や女性の姿を描いた「異性変身奇譚」として下記に記す8つの館があります。

1.乙女変身の館
 男の子が異性変身(性転換)して女の子になってしまう変身憚を納めた館です。TS物語として高い評価を受けた”卒業”のシリーズはこちらです。

2.異性変身の館
 男性はナイスバディの女性に、女性は逞しい男性へと異性変身してしまう変身憚を納めた館です。異性になった身体でアレコレしてみたいと思う方はこちらにどうぞ。

3.アスリート変身の館
 男性がレオタード姿の新体操選手に変身したり、女性が廻し姿の力士へと変身してしまう変身憚を納めた館です。水泳やレスリングなど他の競技選手に変身する物語も掲載してあります。

4.バレリーナ変身の館
 男性がチュチュを翻して舞い踊るバレリーナへと変身してしまう変身憚を納めた館です。バレリーナへの変身を味わってみたいと思われる方はこちらへどうぞ。

5.巫女変身の館
 男の子が異性変身(性転換)して巫女さんになってしまう変身憚を納めた館です。あの巫女神姉妹の妹・巫女神沙夜子の誕生秘話はこちらです。

6.尼僧変身の館
 男性が異性変身(性転換)して尼さん(尼僧)になってしまう変身憚を納めた館です。尼さんへの変身を味わってみたいと思われる方はこちらにどうぞ。

7.海女変身の館
 男性が異性変身(性転換)して海女になってしまう変身憚を納めた館です。女性が褌を締め海女になる話も掲載してあります。

8.モラン変身の館
 女性が異性変身(性転換)しマサイ族の勇者・モランになってしまう変身憚を納めた館です。マサイ族以外の裸族勇者に変身する話も掲載してあります。


続いて、人としての肉体を捨て、人形や獣・蟲・妖等と言った”異形”へと変身させられる男性や女性の姿を描いた「異形変身奇譚」として下記に記す8つの館があります。

1.異形変身の館
 女性が人の姿を失い、異形へと変身してしまう変身憚を納めた館です。女の子が男性器(オチンチン)になってしまう物語に人気があります。

2.獣変身の館
 女性を牛や馬と言った獣に変身してしまう変身憚を納めた館です。貧乳の彼女を乳牛に変身させてみたい。と思っている方はこちらにどうぞ。

3.蟲変身の館
 女性がミミズやナメクジ・昆虫などに変身してしまう変身憚を納めた館です。ちょっと気持ち悪いですが、でも味のある話ばかりですよ。

4.モノノケ変身の館
 女性がカッパや鬼・その他様々なモノノケに変身してしまう変身憚を納めた館です。ポケモン変身をテーマにした物語もあります。

5.人魚変身の館
 男の子や女の子が半人半魚の人魚へ変身する変身憚を納めた館です。人魚の血を引く少年・櫂と同じ人魚娘・真奈美が繰り広げる物語・翠色人魚のシリーズはこちらです。

6.ヒーロー変身の館
 男性や女性がスーパーヒーローへと変身してしまう変身憚を納めた館です。ウルトラ系・ライダー系・戦隊系変身のお好きな方はこちらです。

7.醜女変身の館
 女性が様々な形で女性としての魅力を奪われていく変身憚を納めた館です。女の子がニューハーフになてしまう物語はこちらです。

8.人形変身の館
 女性や男性が人の姿を摸した物体・人形へと変身してしまう変身憚を納めた館です。個体化も扱っていますので固形萌えの方もどうぞ。


そして、最後に謎のTS請負人・華代ちゃんや好きな身体を借りれる世界を描いたレンタルボディー等の「シェアードワールド」として下記に記す4つの館があります。

1.華代ちゃんの館
ネットTS物語として誰もが一度は目を通すあの華代ちゃんの変身憚を納めた館です。1個人が書いた話数としては恐らく最大規模だと思っていますが、果たしていかがでしょうか。

2.レンタルボディの館
人造の身体が自由に借りられる世界を描いた「レンタルボディ」の変身憚を納めた館です。執筆に辺り独自解釈による設定の拡張が行われていますので、その辺はご容赦ください。

3.天使の館
少年少女文庫100万ヒット記念として雄志達によって綴られたリレー物語「天使のお仕事」で、私・風祭玲が担当した「鏡の世界の伊織」を加筆修正をした変身憚を納めた館です。風祭文庫独自のオリジナルストーリーもあります。

4.黒蛇堂の館
悩める者の前に姿を見せる謎のアンティークなショップ・黒蛇堂。その店主・黒蛇堂が差し出す品物に放浪される人々を描いた変身憚を納めた館です。

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<風祭文庫・サイトマップ(2017.06.04 現在)>
                           執 筆  投 稿  合 計
風祭文庫┬異性変身奇譚───┬ 乙女変身の館     33話  12話  45話
    │         ├ 異性変身の館     54話  50話 104話
    │         ├ アスリート変身の館 195話  45話 230話
    │         ├ バレリーナ変身の館  45話   3話  48話
    │         ├ 巫女変身の館     14話   0話  14話
    │         ├ 尼僧変身の館     21話   2話  23話
    │         ├ 海女変身の館     11話   1話  12話
    │         └ モラン変身の館   148話  68話 216話
    ├異形変身奇譚───┬ 異形変身の館     74話  28話 102話
    │         ├ 獣変身の館      89話  22話 111話
    │         ├ 蟲変身の館      29話   4話  33話
    │         ├ モノノケ変身の館   60話  37話  97話
    │         ├ 人魚変身の館    149話   1話 150話
    │         ├ ヒーロー変身の館   47話  62話 109話
    │         ├ 醜女変身の館     13話  20話  33話
    │         └ 人形変身の館     35話   8話  43話
    └シェアードワールド┬ 華代ちゃんの館    61話   0話  61話
              ├ レンタルボディの館  20話   0話  20話
              ├ 天使の館       12話   0話  12話
              └ 黒蛇堂の館      15話  16話  31話



■第4章:風祭文庫を作って何をしたいのか。
現在、インターネットの中では多くの方の尽力によって、男性が女性へと性転換していく異性変身物語は数多く見かけるようになりましたが、しかし、その反対、女性が男性に性転換していく物語や、獣や妖怪などへの異形変身する物語は海外のサイトと比較すると驚くほど少なく、国内サイトでは人魚をテーマにしているサイトを除けば、なかなか巡り合えない状況になっております。それ故、当文庫を読まれ、女性の性変身物語や異形変身物語の面白さや萌えに多くの方々が気づいて貰えれば風祭文庫を開設した意義があると思っております。

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■第5章:風祭文庫ご利用についての注意点です。
なお、風祭文庫では変身をサイトの主題として扱っているため、各物語の文中にきわめて不愉快に感じる可能性が高い表現が存在していますが、その点はどうかご容赦ください。また特定の館では性器・性行為等を表現した文章著しい差別を表現した文章が記述してある物語を収録しているために、年齢制限を行っております。ですので該当の館への入館は成人の方のみ【20禁マーク】を押し、メニューを切り替えてから入館してください。

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■第6章:私・風祭玲からのお願いです。
最後に読み終わりましたら、今後の創作意欲向上のためにも是非感想の館に感想を書いていただけますと、新作の製作に生かすことが出来ますのでお願いします。また”感想はちょっと…”と言う方のためにWeb拍手も置いてありますので、もしも、読んで気に入った話があれば一票を投じてください。また、掲載作品中で書き間違いや慣用句の誤用などがありましたらメールにてその旨ご報告をください。速やかに修正をいたします。

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さて、あなたはどの話に興味がありますか?…

・女性にされた上にバレリーナや尼さんになっていく話でしょうか?

・それとも彼女をマサイの勇者や獣に変身させていく話でしょうか?

選択はあなたご自身で…。







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