風祭文庫・醜女変身の館






「再会の日」


作・風祭玲

Vol.596





「ここの13階、1305号室です」

「うっうん…」

同乗していた男よりそう告げられた俺は停車したタクシーから降り立つ。

「ここに…茜が…」

臨海部のウォーターフロント、

夜空を背景にして聳え立つ高層マンションを見上げながら俺は決意を新たにすると、

「佐野さん…」

とタクシーの中より俺を呼ぶ声が響く、

「なっなにか」

その声に俺は振り返ると、

「大切なものをお忘れですよ…」

声はそう言いながら

キラッ

開けた窓越しに金色に光り輝く鍵を俺に示した。

「あっ」

それを見た途端、

俺は慌てて鍵を引っ手繰ると

「うふふ…

 では、佐野様にすばらしい夜を…」

男は俺に向かって声はそう告げると、

タクシーは走り去って行った。



あれから5年が過ぎていた。

17歳、当時俺は水泳部に所属する高校2年生だった。

そんな試合前の週末、

俺の茜は行き倒れの静香とか言うニューハーフを助け

そのニューハーフに盛られた薬で

なんと茜は男に変身してしまったのであった。

朝、いきなり俺のところに電話に掛かってきたとき、

その内容に俺は半信半疑だったが、

しかし、茜の家に行き、そして彼女の肉体を見たとき、

俺はその衝撃の光景に口から声が出なかった。

だってそうだろう?

その前日まで女の肉体に水着をつけ水しぶきを上げていた茜が、

次の日には男物の競パンを盛り上げているスイマーに変身していた。

まさに青天の霹靂だったし、

無論、彼女の周りの者達も驚き、そして混乱をしていた。

しかし、肝心の茜自身はそんな周囲に気を使ってか、

男になったことをあまり悲観するような素振りは見せず、

それどころか、俺と対等になったことを誇らしげにすらしていた。



しかし、それから半年後、

茜は俺やみんなの前から突然姿を消し、

以降、行方知れずになってしまった。

茜が姿を消す直前、

彼女(いや、彼か)は

”静香さんの所に行ってくる”

と言い残して家を出て行ったそうなのだが、

しかし、茜が言い残したその名前が

彼女を男に性転換させたニューハーフであることに気が付いたのは

それからしばらくあとのことであった。

そして、姿を消した茜の所在を探す俺の旅が始まったのもその頃からであった。

まさに雲を掴むような旅だった。

唯一の手がかりは”静香”と言うニューハーフの名前…

俺はその手がかりを元にニューハーフ街と呼ばれるところに足を運び、

あるときはボーイとしてアルバイトをしたりして情報を求め、

ついに茜につながる手がかりに行き付くことが出来た。

けど、その詳細を知ったとき、

俺の心は大きくゆれた。

なぜなら、

茜はとある秘密クラブの売れっ子ニューハーフとなっていたからである。

「別人ではないか?」

最初話を聞いたとき即座にそう思った。

しかし、そのクラブに茜を紹介したのは

あの静香というニューハーフだったし、

また、そのニューハーフは昔、女だったことを自慢していた。

という話を聞かされたとき、俺は確信した。

「間違いない、あの茜だ」

と…



ジャリ…

歩道に零れ落ちている砂を踏みしめ、

俺はマンションへと踏み込みむと、

エレベータのボタンを押す。

俺以外誰も乗っていないエレベータ…

しかし、マンションの敷地に踏み入れたときから

張り巡らせられているセキュリティーシステムが常に俺を見張っている。

そう考えると俺の手に思わず力が入る。

カツンカツン

無人の廊下を歩き、

そして、持たされた鍵に刻まれた”1305”号室の前に俺は立つと腕時計を見る。

「時間だ…」

予約した時刻であることを確認した後、

思わず鍵穴にカギを差し込もうとするが、

「あっそうか」

客である合図を言い渡されたことを思い出すと、

コンコン

コンコン

2連続のノックを2回行い、

その後、鍵を鍵穴に挿入した。

カチリ!

鍵の開錠を知らせる手ごたえのあと、

カチャッ!

俺はゆっくりとドアを上げると、

やや暗めに明かりを落とされた室内に、

玄関の前に三つ指をつき頭を下げている人物の背中が目に入った。

ゴクリ!

「(あっ茜…なのか?)」

黒く輝く手入れの行き届いたロングの髪が背中を覆い、

その髪が切れる肩甲骨の下からは黒く光る皮のコルセットが

ウェストを締め上げている様子がよくわかる。

「………」

一見すると女性にも見える人物の姿を眼下に見ながら俺は呆然と立っていると、

「お帰りなさいませ…

 ご主人様…」

と人物は男の声を締め上げたような、

ニューハーフ独特の声で挨拶をし、

ゆっくりと顔を上げた。

「うっ」

メイクのせいだろうか、

目鼻立ちがはっきり浮かび上がるその表情はどことなく異国の女性を思わせ、

また、胸から飛び出ている巨大な乳房に俺は思わず目を奪われる。

「でかい…

 D…いや、Eカップはあるか…」

ユサッ

巨大な乳房を揺らしながら彼女は立ち上がると、

俺の前に自分の身体をさらした。

サラサラと音を立てて中心へと纏まってゆく黒髪、

キチンと整えられたメイク、

見るもの全てを魅了させるプックリとしている唇、

そして、胸にはEカップはあると思われる巨大な乳房と、

その乳房の先端を覆う盛り上がった乳輪に、

親指大はあるかと思れる乳首、

しかも、乳首には金色に輝くピアスリングがあり、

真っ赤なルージュが引かれた唇同様、見るものを惹きつける。

そして、色白の肌を下へと追っていくと、

綺麗に脱毛されツルツルになっている股間があり、

そこには女性には存在しない小さく萎縮したペニスと、

そのペニスの先端、むき出しになっている亀頭のカリ下には

金色のピアスリングが貫通し、

同じ金色のチェーンが乳首のリングを繋いでいた。

まさに、この人物がニューハーフであることを物語っている。

けど、俺の目は別のものに釘付けになっていた。

そう、ペニスの上に、

「AKANE」

と書かれた花文字の刺青が蔦薔薇と共に彫り込まれていたのであった。

「(AKANE…アカネ…茜!!まさか!!)」

刺青の文字を俺は凝視していると、

「どうなされました?」

俺の前に立つニューハーフは怪訝そうに俺を見つめる。

「あっあぁ…」

その声に俺は硬直を解かれると上着を脱ぎ

それを受け取るために手を伸ばしたニューハーフに差し出した。

「さっ

 こちらに…」

俺の上着を受け取り、

そして俺を案内してするようにしてニューハーフが廊下を奥へと向かい始めると、

「茜っ」

思わず俺は茜の名前を叫んでしまった。

「え?」

部屋の中に響き渡ったその声にニューハーフが振り返ると、

「おっ俺だ!!

 怜治だ、

 判るか」

俺は自分を胸を叩きながら訴える。

すると、

「う…そ…」

ルージュが引かれたニューハーフの口がそう動き、

そして、その次の瞬間、

「いやぁぁぁぁ!!!

 見ないでぇぇぇ!!!」

と叫びながらニューハーフは持っていた上着を放り出すと、

Eカップに膨らんだ乳房とペニスがある股間をそれぞれの手で隠し、

その場にしゃがみこんでしまった。

「あっ茜なんだな…

 本当に茜なんだな…」

長い間探しつづけてきた茜にやっと会えた。

その安堵の気持ちで一杯になりながら俺は中に入ると、

しゃがみこむニューハーフ・茜の後に立つ。

「……いやぁ

 見ないで…

 あたしの体を見ないで…」

ニューハーフとなった自分の体を隠し顔を伏せながら、

同じ言葉を繰り返す茜の黒髪の両脇から覗く肩に俺は手を乗せると、

「探したんだよ…」

と優しく声を掛け、

「!!」

その声と同時に茜の片がかすかに動いたのを確認した後、

「ニューハーフになっていたんだ…」

と続けた。

「………」

その言葉に茜は何も返さないでいると、

「いいんじゃない?

 だって茜は元々女の子なのだから、

 女の子が女の子に戻っても別に可笑しくは無いよ」

と俺は続ける。

「……ホント?」

俺のその言葉に茜は小さく返すと、

「あぁ、本当だよ、

 さっき見たときあまりにも綺麗だったから…

 思わず驚いちゃったけど、

 でも、茜は女の子の姿が一番似合うよ」

そう俺は話し掛けた。

「(ヒック…)

 うっうん」

俺の言葉が利いたのか、茜の頭が縦に動くと、

ヨロ…

茜はゆっくりと立ち上がり、

そして、

「入って…」

の言葉と共に廊下を遮っていたドアを開ける。

「あっあぁ…」

茜に促されながら俺は奥の部屋へと入っていくと、

「これは…」

そこには鏡張りの壁に大きなダブルベットが置かれ、

そして、天井から下がる一対の鎖のほか、

SMなどで使うさまざまな責め道具が置かれていた。

「………」

これほど揃っているところはそうざらに無い品揃えに俺は驚いていると、

「驚いた?」

と俺の背後に立つ茜は尋ねた。

「あっあぁ…」

その言葉に俺は頷くと、

「あっあたし…

 マゾなの…

 ニューハーフのマゾ…

 ここで、男の人に苛められ、

 そして、喘ぎながらイッちゃうマゾなんだ」

茜はいまの自分をそう説明する。

「そっそうか…」

その説明に俺は頷くと、

「うふっ

 驚いたでしょう?

 怜治を驚かしたのはこれで2回目ね、

 1回目は静香さんに薬を飲まされて男の人になったとき、

 そして、2回目はたったいま、

 ニューハーフ・マゾになったあたしを見た時」

俺の後ろから抱きつき、

そして、巨大なバストを俺の背中に擦りつけながら茜はそういうと、

「いっ一体なんで…」

バストの感触を感じながら俺は尋ねた。

すると、

「あたし…女の子に戻りたかったの…

 それは、みんなを安心させるために

 男になってよかった。なんてことを言ったわ…

 でも、心の底では女の子に戻りたかったのよ。

 女の子に戻って、みんなと共に元の生活に戻る。

 それがあたしの望みだった。

 だから…

 そのためにはあたしを男にした静香に会うことだったの、

 そして、探したわ、

 静香を…

 あたしを男にした張本人を…

 でも、直ぐに見つかったわ…

 うふっ

 男だったあたしって結構目立ったみたいでね、

 それで、静香に聞いたのよ。

 元に戻す薬は本当に無いのかって…」

「そしたら?」

「うん、そしたら…

 あの時あたしに言った言葉は本当。

 そんな薬はこの世にはない。

 って言われた。

 一度、薬を使って変身すると、

 薬に対して抵抗力がついちゃうんだって…

 それを聞いたとき、あたし絶望しちゃった。

 このまま、どこかの海に飛び込みたい気持ちになったの。

 そうしたら…静香さんが別の方法があるって言ってくれたの」

「別の方法?」

「うん、ホルモンよ、

 女性ホルモンを注射すれば男でも女の子の身体になれる。

 って言ってくれて、

 そして、医者も紹介してくれたわ…

 うふっ

 性同一性障害って名前の病気にされてね。

 変な話でしょう。

 だって、あたし元々女の子なのよ、

 女の子が無理やり男にされて、

 その上、心の病気だなんて…

 頭きちゃうじゃない。

 おかしいのは頭じゃなくて身体の方!

 って医者に言ってやりたかったけど、

 でも、あたしが元女の子だったなんて証拠無いしね…、

 それで、渋々病気であることにして注射を受けたのよ、

 そしたら…

 小さいけどおっぱいが膨らんできて、

 それに肌も女の子に戻ったみたいな感じがして、

 嬉しかったわ…

 でも、注射にはお金が掛かってね。

 それで仕方なく、

 あたし、女装者として静香さんのお店のお手伝いをするようになったの、

 そして、何時の間にかニューハーフの端くれになっていて。

 そんなある日、お店に来た須賀さんから、

 そんな半端な姿じゃぁダメだよ、

 君には素質がある。

 って言われてね」

「須賀さん?」

「そう、

 あたしがいま所属している秘密クラブのオーナーよ、

 なんでも、インターネットの会社を運営していて、

 資産は1000億はあるとか言っているわ、

 本当かどうかはわからないけど…」

「インターネット…須賀?」

茜のその言葉に俺は心当たりを探そうとすると、

「ダメよっ

 見つかりっこないわ

 だって、偽名だもんそれ」

と茜は笑い声を上げる。

「え?」

「ここでは誰も本名は言わない約束なの…

 それで、須賀さんがお金を出してくれて、

 あたしはそのお金で身体を更に女の子へと近づけていったわ、

 脱毛に豊胸に整形手術…

 一歩一歩行くしかないじゃない。

 でも、その頃からか、

 あたしの身体を求めて男の人がやってくるようになったのよ、

 ホルモンで膨らんだオッパイをしゃぶり、

 ちっちゃくなったオチンチンをいたぶり、

 そして、お尻を犯す。

 最初はイヤだったけど、

 でも、身体が変化していくうちにそれが気持ちよくなってきたの、

 そして、その気持ちよさを求めて更に身体を弄ったわ。

 オッパイを更に大きく、

 顔も直し、

 要らない玉も抜いて、

 乳首、刺青に肛門とあたしは身体を弄り変身していったの、

 そして、気づけばあたしはニューハーフ・マゾになり、

 男の人のオチンチンが無ければ生けて行けない体になっていたのよ」

「そんな…」

茜が話す身の上話に俺は驚いていたが、

しかし、俺の股間では俺の感情とは別に自分のペニスがすっかり固くなっていた。

すると、

サワッ!

そんな俺の股間に茜の手がすべり落ちてくると、

「怜治、

 ここ、固くなっているよ…

 そんなに興奮した?

 あたしの話に…」

サワサワ…

サワサワ…

股間をまさぐりながら茜は俺に尋ねた。

「べっ別に…」

茜の質問に俺は顔を赤くしながらそっぽを向くと、

「どうしようかなぁ…って思っていたけど、

 いいわ、してあげる…」

そんな俺の耳元で茜の声が響くと、

スルッ

茜は俺の前に立ち、

そして、腰を落とすと

カチャッ

ジーッ

ベルトと共に俺のズボンを引き下ろした。

「あっ!!」

その行為に俺は声をあげると、

「うわぁぁぁ…

 こんなに固くなって…」

茜は驚いた口調でそういうと、

カポッ

何かを外し、

ヌプツ…

固くなった俺のペニスをその口に含んだ。

「うっくぅぅ!!!

 なっなんだ、

 この感覚は…」

その途端、俺のペニスを包み込む感覚に俺の感情は思わず飛びそうになってしまった。

ヌプッ

ヌプッ

頬を膨らまし、

そして舌を絡めながらペニスを頬張る茜は上目遣いで悪戯っぽく俺を見るが、

しかし、肝心の俺は押し寄せる快感に腰が抜け落ちそうになっていた。

「うっあぁぁ…

 すごい…

 すごいよ…

 さっきから繰り返しチンポを挟み込むこれは…

 あぁ…

 これはなんだ」

グイグイ

っと自分のペニスを挟み込む肉の感覚に俺は打ちひしがれ、

そして、次第に爆発点へと進んでいった。

「あっあぁ…

 でっでるぅぅぅ…」

いつもよりも早くビリビリとした感覚が下半身を襲い、

そうした中でついに俺は限界を超えてしまうと、

ジュッ!!!

シャ!!

シャ!!

シャ!!
 
茜の口の中で精液を吹き上げてしまった。

「あっあっあぁぁぁ!!!」

射精による脱力感を感じながら俺はその場に座り込んでしまうと、

「ふぁぁ

 おひひい…」

股間の小さなペニスを勃起させ、

満足そうに口から精液を滴らせる茜の姿があった。

しかし、その茜の口には歯による白い輝きは無く、

赤い肉壁の色しか見ることが出来なかった。

「あっ茜っ

 お前…歯は?」

茜の口の異変に気づいた俺は思わず尋ねると、

「ひゅひゅっ

 はなんれ、ひゃいば

 みんにゃ、ふいはのお」

と茜は不明瞭な言葉で返し、

そして、入れ歯を拾い上げると口の中へと押し込んだ。

「入れ歯なのか…」

それを見た俺は驚くと、

「そうよっ

 総入れ歯なの…

 須賀さんがマゾに歯なんて要らないって言ってね、

 全部抜いちゃったの」

と訳を説明する。

「茜…お前、

 もう、そこまで…」

身も心も女性であることより、

ニューハーフ・マゾとなってしまっていることに俺は呆然としていると、

「さぁ、脱いで…ご主人様…

 ニューハーフマゾ・茜はあなたの下僕ですわ、

 この鎖をオッパイのリングに繋いでください。

 そして、お尻を突いてください。

 わたくしのオマンコはすっかり準備が出来ています」

俺に向かって茜はそういうと、

壁に手をつき、

激しく脱肛してまるで女性器のごとくビラビラを周囲に生やしている肛門を見せつけた。

「茜…それは…」

「あたしのオマンコ…

 大勢の男の人に入れられてこんなになっちゃったの

 ほらっ

 本物のオマンコと大して変わりはないでしょう?

 味もほとんど同じなのだから…

 だから、犯して…

 ニューハーフになったあたしを犯して…」

見せ付けながら茜はそういうと、

キラっ

その頬に光る筋が流れ落ちる。

「そうか…」

それを見た俺は意を決すると自分から服を脱ぎ、

そして、刺繍が入った革のコルセットで作られた括れに手を添えると、

「いくよ…」

と囁きながら、固く勃起しているペニスをその中へと挿入する。

「うっ」

「んあぁぁ」

長い間離れ離れにだった俺と茜はこのとき一つとなり、

そして、天井から伸びるフックに引きちぎれるくらいにオッパイを引っ張らせながら、

茜はニューハーフマゾとして悶え狂っていった。



「怜治っ

 お願いがあるの…」

「え?、なっなに?」

「あたしが…

 あたしが、ニューハーフマゾになっていること、

 お父さんやお母さんには言わないで」

「なんで?」

「だって、こんな姿見せられないから…」

「わっわかったよ、

 俺の心の中に留めてくよ、

 茜…おっ俺…」

「なに?」

「またしてくれるかな…」

「うふっ

 いいわ、

 してあげる…」

俺の頼みに茜はそう答え、

チュッ

俺の頬にルージュの印をつけてくれると。

「そうだ、疲れたでしょう?

 体力回復にいい薬があるの…」

と言うなり腰を挙げ、

そして、一杯の白湯と共に

開かれた紙の上で青紫にひかる薬の粉を俺に差し出した。

「え?」

「さっこれを飲んで…」

「あっあぁ」

茜に言われるまま俺はそれを飲み干すと、

「うふっ

 女同士、これからも仲良くしてゆきましょうね」

笑みを浮かべながら茜は俺の肩を叩いた。

「え?

 女同士って?」

茜のその言葉に俺は思わず顔を上げるが、

しかし、

プクッ!!

そのときには俺の胸から乳首が盛り上がり始めていたのであった。



おわり