風祭文庫・モノノケ変身の館






「蓮華」


作・風祭玲

Vol.203





時は二人の帝が都と吉野で争っていたいた時代…

シャリーン…

錫杖を突きながら

2人の白衣に黒衣をまとった若い女性が険しい山道を歩いていく、

「ふぅ…この辺だと聞いてたけど…」

女性の一人が懐から一枚の紙を取り出すとそれをシゲシゲと眺めはじめた。

「…その様ですね、蓮華さま…」

もぅ一人の女性がのぞき込みながらそう言うと、

「ここから先は危ない…

 花蓮、おまえはここで引き返しなさい」

蓮華は花蓮にそう告げると山道を進み始めた。

「あっ待ってください、蓮華さま

 わたしはあなた様の弟子でございます。
 
 どの様なときでも決して離れるわけにはいきません」
 
彼女はそう叫ぶとすぐに蓮華の後を追い始めた。

「後悔しても知りませんよ」

蓮華は花蓮にそう言って微笑むと、

「はいっ、寺を出たときからその覚悟はできています」

と花蓮は力強く返事をした。

「…寺か…」

蓮華はそうつぶやくと空を眺めた。



今を去ること数年前…

そのとき蓮華は都にあったとある尼寺で修行の日々を送っていた。

そんなある日、寺に妖怪に取り付かれた一匹の野犬が迷い込んできた。

その異様な姿に寺の尼僧達は恐れおののき、

逃げ出す者や果敢にも追い払おうとする者とで、

たちまち寺の中は大混乱に陥ってしまった。

そのとき、野犬に襲われた尼僧・花蓮を助けようとして、

蓮華は寺に入るときに封印された力を思わず使ってしまった。

結果、妖怪は滅することが出来たものの、

しかし野犬の体は無惨にも四散してしまっていた。


殺生をしてはならぬと言う戒律を破ってしまった蓮華は、

その日のウチに尼寺を放逐され流浪の旅に出たのであった。

また蓮華を姉のように慕っていた花蓮も、

彼女の後を追って寺を後にしたのであった。

長い旅のためか二人の衣はすり切れ、

また剃り上げていた髪はすっかり伸びていた。



「私にこのような力がなければ…」

ポツリと自分の手を見ながら蓮華がつぶやくと、

「いいえ…蓮華様の力は御仏が与えてくれたものです。

 だからこそ、
 
 いまこうやって困っている人々に手をお貸しになっているのでしょう」
 
と真剣な表情で花蓮は蓮華に告げた。

「…そうですね」

やや自信を取り戻した目で蓮華が返事をすると、

「そうですとも」

花蓮はそう言うとポンと蓮華の背中をたたいた。



いま二人が向かっている山には大鬼が住み着き、

そしてその鬼は夜な夜な人里に降りてくると、

家を壊したり、家畜を食い殺したりと。

傍若無人の限りを尽くす、まさに災いと言ってよい存在だった。

たまたま、麓の里を訪れていた蓮華は

村人からその鬼の話を聞いた途端、

自らその鬼退治をかって出たのであった。

「はぁ…まだ先ですか?」

花蓮の息が上がり始めた。

「だから、里に戻ってなさいって言ったでしょう?」

あきれながら蓮華が言うと、

「いえっ、花蓮は絶対に蓮華様からは離れません」

と頑と言うことは聞かなかった。

それからしばらく山を登ると、

周囲の景色が突如荒涼とした風景に様変わりした。

「…妖気!!」

蓮華はあたりに漂う妖気を察すると、

シャリン!!

錫杖を構えた。

カラン!!

鬼退治に向かった者の髑髏だろうか、

ガレ場の上の方から転がってきた。

「…近い…」

蓮華は用心深く辺りを伺いながら先に進む、

「蓮華様ぁ…」

おびえた声で花蓮が話しかけると、

「花蓮…お前はあの岩に陰に隠れてなさい」

蓮華はそう言うと少し引き返したところにある巨岩を指さした。

「はい」

あれだけ言うことを聞かなかった花蓮がそそくさと巨岩の陰に隠れた。

「良しっ、これで一安心…さぁ…」

懸念がなくなった蓮華は一気に踏み込んだ。

そのとき、

ズズズズズズ…

『誰だぁ…』

地鳴りのような声が響くと、

ゴゴゴゴゴゴ…

地面の下から身の丈は10mはあるであろう巨大な大鬼が姿を現した。

『ぐぉぉ…なんだ貴様は…』

大鬼は蓮華を見下ろしながら言うと、

「…貴様が麓の村々を遅う鬼か!!」

と叫び声を上げると

シャリン!!

「故あってお前を退治するっ」

蓮華は右手の錫杖で一回地面を叩くと鬼に向かってそう声を上げた。

『…ほう…このおなごがわしを退治するだとぉ?』

大鬼は蓮華を馬鹿にしながら見ると、

ブンっ

蓮華を押しつぶすように右手を振り下ろした。

ふっ…

蓮華はかすかに笑みを浮かべた途端、

バチーーン!!

地響きをあげて蓮華のいた所を巨大な手が押しつぶした。

しかし…

「…おいっ、どこを見ている」

いつの間にか蓮華は高く空中に飛び上がると

そのまま鬼の懐深くに飛び込み、

「成敗!!」

と叫びつつ

ブンッ!!

鋭く錫杖を振り下ろした。

ズバッ!!

錫杖が大鬼の股間を横切るとそのまま大鬼の摩羅(ペニス)をえぐり取った。

ボドッ!!

大鬼の摩羅(ペニス)は着地した蓮華の脇に落ちる。

『ぐわぁぁぁぁぁ!!』

たちまち大鬼は悲鳴を上げると、

体液を吹き上げる股間を押さえながらのたうち回り始めた。

「これまでの行いの罰だ」

蓮華はそう言い放つと

ドスッ!!

目の前に落ちている鬼の摩羅(ペニス)に持っている錫杖を突き刺した。

ジュワァァァァ

たちまち摩羅(ペニス)は煙を噴き上げると雲散霧消していく。

シャリン!!

「さぁ、もぅお前は力を使えまい!!

 おとなしく成敗されるがよい」
 
蓮華は鬼に向かってそう叫び、錫杖を持ち替えると

懐の護符を確認するようにして再び鬼に向かって飛びかかっていた。

『ぐぅぅぅぅ…

 調子に乗りおってぇ』
 
苦しみに耐えながら大鬼は蓮華をにらみ付けると、

飛びかかってきた蓮華に向かって

ブオッ

っと息を吹きかけた。

「なんのっ」

蓮華が錫杖で息をなぎ払ったとき、

ブンッ!!

すかさず振り上げた大鬼の左手が蓮華を直撃した。

「しまった!!」

バチン!!

不意をつかれた華奢な蓮華の体は文字通りはじき飛ばされる、

と同時に、

ガッ!!

蓮華の手から放れた錫杖が離れたところに落ちてしまった。

「蓮華様!!」

岩の影で見ていた花蓮が声を上げた。

ドサッ!!

蓮華がそのまま落ちると大鬼は、

『貴様…よくも俺様の大切なモノを…』

と声を響かさせながら蓮華に近づくと、

ムンズ

とつかみ上げた。

「ぎゃぁぁぁぁ!!」

いきなりつかみ上げられたので蓮華は悲鳴を上げる。

『さぁて、どうやって料理してやろうか…

 このまま握りつぶしてやるか…
 
 それとも食ろうてやるか…』

大鬼はあれこれ思案した後、

ふと何かを思いつくと、

『そうだ…

 お前には切り落としてくれた摩羅(ペニス)の代わりになってもらおうか』
 
大鬼はそう告げた。


「なにっ?」

それを聞いた蓮華は必死になって懐の護符に手を伸ばしたが、

しかし、あと一歩で届くときに、

ビリビリビリ!!

無惨にも蓮華の衣が大鬼の手で引き裂かれると、

護符は引き裂かれた衣と共に落ちていった。

美しく膨らんだ胸と形のよいヒップが白日の下にさらされる。

しかし、

「あ…あぁぁ…」

蓮華は声を上げながら衣の行方を目で追っていた。

『ふん…何か大切なモノがあったようだが

 お前はこうだ!!』
 
「いやぁぁぁ!!」

大鬼は蓮華の体を持ち替えるとそのまま己の股間へと近づけていった。

そして、

ビチャッ!!

切り取られた傷口と蓮華の尻が密着すると、

ビキビキビキ…

たちまち蓮華と大鬼の体は溶けるようにして一体化していく、

「ぎゃぁぁぁぁ!!」

蓮華は自分の体の中に鬼が入り込んでくる違和感に悲鳴を上げた。

『フフフフ…』

笑いながら大鬼が手をどかすと、

ピタッ

蓮華は大鬼の股間からニョッキリと立つ摩羅(ペニス)のような姿になっていた。

「くっくそう!!」

蓮華は必死になって大鬼から自分の体を引き離そうと腕を突っ張る。

『さぁて…』

ベロリ…

大鬼は舌をなめずり回すと、

グッ

蓮華の体を握りしめた。

シュッ…シュッ

とその手を上下にしごき始める。

「やっ止めろ!!」

蓮華は抵抗して暴れたが、

大鬼はそれには構わずしごき続けた。

すると

ビクン…

電流のようなモノが蓮華の体の中を突き抜けていく、

「ぐわぁぁぁ…」

蓮華が悲鳴を上げると、

『あぁ…いいぜ…お前は…』

蓮華の体をこすりながら大鬼は快楽に浸る。

「…めろ…やめろ…」

必死になって抵抗する蓮華であったが

しかし、ばたついている彼女の両足が見る見る膨れ上がると

一つにまとまり、

程なくして皺をいっぱい刻んだ陰嚢となってしまった。

そして、

ニュルン…

その陰嚢の中に蓮華の身体から2つの器官・睾丸が下りてきた。

と同時に

ふぐっ!!

ゴボゴボ…

蓮華は猛烈な吐き気と共に何かがこみ上げてくるのを感じ取った。

ググググ…

彼女はそれを飲み込んで押し戻そうとする。

『くくく…出るぜ…』

大鬼が苦笑する声が響く、

シュッ!シュッ!!

シュッ!シュッ!!

彼女の身体をしごく大鬼の手の速度が上がり始めた。

「くぅぅぅぅぅ…」

蓮華は何かを感じてきているのか頬を赤く染めながら賢明に堪えた。

しかし、

ゴボゴボゴボ…

遡ってくるそれはついに彼女の口に達すると、

グブグブグブ…

蓮華の口から白濁した液体が流れ始めた。

『さぁ…出したいんだろう…

 無理をするな』
 
大鬼が囁きかける。

――ダメっ、これを出しては絶対にダメ!!

蓮華は必死になって堪えるが

しかし、

『ふんっ』

大鬼が気張った途端。

グボォォォォォォッ!!

蓮華は自分の口から胃や腸にあった内容物と共に

白濁した大量の精液を吹き上げた。

「…グボォォォォォ(いやぁぁぁぁ)!!」

精液を吹き上げながら彼女は悲鳴を上げたが、

液体は果てることなく彼女の体内奥深くから吹き上げてくる。

『ふははははは…

 これでお前は俺の新しい摩羅(ペニス)だぁ!!』
 
と大鬼は蓮華に向かって叫んだ。

「(グボッ)そんなぁ…」

精液を吐き続けながら蓮華は大鬼を見据えると、



ズシーン!!

『なにしてんのさ…』

そのとき、

そう言う声が響くと女の身体をした別の大鬼が姿を現した。

「…他にも居たのか…」

蓮華は女の大鬼を見た。

『おうっ、これを見てくれや』

蓮華を股間につけた大鬼がその女の鬼に向かって言うと、

『なにこれ?』

『あぁ、コイツに俺様の摩羅(ペニス)を切り取られちまったもんな

 代わりにコイツを俺様の摩羅(ペニス)にしてやったところだ』
 
と大鬼は自慢げに話す。

『あはは…ドジだね』

女の鬼は軽く笑うと大鬼の前に跪くと、

『ふぅぅぅん…』

とじっくりと蓮華を見つめた。

「ひぃぃぃ…」

目の前に巨大な鬼の顔が近づき蓮華は悲鳴を上げる。

『なるほど…』

女の鬼はそう一言呟くと、

ガシッ!!

蓮華の身体をつかむなり、

ヌチャッ!!

彼女を頭から口に含んだ。

『おぉ…いいぜ…』

感じるのか大鬼は腰を突き出す。

「ぐわぁぁ…」

一方、口の中の蓮華は、

彼女の身体にまとわり締め上げる舌と必死になって格闘していた。

プハッ

『キャハハハ…暴れてやんの』

女の鬼は蓮華を吐き出すなりそう言うと、

『ねぇ…それ…ここに入れて見ようよ』

と言って、

グィッ!!

自分の股間を大きく開いた。

「まさか…」

それを見た蓮華は思わず大鬼の顔を見上げる。

『ぐふふ…面白そうだな…』

大鬼はにやけると、

ギュッ

っと蓮華の身体を握りしめて女の鬼と絡み合うなり

その股間へと近づけていった。

見る見る巨大な女唇が蓮華の目の前に迫ってきた。

グィ…

「ひっ…いっいやぁぁぁ!!…グブッ」

ジュブッ!!

悲鳴を上げるまもなく蓮華は頭から膣の中へと挿入された。

ジュルジュルジュル…

蓮華の身体は酸性臭の漂う愛液にまみれながら膣の奥へ奥へを突き進む。

膣壁のヒダヒダが両肩にきつく当たる。

そして最深部まで来たところで蓮華の身体は止まった。

と同時に

ミシミシミシ…

膣壁が容赦なく蓮華を締め上げ始めた。

「グワァァァァ!!」

思わず蓮華は悲鳴を上げるが、

しかし、

『おぉ…締まる…いい感じだ』

蓮華と一体になっている大鬼にとっては

この締め上げは心地よい物でしかなかった。

『…いっいい…あんたの…中でうねっている』

と女の鬼も悶えていた。

『うへへへ…いくぜ…』

大鬼がそう呟くと腰を引き戻した。

ジュルジュルジュル…

「いやぁぁぁぁ!!」

締め上げられながら蓮華は膣の中を来た道を引き返していく。

グィッ

大鬼が引いた腰を再び突き出すと

ジュルジュルジュル…

蓮華も再び押し込まれる。

ジュォォォォ…

ジュルルルル…

それを何度も繰り返すウチに、

蓮華の髪の毛は愛液に溶けて消え、

さらに両腕は身体に癒着し始めていた。

『おぉ…イクぜ…あぁぁ!!』

何度かの抽送の後、

大鬼がそう叫ぶと、

『いっイクぅぅぅぅ』

ミシミシミシ…

蓮華を締め上げていた膣がさらに一層きつく締め上げた。

それに合わせるように

ゴボゴボゴボ…

熱い大量の精液が蓮華の体の中をこみ上げてくると、

「ウググググ…ブホッ!!」

彼女は膣の奥深くでそれを思いっきり吹き出した。


ハァハァハァ

ジュルッ…

ようやく外に引きだされた蓮華は

人の姿をしていた挿入前とは大きく姿を変えていた。

全身は愛液でくまなく焼かれ、

長かった髪と消え、

両腕は身体と一体化し

また口は縦に割れ始めていた。

「うぅぅぅぅ…」

クネクネ…

蓮華は涙を流しなら今の自分が唯一出来る運動をしながらうめき声をあげると、

『あら…まだ…元気があるみたいよ』

女の鬼はそんな蓮華の姿を見るなり

ツン

っと尖った指の爪先で彼女の体をつついた。

すると、

ジワァァァ…

コレまでとは違った熱いモノが蓮華の身体に流れ込んでくると、

ムクムクムク…

蓮華の身体は膨張を始めた。

「うっうっうっ」

蓮華は目を見張りながら、

自分の身体を支えるようにして両側で成長していくモノを感じ取っていた。

『…あら…うふふ』

女の鬼はいきり立つ蓮華を見みると、

笑みを浮かべながら再び股間を開いた。

『へへへ…』

大鬼の笑い声と共に蓮華は女の中に挿入された。

シュォォォォォ

ジュルルルルル

ジュォォォォォ

ジュルルルル…

再び蓮華の身体は締め付ける膣の中を往復する。

そして、それに合わせるようにして蓮華の身体はその姿をさらに変えて行く。

小降りながらも存在感のあった乳房は消え、

愛液で焼けた皮膚は厚くなり、

首周りは太くなっていく、

そして顎の周囲に肉のエラが張り出し始めると、

見事なカリ首となって膣壁を刺激し始めた。

『あぁん…』

蓮華の変身が進むにつれ女の鬼のあえぎ声が大きくなっていく。

やがて、蓮華の身体から骨格が消えると、

代わりに熱く堅い充血した筋が彼女の身体を支え始めた。


ジュボジュボジュボ!!

彼女の身体の変化は容赦なく進み、

顔から凹凸が消えると、

顎の骨が消えた口は大きく上下に開いた形へと変化していった。

グブグブグブ…

一本の管になってしまった蓮華の内臓の中を

睾丸より作られた精液が何の抵抗もなく遡上していく、

『行くぜ!!』

大鬼の叫び声と同時に、

「うっ」

ブシュ!!

蓮華の口より白濁した精液が膣内へと放出された。

ジュル…

女の鬼の体内から引き出された蓮華は

すっかり大鬼の摩羅(ペニス)と化していた。

『あらら…こんなになっちゃって…』

女の鬼はそんな蓮華の姿を見ながら、

プルン、プルン

と弄びはじめた。

「………」

薄れゆく意識に中で蓮華は

残った力を振り絞るようにして呪文を詠唱し始めた。

『ん?まだそんな事が出来る力が残っていたか』

大鬼がそう言いながら蓮華を握りしめたとき蓮華の詠唱が終わった。

パァァァァァ!!

突如彼女が着ていた衣の中に閉まって置いていた護符が光り始める。

『なんだ?』

『なに?』

鬼達がそれに気づいた途端。

ゴワッ!!

護符は黒い穴と化すと猛烈な勢いで鬼を吸い込み始めた。

『ぐぁぁぁ…』

『すっ吸い込まれる…』

たちまち鬼の巨大な身体は穴の中に沈むように消えてしまった。

そして、鬼の姿が消えると穴は独りでに閉まると、

ピラッ…

一枚の護符がその場に静かに舞い降りた。



「…れっ…蓮華さまぁー」

鬼達が消え周囲に静寂が訪れると、

岩陰に隠れていた花蓮が蓮華の名を叫びながら鬼達が居た辺りを探し始めた。

そして程なくして、

「あっ」

彼女が思わず声を上げ地面の上に、

陰嚢と共に丸太のような一本の太くて長い鬼の摩羅(ペニス)が落ちていた。

「…これは…」

人の背丈ほどある巨大な摩羅(ペニス)を見ながら花蓮がそう呟くと

『…花蓮…』

摩羅(ペニス)が花蓮に話しかけた。

「れっ蓮華様?」

花蓮が訊ねると、

『…その錫杖で私を刺せ…

 このような姿ではもはや生きてはゆけぬ…』

そう蓮華が花蓮に告げると、

「いけません…蓮華様…」

そう叫ぶと花蓮は首を横に振った。

『…私はもはや人ではない…

 …頼む…この姿を他の者に見られる前に殺してくれ…』
 
ビクンビクン!!

蓮華は摩羅(ペニス)となった体を震わせながら花蓮に懇願すると、

「蓮華様…その姿は決して卑しいものではありませんよ」

優しい眼で花蓮は蓮華に告げると、

そっとカリ首の縁に手を這わせ始めた。

『…あっダメ…そんなことをしては』

蓮華の震える声が響くと、

ムクムクムク…

蓮華の体が見る見る勃起し始め青筋が立った。

チュパ…

花蓮は蓮華の裏筋に沿って口を這わす。

『…あぁダメぇ…イクぅ〜っ』

花蓮の愛撫に感じたのか蓮華が声を上げた途端、

陰嚢で作られた精液が蓮華の中を駆け抜けると、

ブシュッ!!

っと彼女の口から白濁した精液を吹き上げた。

「うふふ…

 蓮華様って早いんですね」
 
ネットリとした精液の臭いをかぎながら花蓮が呟くと、

『…いやぁぁぁ…言わないでそんなこと…』

と力無く呟いた。

「うふふ…(可愛い)」

花蓮はそう呟くと、再び蓮華のカリ首にしゃぶりついた。

『あっ…あぁん…』

蓮華はあえぎ声をあげると

ムクムクムク…

身体が勃起していく。

そして花蓮の愛撫によって絶頂を迎えると、

プシュゥーーーッ!!

再び精液を吹き上げた。

そしてそれを何度も繰り返すウチに、

「あら?…蓮華様が小さくなっている」

そう…

蓮華は精液を吹き上げるたびに一回りずつ小さくなっていたのだった。

「うふふ…そうだ…」

花蓮はあることを考えつくと蓮華を幾度も愛撫した。

そのたびに蓮華は精液を吹き上げそして小さくなっていく…

チュバ…チュバ…チュバ…

ついに腕ほどの大きさになってしまった蓮華を花蓮はくわえ込んでいた。

「ふぐ…ふぐ…」

亀頭を頬張り、舌で蓮華のカリ首を刺激する。

ムクッ!!

蓮華の身体が一瞬膨らむと、

ブシュッ!!

蓮華は花蓮の口の中に精液を飛した。

「ぷはぁ〜っ」

満足げに花蓮は蓮華を吐き出すと、

すっかり小さくなった蓮華の身体をシゲシゲと眺めた。

『…後生です、花蓮…あたしをはやく殺してください』

蓮華はそう懇願するが、

「だーめっ、

 せっかくこの大きさにしたんですもの

 もっと楽しませてもらわなくちゃね」

花蓮はいたずらっぽく笑うと、

股を開くなり蓮華の体を自分の秘所へと這わせるようにして移動させていく。

『かっ花蓮…何を…』

ツン

と蓮華の亀頭を花蓮の秘所に当てたとき蓮華は思わず尋ねた。

「うふふ…蓮華様ぁ、

 あの鬼だけではなくあたしにも同じようにしてください」
 
妖しく目を輝かせながら花蓮はそう呟くと、

ニュプ…

愛液で洪水になっている自分の女陰の中へと蓮華を挿入し始めた。

『やめてぇ…』

蓮華の悲鳴もむなしく、

ズブズブズブ…

蓮華の身体は花蓮の膣の中へと飲み込まれていく、

「あぁっ

 あの蓮華様が摩羅(ペニス)となってあたしの中に…
 
 …いっ…いぃ…
 
 お願いっ
 
 もっと激しく
 
 もっと激しく動いてください!!」

花蓮は両方の乳房を揉みながら、

体内で蠢いている蓮華に向かって叫ぶ。

一方、

『…花蓮っ、お願いここから出して!!

 早く
 
 じゃないとあたし…
 
 あたし…
 
 出ちゃう』
 
蓮華も花蓮の体内で蠢きながら叫んでいた。

そして、

『あぁん!』

刺激に負けた蓮華は、

プシュッ!!

っと花蓮の膣内に精液を吹き上げてしまった。

「イクゥ!!」

と同時に花蓮も絶頂を迎えると大量の愛液が蓮華の口より体内に入ってきた。

『うぐっ…うぐっ…』

鬼の体から離れたモノの摩羅(ペニス)となり

歯も消化管も消え失せた蓮華にとって

この精液と愛液が混じった液体が唯一摂ることが出来る食事となり、

また、それを摂ることで蓮華の体が萎縮する事はなくなった。



それからの後…

シャリン!!

都にある尼寺の山門に錫杖をつきながら旅姿の一人の尼僧が立った。

「おぉ…花蓮ではないか」

境内に入ってきた尼僧を庵主は快く招き入れると、

「そなた一人か?、蓮華は如何した?」

と花蓮と共に居るはずの蓮華のことを尋ねた。

「はぁそれが…」

書院に通された花蓮は俯きながらそう返事をすると、

「まさか、病等で亡くなったのか…」

庵主は花蓮の様子からそう判断すると

「蓮華には仕方がないとはいえ済まないことをしたと悔いておる」

と呟くと袖で目頭を押さえた。

「いっいえ、蓮華様は生きておられます」

花蓮は庵主にそう告げると、

「え?、どこでじゃ?」

庵主は花蓮に尋ねた。

すると、

「いまお見せいたします」

花蓮はその場に立ち上がるなり、

ガバッ

っと衣の裾をまくり上げた。

「こっコレっ、花蓮っ庵主様の御前ではしたないぞ」

様子を見ていた白頭巾を被った尼僧達が声を上げた

「蓮華様です」

花蓮はそう告げると、

グッ

と腰を落とすと下腹部に力を込めた。

すると、

「あっ」

尼僧達は花蓮の秘所に男の陰嚢がぶら下がっていることに驚きの声を上げた。

そしてさらに、

ニュルニュルニュル…

黒ずんだ色の肉棒が花蓮の体内から出てくると、

ボトッ!!

黒光りした摩羅(ペニス)が下に落ちた。

「ひぃ!!」

「いやぁ!!」

それを見た尼僧達は一斉に悲鳴を上げる。

「花蓮、これはどう言うことだ」

花蓮を詰問する声が響くと、

「…コレが蓮華様です…」

花蓮は摩羅(ペニス)を大事そうに手に取ると、

庵主の前に差し出した。

そして、蓮華が摩羅(ペニス)になった経緯を話した。



じっと花蓮の話を聞いていた庵主は、

「そうですか…」

と一言言い、

「これも御仏のお導き…」

そう言うとピクピクと蠢く蓮華にそっと手を合わせた。

しかし…

遠巻きに蓮華を眺めていた尼僧達は

ゴクリ…

生唾を飲み込んでいた。



夜、皆が寝静まった頃…

「さぁ…蓮華、今宵は私を慰めてくだされ」

日が落ちた尼寺で一人の尼僧が大事そうに蓮華を抱きかかえ

己の寝所へと小走りで向かっていった。

やがて彼女の寝所へと連れ込まれた蓮華は

プルプル

と震えながら大胆に開いた尼僧の股の中へと挿入されていく。

「あっいいぃ…

 蓮華…もっと動いて…

 もっとぉ!!」
 
尼僧は青く光る坊主頭を振りながら悶えはじめた。

「…あぁん…いぃ…イクぅ…」

蓮華を飲み込んでいた尼僧は声を上げると、

大量の愛液を女陰から吹き上げた。

そして、

ジュルジュルジュル…

精液を吹いた蓮華はその愛液を飲み込んでいく…



一方、その寝所の襖の向こうには、

「………」

密かに順番を待つ尼僧達の行列がじっと待っていた。



おわり