風祭文庫・異形変身の館






「お届け者」


作・風祭玲

Vol.987





「塚田さぁーん、

 宅配便でーす」

爽やかな声と共にその宅配屋が僕の下宿先に届け物を持ってきたのは、

僕の就職活動が一段落した秋のことだった。

「塚田省吾さんですね。

 ではこちらにお受け取りのサインをお願いいたします」

爽やかな笑顔を絶やさずに宅配屋はドア口で僕の名前を確かめると、

受領書を差し出し受領のサインを要求してくる。

「あっあぁ…」

つい5分前まで布団の中で熟睡していた僕は寝起き頭のまま、

言われるままサラサラと思いっきり崩れた字でサインを済ませると、

「毎度ありがとうございましたぁ」

の声を残して宅配屋は走り去り、

後には国際宅配サービスを示すシールが張られた細長い段ボール箱が

僕の腕の中にしっかりと握り締められていたのであった。



「誰からだ?」

宅配屋が去った後、

送り主を確かめようと届けられた段ボール箱を改めて見てみると、

腕の中にある段ボール箱は縦横奥行き共に不器用に切断され、

折り曲げられ、

至る所で捲りかえり細かく千切れて貼り付けられている粘着テープと相まって、

極めて粗雑な印象を僕に与えてくる。

「なんだこれは?」

時間が無くて大急ぎで拵えたのか、

または工作が不得手な人が作ったものなのか、

はっきり言って小学生低学年レベルの工作精度に

僕はあきれ返りながらも何気なく箱を振ってみると、

コトコト

と中で固形物が撥ねる音が響いてきた。

「ふぅん、

 何かが入っているみたいだな」

さらに2・3回箱を振りつつ僕はそう呟くと、

この箱に張られている送り票を確かめた。

その途端、

「え?」

僕のその声と共に思わず手が止まった。

○○共和国…

送り票にかかれているその国名を見た途端、

即座にある人物の名前が思い出され、

「久美子が眠る国か…」

僕は忘れられないある人物の名前を呟いたのであった。



那波久美子

僕が来年春に卒業しようとしているP大学に進学したとき、

ふと知り合った女性の名前である。

出身が僕と同じ県のしかも同じ郡の隣町ということもあってか、

僕たちはすぐに打ち解けてしまうと、

キャンパス内はもちろん、

バイトや休日など行動を共にするようになって行く。

しかし、僕も久美子も共に彼氏彼女の仲というより、

気心の知れた親友同士という感覚でいたためか、

これといって恋愛感情というものは湧いて来ることはなく、

恋人の遙か手前での付き合いが続いていったのであった。

ところが、翌年の夏のこと、

久美子は予てから行きたがっていた○○共和国へ一人旅に出かけたのであった。

日本の南にあるその国は国土の殆ど未開のジャングルに覆われ、

まさに国そのものが世界自然遺産と言っても良いところだった。

「行ってくるね」

そう言って僕に向かって手を振りながら久美子は旅立っていったが、

しかし、彼女が現地で乗り継いだ飛行機がジャングルに墜落。

遺体を見つけることは出来ずに捜索は打ち切られてしまったのであった。



「一体、誰が送ってきたんだろう」

自分に向かって手を振りながらバスに乗り込んでいく久美子の姿を思い出しながら、

改めて送り票の文字を追っていくと、

「え?

 うっ嘘だろう…」

そこに書かれている送り主の名前に僕は愕然としたのであった。

そして、

「そんなはずはない。

 だって…

 だって…久美子は…」

譫言のようにそう呟きながら、

”那波久美子”

とたどたどしい文字で送り主の名前が書かれている送り票を引き裂くと、

ビリッ!

ビリビリッ!

段ボール箱を止めているガムテープを剥がし始める。

そして、

バラッ!

ガムテープを剥がされ形を維持できなくなった段ボールは一気に展開してしまうと、

ゴト…

解体した段ボールの中より

細長く尖り歪んだ円錐形をした黄茶色の物体が

木のつるのような物を絡ませながら転げ落ちてきたのであった。

「なんだこれは?」

植物の実を加工して作られたものなのか、

長さは40cm、太さは5cmほどの反を見せている物体を僕はしげしげと眺め、

そして、手に取ってみると、

ムワッ!

とアンモニアというか獣の体臭というか、

複雑な悪臭が”それ”から漂ってくる。

「臭っ!」

鼻をついてくるその悪臭に僕は思わず鼻をつまみ”それ”を放り投げてしまうと、

『キャッ!』

女の子を思わせる人の声が部屋の中に響き渡ったのであった。

「え?」

思いがけない女の子の声に僕は驚くと、

コト…

コトコト…

コトコトコト…

っと放り投げた”それ”が小刻みに動き始め、

「いっ、

 なっ何かが入っているぅ!」

その様子を見た僕は思わず1・2歩後ずさりしてしまうと、

『んしょっ

 んしょっ』

と女の子を思わせる声がまた聞こえ始めた。

そして、

ヒタッ!

”それ”の淵からこげ茶色をした小さい物体が顔を出したとき、

僕の脳裏に送りつけられた謎の荷物を無造作に開けた途端、

悲鳴と共にマンションの部屋に血飛沫が飛び、

さらにそこに住む住民を恐怖のどん底に突き落としていくホラー映画のワンシーンがよぎったのであった。

「ひっひぃぃ!」

なおもコトコト動く”それ”を目の前にして僕は映画の中で

血まみれになって絶命する最初の犠牲者の顔を思い浮かべながらガタガタ震えるものの、

「なっなにか…」

何でも良いから”それ”を叩き殺すものをアタフタと捜し求め始めた。

そして、ようやくキッチンから一本のフライパンを握り締めると、

「こっこのぉ!」

と叫びつつ手にしたフライパンを大きく振りかぶって見せたとき、

『いよいっしょっ!』

勢いをつける声が”それ”から再び響くと、

ニュッ!

”それ”の中より長い毛に覆われた何かが飛び出したのであった。

そして、

『はぁ、

 やっと表に出られたぁ。

 すっぽり嵌っちゃったからどうしようがと思っていたけど、

 あぁ、でも外の空気はやっぱり気持ち良いわ』

と女言葉で言いながら、

バサッ、

まるで髪の毛を掬い上げるような仕草をして見せたのである。

「え?」

長さ40cm、太さ5cmほどの歪んだ円錐形をした”それ”の中から出てきたのは

とても小さな小人の顔であり、

そして、何よりも驚かされたのはその顔が久美子そっくりだったのである。

「きっ君は?」

黒に近いこげ茶色の肌を見せる小人に向かって僕は尋ねると、

『省吾?』

と小人は僕を懐かしむように見つめ、

僕に向かって日本語で話しかけてくる。

「まっまさか、

 ほっ本当に久美子なのか?」

彼女の声に僕は思わず聞き返すと、

ウルッ

小人の顔は急に泣き顔になり、

『省吾ぉ、

 逢いたかったよぉ!』

と叫びながら”それ”中から同じこげ茶色の肌に覆われた小さな腕を差し出してみせる。

「久美子ぉ!

 本当に久美子なんだな!」

僕は慌ててさっき放り投げた”それ”を拾い上げると、

”それ”から顔と腕を出して僕の名前を呼んでいる小人を引きずり出そうとするが、

『あっ、

 引っ張っちゃダメ!』

突然小人はそう叫ぶものの、

ズルリッ…

小人は”それ”の中から引きずり出されてしまうと、

ボテッ!

っと僕の掌の上に落ちてきてしまった。

「久美…

 いっ

 なっ

 うわぁぁぁぁぁぁぁ!!!」

僕の手にすっぽりと収まってしまった小人に向かって僕は優しく声を掛けようとするが、

しかし、その小人の全貌を見たとき、

その衝撃的な姿に僕は思わず悲鳴を上げ、

ブンッ!

反射的に手を振って小人を振り解いてしまったのであった。

そして、

「なっ何だあれは!」

と胸をドキドキさせながら呟いていると、

『こらぁ!

 あたしを物みたいに放り投げるな!』

と言う声とともに、

ヒシッ!

こげ茶色の物体が僕のシャツにしがみついていたのであった。

ツーンと来るアンモニア臭と小人の下半身の先から突き出すツルリとした物体を見ながら、

「うわっ、

 僕にくっつくんじゃない!」

と怒鳴りながら僕は小人を払い落とそうとするが、

『いやぁぁぁ!』

口を真一文字に結び、

ジワと涙を流す小人の顔を見た途端、

「………」

僕の心は急速に冷静さを取り戻し、

ぺタリ

と床の上に座り込んでしまった。

そして、

「なぁ、君は本当に那波久美子なのか?」

と小人に改めて尋ねると、

コクコク

と小人は幾度も首を縦に振ってみせた。



ポテッ!

テーブルの上にそっと小人を下ろすと、

僕は小人の身体をシゲシゲと見直し始めた。

背中まで伸びている長い髪、

狭い肩幅、

細い腕と久美子そっくりの顔。

それらを見ただけでは久美子が何らかの原因で小人にされてしまった。

というのを十分に信用できるのだが、

しかし、白かった久美子の肌は黒に近いこげ茶色に染まり、

胸には乳房は無く、

代わりに玉を収めた皺まみれの袋が左右に下がると、

腰から下には脚は無く一本の…男性器となっていたのであった。

「久美子…

 とりあえず、そのからだのことを説明してくれるか」

小人、いや、久美子を見下ろしながら僕はそう尋ねると、

僕に身体を見られることが恥ずかしいのか、

久美子は皺まみれの胸を自分の手で隠し、

また男性器となっている下半身を弓なりにそらせて僕に見せないような仕草をしてみせる。

そして、

『この姿を見て驚いたでしょう。

 見ての通り、

 あたしの身体はオチンチン…

 ツツ族の勇者様のオチンチンなんです』

と僕に向かって告げたのであった。

「勇者のオチンチンって…」

彼女の言葉に僕は驚きの声をあげると、

『あっ、ごめんなさい。

 ちゃんと順を追って説明をします。

 ですから、あたしの話しを黙って聞いてください』

久美子は困惑した口調で僕に言うと、

今日に至るまでの説明を始めだした。

そして、その説明によって僕は彼女の身に起きた事のすべてを知ることが出来たのであった。



2年前のあの日。

久美子がかねてから行きたかった○○共和国のジャングルの奥にある自然公園へと向かっていた、

しかし、公園の入り口となる向こうの空港は悪天候のために飛行機が飛べる状況はなかったが、

どういう訳か急に飛行機が飛ぶことになり、

久美子はその飛行機の乗客となったが、

ところが目的地の空港に到着する目前、

飛行機にアクシデントが起こると瞬く間にジャングルの中へと消えてしまったのであった。

墜落後、久美子が目を覚ますと、

彼女は重傷を負いながらも洞窟らしいところに一人で寝かされていたが、

体中が軋むような激痛に耐えながら自分の身体の状態を見てみると、

墜落の際の衝撃で引き千切れてしまったのか下半身が無く、

胸から下には自分の内蔵がとぐろを巻いていたのであった。

生きているのが不思議なくらいの状態に

久美子は背後に死の影を感じつつ固まっていると、

不意に声が響いた。

その声の方向へと久美子は動く目で見ると、

洞窟の奥で煌々と火が焚かれていて、

その火の前に自分よりも酷く傷ついた裸体の男性が寝かされていた。

状況を理解できない久美子は呆然と炎を見詰めていると、

その男性の傍に座っていた怪しげな装飾を施した裸体の男性が徐に立ち上がり

ゆっくりと久美子へと近づきながら、

久美子に向かってなにやら呪文のようなものを唱え始める。

すると、その呪文を聞いているうちに久美子の体の痛みは次第に消え、

それどころか体全体が波打つようにムズムズしてくると、

シュルシュル…

飛び出している内蔵が触手のようなものへと変化し、

何かを求めながら蠢き始める。

「自分の身体が別の何かに変えられていく」

言いようもないその恐怖に久美子は声を失うと、

男は下僕の男と思える裸体の男達に命じ、

触手を伸ばす久美子を炎の傍で寝かされている男性の傍へと動かしていく、

そして、男もまた下半身を失っていることに気かついたとき、

再び呪文を唱え始めると、

その男の体を久美子の体から伸びる触手が絡まり、

見る見る久美子と男性は身体は融合を始め、

そして、久美子はあるものへと姿を変えて行く、

それは、このジャングルの中で古代からのライフスタイルをかたくなに守る、

ツツ族の勇者を支える屈強な下半身であった。



勇者と一体化していく久美子に向かって怪しげな装飾を施した裸体の男性は

勇者は飛行機事故に巻き込まれ下半身を失うほどの大怪我を追ったこと、

その怪我を補うために瀕死の重傷を負っていた久美子をこの洞窟に連れ、

久美子を贄に勇者を蘇らせる呪術を使ったことをつげると、

久美子の腕は男の足へと姿を変わり、

顔は男の股間に没していく、

そして、勇者の股間から再生して行く男性器に

勇者が使っていたペニスケース・ウルカを被せられると、

久美子は自分の意思で体を動かすことは出来なくなり、

自分の意思を持ちながらも、

ジャングルの中を駆け巡る裸族勇者の下半身としての生活が始まったのであった。

しかし、その生活も長くは続かなかった。

部族と部族の間で始まった争いに参戦した勇者は文字通り八面六臂の活躍をするものの、

敵が放った毒矢に胸を射抜かれ倒れてしまったのであった。

だが、毒に侵されながらも勇者は石ナイフで己の股間を抉り、

切り離した男性器を含む肉塊に対して

これまで下半身として自分を支えてくれた事に感謝しつつ自分の復活を託し、

呪法をかけたペニスケース・ウルカの中へと押し込んだのであった。

勇者から切り離された肉塊からスグに久美子の元の顔と腕が再生したものの、

しかし、男性器の体はそのままで、

さらにウルカの中に居ないと生きてはいけないことに気づくと、

久美子は駆けつけた部族の男達の力を借りて

省吾の元に帰って来たのであった。



「そんなことがあったのか…」

久美子を前にして僕は大きく頷くと、

『えぇ、まぁ…』

これまでの苦労を思い出したのか久美子ははにかんで見せ、

『だけど、あたしの身体には勇者の血も流れています』

と僕に告げてみせる。

「じゃぁどうするつもりなんだよ」

秘術によってツツ族の勇者と融合させられ、

さらにこげ茶色の男性器にされてしまった久美子に向かって尋ねると、

『判らない…

 でも、あたしがしなくてはいけないことはただ一つ、

 それはあたしを贄にした勇者様の復活をさせることです』

と両手を組み祈るような声で僕に告げたのであった。



この日から僕と久美子の奇妙な同棲生活が始まった。

「え?

 ご飯、食べられないの?」

食事時、僕は久美子からの告白に驚きの声をあげると、

『はい、

 あたしはオチンチンですから、

 人間の食べ物は食べられないのです』

とウルカの中から這い出た久美子はそう答える。

「じゃぁ、何を食べて生きていくんだよ、

 そんな姿でも一応、生き物なんだろう?」

久美子に向かって僕は突っ込みを入れると、

『うふっ』

久美子は小さく笑い。

『オチンチンの食べ物はあれしかないでしょう。

 女の人が気持ちよくなると流す”あれ”ですよ』

と意地悪っぽく答えて見せる。

「えぇっ!」

それを聞いた僕は驚きの声をあげると、

『冗談ですよ』

と久美子は返事をし、

「あのなぁ!」

そんな久美子に向かって僕はアップで迫ると、

『本当のことを教えましょうか、

 あたしがいま食べることが出来るのは、

 省吾がイッた時に出す精ですよ』

と答えたのであった。

「うそっ!」

それを聞いた僕は驚きの声をあげると、

『うふっ!』

久美子はまた笑い。

スッ

自分の口に指を掛け、

グィッ!

と口を左右に引っ張ってみせる。

「なっ何を!」

それを見た僕は思わず驚くと、

久美子は指を外し、

『あたしの口は勇者様と一体化していたときは、

 勇者様の肛門だったのです。

 この口から沢山のウンチが通って行ったんですよ』

と笑いながら僕に説明をする。

「うっ!」

その話を聞いたとき、

僕は一瞬、食欲を無くすが、

『あははっ、

 いまは何も出ませんよ、

 だけど、

 省吾のオチンチンをこの口に入れてください』

と下半身を勃起させながら懇願してきたのであった。



ニュゥプッ!

ニュプニュプニュプ!!!!

「うっくぅぅ…

 締まるぅぅ

 いっいいよぉ!

 凄いよぉ」

小さな口を自分の身体よりも大きく広げて

久美子は僕のチンポを飲み込んでしまうと、

僕の僕の股間からは太くて長いチンポがそびえ立ってみせる。

「うぉっ

 すげー」

まさに巨根と言っていいその姿に僕は感心をしていると、

ヌーッ!

っと久美子は上半身をゴムのように伸ばし、

僕のチンポを完全に飲み込んでしまい。

体中で締め付け始めてきた。

「くはぁ、

 はっはっ

 はっはっ」

味わったことの無い不思議な快感に僕は身体をえび反らせ、

そして、

シュッシュッ

シュッシュッ

チンポとなって硬く伸びる久美子を扱いていく、

シュッシュッシュッ

ヌプヌプヌプ

シュッシュッシュッ

ヌプヌプヌプ

僕と久美子が響かせる淫靡な音が部屋の中に響かせ、

そして、

「あっあっあっ

 でるぅ」

余りにものの快感についに根負けした僕が射精をしてしまうと、

ブップチュッ!!

ところてんの様に久美子もまた同時に白濁した精液を吐き出してしまったのであった。

ヌルリ…

互いに射精をした後、

久美子は僕のチンポを吐き出すと、

『はぁ、

 美味しかった…』

と伸び切っていた顔を整えながら感想を言う。

「そんなに美味しいのか?」

真顔になりながら僕は聞き返すと、

『うんっ』

久美子はちょこんと首を振り、

『溜まったらまだしようね』

そういい残すと、

スルッ

自らウルカの中へと入っていってしまったのであった。

それからも僕と久美子の関係は続き、

深夜、ベッドに入った僕の股間に久美子が吸い付くと、

下半身を硬く勃起させながら僕のチンポを飲み込み僕は久美子ごと扱き射精をする。

そんな日々がしばらく続く内に射精した後も久美子は離れなくなり、

僕もあえて久美子を引き離さなくなっていった。

そして僕と久美子は完全に癒着してしまうと、

彼女の体は完全に僕の支配下となり、

ピクピク

シュシュッ!

僕の股間からは極太のチンポが青くて生臭い精液を吹き放つ様になっていた。

「すげーっ、

 すげーっ」

元々チンポのサイズにコンプレックスを感じていた僕は、

自分のものとなったそそり立つ巨根を眺めながらに笑い、

さらに自信がついたのか、

街でナンパした女の子を連れ込んではこの巨根でヒィヒィ言わせるようになっていく。

そして、

「ふふっ、

 どんな女もこのチンポを見た途端、

 虜になりやがる。

 ふふっ、

 就職なんてクソクラエだ。

 仕事なんかしなくても十分にやっていけるんだ。

 そうさ、支配してやる。

 女共を支配してその王になるんだぁ…」

と僕は野望の炎を持たしていたのであった。



『うふっ、

 省吾ったら、また今日も女の子を連れ込むつもりね。

 まったく、どうして男ってこうもスケベなのかしら、

 でも、いいわ、

 省吾の体にだいぶ根を張ってきたし、

 もぅ少しであたしがこの体を支配するようになれる。

 待っていてください、勇者様。

 あと少しであなた様を復活できますわ』



おわり