風祭文庫・モランの館






「忘れられた部屋」
(第4話:新勇者誕生)


作・風祭玲

Vol.325





キーンコーン…

授業の開始を知らせるチャイムが鳴り響く中、

「ちょちょっと

 保!!

 何処に行くのよっ

 授業が始まっちゃっうよ」

そう言いながら御堂由佳は前を歩く中山保に声を掛けると、

引き留めるようにして彼の手を握りしめた。

すると、即座に、

「うるせーなっ」

ブンッ!

保は自分の手を握りしめる由佳の手を振り払うとそう怒鳴った。

「サボリはよくないわよ、

 第一先生に見つかったらどうするの?」

「あぁ?

 どうせ、4時間目は古文だろう、

 大丈夫、代弁を頼んでいるし、
 
 それに、斉藤のじいちゃんは見破れないよ」

由佳の指摘に保はそう答えると、

「でも…」

そう呟く由佳の顔はどことなく不安げだった。

「なんだよ、

 それよりも俺に構わずにサッサと教室に戻ったら?

 優等生の由佳よっ」

「そっそんなこと言わなくてもいいじゃない」

「うるさいんだよ、いちいち…

 大体、お前は俺のお袋か?」

「だぁって、あたし達幼馴染みじゃない

 その幼馴染みを放っておくわけにはいかないわ」

と言いながらなおも食い下がる由佳に

「いい加減俺に構うのをヤメロよ、

 ウザイんだよ、お前のその態度が」

と由佳を睨み付けるようにして保はそう言うと再び歩き始めた。

「あっ」

ギュッ!!

その保の態度に由佳は手を握りしめてある決心をすると。

「待って!」

とすぐに保の後を追っていった。

「………」

由佳の存在を無視して歩く保の後を追いかけながら、

「(やっぱりあたしも泥を被らないと、

  保を元の保に戻せない。)」

そう由佳は呟くとズンズンと歩いて行った。



北校舎の奥へと進む由佳と保の前に姿を見せたのは、

生徒の間で”神隠しの部屋”と呼ばれる旧資料室だった。

「ここは…」

旧資料室が視界に入った途端、

あるうわさ話が由佳の脳裏を横切った。

「なんだ怖じ気づいたのか?」

そんな由佳を見下ろしながらニヤケる保に、

「そっそんなことないもん!!」

と由佳は強ばりながら言い返す。

「まぁ、無理もねーか、

 ここって、俺達が入学する前、

 勝手に入ってシケ込んでいた先輩が姿を消した。

 って言われている曰く付きの部屋だからなぁ…」

廊下側の窓にはすべてカーテンが降ろされ、

そして、前後のドアには

開かないように板が打ち付けられている部屋を見ながら保がそう言うと、

「うっ、なによっ

 おっ脅す気?」

「いやっ、

 そうそう、

 この部屋で行方不明になった先輩の名前も

 お前と同じ、由佳って言ったそうだ」

保はそう言うと、

「よっ」

っと廊下に面した壁の下に取り付けられている換気用の窓を取り外すと、

ゴソゴソ

と中に入っていった。

「あっ待って」

そして由佳も保の後に続いて入っていった。



「よう、中山、遅かったじゃないか」

「ん、なんだ、今日は彼女連れか?」

換気口から立ち上がった保にそう声が掛けられると、

「押忍、先輩!」

っと元気よく保は返事をした。

「うっ、これは…タバコ?」

部屋に充満するタバコの臭いに気づいた由佳は思わず鼻を塞いでそう呟くと、

「ははは、

 驚いているね、彼女。

 この部屋はなぁ…

 先々代の校長が生徒の教育にとあっちこっちで集めた

 不気味なモノを展示するために作った部屋だよ」

とタバコの煙を揺らせながら向かって右側に座る小野山は告げると、

続いて、

「まぁ、

 ホントよくも集めたもんだよなぁ…

 そうそう、知っているか?

 お前等が入学してくる前、

 ここで、彼女のような女の子が消えてしまったって話、

 まぁ、フラれた先輩が考えたウソだろうけど、
 
 でも、もっとまともなウソをつくべきだよなぁ」

と笑いながら

左側に座る角田はかつてこの部屋で起きた不可解な出来事を由佳に話した。

「はぁ…」

笑いながら話をする小野山と角田を由佳が眺めていると、

「あっそうだ」

由佳はあることを思い出すなり、

ツカツカ

と前に進み出た。

「あん?」

「なんだ?」

由佳の行動に小野山はそう言うと、

ペコリ、

由佳は大げさ気味に頭を下げると

「中山保は、

 今日このときを持って、

 この部屋には来ません。

 そして、先輩達方との縁も切らせて貰います!!」

と二人に告げた。

「あっ」

「はぁ?」

「なっ」

由佳の言葉に二人と保が思わず呆気にとられると、

彼らを背にして

「さっ行こうっ保!!」

由佳はそう言いながら保の手を引いた。

その途端、

「おいっ

 ちょっと待てよっ
 
 なんだそれ!!
 
 俺達をバカにするのか!!」

角田が声を上げるのと同時に

「中山っ

 その生意気な女をこっちに連れてこい!!」

と保に命令をした。

すると、

グッ

保は由佳の両腕を握りしめた。

「たっ保!!

 何をする気?」

予想外の保の行動に由佳が驚くと、

「勝手にこの部屋に入った由佳が悪いんだぞ」

保はそう冷たく由佳に言うと、

ドンッ

っと小野山達の前に由佳を突き飛ばしてしまった。

「へへへ…」

イヤらしい笑い声を上げながら角田が倒れている由佳に近づくと、

バッ!!

たちまち由佳を羽交い締めにしてしまった。

「イヤッ

 やめて!!」

足をばたつかせながら由佳の悲鳴が上がるが、

しかし、その声は資料室の中のみに響くだけで、

外には漏れることはなかった。

「よしっ、

 角田、ちゃんと押さえろよ
 
 いまこの女のパンツを脱がせるからな」

小野山はそう言うと、

由佳のスカートの中に手を入れ、

ゆっくりと由佳の下着をずらし始めた。

「いやぁぁぁぁぁ!!

 助けて!!
 
 保!!」

悲鳴を上げながら由佳は保に助けを呼ぶが、

しかし、保はじっと小野山の行為を興味津々に見つめるだけで、

由佳を助けようとは一切しなかった。

スルリ!!

ついに由佳の下着が脱がされると、

続いて、制服のスカートが取られた。

文字通り由佳の股間が露わになる。

「うぉぉぉぉ、

 すっげぇ!!

 コイツ顔の割には毛深いな」

「はははは…

 モジャモジャじゃねぇか」

由佳の陰毛を眺めながら角田と小野山はそう言い合うと、

カァァァァッ

由佳は言われたくないその言葉に顔を真っ赤にした。

「ははは、

 恥ずかしいのかな?

 だけどなぁ

 お前のお仕置きはこれで終わりじゃなぇーぞ」

そう小野山は言うと、

ごそっ

展示品の山の中から筒状の細長いものを手に取ると、

まるで汚れ物を持ってくるかのように由佳の目の前に持ってきた。

「?」

怯えながら由佳がそれを見ると、

「なんですか?

 それ?」

保が小野山に尋ねた。

すると、

「あぁコイツか?

 チンコケースさ」

と小野山は保に答える。

「チンコケース?」

「ほらっ、

 TVかなにかでたまにやるだろう?

 どっかのジャングルか何かで、

 チンコケースを付けただけの素っ裸の男が出てくる奴」

と小野山が保に言うと、

「あぁ」

TVで流れていたシーンを思い出した保が手を叩いた。

「そうさ、これはまさにそのチンコケースさ、

 んでもってな、

 更に面白いのは」

そう言いながら小野山は由佳の右手を掴んで前に引き出すと、

手にしたケースをその上で逆さまにした。

すると、

ポトッ

ケースの中から、

細長く表面に深い皺を刻んだ物体がこぼれ落ちた。

「なに?」

ケースの中から落ちた物体に由佳は驚くと、

「へへへ…」

小野山はニヤケながら、

グッ

と由佳にそれを握らせた。

そして、

「おらよっ」

と言いいながら、

ムゴッ!!

由佳の口の中にそれを押し込んでしまった。

「せっ先輩!!」

小野山のその行為に保は驚くと、

「はははは…

 見ろよっ
 
 この女、土人のチンコを舐めているぜ!!」

と大声を上げて笑い始めた。

「(え?、うそっ!!

  これって、オチンチンなの?)」

小野山のその言葉に由佳は目を丸くする。

そして

オゲッ!!

由佳は慌ててそれを吐き出そうとするが、

「おっと、

 ダメだよ、

 ちゃんと味わいな」

角田がそう言うと、

グィッ

っと由佳の手を掴み上げる。

「むごぉぉぉぉ!!(いやぁぁぁ)

 むごわぁぁぁ!!(離してぇ!!)」
 
涙を泣かしながら由佳は悲鳴を上げると、

ドクン!!

突如、口の中に押し込まれているペニスが脈を打った。

「!!」

ペニスの変化に由佳は驚くと、

ドクン!

ドクン!!

ペニスは脈を打ちながら、

ゆっくりとそして確実に膨張をし始める。

そして、膨張をしていくにつれ、

深く刻まれた皺は次第に消えていき、

萎れていた亀頭には弾力が戻っていった。

「んぐぅ

 んぐぅ!」

次第に膨れていくペニスに由佳は目を丸くしながらそれを吐き出そうとすると、

トロッ

ペニスの先から粘液がこぼれ落ち、

スルリっ

っと由佳の喉の奥へと入っていった。

その途端、

ビクンッ

由佳の身体が大きく痙攣をすると、

『ねぇあなた?』

と由佳の頭の中に声が響き渡った。

『だっだれ?』

ペニスをくわえながら由佳が尋ねると、

『ふふふふ…

 強くなりたい?』

と声は由佳に尋ねた。

『当たり前よっ

 保に悪いことを教えた上に、

 あたしにこんな事をして許せないわ!!』

由佳がそう返事をすると、

『判ったわ…

 じゃぁ…あなたを勇者にしてあげる…』

と声が答えると、

スッ

由佳の目の前に、

黒光りする漆黒色の逞しい裸体に妖しい彩色を施し

そして股間にペニスケースを付けた裸族の男の姿が浮かび上がった。

『だっだれ?』

『ふふ…

 あたし?

 昔ここで勇者になった者よ、

 あなたがくわえているそのオチンチンがあなたを勇者にしてくれるわ、

 さぁ、そのオチンチンを本来のあるべき所に持って行きなさい』

と勇者は由佳に告げると、

ググッ

「あっ」

突然由佳の手が動き出すと、

押さえ込もうとする角田の手を押し退けはじめた。

「なっなんだ?」

グッグッグッ

突然、猛烈な力で自分の手を押し返し始めた由佳の腕に角田は驚くと、

なんとかそれを押さえ込もうとしたが、

しかし、

由佳の腕は角田の腕を押し退けていくと、

ついに、

プハァ!!

由佳の口からペニスが離れていってしまった。

「おいっ何をしているんだ」

その様子を見た小野山が怒鳴り声を上げると、

「いっいやっ、

 この女…ものすごい力で」

角田は狼狽えながらそう返事をした。

「んだぁ?」

角田の返事に小野山は不機嫌そうな顔をすると、

「なんだそりゃぁ!!」

由佳の口から出てきたペニスの変貌ぶりに驚きの声を上げた。

「え?」

ビクン!!

棍棒のように勃起をしている漆黒色のペニスには、

さっきまであった皺が一本もなく、

それどころが生々しい輝きを放っていた。

「どうなってんだ?」

小野山と角田は顔を見合わせる。

『さぁ…

 それをあなたのオマンコに付けるのよ、
 
 そうすれば、

 オチンチンはあなたの物になるわ』

勇者がそう言うと、

『いやっ!!

 やめて!!』

由佳は悲鳴を上げるが、

しかし、

由佳の手はペニスを掴んだままゆっくりと股間へと降りていく、

ジュクッ!!

『あっ』

腕が降りて行くに連れて、

由佳のオマンコからは愛液が流れ出し、

クチョッ…

まるで、向かってくるペニスを受け止めるかのように口を開け始めた。

『そんな、こんなことって…』

思いも寄らぬ光景に由佳の頭は混乱をし始める。

『そう…

 ほらっ

 もぅあなたのオマンコは準備が終わっているわ

 早く入れてあげなさい』

「止めて!!」

勇者の言葉に由佳は思いっきり叫ぶと、

「なっ」

突然上げた由佳の叫びに小野山達は思わず飛び上がった。

そして、

「ゆっ由佳っ

 何をして居るんだお前は!!」

思わず保が飛びだして由佳の腕を掴むが、

「どけっ」

ガッ!!

由佳の片方の手が保の身体を思いっきり突き飛ばしてしまった。

「由佳…」

突き飛ばされて尻餅をついた保は呆然と由佳を見つめる。

すると、

ペニスを掴んだ由佳の腕がゆっくりと股間へと降りていくと、

ツツツツツ

っとオマンコの割れ目にそってペニスを動かしはじめた。



『さぁ…

 入れるのよっ

 入れて、そのオチンチンをあなたの物にしなさい』

頭に響く勇者の言葉に、

『いやぁぁぁ

 だめ、

 そんな…

 お願いだからこんな事は』

由佳は必死で闘っていた。

『ふふふ…

 無駄よ、あなたは勇者になるのよ』

そう声が言った途端、

ズブッ!!

由佳のオマンコの上で移動していたペニスが一気にその中に入り込んできた。

『いやぁぁぁぁ!!』

まだ男を知らない由佳の膣内にペニスが入り込むと、

一気に処女膜を突き破る。

『痛い痛い痛い!!』

由佳は悲鳴を上げるが、

しかし、

押し込まれたペニスは由佳の膣内を数往復したのち深々と差し込まれると、

シュルリ

ペニスが膣壁全体にへばりつくと、

ジワッ

っとペニスから由佳の子宮に向かって根を降ろし始めた。

「あっあっあっ!!」

体内のその変化に

カリ首よりも上の亀頭をオマンコの中から顔を出した状態で、

由佳は悶え苦しみだすと、

シュッ

シュッ

シュッ

っと由佳の手が動きはじめるとその亀頭をいじり始めた。

『ふふふ…

 どう感じる?』

と囁く勇者の声に、

『あっいやっ

 手を止めて!!
 
 感じちゃうのよ、
 
 だから手を止めて!!
 
 お願い!!』

と由佳が懇願するが、

しかし、

『だめよ、

 さぁ、これでこの勇者のオチンチンはあなたの物になったわ、

 次はこのオチンチンを大きくしなくっちゃね』

勇者は由佳にそう告げると、

更に激しく由佳の手は黒い亀頭を扱いていく、

『あっいやっ

 感じちゃうぅ』

カリ首を締め上げる感覚に由佳が悶えると、

メリメリ

メリメリ

埋まっていた亀頭が少しずつ持ち上がり始めると

血管を浮き上がらせた漆黒色の陰茎が伸びていった。

「あぅぅぅ

 あぅぅぅ」

うめき声を上げる由佳の股間から

まるでカタツムリが眼を伸ばすように伸びていく黒いペニスを保達は呆然と眺めていた。

そして、

由佳のオナニーも陰茎が伸びて行くに連れ、

手の動きも次第に大きくなっていく。

こうして、

シュッシュッ

シュッシュッ

ついには文字通り巨根となったペニスを由佳はしごき続けていた。

「すっげぇ…」

「きっ気持ち悪い…」

ドロッ

鈴口から先走りが流れ出し始めた化け物のようなペニスに姿に、

小野山は思わずそう呟くと、

「由佳が…

 由佳が…
 
 男になっちゃった…」

と保は呟いていた。

『すごい、

 すごい、

 こんなに大きくなっちゃったよ

 あなたは勇者になる素質があるんだ、

 これだけだけでも、立派な勇者だよ』

そう言って驚く勇者に、

『いやぁぁぁぁ!!

 言わないでぇ!!』

由佳は悲鳴を上げる。

すると、

『ははははは…

 でもまだまだだよね』

『え?』

『勇者の証を立ててこそ、

 あなたは私たちヤリ族の勇者の一人となる』

と勇者が由佳に告げると、

『勇者の証?』

由佳は思わず聞き返した。

『そう、勇者の証、

 でも、これはあなたが自分で立てるのよ』

そう勇者が由佳に言うと、

フッ

と勇者の姿が消えた。

その途端、由佳の身体が自由になった。

「あっ」

それに由佳が驚くと、

「由佳?」

恐る恐る保が由佳に話しかけてきた。

「保?」

振り返った由佳が聞き返すと、

「はぁよかった…

 由佳…

 ずっと変だったから」

胸をなで下ろしながら保がそう言うと、

「うわぁぁぁん」

由佳は泣きながら保の身体に抱きつくと、

「怖かったの、

 そこに裸族の勇者が現れて、

 あたしにオチンチンを…」

と言いながら泣きじゃくった。

「勇者?

 なっなんだそれ?」

由佳の説明に保は眼を白黒させながらそう返事をするが、

しかし

ムギュッ!!

由佳の股間に生えたペニスが押し当てられる感覚に複雑な気持ちを抱いていた。



「で、どうなんだそれは…」

さっきのどさくさに紛れて小野山達が姿を消した資料室で

保と由佳は、由佳の股間に生えたペニスを眺めていた。

ビンッ!!

しかし、硬く勃起する漆黒のペニスは、

なかなか萎えることはなかった。

「どうしよう…」

上目遣いで訴える由佳に、

「とにかく、

 病院へ行こう」

そう保が言うと、

「でも…」

「なに?」

「まだ授業中よ!!」

と由佳が言う、

「あっあのな、

 由佳っ」

頭を掻きながら保が呆れた口調で言うと、

「じゃぁ、6時間目が終わってから病院へ行こう」

保がそう提案をすると、

「うん」

由佳はそう返事をしながら脱がされた下着とスカートを身につけた。

ところが、

モコッ

勃起している裸族のペニスは簡単には隠せるわけにはいかず、

由佳のスカートをものの見事に押し上げた。

「うーっ」

その様子に由佳は困惑するが、

しかし、

「えいっ」

っと無理矢理両手でスカートを押さえつけると、

「これで大丈夫よ」

と言いながら資料室から出ていった。

「なんか、随分といい加減な…」

妙に積極的に振る舞い始めた由佳の姿に保は困惑しながら後に続く。



キーン、コーン!

「あらっ、

 由佳っ
 
 どうだった?」

教室に戻った由佳にクラスメイトが話しかけると、

「ううん、

 ちょっと保をね」

と言いながら由佳は股間を押さえながらバツの悪そうな様子の保を指さした。

すると、その様子を見たクラスメイトは、

「まさか、あの保君を説得したの?」

と由佳に詰め寄ると、

「うんまぁ…」

鼻の頭を掻きながら由佳が返事をする。

「そう、良かったじゃないっ

 代弁した甲斐があったわ」

そうクラスメイトは言うと由佳の背中を叩いた。

「あっ」

すると、その反動で

ビンッ

由佳のスカートが持ち上がってしまった。

「んどうしたの?」

いきなりしゃがみ込んだ由佳の姿に彼女が尋ねると、

「だっ大丈夫よ」

冷や汗を掻きながら由佳はそう返事をした。

そしてばれないように股間を押さえながら席に着くと、

「はぁ…」

っとため息を付くと、

そと同時に、

「おらっ、席につけぇ!!」

と言いながら現国の教師が教室に入ってきた。



「……はぁ…どうしよう…

 もしも、このオチンチンが取れなかったら、

 あたし、赤ちゃんを産むことが出来ないよぉ」

授業を受けながら由佳はそう思っていると、

いつの間にか彼女の右手が机の下に潜り込むと、

シュッ

シュッ

っとスカートの中で硬く勃起しているペニスを扱き始めていた。

そして、悩みながらも次第にペニスを扱く速度が上がっていっていた。

とその時、

『ふふ、なぁに、もぅ始めているの?』

と言う声と共に、

フッ

由佳の隣にあの勇者が姿を現した。

「きゃっ!!」

それを見た由佳は思わず悲鳴を上げると、

「どうした、御堂!」

悲鳴で授業を中断された教師が声を掛けた。

「え?

 あっ
 
 あれ?」

クラスの視線を一斉に浴びた由佳はキョロキョロすると、

「なっ何でもありません」

と返事をするとそのまま畏まった。

「あのなぁ…

 幾ら6時間目でもちゃんと俺の話を聞いて置けよ、
 
 ここは今度の期末テストにだすからな」

そう教師は言うと授業を再開した。



『もぅ怒られちゃったじゃないの!!』

と由佳が文句を言うと、

『授業か…懐かしいなぁ…』

と勇者はポツリと呟いた。

と同時に、

トクン

『あれ?』

由佳は次第に自分の心臓が高鳴り始めたことに気づいた。

トクン

トクントクン

『なんだろう…

 なにこれは…』

高鳴っていく心臓に由佳が困惑をすると、

『それは、お前の身体が勇者になりたがっている証だ、

 さぁ、勇者の証を立てる準備が出来た。

 勇者の証を立てるんだ』

と勇者は由佳にそう告げる。

『そんな…

 証を立てるって、
 
 どうするのよ』

シュッ

シュッ

ペニスを扱きながら由佳が聞き返すと、

「こらぁ!!

 御堂、さきから何をゴソゴソしているんだ、

 教科書…第3章、読んで見ろ」

と由佳の態度に切れた教師がそう命令をした。

「はぁーい(もぅ怒られちゃったじゃないか)」

そう返事をしながら現国の教科書を片手に由佳が立ち上がると、

由佳は声を上げて教科書を読み始めた。

そして、いつの間にか由佳の片手が股間をまさぐると、

勃起しているペニスを扱き始めた。

しかし、由佳のその行為はすぐに周りに知れ渡ると、

「おっおいっ」

「あ?」

「あれ」

「なぁに?」

「え?うそ」

波紋が広がっていくかのように教室の中にざわめきが広がっていった。

「なっ何かしら…」

教科書を読み上げながら由佳がそう思っていると、

「ゆっ由佳っ

 そっそれはなんなの?」

と傍のクラスメイトが由佳の股間を指さした。

「え?

(はっ)

 いっいやぁぁぁぁぁ!!」

その時になって初めて由佳は勃起したペニスをみんなの前で扱いていることに気づいた。

そして、悲鳴を上げると同時に、

ビンッ!!

由佳の手から離れたペニスは

股間から勢いよく勃起した。

「なんだそりゃぁ!!」

由佳の股間で起立する漆黒の極太ペニスに

クラス中から驚きの声が挙がっると、

「いやぁぁ見ないで!!」

由佳はすぐにそう叫ぶが、

しかし、腕の動きは止まらない。

「あっいや、止まって!!

 お願い!!」

由佳は傍にいる勇者に懇願するが、

『何を言う、

 それはお前が自分でしていることだ、

 私は関係はない。

 それよりも、さぁ勇者の証を立てるのだ』

と勇者は由佳に告げると、

「由佳っ何をしているんだよ」

と保が声を上げた。

「いやっ、保君来ないで!!」

ペニスを握りしめたまま由佳は壁に身体を預けると、

シュッシュッ

シュッシュッ

っと激しくペニスを扱き続ける。

「あぁ…

 みんながあたしのオナニーを見ている。

 恥ずかしいのに…
 
 あぁ、でっでも気持ち良い…」
 
顎を上げながら由佳は漆黒色のペニスを扱き続けていると

メリメリメリ!!

由佳の体中から軋むような音が響き始めると、

バキバキバキ

ゆっくりと、

その手足が伸びていくと、

身長も伸び始めた。

「どっどうなっているんだ!!」

教師を含めたクラスメイト達は一斉に由佳の反対側に固まると、

遠巻きにしながら由佳の変身を黙って見届けていた。

「あぁ…

 いっいい…」

シュッシュッ

喘ぎ声をだしながらペニスを扱く由佳の身体は瞬く間に2m程へと背が伸びてしまうと、

今度は

モリモリモリ!!

っと体中の筋肉が盛り上がり始めだした。

小振りな乳房は胸板に飲み込まれ、

ピンク色の乳首は黒く萎縮すると胸板の影に小さく付くだけの存在になった。

それ以外にも肩や背筋、そして腹筋が逞しく盛り上がっていく。

こうして、由佳が筋肉の鎧を身に纏っていくのと同時に、

その白い肌も徐々に茶色く漆黒色に変化していった。

「アァァァァ…」

裸族のように厚く腫れ始めた唇をパクパクさせながら、

由佳はオナニーを続けると、

ミシミシミシ

バリバリバリ!!

ついに身体の変化に付いてこられなくなった制服が引き裂け始めだした。

メリメリメリ!!

制服は縫製の部分から四分五列に切り裂かれていくと、

その内側より逞しく筋肉を発達させた由佳の漆黒の裸体が顔を出した。

そして

ついに制服が無惨に引き裂け散ってしまうと

由佳は逞しい勇者の体をクラスメイト達の前にさらけだしてしまった。

と同時に

「いやぁぁぁぁ!!」

女子の間から悲鳴が上がる。

『いぃ…

 あっあたし…

 あぁ出る…
 
 出る…
 
 出したいの、

 お願い、

 出しても良い?』

肉体の変身を終えた由佳は

朦朧とした意識に中で由佳はそう訴えると、

『さぁ、

 出しなさい、

 そして、勇者になるのですよ』

と勇者はそっと由佳に囁いた。

その途端、

「あぅぅぅ!!」

由佳はうめき声を上げると、

ビュッッッッッ!!

っと黒いペニスから白濁した精液を高く吹き上げてしまった。

「あぁ…

 あたし…出しちゃった…
 
 みんなの前で…
 
 勇者の証を立てちゃった。
 
 あぁ…
 
 いぃ…

 あたしは…勇者よ!!」

高く吹き上がっていく精液を眺めながら由佳はそう呟いていた。



『さぁ、生まれたばかりの新しい勇者よ、

 コテカを付けなさい。

 あなたが居るところはそこではないわ』

勇者の証を立てた由佳に勇者はそう告げると、

スッっと彼女のペニスにペニスケースを付けた。

『勇者様…』

コテカの中をペニスが滑っていく感覚に

由佳は恍惚とした表情で勇者を見ると、

『おめでとう、

 あなたは立派なヤリ族の勇者よ、

 さぁいらっしゃい…

 ヤリ族の村に案内するわ』

そう勇者は由佳に告げた。



また一つ、新しい逸話が生まれた。



おわり