風祭文庫・モラン変身の館






「有希」


作・風祭玲

Vol.595





ユラッ…

陽炎が立つサバンナをわたしはボディ族の勇者達と共に歩いていました。

この地に来てから幾日が過ぎたのか、

また、離ればなれになってしまった友人達はいまどうしているのか、

かつて様々なものが溢れていたの日々は夢の話だったのか、

日に焼け黒くなってしまった肌を晒し、

衣服と呼べるものは

腰に巻いている青く輝くトンボ玉で作られた腰紐一本のみの出で立ちで

わたしは歩いていました。



最後に立ち寄った村を出てから3日目が過ぎたとき、

このわたしを入れた5人の一団を率いるリーダーがある一点を指さし声を上げると、

その先には赤茶けた土の壁を晒す家々が姿を見せていました。

どうやら今晩はこの村にキャンプを張るらしいです。

「今夜はあそこで?」

わたしは前を歩く勇者に声をかけますと、

「そうだ」

と彼は言葉短めに返事をします。

すると、

「なんだ、お前はもぅ人が恋しいのか」

と別の勇者がわたしを小馬鹿にするようなことを口にしました。

「そうですっ

 悪いですか?」

勇者の言葉にわたしは思わず言い返してしまいますと、

「ふんっ、

 獲物を前に尻込みをした割には一人前の口をきくヤツだ」

その勇者はわたしの前に立ちはだかると、

そう言いながら

グイッ!

わたしのあごを掴み上へと向かせます。

空で輝く太陽を背景に勇者の顔は影で見えませんが、

しかし、

その顔の左右両側より目の白が浮かび出るようにわたしを見ていました。

「わたしを帰して…

 みんなのところに帰してください」

その目に怖じ気づくことなくわたしは言い返しますと、

「ふふっ、

 クムの眼力にも屈しないその気強さ、
 
 お前は勇者となる素質があるのだが、
 
 まだ勇敢さが無い」

とリーダーの勇者がわたしを指さしそう告げました。

「そんなことを言っても、

 わたし…
 
 女の子ですし、
 
 第一、勇者になんかなりたくありません」

リーダーのその言葉をわたしは思いっきり否定しますと、

「まぁいいっ

 今宵、お前は勇者となる。
 
 もう、お前の身体は十分に勇者になれるのだからな」

わたしを見つめながら勇者はそう言いい、

スタスタと歩き出してしまいました。



パチン!!

パチパチ…

夜、

満天の星空の下、

わたしはじっとたき火の日を見つめていました。

屋根のない広場の隅に設けられた白い灰の山、

そこがわたし達の今夜のベッドです。

いつもの野宿とは違う点は

この灰のベッドと、家々に囲まれた場所であることだけでしたが、

でも、たとえボディ族の人でも他の人の交わりがあるのはわたしには嬉しかった。

パチン

火にくべられた木が弾け、火の粉が星空へと舞い踊る。

日中は灼熱のサバンナとはいえども、

夜は涼しいというよりも寒い…

そんな寒さをしのぐにはこうしてたき火に当たっているのが一番です。

「はぁ…

 わたしが今夜、勇者になる。

 ってどういういみなんだろう…」

燃えさかる火を見つめながらわたしはそう呟いていますと、

ジン…

突然、肛門が疼き始めました。

「あっ…」

そうです。

ついさっきまでわたしの肛門には勇者達のオチンチンが押し込まれ、

激しく出したり入れたりを繰り返されていたのです。

トロ…

その肛門より液体が流れだし、

灰のベッドに黒い染みを作っていくのを見ながら、

「…力を抜け」

とわたしに命じた勇者達の声がよみがえります。

「いやっ」

その声にわたしは思わず頭を抱えてしまいますが、

しかし、押し当てられた亀頭が固く閉じている肛門を押し分け、

周囲に張り出しているカリ首が突き抜けた途端、

メリメリメリ!!!

そんな音を立てながら固くなっているオチンチンが

わたしの直腸の中に入ってくる感覚も同時によみがえってきました。

女の子のセックスとは違う、勇者による異常なセックス…

でも、勇者達はわたしを犯していると言う気持ちは無く、

わたしを仲間にしようとしているようにも見えます。

もぅ、何回こうして犯されたのでしょうか、

4人の勇者達の精液が微かに流れ出る感覚をわたしは感じていると、

ハァハァ

ハァハァ

いつしか呼吸が荒くなり、

ムクッ

わたしの股間からは赤黒い肉棒が勃きあがってきます。

くはぁ…

うっ

勃きあがったその肉棒をわたしの手が乱暴につかむと、

シュッシュッ

シュッシュッ

自然とわたしは肉棒をしごき始めていました。



シュッシュッ

シュッシュッ

男の人のオナニーの様に肉棒を扱きつづけるわたし…

そして、いましごいているこの肉棒はわたしの性器にあった陰核…

そうクリトリスが変化したものです。

卒業旅行で友達と共にこのサバンナに来て、

ボディ族の勇者達にさらわれたわたし、

その勇者達に肛門を犯された頃からクリトリスは成長を始め、

いまでは、男の人のオチンチンを思わせるくらいにまでなってしまいました。

無論、ボディ族の勇者達と比較すると長さと太さ、

そして堅さと全然比較にはなりませんが、

でも、こうして毎夜、肉棒を扱いているうちに、

その先端には穴が開き、

オシッコが流れ出るようになったのです。

さらに最近では

シュッシュッ

シュッシュッ

ハァハァ

ハァハァ

「うっ」

ビクン!!

わたしの身体の中に何かが溜まり始めますと、

「くっ
 
 来るっ

 来るっ
 
 来るっ
 
 来たっ」

ズーーン!!!

怒濤の津波となってわたしの身体の中を突き抜け、

「うわぁぁぁぁ!!!

 あっあぁぁぁ…!!」

ピュッ!!

シャァァァ!!!

開いていた肉棒の穴より

オシッコと共に粘性のある液体が吹き上がる様になってきたのです。



くはぁ

ハァハァハァ…

それらがすべて出し尽くした後、

わたしは言いようもない虚脱感に身をゆだねていました。

「はぁはぁ

 あたし…
 
 どうなっちゃったのかな…

 最近、オシッコの前に出る粘液がが白く濁ってきたし、
 
 それに肌もこんなに黒く…
 
 わたし…ボディ族に…なっているの?」

虚脱感の中、

”ボディ族になっていく…”

その考えたくもないその思いに思わず頭を横に振りますが、

『…お前は、今宵勇者になる…』

昼間、リーダーが言った言葉がわたしの脳裏に響きます。

「いやよ、

 ボディ族なんかに誰がなるものですか」

その言葉に抗するように足を抱えわたしはそう決意しますが、

しかし、わたしの胸の乳房は、

この旅の間に次第に小さくなり、

代わって盛り上がった胸板に吸収され、

乳首だけが胸板の影で小さく存在を見せるだけの姿になっていました。

また、身体の筋肉もとても女の子とは思えないほどに発達をしていて、

ちょうど、大人の仲間入りを果たしたばかりの、

ボディ族の少年のような姿にわたしはなっていたのでした。

「帰りたい…

 あの日に…
 
 まだ、女の子だったあの日に帰りたい…」

顔を膝に当てながらわたしはそう呟いていると、

サクッ

サクッ

誰の足でしょうか、

わたしに近づいてくる足音が聞こえてきました。

「ハッ

 誰?」

泣いているところなど勇者達に見られたらそれこそ一大事です、

わたしは慌てて涙を拭き、顔を上げますと、

そこには一人のボディ族の女性が豊満な肉体美を見せながら

わたしの前に立っていました。

「誰?」

女性に向かってわたしは名前を尋ねますが、

クネッ!

女性はそれには答えず、

それどころか女性は股間を大きく開いて、

まるでわたしを誘うように性器・オマンコを見せつけます。

「いやっ」

わたしは女の子の性器など見るのもイヤだったので、

目の前で大きく開かれた毒々しい姿のオマンコを拒絶しますが、

しかし、

「うっ」

ビクン!!

再び肉棒が固く伸びてきますと、

ハァハァ

ハァハァ

わたしの呼吸が荒くなってきました。

「…どうして、

 なんで…」

身体の奥よりわき出してくる衝動にわたしは驚いていると、

スッ

ボディ族の女性は長い足を折り、

そしてわたしに抱きついてきます。

「あっ

 いやっ」

強烈な体臭と、

軟らかい肉の感触にわたしは彼女を突き飛ばそうとしますが、

しかし、彼女はわたしにしっかりとしがみつき、

ギュッ

わたしの股間でいきり立つ肉棒を握りしめます。

「あんっ」

まるで力の源を押さえ込まれたようにわたしの身体から力が抜けていきますと、

「ふふっ」

ボディの女性は小さく笑い、

わたしの口にその厚い唇を重ね合わせます。

その途端、

「あっ!!」

わたしの視界は一気に真っ暗になり、

「うわぁぁぁぁ」

まるで奈落の底に突き落とされるかのように

わたしは闇の中へと落ちて行きました。



カチ

カチ

カチ

「うっ」

どれくらい経ったでしょうか、

規則的に響き渡る音にわたしは目を覚ましますと、

ゆっくりと起きあがりました。

「どこ?

 ここ…」

焦点がぼやけた視界の中、

わたしはいま自分がいる場所を確認していますと、

やがて、それは懐かしい光景となって像を結びました。

「あっあれ?

 ここって、
 
 ウチじゃない…
 
 しかも、ここは玄関から少し入った廊下…」

そう、わたしは日本の自宅に戻っていたのです。

夢にまで見た光景にわたしは慌てて頬をつねってみますが、

「痛い…

 夢じゃない」

頬を走る激痛にわたしはコレが現実であることを認識すると、

すかさず飛び起き、

「おっお母さん!!!

 いるの?」

と声を上げてしまいました。

しかし、いくら呼んでもわたしの声への返事は無く、

わたしは自宅の中を走り回ります。

そして、

視界に入ってきたわたしの部屋へと通じるドアを見つけますと、

チャッ

パタン…

わたしはためらわずドアを開け、部屋へと入って行きました。

その直後、わたしの目の前に現れたのは

旅行へ出発する朝、

この家を出て行く時と全く変わらない部屋の様子でした。

「あのまま…なんだ」

部屋の中をゆっくりと見回しながら

わたしはかつて勉学に勤しんでいた椅子に手を当てると、

くるりと椅子を廻し、ゆっくりと腰掛けます。

しかし、

キィ…

微かな音共に伝わってきたのは

ヒヤッ

剥き出しのお尻に椅子の冷たさでした。

「あっ

 わたし…裸のまんまだ」

その時になってわたしは自分が裸でいることに気づくと、

急に恥ずかしさを感じ始め、

それを感じながら机に向かって向きを変えた途端、

コツン!!

今度は膝が机の引き出しに当たります。

また、高校時代、身体にちょうど合わせていたはずの机が小さく見え、

極めて窮屈なものになっていることに気がつきました。

「そっか

 わたしの身体…こんなに変化していたんだ」

裸に飾り紐のみのほぼ全裸の姿で

ボディ族の勇者達と共にサバンナを駆け抜ける生活を続けていた間に

わたしの身体はボディ族と同じような体格も変化してしまったようです。

そして、それを自覚しながらわたしは無言で立ち上がりますと、

自分が身につけていた衣類が納められているタンスへと向い、

そっと、一番上の引き出しを開けます。

以前はあごのすぐに下に出てきた引き出でしたが、

しかし、いまのわたしには鳩尾あたりとなり、

それだけ身長が伸びてしまったことを如実に物語っていました。

「そのままだ…」

未だに引き出しに中に詰め込まれたままの下着類を見下ろしながら、

わたしはそう呟くと、

そっと一枚、取り出し、

サバンナでの生活で長く伸びてしまった足に通しますと、

衣類を全く身につけていたなった股間へ一気に引き上げます。

けど、

ブルン!!

そう、ボディ族の勇者と共にいた間にもっとも変化した部分、

肉の棒が引き上げた女物の下着を拒絶しその脇より飛び出してしまうと、

「あぁっ」

わたしの口から困惑と諦めに似た声が思わず漏れ、

ギュッ

無言で下着から飛び出す肉棒を握りしめました。

そして

握りしめたまま再び椅子に座りますと、

いま履いたばかりの下着をおろし、

股を大きく開くと身体を折り曲げると、

顔を股間へと近づけてゆきます。

ボディ族の勇者としての生活は

固かったあたしの関節を柔らかくしていて、

みるみる目の前に肉棒の先端で開いている穴が近づいてきます。

ヒューッ

ヒューッ

鼻の息が先端に掛かってきます。

「あっあたしのオチンチン…」

目の前に迫る肉棒をわたしは”オチンチン”と呼び、

大きく深呼吸をすると、

そっと口を開いて舌を出し、

その舌の先でチョンと穴をすくい上げるように這わせると、

ビクン!!

「うっ」

肉棒・オチンチンは大きくはね、

また身体の中を電気ショックに似た快感が突き抜けていきます。

しかし、それにも関わらず、

チュプ…

わたしはオチンチンをくわえ込んでしまいますと、

チュプ

チュプ

チュプ

自分の頭を前後に動かし、

オチンチンをしゃぶり始めてしまいました。



自分で自分のオチンチンをしゃぶる…

灼熱のサバンナを裸に一本の槍のみで渡り歩くボディ族の勇者は飲み水を得るため、

場合によっては自分のオシッコを飲んで渇きをいやします。

ボディ族の勇者として鍛えられてきたわたしは

すでにこのような行為すらも出来るようになっていたのです。

しかし、いまあたしには別の目的がありました。

それは…精液…

ボディ族の勇者は自分の精液を飲み、

それで飢えをしのいでいます。

そして、

いつの間にか、わたしもその精液を求めていたのでした。

チュプ

ヌプッ

クフッ

唾液をのどの詰まらせながらもわたしは自分のオチンチンをしゃぶり続け、

そして、あたしの身体の奥からはき出されるものを待ちかまえます。

ジョリ

ジョリ

ボディ族の勇者達と同じ縮れ毛が生え始めた髪の毛がわたしの股をこすり、

「うっ」

ビクッ

ビクッ

その感触がさらにわたしの奥に溜まり始めた熱いモノをはき出させようとします。

「見て…

 あたしの姿を…
 
 見て、この黒い肌のあたしの姿を、
 
 見て、自分のオチンチンをしゃぶっているボディの勇者となったわたしの姿を」

そんなことを心の中で叫びながら、

ブシュッ!!!

わたしはわたしの口の中へと射精します。

射精後、

口から鼻に抜けてゆく苦く生臭い香りに、

わたしはサバンナの臭いを重ねながら、

はっ

はっ

はっ

ふぅ…

顔を上げて息を整えていると、

「ねぇ、誰かいるの?

 まさか、お姉ちゃん?」

と少女の声が響くのと同時に

カチャッ

閉じておいたドアが開き、

かつてあたしが身につけていたのと同じデザインの制服を着た少女が部屋に入ってきました。

「さっ早希…」

その少女を一目見た途端、

彼女が妹・早希であることにわたしは気づき、

妹の名前を呼びましたが、

「だっだれ?!」

早希は椅子に座っているわたしを見つけますと、

まるで化け物を見ているような驚きと恐怖を重ね合わせた表情で見ます。

「早希…

 わたしよ、
 
 有希よっ」

しかし、わたしはそんな妹の表情にはお構いなく立ち上がると、

引き込まれるようにして一歩一歩向かっていきました。

けど、

「いや…

 こっ来ないで…
 
 こっちに来ないで…」

妹は向かってくるわたしから逃れるように壁に自分の身体を押し当てると、

ゆっくりと入ってきたドアに向かって移動してゆきます。

「どうしたの早希っ

 お父さんとお母さんは?
 
 ねぇ…
 
 何か言ってよ…」

わたしを見ながら顔を引きつらせる妹に向かってなおも話しかけますが、

「なっ何を言っているのよ、

 なに言っているか判らないのよ、

 お姉ちゃんの部屋から出て行ってよ、

 この変態男!!!」

私の言葉が通じないのか早希は怒鳴ると、

近くにあった縫いぐるみを取るなり、

わたしに向かって投げつけると、

ダッ!!

走って逃げだそうとしました。

「なっ」

ボフッ!

妹が投げたヌイグルミがわたしの身体に当たるのと同時に

わたしは思わず手を伸ばすと、

走って逃げようとする早希の襟を掴み、

思いっきり引き戻しました。

すると、

「きゃっ!」

悲鳴を挙げる早希の身体はわたしの方に向かって飛んでくるなり、

わたしのすぐわきをすり抜け、

ドン!!

大きな物音を立てながらわたしの後ろの壁に激突してしまったのです。

「はっ

 早希っ!!」

サバンナでの生活は私の姿だけではなく力をも大きく変えてしまったみたいです。

無理もありません、

遠くにいる獣に風下から近づき、

そして、力一杯手にした槍を投げる生活をしていたのですから。

「だっ大丈夫?

 早希?」

ぴくりとも動かなくなってしまった妹にわたしは慌てて駆け寄ると、

抱き起こしますが、

しかし、早希は衝撃で気を失ってしまったらしく、

また、鼻の血管を切ってしまったのでしょうか、

一筋の赤い筋が鼻から伸びてゆきます。

「どっどうしよう」

気を失い、鼻血を流す妹の姿にわたしは困惑し、

そして、

「そうだ、救急車!!」

救急車を呼ぼうとして再度早希の具合を見たとき、

ドクン!!!

「はっ」

わたしの心臓が大きく高鳴りました。

「なっなに、

 この感覚…」

ドクン

ドクン

胸の奥からこみ上げてくる、この突き上げるような感覚にわたしはとまどいながら、

早希を床の上に寝かせたとき、

「あっ」

わたしの手に妹の血が付いてしまいました。

すると、

ドクン!!

また、さらに心臓が高鳴り、

「はぁはぁはぁ」

わたしの呼吸が荒くなると、

ムクッ!!

射精し、萎えたはずのオチンチンが固く勃起し始めたのです。

そう、わたしは流れ出る妹の血に興奮してしまっていたのです。

ハァハァ

ハァハァ

プクッ

鼻の穴を大きく膨らませながら

わたしは手に付いた妹の血で自分の左右の頬に筋を書くと、

わたしの意識はだんだんと身体から離れ、

代わりに別の意志が身体を支配し始めました。

「あぁ…

 狩りの時と同じだ…」

血を流しながらも向かってくる手負いの獣と対峙しているときに

よく起こる現象がいま起きていることにわたしは少し驚きますが、

その間にもわたしの手は妹へと伸び、

無防備状態になっている早希の胸元を握りしめました。

そして、

フンッ!!

ビリィィィィ!!!!

胸元を左右に引っ張っただけで、

早希が着ていた制服はあっけなく引き裂け、

それによって晒される白い肌がわたしの視界に入ってきます。

「…あっ

  こんなに色が違うんだ…」

綿のように白い早希の肌と、

褐色と言うより墨のような黒い肌に覆われたわたしの手…

2つの色の格差にわたしは愕然としますが、

しかし、わたしの手は早希の制服を引き裂いただけでは止まらず、

さらにスカートを下着ごと取り去ってしまうと、

わたしの眼下には女の肉体を晒す妹の身体が横たわっていました。

「早希ったら…

 すっかり女に…」

瑞々しい18歳の妹の肉体にわたしの心臓はさらに高鳴ると、

まるで咲き誇る花に誘われるハチのごとく、

わたしは飾り毛が覆い隠す妹の股間へと吸い寄せられ、

左右の足を開かせると、

その間に割って入り込みます。

ふぅ…

鼻の中をいらずらっぽくかき回す女の香りをわたしはいっぱいに吸い込むと、

黒い両手をその毛の中に入れ、

中で閉じている肉のカーテンを左右に開きました。

すると、

クニッ

軽い弾力をもってカーテンは開き、

淡いピンク色の肉ヒダがわたしの目に飛び込みます。

自分の股間から失われてしまった形と色に

わたしは懐かしさと共に、

未だにそれを持っている妹への嫉妬心が心の底に渦巻き始めました。

「早希…」

クニクニ…

未だに汚れを知らない肉ヒダを弄ぶ感覚を味わいながら

わたしの視界は徐々にそこへと引き込まれ、

そして自分の口をその肉ヒダにくつけると、

ペロ…

仕留めた獲物の生き血をすするときと同じように舌で嘗め始めました。

鉄の味がする血とは違う、

甘く、そして酸味を帯びた香りがわたしの口いっぱいに広がり、

わたしの舌はさらにそれを求めて、

ヒダの奥にある穴を盛んに攻め始めてしまいました。

すると、

「うっ」

早希の口からうめき声が漏れ、

ジワ…

その穴より液体が流れ始めると、

ペチャペチャ、

わたしの口はそれを一滴も取りこぼすことなく嘗め取ります。

そのとき、

ピクッ!!

早希の足が微かに動くと、

「?」

わたしは口を離し見上げました。

「ひっ」

見上げたわたしの目に飛び込んできたのは

白い顔をさらに白くさせ、

顔を強ばらせている早希の顔でした。

「あっ

 早希、
 
 気がついたのね」

それを見たわたしはほっと一安心しながら話しかけますが、

しかし、妹は歯をガチガチ鳴らしながらおびえ続けます。

「早希…

 なんでそんなおびえた目でわたしをみるの?
 
 お姉ちゃんよ、
 
 お姉ちゃんの美希よ」

再びわたしは妹に向かって話しかけますが、

「いっいやぁぁぁ!!!」

早希はそのような声を絞り出しつつ両腕で胸元をガードし続けます。

「早希…

 わたしのことが判らないの?」

「いやっ」

「お姉ちゃんよっ」

「いやっ」

「本当に判らないの?」

「いやっ、

 あっち行ってぇぇ!!!」

早希はそう怒鳴ると足でわたしの身体を蹴り飛ばしてしまいました。

「早希っ!!」

「わたしの前から消えてぇぇぇ!!!

 この土人!!」

妹を呼ぶわたしの声をかき消すように早希の怒鳴り声が響いたとき、

「!!っ」

わたしの中で何かが弾け、

また、別の意識がわたしの身体を乗っ取ります。

そして、その次にわたしが見たのは

鞭のようにしならせた腕を左右に振り下ろし、

早希の顔を叩き続ける様子でした。

パシン

パシン

パシン

わたしの部屋に妹を叩く音が幾度もこだまし、

やがて、早希の身体から力が失われていくと、

ダランと両手が垂れ下がってしまいます。

妹はわたしには逆らうことを諦めたようで、

「乱暴なことはしないで…」

と一言囁きました。

けど、わたしはそんな妹には構わずに、

ドタッ

力が抜けた早希の身体をうつぶせに組み伏せると、

お尻をもち上げさせると、

その真ん中、

門のようにそびえ立つ早希の局部・オマンコめがけて、

固く勃起し、いきり立つ自分のオチンチンを押し込んでしまったのです。

ズニュゥゥゥ…

出血と共に早希の暖かい肉がわたしを包み込み、

その後すぐにきつく締め付けてきます。

「うっ」

まるで、全身を押しつぶされるような感覚を振り切るようにして、

わたしは腰を動かし始めますと、

「うわぁぁっ」

早希は悲鳴を上げながら身体を硬直させますが、

わたしは構わずに腰を振りました。

パンパンパンパン!!!

テンポの速い音が部屋にこだまし、

その中でわたしは野獣へとなってしまったのです。

「あぁ、

 これが男の感覚…
 
 あぁ
 
 これが真の勇者の感覚…」

妹を犯すわたしはこの中で初めて、

男として、

ボディ族の勇者として目覚めたのです。

そして、

ムクムクと大きくなっていくオチンチンを感じながら、

「うわぁぁぁぁぁ!!!」

「っ!!!」

絶頂を迎えた妹・早希の悲鳴と共に

ジュッ!!!!

わたしはその体内へと射精をしてしまいました。

妹を犯してしまった。と言う事実と共に…



「あぁ…

 いっいぃ…」

射精の快感を味わいながら

わたしは妹・早希の体内奥深くに精液を吐き出し続けていました。

すると、

スッ…

辺りは急に暗くなり、瞬く間に闇に包まれてしまうと、

「ハッ

 わたし、何をして居るんだろう」

その時、わたしは正気に戻りましたが、

でも、

ギュッ!!

わたしの股間から伸びるオチンチンは締め付けられ続け、

また、

「アンッ

 アンッ」

わたしの耳に女性のあえぎ声が響いてきます。

「早希っ」

その声を早希の声と思いましたが、

しかし、わたしの眼下でオチンチンを飲み込んでいたのは、

あのボディ族の女性でした。

「え?

 うそっ」

わたしの股間に自分のお尻を押しつけ、

オチンチンを飲み込んでいる女性は体中を灰だらけにしながらあえぎ声を上げ、

また、わたしの両手はその女性の腰を鷲づかみにして、

腰を支点にわたしは自分の腰を振っていたのです。

「あぁ…わたし…」

そう、わたしはあの女性を犯していたのです。

早希はわたしが見ていた幻だったのでしょう、

グチョ

グチョ

イヤらしい音を体臭を振りまきながら女性は絶頂へと上り詰めていくのと同時に、

「あぁっ」

シュシュッ!!

わたしは女性の胎内へ射精をしてしまいました。

ハァハァ

ハァハァ

射精後わたしは女性の背中にのしかかるように身体を委ねていると、

「どうやら、一人前の勇者になったようだな」

とボディ族のあのリーダーの声が響きました。

「え?」

その声にわたしは上体を起こすと、

闇夜に溶け込むように4人の勇者達がわたしを取り囲み、

そして、皆が頷くと、

「お前のイリガを見てみるとよい、

 一人前のイリガになっている」

と指摘してきました。

「一人前のイリガ?」

リーダーの言葉にわたしは挿入したままのオチンチンを抜き取り

そして、改めてみてみると、

「あぁこれは…」

そう、女性の胎内から出てきたわたしのオチンチンは、

長さも、

太さも、

そして、先端で大きく開いているカリ首の大きさも、

ボディ族の他の勇者たちと見劣りすることがないくらい立派な姿になっていました。

「ふふっ

 我々と同じイリガを持ったお前はもはや勇者だ、
 
 さぁ、日が昇ったら直ちにここを出発するぞ」

リーダーはそう言うなり腰を上げると、

「ふんっ

 今夜一晩、その女はお前のものだ、
 
 好きにするがいい」

と別の勇者はわたしに告げ、闇の中に消えていきました。

そして、翌朝、

「こっこれは…」

村から少し離れた位置に流れている川面に映る

自分の姿にわたしは驚きました。

なぜなら、

映る自分の姿は以前の面影など全くない、

ボディ族勇者の姿だったのですから。

「これが…

 わたし…」

そう呟きながらわたしはがっくりと腰を落としますが、

しかし、股間では勇者のオチンチンが大きく揺れています。

勇者…

ボディ族の勇者…

あたしはもぅ有希ではありません。

このサバンナで裸の身体を晒し、

一本の槍のみで生き抜いてゆくボディ族の勇者なのです。

この事実にわたしは川の水で顔を洗うと、

思いっきり声を上げました。

もぅ、昔には戻れない…

それを心に刻み込むために…



………ピーポー

   ピーポー

  「どうしたんです?」

  「三沢さんちに痴漢が入ったそうですよ」

  「え?

   痴漢?」

  「えぇ、

   それで、学校から帰ってきた娘さんが襲われてねぇ

   まったく、一人娘なのに…」

  「はぁ、それはひどい

   あれ?

   三沢さんって娘さん二人いませんでしたっけ?
 
   確か、アフリカかどこかに旅行に行った後、
 
   行方不明になったとかで」
 
  「何を言って居るんですかっ
 
   三沢さんのところには有希さん…
 
   あれ?
 
   早希さんだっけかな?
 
   うん、その高校生の娘さんしか居ませんよ」



おわり