風祭文庫・異形変身の館






「夢子と雅雄」
(風祭文庫50万ヒット記念作品)


作・風祭玲

Vol.335





「えぇ?

 雅雄さんがホモだってぇ?」

更衣室に近藤夢子の声が響き渡ると、

「シーっ声が大きいわよ!!」

着替えていた同僚の女性達がそう言いながら彼女の口を塞いだ。

「あのね、冗談でも言って良い冗談と悪い冗談があるわよっ!!」

半ば怒鳴るようにして夢子がそう言うと、

「そりゃぁ…

 結婚式を目前にしてこんな事を言うこともなんだけどさぁ」

「あたし達も悩んだのよ

 言うべきか言わずにそっとしておくべきかって…」

「でも…言わないで夢子に後悔させたくなくって」

そう彼女たちが遠慮気味に言うと、

パタンッ!!

夢子は力強くロッカーの扉を閉め、

「雅雄さんに限ってそんなことは絶対にありませんっ

 今後そんないい加減なことを言わないでください!」

と夢子はキッパリと言い切った。

そして、

「ゆっ夢子ぉ…」

心配顔の同僚達をそのままにして夢子はさっさと更衣室から出ていくと、

夜の街の中へと消えていった。



「あーぁ、

 すっかり遅くなっちゃった。

 まったく…

 雅雄さんがホモの訳ないじゃない!!

 もぅ、みんなったらいい加減なことを言うんだから!!」

むくれながら夢子は明かりが灯る街を歩いていくが、

しかし、その脚は少しづつ遅くなっていくと、

「そういえば…」

と夢子は最近の雅雄の行動にある疑問を抱き始めた。

「最近…雅雄さんは何かと理由をつけてあたしを抱いてくれない…し、

 それに、時々、妙にどこか心がないというか、

 なんか別のことを考えているそんな事があるのよね」

ショーウィンドゥを眺めながら夢子はそう呟くと、

ハンドバックから携帯電話を取り出し、

ピッ

っと短縮ダイヤルボタンを押した。

『只今おかけになりました番号は、現在電波の届かない…』

機械が自動的にそう告げる音声に夢子は落胆しつつ電話を切る。

「雅雄さん…今日はあたしよりも先に帰った筈…

 何処にいるの…雅雄さん…」

夢子の心の中を次第に不安と言う黒い陰が覆い尽くしていく、

そして、彼女の脚は雅雄が住むアパートへと向かっていったが、

しかし、灯りの消えている彼の部屋からは何も返事はなかった。



トボトボと夜の街を夢子が歩いていくと

彼女の目にふと一つのカップルの姿が目に留まった。

背広姿の男の横にスカート丈が膝上までしかない

タイトなスカートスーツを着た髪の長い女性がピタリと寄り添う。

「はぁ…

 雅雄さんがあぁしてあたしを連れて行ってくれたのは何時のことだっけかなぁ

 でも、あんな服を着て恥ずかしくないのかなぁ…」

そんなカップルの姿を見ながらふと夢子はそう呟いていると、

「あれ?、

 近藤さんじゃない?」

突然、男の方が振り返るなり夢子に向かってそう叫んだ。

ビクッ

その瞬間、女の肩が微かに動く、

「え?」

「あぁやっぱりそうだ、ほら僕ですよ、

 ○山企画の湯沢ですよ」

男はそう言いながら、

女性を置いて夢子の傍に来るなりそう告げた。

すると、

「あぁ、あの湯沢さん…

 あの時はお世話になりました。」

湯沢とは夢子がいまの職場に就職して初めて参加したプロジェクトの

クライン側のとりまとめ役をしていた男だった。

「いやぁ、何年ぶりかなぁ…」

そう言って笑う湯沢に、

「あの方…湯沢さんの?」

夢子は背を向けたままの女性を指さしながらそう尋ねると、

「あははははははは!!」

湯沢はただ笑っていた。

そして。

ニッ

一瞬、彼の顔が嫌らしそうに歪むと、

「おーぃっ

 ここに来て挨拶をしたらどうなんだ?」

と女性に向かって叫んだ。

「え?、あっ良いですよっ

 そんな、
 
 彼女に悪いですから…」

湯沢の言葉に夢子は驚いてそう言うと、

「いやいや、

 アレは僕の彼女なんかじゃありませんよ、

 そうだなぁ、
 
 オモチャと言った方が良いかな?」

と湯沢は悪戯っぽくそう夢子に告げた。

「おっオモチャ…ですか?」

湯沢の思いがけない言葉に夢子は驚くと、

「ほらっ、

 何をしているんだ、
 
 さっさとこっちに来て、
 
 婚約者にいまのお前の姿を見せるんだ!!」

「え?」

湯沢が発したその言葉に夢子の心臓はドキッっと脈打った。

すると、

コツ

コツ

立ち止まっていた女性はハイヒールの音を立てながら、

ゆっくりと夢子に近づいてきた。

そして、夢子の目の前に立った時、

「うっそぉ!!!!!」

夢子は思わず我が目を疑った。

「はっ初めまして…

 まっ雅子です」

女性はそう言って頭を下げた。

しかし、

「そんな…そんな…

 なんで…ウソだと言って、雅雄さん!!」

夢子は目の前にいる女性が雅雄であることを見抜いていた。

すると、

「はは…

 どうかな?
 
 僕のオモチャは…
 
 いやねっ
 
 コイツ…元々女装癖があってな、
 
 それを僕に見抜かれて、
 
 こうして、日々調教を受けているんだよなっ」

湯沢はそう雅雄に向かって言うと、

バンッ

っと背中を叩いた。

「うっ」

その途端、雅雄の表情に苦悶が浮かび上がる。

「さぁ

 どうした?

 どういう調教を受けているのか紹介をしないか」

そう湯沢が雅雄に告げると、

「……」

雅雄は少し恥ずかしい顔をした後、

バッ

っとスカートスーツを脱ぎ捨てると、

皮のコルセットによって締め上げられている身体を見せた。

「そっそれは…」

プルンっ

雅雄の胸にあるはずのない乳房を見て夢子は驚くと、

「そう、コイツからのたっての希望でね、

 うんと強い女性ホルモンを飲ませているんだよ」

と言いながら湯沢はピンク色に膨らんだ雅雄の乳首を指で弄ぶ、

そして、

「ほらっ、

 何をしている。

 お尻も見せてあげないか!!」

と言うと、

「はいっ」

雅雄は小さく返事をして、

股間を覆っている黒の下着を下に降ろすと、

グッ

っと夢子に自分のお尻を開いて見せた。

すると雅雄の肛門には

グッ

っとピンク色をしたプラグが詰められ、

グググググ…

微かに中でモーターが回っている音がこぼれていた。

「………」

もはや夢子には何も言い返すことが出来なかった。

「そんな…

 そんな…
 
 うそよ
 
 ウソって言って!!」

夢子は頭を抱えながらそう呟くと、

ダッ!!

とその場から逃げるようにして走っていった。

何処をどう走ったのかは判らない、

ふと気づいたときは雅雄の部屋の前でただ蹲っていた。

チャラッ

そんな夢子の右手には雅雄と初めてのデートのときに買った、

小さなお守りが握られていた。

”どんな望みでも一つだけ叶えてくれるよ”

と店の主人は言いながら手渡した光景がついさっきのように思い出される。

すると、

「夢子?」

雅雄の声が彼女の耳に飛び込んできた。

「雅雄さん?」

呆然としながら夢子が顔を上げると、

雅雄は退社したときのスーツ姿に戻っていた。

「そんなところで何をしているの?」

優しい表情でそう雅雄が話しかけると、

「来ないで!!」

夢子は思わず怒鳴った。

そして、

「さっき見せたあれ…

 あれって本当なの?!」

と夢子が雅雄に尋ねると、

「ごめん…」

雅雄はひとこと謝った。

「そんな…

 じゃぁ何であたしとつき合ったのよ!
 
 雅雄さんって男の人が好きなんでしょう?
 
 だったら、なんで女のあたしとつき合ったのよ
 
 バカッ!!」

涙でクシャクシャになりながら夢子が訴えると、

ガバッ

雅雄は夢子を抱きしめた。

「放して

 放してよっ
 
 このオカマ!!」

雅雄の腕の中で夢子はそう叫ぶと、

「ごめん、

 夢子さん
 
 ごめん」

雅雄はただ同じ言葉を繰り返していた。

そして、そのまま自分の部屋に夢子と一緒に入ると、

カチャッ

雅雄は徐に衣装ダンスを開け、

夢子の目の前で女性に変身していく、

サッ

手際よくメイクを施しそしてカツラを被った雅雄が振り向くと、

遠目では女性と見分けが付かないくらいに雅雄の変身は完璧だった。

「雅雄さん…」

雅雄の女装姿に夢子は彼の名前を呼ぶと、

「ゴメン…

 僕の悪い癖なんだ…
 
 子供の頃からどうしても女の子になりたくて…
 
 それで、こんな事を繰り返していたら、

 あの湯沢に見抜かれてしまってね、

 会社にバラされたくなければ言うことを聞けって…

 無論、僕もなんとかこのクセを治そうと思って、

 君ともつき合ってみたんだ。

 そしたら、自然と女装をするようなことはなくなっていったんだけど、

 でも、それを湯沢は許さなかった。

 湯沢は僕に女装をさせるだけではなくて、
 
 ホルモン剤を無理矢理飲ませ、
 
 そして、女として男と寝ることを強要したんだ」

そう雅雄が理由を話すと、

「じゃじゃ…

 雅雄さんは…みんなが噂をしているような事を本当に…」

夢子は更衣室で聞いたうわさ話を雅雄にすると、

「そうか、噂が立っているのか…

 じゃぁもぅすぐ会社には行けなくなるね」

と雅雄が寂しく呟く。

すると、

「そんな…

 じゃぁあたしとの結婚はどうなるの?
 
 あたし…雅雄さんを一生懸命愛していたのに、
 
 あたしのこの気持ちはどうなるの?」

そう言いながら夢子は雅雄に詰め寄ると、

「ごっごめん…

 僕はもぅ…女性を愛することが出来なくなってしまったんだ、

 湯沢の調教のせいで、

 男のオチンチンがなくては生きられない身体になってしまったんだ」

と雅雄は夢子に訴えた。

「そんな…」

雅雄の告白に夢子が愕然とすると、

雅雄はスカートをめくり上げ、

「ほら見て、僕の肛門…

 大きなプラグが入っているでしょう?

 これはねぇ…
 
 僕の肛門をオマンコにするために入れられているのっ
 
 こうして普段から大きく広げておけば、
 
 オチンチンを楽に入れられるからね」

雅雄はそう夢子に告げると、

「うんっ」

と力んだ。

すると、

ヌルヌルヌル…

肛門に差し込まれていたプラグが押し出されてくると、

ヌポッ

っと抜け落ちた。

チュク…

プラグが受け落ちた雅雄の肛門は大きくめくりあがり、

まるで女性器を思わせる姿になっていた。

「ほらっ

 僕の肛門まるで女の人のオマンコみたいでしょう?

 男の人のオチンチンを入れられすぎると、

 こうなっちゃうんだ」

と雅雄は夢子に自分の肛門を見せつける。

「いやぁぁぁ

 そんなの見せないで!!」

夢子はそう叫んで顔を伏せると、

「そんなに男の人のオチンチンが良いのなら、

 あたしもオチンチンになってしまえばいいのよ、

 こんな女の身体じゃなくて、

 一本のぶっといオチンチンになっちゃえばいいのよ!!」

と叫んだ、



その時、

キーン

夢子に握られていたお守りが鈴のような音色を奏でると、

「あっ」

ビクン!!

夢子の身体が大きく痙攣をした。

「夢子さん?」

身体の異変を察した夢子は目を大きく見開き自分の体を見る。

すると、

メリメリメリメリ!!

何かが夢子の身体の中を突き抜けるように成長をし始めた。

「なっなに?

 なんなの?」

身体全体を襲う違和感に夢子は驚くと、

「夢子さん、顔が!!!」

雅雄の驚く声が響き渡った。

「え?

 あっ
 
 うぐっ!!」

ムリムリムリ!!

夢子の口が突然変形を始めると、

見る見る口が縦に歪み、

続いて顎の周りに肉が付き始めた。

そしてそれにあわせる様にして、

ベキベキベキ!!

夢子の体中から彼女の骨格が粉砕されていく音が響き始めると、

モリモリ

彼女の身体が大きく膨れだしていった。

「うぐがぁぁぁ!!

 うぐぅぅぅ!」

顎を失い言葉が喋れなくなった夢子はうなり声を上げながら転げ回る。

その一方で彼女の体内では、

次々と内蔵が消えていくと、

消化管は一本の管となって夢子の体内を貫いた。

こうして、

変身が進むにつれ夢子の身体から次第に凹凸が消えていくと、

ビリビリビリ!

体格の変化に付いていけなくなった彼女のスカートスーツが引き裂け、

ブチッ!!

続いて下着も弾け飛んでしまった。

ビクン!

ビクン!!

学生時代陸上部で鍛え上げた脚や腕は体と融合するかのようにして消えていくと、

手足を失った夢子の肉体は

まさに一本の肉棒と言っても良い姿へと変貌していく、

「そんな…夢子さんがオチンチンに…」

ゆっくりとあるモノへと変身していく夢子の姿に雅雄は思わずそう口走った。

『うぐ

 うぐ…』

髪の毛が抜け落ち、顎の周りに張りだしたエラが頭の後ろへと回り込むと、

段差の大きいカリとなって凹凸を失っていく夢子の身体のアクセントと化していった。

ウネウネ…

そんな夢子の体の中を覆い尽くすように海綿体が次第に成長をしていくと、

ムリムリ!!

細い彼女の首が見る見る太くなっていく。

『うぐっ

 うぐっ』

大粒の涙を流す夢子の目や鼻そして耳も張り出してくる肉塊の中へと埋もれていく。

そして、すっかり男性のペニスと化してしまった夢子の腰に

モリッ!!

2つの膨らみが出てくると、

ポロッ!!

っと袋を作りながら塊が飛び出した。

そして、

ビクビクビク!!

『あっあぁぁぁぁ!!

 でるぅぅぅぅ』

体中に溜まった何かを吐き出すようにして夢子はそう叫んだ途端、

ビュビュビュー!!

頭の上へと移動した夢子の口

そう、鈴口から使えなくなった歯と共に白濁した精液を思いっきり吹き上げた。



『あっあぁ…

 いっいぃ…』

ビュッ

ビュッ

幾度も絶頂を迎えるごとに夢子は大量の精液を吐き出すと、

彼女の身体は男のペニスとしての能力以外のものを捨てていく。

そして、

『あぁぁぁ…』

ついに精液が尽きてしまったのか、

夢子は射精をするのを止めると、

ビクビク

と身体を震わせていた。

すると、

「ゆっ夢子さん?」

頃合を見計らうようにして雅雄が恐る恐る声をかけると、

『ねぇ…

 あたしのこと…好き?』

と夢子は雅雄に聞き返した。

「え?」

自分の頭の中に響いた言葉に雅雄は驚くと、

『あたし…オチンチンになっちゃったんでしょう?

 目がなくなっちゃったけど、
 
 でも、わかるのよ…
 
 ぶっとくて大きくて、
 
 真っ黒なオチンチンが雅雄さんの前に転がっているのが…
 
 ねぇ、あたしのこと愛してる?』

と夢子は雅雄に尋ねた。

「そっそれは…」

夢子の言葉に雅雄は答えに窮すると、

『わかったわ…代わりにキスをして…』

夢子は雅雄に言った。

「え?」

夢子の思いがけない言葉に雅雄は驚くと、

『あたしのこと愛してくれているんでしょう?

 だったらキスをして』

ズイッ

夢子はそう言うと巨大な亀頭と化した顔を雅雄の目の前に突き出した。

「そっそんなぁ」

ヌメッ

光沢を放つ亀頭を縦に割るように入った鈴口から精液が垂れると、

ぺちょっ

っと雅雄のズボンの上に落ちる。

すると、

『あらっ』

ヌッ

夢子はそう呟くと鈴口から細長い肉の棒が伸びて、

鈴口の周りに溜まっていた粘液を吸い上げると、

ズズズズ…

っと体の中へと押し込んだ。



『さぁ…

 どうしたの?』

「うっ」

迫る夢子についに雅雄は観念をすると、

そっと夢子の亀頭を抱きかかえ

彼女の鈴口にキスをした。

『あぁん嬉しい…』

夢子のその声が響くと、

ぬぉっ

鈴口の奥からさっきの肉棒が伸びてくると、

雅雄の口の中に入っていった。

「うげっ」

自分の口に押し込み、そして暴れ始めた肉棒に雅雄は驚くと、

『なによ…

 あたしの舌を入れてはいけないって言うの?』

と夢子は雅雄に抗議した。

「しっ舌なのか?これ?」

肉棒の正体を知った雅雄はそう驚くと、

『ふふふ…そうよ…』

夢子の笑い声が響くと、

ヌッ

っと舌が伸び、

雅雄が着ているワンピースの中に潜り込んでいった。

「うわっ」

自分の股間を這いずる夢子の舌に雅雄が驚くと、

ヌメッ

夢子の舌は股間で勃起している雅雄のペニスに絡みつく。

そして、

『まぁ…こんなに勃起しちゃって…

 ねぇなんで、勃起しているの?

 あたしのことが怖いんじゃないの?

 オチンチンになっちゃったあたしの姿が怖くて動けないんじゃないの?

 それなのになんでこんなに勃起しているの、

 答えて…』

痛いくらいに勃起している雅雄のペニスに

夢子はその舌を絡ませながらそう尋ねると、

「そっそれは…」

雅雄は答えに窮してしまった。

すると、

『ふふふ…

 判っているわよ、
 
 興奮しているんでしょう?
 
 オチンチンになってしまったあたしの姿を見て、

 腕もなく、脚もなく、そして顔もない…

 キンタマ袋を下げた一本のオチンチンになってしまったあたしの姿に…

 いいのよ、無理をしなくても…

 だってあたしは雅雄さんの好みの姿になったんですモノ、

 女の身体よりも男のオチンチンが好きな雅雄さんにぴったりじゃない、

 あはははは』

夢子はそう言うと笑い声を上げた。

そして、

グググ

っと身体を反らせると、

『さぁ裏筋を舐めて…

 ほらっあの男のオチンチンにもしたんでしょう?

 だからあたしの裏筋を舐めて!!』

と雅雄に迫った。

「あっあぁぁぁ…」

間近に迫ってきた裏筋に雅雄は怯えながら少しずつ後ろに下がっていくが、

ドンっ

しかし、無情にも壁が彼の退路を断ってしまった。

と同時に

ムギュッ

雅雄の顔に夢子の身体が押しつけられた。

「うわぁぁぁぁぁ!!」

『ほらほらほらっ』

夢子はそう言いながら雅雄の顔に自分の身体を擦り付けると、

『いいわっ

 じゃぁ雅雄さんのお尻…舐めてあげるね

 さぁあたしの方にお尻をだして…』

そう夢子が雅雄に告げると、

「え?」

雅雄は一瞬驚いた顔をするが、

しかし、身体を動かすことはしなかった。

すると、

『もぅ…』

夢子はじれったそうにそう言うと、

シュルリ…

長い舌を雅雄の身体に巻き付け、

クルリ

っと彼の身体をひっくり返してしまった。

そして、そのまま雅雄を四つんばいにさせると、

ピトッ

っと雅雄のお尻に自分の顔・亀頭を押し当てた。

うぞぞぞ…

言いようもない悪寒が雅雄の背筋を走っていく、

すると、

にゅるっ

夢子の鈴口から舌が伸びていくと、

ぬぷっ

っと雅雄の肛門の中へと分け入って行く、

「うがぁぁぁぁぁ…」

これまでに味わったことのない強烈な感覚に雅雄が悶え苦しむと、

『どう?

 あたしの舌…
 
 あの男のオチンチンとどっちが気持ち良い?』

と夢子が尋ねるが、

しかし、

「うぉぉぉぉっ

 うぉぉぉぉっ」
 
雅雄は体中から脂汗を吹き出しながら悶絶するだけだった。

『むっ』

ぐにゅるぐにゅる

自分の問いに答えなかった雅雄に怒った夢子は、

雅雄の体内に押し込んだ舌で彼の内臓を引っかき回し始めると、

『雅雄さん…

 結局、言ってくれませんでしたね』

とポツリと呟いた。

「あっ…なっ…なにを…」

快感と苦痛の両方に悶えながら雅雄がそう返すと、

『あたしのこと…愛しているって…』

と夢子は続けた。

「え?」

その言葉に雅雄は驚くと、

『いいわっ

 雅雄さんの好みの姿になったのに、

 愛しているの一言も言ってくれないなんて

 じゃぁ今度は雅雄さんをあたし好みにしてあげるわ

 あたしだけこんな姿になるなんてズルイから』

と夢子は雅雄にそう言うと、

ズンッ!!

雅雄の体内に挿入した舌に力を込めた。

「うぐわぁぁぁぁ」

一気に夢子の舌が太くなると、

雅雄の腸管はパンパンに膨れ、

凄まじい激痛が雅雄の体の中を突き抜けて行く、

そして、その激痛に苦しむ雅雄にトドメを刺すかのようにして、

『雅雄さんのここ…オマンコにしてあげるわ…

 あたしが入っていくことが出来るくらいのね…』

と告げた。

「うっわぁぁぁぁぁぁ!!」

それを聞いた雅雄は叫びながら逃げだそうとするが、

グイッ!!

夢子の舌が雅雄の内臓を絡め取ると逆に引いた。

「ぎゃぁぁぁ!!」

雅雄の悲鳴が部屋にこだまする。

『無駄よ…

 放さないわっ

 さぁ、雅雄さん…
 
 まずはこの内臓をあたしが入りやすいように、
 
 膣に作り替えてあげましょうね、

 そしてこの身体をオマンコにふさわしい姿にしてあげましょう

 ほらっ、段々とお尻の穴が大きくなっていきますよ』

夢子は雅雄に向かってそう告げると、

ムリムリムリ

彼の体内に挿入した舌を少しずつ大きくしていった。

そしてそれに合わせて雅雄の臀部はすこしづつ大きくなり、

ゆっくりと彼の身体を飲み込んでいった。



ヌプヌプヌプ…

夢子による雅雄の肉体の改造が始まって1時間ほどで

雅雄の身体には全身を覆うほどの大きさになった女唇がぱっくりと左右に口を開け、

そして、彼の両腕と両脚はその大陰唇の中に飲み込まれていた。

『うがぁぁぁ』

夢子の舌は容赦なく雅雄の身体を作り変え、

雅雄の姿は次第に女性器へと姿を変えていった。

『気持ち良い?

 気持ち良いでしょう?

 ふふ…
 
 雅雄さんのお尻…
 
 ほらっすっかりオマンコになっているわよ
 
 ちゃんとヒダヒダも出来て…
 
 それに膣も締まりがいいわ…
 
 処女膜もちゃんと作ってあげるから心配はしないで』

そう夢子が雅雄に話しかけると、

ベロッ

っと雅雄の顔をなめた。

雅雄の顔は既に開陰部の付け根にあるクリトリスへと変化し、

目も鼻も耳も失っていた。

その一方で、かつて肛門だった膣口からはおびただしい粘液が流出している。

『ふふ…ビチョビチョ…

 雅雄さんって、ヤッパリ淫乱なのね
 
 ねぇどんな気持?
 
 オマンコになった感想って』

ジュル…

舌を這わせながら夢子はそう雅雄に尋ねると、

『あっあぁ…

 お願い…
 
 ちっちょうだい!!
 
 ぶっといオチンチンが欲しいの!!
 
 ねぇはやく僕のここに入れて!』

と訴えると、

『ふふ、いいわ…

 淫乱オマンコの雅雄君、
 
 あたしのぶっといオチンチンで慰めてあげる』

夢子はそう雅雄に告げると、

ぬっ

っと自分の体を雅雄の膣口へと進めていった。

そして、

ニュクッ

かつて雅雄の肛門だった膣口に自分の亀頭をねじ込み始めた。

『あっあぁぁぁぁぁ!!

 入ってくる
 
 入ってくる』

雅雄はそう叫ぶが、

しかし、夢子はお構い無しに雅雄の体内へと自分の体を挿入していった。

ブチッ!!

進入してくる夢子の身体によって雅雄の処女膜が破られると、

ジワッ

粘液に鮮血が混ざり始めた。

すると、

ムギュッ

『あっ締まる。

 締まる

 締め付けるぅぅぅぅ』

雅雄の膣が夢子の身体を締め付けてくると、

夢子は思わず声を上げた。

そしてその一方で、

『あぁぁ

 いっいぃ!!』

雅雄は文字通り全身で挿入される快感を感じ始めていた。

『すごい、

 すごいよぉ夢子っ
 
 女の子ってこんな風に感じるんだ、
 
 あぁ…いいよ
 
 いいよ』

小陰唇を真っ赤に充血させながら雅雄はそう叫ぶと、

『あっあたしも…

 雅雄さん…
 
 もっと
 
 もっとあたしを締め上げて、
 
 あぁ、オチンチンってこんなに気持がいいものだったの?
 
 知らなかった…』

雅雄の体内で夢子は思わずそう口走っていた。

やがて雅雄は夢子を根元までくわえ込み、

『いっいくよ』

『うん』

そうお互いに声を掛け合うと、

ヌプッ

ヌプッ

っと身体を動かし始めた。



明かりの消えた部屋のなかで、

女性器となった雅雄の体内に男性器になった夢子が挿入し、

激しく身体を動かしていた。

そして、

『あぁぁぁうぅぅぅぅ』

『いっいぃぃぃぃぃ!!

 でっ出ちゃう…』

『きっ来て…』

『イクゥゥゥ』

『あぁぁぁん…』

ブシュッ!!!!

ついに夢子が爆発してしまうと、

雅雄の奥深くに精液を放出してしまった。

『あぁぁぁ…』

『くぅぅぅぅ…』

夢子は精液の一滴までも搾り出すと、

雅雄はそれをすべて飲み込んでいく。

『あっ愛しているよ…夢子…』

『う…嬉しい…』

『もぅずっと一緒さ…』

『えぇあたしも離れないわ…』

2つの性器はそう言い合うと、

ズニュッ

再びきつくまぐわった。



キラッ

その性器達の脇で男根の形をしたお守りが一つ転がっていた。



おわり