風祭文庫・醜女変身の館






「詩織」
(後編)


作・風祭玲

Vol.452





「なんで、

 どうして、

 詩織はニューハーフなんかに…」

ニューハーフとなってしまっていた詩織の姿に俺は驚きながら、

そして、その訳を考えているうちに時間が過ぎ、

いつしか閉店の時間となっていた。

「お客様…」

「あっあぁ」

促されるように腰を上げた俺は店の近くで詩織が出てくるのを待つと、

「お待たせ…待った?」

というハスキーな声が俺の背後から響くのと同時に

ヌッ

あのバニー衣装姿の詩織が俺を見下ろすように声をかけてきた。

「おっおうっ」

早々驚きながらもあの時と変わらない身長の詩織を見上げて俺は返事をすると、

「ねぇ

 遅いし、ホテルに行こう」

詩織はそう言うなり俺の手を握りしめると引き歩き出した。

「あっ

 おぅっ」

以前とは代わって率先して歩く詩織に俺は戸惑いながらついていくと、

「なぁ、

 お前、それって店の衣装だろう?

 着替えなくても良いのか?」

コツコツとハイヒールの音を響かせて歩く詩織が着ている衣装の事を尋ねる。

「あぁ、これ?

 店のじゃなくてあたしの持ち出しよ、

 店の傍に住んでいるから、この格好に何か上に羽織って店に行っているのよ」

俺の質問に詩織はそう返事をすると、

バッ

手にしていたジャケットを広げると、軽く羽織った。

「ねっ

 これなら大丈夫でしょう?」

バニー衣装の上にジャケットを羽織った詩織はそう言うと、

「うっうん」

その姿に俺は素直に頷く、

「詩織…引っ込み思案だったのに…ずいぶんと積極的になったな…」

夜風に髪を揺らせて歩く詩織の横顔を見上げながら俺はそう思っていると、

「ねぇ

 ココにしよう」

と指さした先には淡い紫色のネオンが輝くラブホテルが建っていた。

「あっ?

 あぁ…」

いつの間にかホテル街に来た俺はまるで押し込まれるかのように

そのホテルへと入って行く。

そして、詩織が選んだ部屋に入った途端、

「はぁ…どっこいしょ」

詩織は羽織っていたジャケットを脱ぎ捨て、

椅子に座ると膨らんだ胸元よりタバコを取り出すと煙を揺らし始めた。

「詩織…

 お前、タバコを覚えたのか」

煙を揺らせる詩織に俺は尋ねると、

「うんっ

 まぁね、

 この世界に来ると覚えちゃうのよ

 ねぇ俊彦さんもどぅ?」

そう返事をすると、胸を突き出し

詩織はその谷間に挟み込んでいるタバコを俺に勧める。

「いやっ

 いいよっ

 おっ俺、タバコ止めたんだ」

詩織の誘いを断るようにして俺は手を上げると、

「へぇ…

 止めたんだ。

 すごいね
 
 あんなヘビースモーカーだったのに」

詩織は感心しながら

スゥ

っとタバコを吸う。



「なぁ…」

落ち着いた頃合を見計らって俺は詩織に声をかけると、

「なに?」

タバコの火を消した詩織は俺に顔を向け返事をする。

そして、

「あのな、

 お前、なんで…」

と俺が言いかけたところで、

「あぁ、

 このこと?

 どぅ?

 すごいボリュームでしょう」

詩織はまるで自慢するかのように

バニーの衣装を下から押し上げるバストを指差した。

「そっ

 そのこともあるけど、

 一体、何があったんだよ?

 1年も行方をくらませて、

 俺、探したんたぞ、

 言ったじゃないか、

 詩織を元の身体に戻してみせるって」

とコレまでの思いをぶつけるようにして俺はそう言うと、

「うん、

 俊彦さんに何も言わずに出て行ったのは悪かったと思っている。

 でも、

 あたし、どうしても女の子に戻りたかったのよ」

「戻りたかった?」

「あの時、あたし…

 あの薬をくれた男の人のことを探し出して、

 元の…女の子に戻る方法を見つけるつもりだったの、

 それで、あのニューハーフクラブに行って、

 そこのママさんから男の人のことを話そうとしたとき、

 ふと、

 男の人でもこんなに女らしくなれるんだ…

 と思っちゃったの」
 
「それで…」
 
「うっうん

 そしたらなんだか、男の人のことなんてどうでもよくなっちゃって

 それで、あたし…女の子になりたいのってお願いしたの」

「なに?」

「おっ怒らないで、

 あたし、俊彦さんのお嫁さんになりたかったのよ、

 でも、あの男の身体ではそれは無理って言うものでしょう」

「そっそれは…」

「あんな筋肉モリモリの体でお願いしたら、

 ママ、驚いちゃってね…

 最初は”こんなところに来るんじゃなくて別のところに行け”って門前払いだったけど、

 でも、何度も何度もママにお願いしたら、

 知り合いのクラブを教えてくれて、

 そこでボーイとして雇ってくれたの。

 なんか屈辱だったわ、

 女の子だったあたしがボーイだなんてさ、

 でもね、行ってみたら

 筋肉ムキムキのあたしにバニーの衣装を着ろって

 って言われてね。

 向こうはあたしへの嫌がらせのつもりみたいだったけど、

 でも、あたしはバニーの衣装をさせてもらえてちょっと嬉しかった…

 バニーの衣装を着たときだけ女の子に戻れた様な気がしてね。

 それで、そこで働くようになって、

 しばらくしてからかなぁ…

 そんなに女になりたいのなら薬使ってみる?

 って話しかけられて、それでホルモン注射をはじめて…

 嬉しかった…

 これで女の子に戻れるんだって、そう思ったから…

 だから、どんなに辛くても頑張ったのよ。

 あんな毛むくじゃらの身体から別れたくて脱毛もしたし、

 無論、顔も弄ったわ

 ねぇ少しは女らしくなったでしょう?

 でも、なかなかこの体は女の体になってくれなかった。

 いくらホルモンを注射してもオチンチンは小さくなってくれないし、

 オッパイも思うように膨らんでくれなかったし、

 もっともオッパイは無理矢理膨らませたけどね、

 あたしを男にした薬の力が強いせいだったのかな…」
 
「そっそうか…」

経緯を聞き、改めて詩織の体を見ると、

確かに詩織の肉体は幾度のも改造を受けているようだったが

でも、バニー衣装に包まれている詩織の身体は

ホルモンを注射していると言う割には相変わらずがっしりとした体型で、

力強く筋肉が隆起している様も以前とさほど変わらないようだった。

そんな詩織の姿を見ていると、

「…それからしばらくして、

 ママがお店を閉じることになって、

 あたし…いま働いているお店に来たのよ、

 無論、そのときに俊彦さんの元に帰ろうとも思ったわ。

 でも、あたし、まだ女の子に戻っていないし、

 それに、コレまでに掛かったお金の返済もあるし…」

「え?」

そのときになって始めて俺は詩織が借金をしていることを知ると、

「お前…借金をしているのか?」

と尋ねた。

すると

「うっうん、

 整形をするにはお金がかかるのよ、

 あたしのお給料では脱毛や豊胸、

 そしてホルモン注射をいっぺんには出来ないでしょう、

 あっ

 といっても悪徳業者じゃなんかじゃないわ、

 ママの知り合いの社長さんで
 
 ニューハーフの娘をいっぱい囲っているの…
 
 その社長さんがあたしのことをママから聞いて、
 
 じゃぁお金を貸してやる。っていわれてね」

「ちょっと待て、

 それって
 
 じゃぁお前…その社長と…しているのか?」

「そのことは聞かないで…

 お願い…」

「なんで、

 どうして、俺に相談してくれないんだ」

「だって、俊彦さんに相談したら迷惑が掛かるでしょう」

「何を言うんだよ

 俺は…

 お前のためなら」

詩織の意外な告白に俺は狼狽えながら頭を抱えそう叫んだ。

すると、

「んしょっ」

突然、詩織は立ち上がると、

「ちょっと、汗かいちゃった

 シャワーを浴びてくるから
 
 ねぇ俊彦さん、
 
 このジッパーを下ろして」

と俺に背を向けると、

部屋の明かりを受けて怪しく輝くバニー衣装を見せつけた。

「うっうん」

俺はそれ以上追求することが出来なく、

詩織の背中に手を添えると、

ジー…

詩織の体を締め付けているバニー衣装のジッパーを下ろした。

すると、

ムリンッ!!

まるで飛び出すように詩織の皮膚が姿を見せ、

「うふっ」

バニー衣装を脱いだ詩織は小悪魔のような笑みを残して

シャワー室へと向かっていった。



シャァァァァァァ…

シャワールームから響くその音を聞きながら俺は

「なんでだよ、

 どうして、

 そんな社長とか言うヤツのパトロンを…

 そんな目に合っているのなら
 
 なんで俺に相談してくれなかったのかよ」

俺は詩織の相談に乗れなかったことと、

詩織から相談相手として認めてもらえなかったことに

腹立たしさと哀しみを感じていた。
 
そして、しばらくして、

ガチャッ

シャワールームのドアが開くと、

バスタオルを身体に巻いた詩織が出てくると、

「ねぇ…

 俊彦さんも入ったら?

 あたし、汗臭いの苦手なの知っているでしょう?」

と湯気を立ち上らせながら俺に話しかけてくる。

「ん?」

その声に俺は振り向くと、

「ねっ!」

1年前、男の身体になってしまう前の詩織を思わせるかのように

詩織は微笑んだ。

「詩織…」

その姿を見た俺は徐に立ち上がると、

惹かれるように詩織の傍へとより、

身体に巻いてあるバスタオルをそっと外した。

すると、

プルン!!

女の子だった頃よりも遙かにボリュームも存在感も大きく増した乳房が

震えながら俺の目の前に姿を見せた。

「うっ」

Cカップ…いやっ、Dカップはあると思われる乳房の威圧感に俺は驚くと、

「ねぇ、

 あたしのオッパイ

 どう?

 大きいでしょう」

と詩織は俺に囁く、

確かに詩織の胸を大きく見せているのは

無論、乳房の大きさもあるが

だが、胸には相変わらず発達した胸筋が張り出し、

その下に続くお腹には深く溝を掘る腹筋も健在だった。

そう、詩織の乳房は張り出した胸筋の上に乗せられた伏せたお椀のような存在であり、

乳房と呼ぶには抵抗のあるものだった。

そして、さらにその下の股間にはあの忌まわしい男の象徴が下がっていた。

「詩織…」

「なぁに?」

「うっうん…」

「ねぇ…」

「うん?」

「キスして…」

女の皮を被った男のような詩織の肉体を俺は眺めていると、

詩織の方からそう言ってくると俺に唇を寄せてきた。

「詩織…」

「俊彦さん…」

1年ぶりだった…

ニューハーフとなって覚えたのか、舌を絡ませ長く濃厚なキスを俺にすると、

そのまま崩れるようにしてベッドの上に倒れ込んだ。

「んあぁぁぁ」

体を上気させベッドの上に横たわる詩織のその姿は

いかにもとってつけたような乳房がプルンとその存在をアピールし、

また、きれいに脱毛処理された肌には太い体毛が一本も生えていなかった。

「ねぇ

 どう?
 
 少しは女らしくなった?」

そう囁きながら詩織は体をくねらせ、女性らしさを俺に見せ付けるが、

しかし、その様はどう見ても美しいといえるものではなかった。

「そっそうだな…」

そんな詩織の姿に俺派答えに窮しながらそう返事をすると、

「お願い

 あたしを抱いて…」

ベッド上に仰向けになり詩織はそう言いながら俺を招く、

「うっ」

詩織の誘いに俺は一瞬、躊躇するが、

しかし、

「お願い…」

甘えるような視線で再度詩織がそう呟くと、

ビクン!!

俺の股間の逸物はいつの間にか硬くなっていた。

ゴクリ…

それを感じた途端、

俺の心臓は次第に高鳴り、

「いっいいのか、

 俺まだシャワーを浴びてないんだぜ」

と服を脱ぎながら尋ねると

「いいの…

 俊彦さんの臭いを嗅ぎたいの

 ねぇ俊彦さん、
 
 あたしを…
 
 あたしを女にして…」

手を伸ばし詩織は俺に向かってそう言うと、

ムクッ!!

股間からは肉棒が鎌首を上げ伸び始めていた。

「………」

肉棒を横目に見ながら俺は詩織のその言葉に返事をせずに身体を寄せると、

その胸でツンと盛り上がっている人工乳房に吸い付く。

その途端、

「あっあぁ…

 いっいぃ」

俺を感じたのか詩織は身を捩り、

ハスキーボイスを上げながら盛んに身体を揺らし始めた。

それはまるで少女のようで、

体中に筋肉を膨らませているその姿とは似合わないものだった。

そして俺はコレまでの思いをぶつけるように

「詩織

 詩織!

 詩織!!」

とうわ言の様に繰り返しながら詩織を攻める。

そして、

つい、詩織が女であるかのように攻めながらその股間に手を入れたとき、

ビクン!!

俺の手に詩織の肉棒が当たった。

「あっ」

その瞬間、俺は詩織が女で無い生き物になっていることに気づくと、

「いやっ

 止めないで…」

喘ぎながら詩織は懇願してきた。

「うっうん…」

詩織の上気した目に返事をするように俺はその太くて長い肉棒を掴むと、

シュッシュッ!!

っと扱き始める。

その途端、

「あっあぁぁん、

 いっ

 いぃ…気持ち良い

 扱いて、

 もっとあたしのクリを扱いてぇ」

喘ぎ声を上げながら詩織はそう言うと、

グイッ

っと腰を突き上げた。

「くそっ!!」

もぅ破れかぶれだった。

俺は詩織の股間から突き出す男のチンポを思いっきり扱きながら、

その下の袋を鷲づかみにした。

ところが、

「え?」

俺が掴んだ詩織の袋には何も入ってなく、

ただ皮の弛みだけが手に伝わってくる。

「詩織…

 お前、玉を抜いてるのか」

何も入っていない袋を扱きながら思わず尋ねると、

「うっ

 うん、

 抜いたわ、

 社長さんが女になりたければ玉を抜けって言ったから、

 これも女の子に戻るため…なの」

体中に汗を浮かび上がらせながら詩織はそう返事をする。

そして、

「見て…」

詩織はそう言いながらうつぶせになると、

尻を俺の方に向け、それを大きく開いた。

するとそこには穴の周囲がめくれ上がり

まるで女性器のような姿に変貌した肛門と

その肛門から突き出している直径5cmほどの円形の物体が俺の目に飛び込んできた。

「これは…」

思っても見なかった詩織の肛門の姿に俺が驚くと、

「ねぇ、

 社長さんに入れられたの…
 
 最初は小さなモノしか入らなかったけど

 でも、がんばってここまで大きくしたの、

 ねぇコレを引いて…
 
 本当は社長さんの許可がないといけないんだけど、
 
 でも、俊彦さんならいいわ」

と言いながら詩織は円形の物体の先を指差した。

「なんだこれは?」

物体の意味が判らずに俺は思わず尋ねると、

「ふふっ

 引いてみれば判るわ
 
 お尻の穴をオマンコにするためのモノよ」

意味深な笑みを浮かべ詩織はそう言う、

「うっうん」

詩織に言われるまま俺は肛門から突き出ているそれを引き抜き始めると、

「あっ

 うっうぅん

 くぅぅ」

その途端、詩織の口から呻き声が漏れ始め、

それに合わせるように、

ズブズブズブ…

詩織の肛門から男性器を模したもの…そうバイブレータが姿を表してきた。

「こっこんなものを入れていたのか」

詩織の股間の逸物よりも大きなバイブレータに俺は驚いていると、

「ふふ…

 普段から入れておかないとね、

 男の人のチンポを入れるとき痛いのよ」

髪を振り乱しながら詩織は俺にそう告げる。

「チンポを入れるって

 お前…やっぱり、その社長と…」

「なぁに?

 ふふ…

 そんなに驚かないでよ、
 
 大丈夫、社長さんその辺は厳しいから、変な病気にはかかっていないわよ、

 でも、ニューハーフとして生きていくにはこうしないと生きていけないの、

 社長さんを喜ばせ、
 
 社長さんが紹介してきた男の人も喜ばせて
 
 あたし…この1年を過ごしていたの

 ねぇ、俊彦さん

 入れて、

 あなたのそのチンポをあたしの…

 あたしのこのケツマンコにお願いっ!!」

詩織は叫ぶように俺に言うと、

グィッ!!

っと俺にまん丸に口を開き、赤い内部晒す肛門を見せ付ける。

「詩織…

 お前…」

「仕方が無いのよ、

 本物のオマンコを無くしたあたしには

 このお尻の穴が男の人を感じることが出来る穴なのよ」

「………」

顔を伏せ泣き声のような声を上げる詩織に俺は返す言葉がなかった。

しかし、それとは裏腹に

俺の股間にはいきり立つくらいに硬くなっていた肉棒が聳え立っていた。

あの詩織が…

学生時代にはミスコンで優勝をした詩織が、

薬のせいとはいえ、筋肉隆々の男となり、

そして、いまはその男の肉体に女の皮を被ったオカマとなって

俺にポッカリと口を開いた肛門を向けている。

なんだ、この動物は…

女なのか…

男なのか…

そもそも人間なのか…

俺は男とも、女とも判断のつかない姿に変貌してしまった詩織のその肉体に興奮をしていた。

そして一言、

「俺って最低だな…」

俺はそう呟くと、

「いま何言ったの?」

俺の声が聞こえたのか聞き返してきた詩織に、

「いやなんでもないよ、

 じゃぁ、行くぜ」

と告げると、

ヌプッ!!

俺は自分の股間で硬く引き締まる肉の槍を詩織の肛門へと突き刺した。

「ああっ!!

 いっ

 入ってくる

 あぁ俊彦さんがあたしのなかに…

 いっいぃ!!

 感じる

 感じちゃよぉ!!」

その途端、

かつて俺とセックスをしたとき以上に

俺を全身で感じながら詩織はハスキーは声を上げると、

ウッウッウッ!!

呻き声を上げ腰を振り始めた。

その一方で俺は

「うっくぅぅぅ!!

 すごい…

 すごい締め付けだ…」

俺のペニスに絡みつくようにうねる詩織の締め付けに

本物の女性器かそれ以上の快感を感じ喘いでいた。

「うっ

 はぁはぁ

 どう?

 あたしのオマンコの味は

 ふふ…

 みんなに鍛えられたのよ

 それも、みんな俊彦さん…あなたのため…

 ねぇ

 気持ち良い?

 気持ち良いならはっきり言って」

さっきまでのハスキーな声とは裏腹に、

男を思わせる太い声を上げながら詩織は腰を振り俺の肉棒を攻める。

「うっ

 くっ

 あっあぁ…

 最高だよ

 詩織…」

いつの間にか俺は詩織の肛門の虜になってしまっていた。

「ふふ、そうでしょう

 あたしのお尻って

 その辺の生女のオマンコとは比べ物にならないのよ、

 さぁ、お前のチンポ、搾り取ってあげるわ」

まるで、悪魔のような声を上げ詩織は力を入れると、

ギュゥゥゥ!!!

引き締まってきた校門の力に俺のペニスは悲鳴をあげ、

ドクン!!

その根元には俺の熱いマグマが集まってきていた。

「あっ

 あぁ…

 やめ

 やめっ

 でるぅ」

みるみる溜まっていくマグマに俺の口からその言葉が漏れると、

「さぁ出しなさい、

 だしなっ

 みんな飲み込んであげるから」

詩織は勝ち誇ったかのような声を上げさらに締め付け腰を振った。

「あぅ

 うっく

 ふぐぅぅぅぅぅ!!」

まさに天国と地獄を思わせる攻めだった。

肛門に目がついているのでは?

と思わせるくらい詩織は俺を攻めたてる、

一体、詩織の肛門はコレまでに幾人の男のペニスを飲み込んだのだろう…

そして、俺は何番目のペニスなのであろうか、

50人目…いや100人目?

そんなことを思い浮かべながら俺は限界に達すると

「あぁ、出るぅぅぅぅぅ!!!」

そう叫びながら腰を震わせながら

シュッシュッシュッ!!

詩織の中奥深く射精をしてしまった。

「くはぁはぁはぁ」

まさに搾り取られるそんな感じだった。

その一方で、直腸の奥深く射精した俺の精液を身体全身で感じるかのように

「あぁ…

 いぃ…

 暖かい

 暖かいよぉ

 あ・な・た…」

詩織は筋肉で盛り上がっている身体を捩りながら、

シュシュッ

っと激しくその股間で勃起している逸物を扱き始める、

そして、

「あっ

 うっ

 出る

 出ちゃう、

 あぁぁぁ!!」

そんな声を上げながら思いっきりのけぞると、

ピュッ

ピュピュ!!

詩織は透明な液体をペニスの先より吹き上げ果てていった。

「詩織…」

筋肉が盛り上がったままの胸にお椀を伏せたような女の乳房を乗せ、

股間には玉のない袋と硬く引き締まった肉棒、

そして、女性器と変わらないくらいに変化した肛門…

そんな詩織の姿を俺はジッと見下ろしていると、

ふと、そこまでして女になろうとした詩織が愛しく感じてきた。

そして、

「詩織…

 お前は男なんかじゃないよ、
 
 前と変わらない女の子だよ…」

とつぶやくと、

彼女の隣に腰を下ろし、

「詩織…

 君がよければ結婚しよう…」

と囁いた。

「え?

 今なんて言ったの?」
 
俺の言葉に詩織は驚き聞き返してくると、

「あぁ…

 やっぱり、俺はお前しか愛せない」

俺はそう返事をして詩織の口にキスをした。



俺と詩織の結婚式が開かれたのはそれから数ヵ月後のことだった。

気になっていた社長との関係だが、

社長による詩織の改造は趣味の一環だったそうで、

最初から詩織の恋愛には立ち入らなかったそうだった。

まぁこれはある意味幸いだったのかもしれない。

無論俺としてはスッキリさせたかったので、

詩織の借金はきちんと清算して結婚に望んだ。

また詩織は戸籍上は女性のままだったので、

法律的にはこの結婚は成立するらしく、

その辺の問題も無かったのも幸いだった。



でも俺にはそんなことはどうでもよかった。

ウェディングドレスに身を包んだ背の高く骨太の花嫁と、

それに寄り添う新郎…

傍目で見るとチグハグサを感じるカップルであったが、

しかし、俺はそれで幸せだった。

そして、結婚後も詩織はニューハーフクラブでバニーガールとして、

膨らんだ胸を見せびらかせるように飛び回っている。

どうも、最近、女らしくなってきたと評判になっているそうだ。

そして俺はというと、

「いくよ、詩織」

「うん来て…」

毎晩の様に仕事から帰ってきた詩織の尻に硬く締まったペニスを突き立てていた。



「ねぇ、あなた」

「なに?」

「幸せ?」

「あぁ…そうだよ、詩織は?」

「うん、幸せよ」



おわり