風祭文庫・モランの館






「ヌバへ」


作・風祭玲

Vol.413





「ねぇ千尋っ、これからマクド寄っていく?

 奢ってあげるわよ」

学校帰り、友人の美穂があたしにそう話しかけてくると、

「あっ悪いけど、あたしパス!」

美穂の言葉にあたしはそう返事をし、謝るように手を上げた。

「どしたの?」

「えへへ…

 今日ママが帰ってくるんだ」

「へぇぇ、そうなんだ…

 そういえば千尋のお母さんって外国で仕事をしているんだよね」

美穂は感心しながらそう言うと、

「うんっ」

綺麗に切りそろえた髪を揺らしてあたしは頷いた。



タッタッタッ

美穂と別れたあたし一目散に走りはじめ、

とあるマンションに入ると

靴音がこだまさせながら廊下を走っていった。

そして佐藤という表札が掛かるドアの前に立つと、

「はぁはぁ」

逸る胸を押さえながら、そっとドアノブに手を伸ばした。

カチャッ

学校に出かけたときには締めていたドアが軽い音を立てて開き、

そして、それと同時に、

甘い、美味しそうな香りがあたしの鼻をくすぐった。

「ママ。帰っているの?」

その香りにあたしは思わず声を上げると、

「そんな大声を上げるものではありません。

 近所に迷惑でしょう?」

とあたしを嗜めるママの声が響き渡った。

「!!」

その声を聞いたあたしは靴を脱ぐのももどかしく感じながらキッチンに飛び込むと、

「お帰りっ

 ママ!!」

と叫びながらキッチンで夕食の支度をしていたママに飛びついていた。



「それにしてもママって本当に片付けるのが早いのね」

ママと二人で夕食を食べていたあたしは

朝と大して変わらない部屋の様子に感心しながらそう言うと、

「そうね、

 あんまり荷物がないから…」

とママは答える。

「ふぅぅん…」

ママの答えにあたしは感心すると、

ふと、リビングの隅に置かれている、紐のようなものが目に入ると、

「あれ?

 あんなもの無かったけど…

 ママが置いたの?」

とそれを指差して尋ねた。

「えぇ、

 ちょっとね

 あとで片付けておくね」

あたしの指摘にママはそう返事をすると、

「ふぅぅん…」

あたしは頷きながら明かりを受け青い光を放つ紐から視線をそらした。



あたしの名前は佐藤千尋、17歳の高校2年生。

ママと二人でこのマンションに住んでいるんだけど、

でも、ママは外国で仕事をしていて、

こうして帰ってくるのは1年に1回のみ

ちっちゃかった頃はパパが居たからさびしくなかったけど、

でも、高校に入った春、そのパパも外国へ行き、

以降、あたしは一人でここで生活をしていた。



「ねぇママ、一緒にお風呂に入ろうよ」

夕食後、

ママが後片付けが終わるのを見計らってあたしはママに声をかけると、

「えぇ?

 なによ、千尋ちゃん、

 高校生になってママと一緒にお風呂に入るの?」

はにかみながらママは返事をした。

すると、

「いいじゃない、

 1年に1度の母と娘のスキンシップは大切よ」

あたしはママに抱きつきながらそんな理由を付けると、

「もぅ」

ママは嬉しそうにあたしの頭をなでる。



「ねぇママ…

 ママの仕事ってナニをしているの?

 学校で友達によく聞かれるんだ」

湯船につかりながらあたしはママにママの仕事について尋ねると、

「そうねぇ…

 なんていったらいいかしら…」

あたしの質問にママは思案顔をする。

「そんなに難しい仕事なの?」

「うんまぁ…ね」

ママの仕草からママのしている仕事の難しさを感じると、

ふと、ママの胸元に浮き上がっている菱形の傷のようなものに気づいた。

「ねぇママ…

 それって傷?」

その傷のようなものを指差しながらあたしは手を伸ばし、

ちょんとママの胸の傷に触れると、

「(ハッ!!)ダメッ」

いきなりママは声を上げると、

バッ

あたしの手を叩くのと同時に胸を隠し、

「なんで…

 なんでこれが浮き出ているの?」

と困惑した表情で呟いた。

「?

 どうしたの?

 ママ…」

ママの豹変ぶりにあたしは驚くと、

ビクッ!!

「あんっ!!」

突然、ママの体が小さく動き、喘ぐような声を上げると、

ムリッ!!

ママの股間から小さな塊が飛び出した。

「まっママっ

 そっそれは…」

ママの股間から顔を出した親指ほどの肉塊をあたしが指差すと、

「あっ!!

 いやっ見ないで!!

あたしに指摘されたママは慌ててそれを隠すとそう叫んだ。

「まっママ

 なっなんなの?

 それは…」

湯船から上がったあたしはママの肩に手を置きながら尋ねると、

「…これは…

 …オチン…チンなの」

ママは言葉に詰まりながらもあたしの質問に答えた。



「え?

 それってどういう…」

ママの答えにあたしは驚くと、

「千尋ちゃん…」

ママはあたしの方を見ながらそう呟き、

そして、何か意を決したような表情になると、

「いっいつか本当のことを言わなければならないと思っていた」

と言いながらスッと立ち上がり、

そして、ドアの方へと向かうと、

「千尋ちゃんもお風呂から上がりなさい…

 大切なお話があります」

とさっきまでとは違う真剣な表情でママはあたしにそう告げ、

一足先に脱衣所へと出て行ってしまった。

「一体何が…

 なんで、

 なんで、ママにオチンチンが…?」

ママにオチンチンが生えた…この衝撃の事実にあたしは訳が判らなくなり、

しばらくしてママが居なくなった脱衣所へと駆け込んだ。



「ねぇママいったいどうし…

 なっなにしているの?」

バスルームから出てきたあたしはママに訳を聞きながらリビングに向かうと

そこので見たママの姿に驚きの声を上げた。

「何って…」

驚くあたしにママは平然と答えると、

「ママ、なんで何も着ないの?

 風邪を引くよ」

何も身に着けない全裸のままのママにあたしはそう言って、

大急ぎでバスローブを手渡そうとすると、

「いいの、いらなの…」

ママはあたしが差し出したバスローブを突っ返した。

「なんで?

 どうしたのママ?」

ママの行動が理解できないあたしはその理由を尋ねるが、

でも、ママはあたしの質問には答えずに、

リビングの隅においてあった青い石をつないで作った紐のようなものを取り上げると、

それを自分の腰につけ、

そしてあたしの方を見ながら、

「これがママの服よ…」

と言った。

「えぇ?

 ママ、何を言っているの?」

ママが言った言葉の意味をあたしは尋ねると、

「千尋ちゃん…」

ママはあたしの正面に立ち、じっと見据える。

そして、

「なっなに?」

ママから出てくる気迫にあたしが押されはじめたとき、

ムリムリムリ!!

バスルームで見たときには親指の先程度だったママのオチンチンが見る見る数倍の大きさになり、

ビクン!!

ビクン!!

っと股間で揺れ始めだした。

「まっママ、

 おっオチンチンが…

 オチンチンが大きくなっているよ」

大きくなってくママのオチンチンを指差しながらあたしが指摘すると、

「まだまだよ、

 もっともっと大きくなるのよ、

 ママのイリガはね…」

ママは自分のオチンチンをイリガと言い、

手にオチンチンを乗せるとそれを弄びはじめた。

「イリガ?」

「そうよ、

 オチンチンのことをヌバ族ではイリガと言うのよ」

「ヌバ族?」

「えぇ、ヌバ族…

 灼熱の大地の勇者…」

「?」

ママの口から語られるその言葉にあたしは首を捻ると、

「そうね、

 いきなりヌバやイリガって言われても千尋ちゃんには判らないよね」

あたしの困惑した様子を見たママはそう言うと

スッ

右足を引き上げると、

上げた右足を左足のひざの横につけ、

壁に手をついた。

すると、

ビクン!!

ママの股間ではオチンチンが次第に黒く染まりながら伸びていき、

すでにあたしの掌よりも大きくなっていた。

「……」

その様子をあたしは唖然としながら眺めていると、

「さて、どこから話しましょうか」

ママはそう言いながら、少し思案顔になった後、あたしを見ると、

「千尋ちゃん、

 いまママが男の人になっていることは見てわかるわよね」

と尋ねる。

「うっうん…」

ママも言葉にあたしは頷いて見せるが

でも、ママのアソコから男の人のオチンチンが生えている。

その事実をマザマザと見せ付けられてもあたしは信じたくなかった。

すると、

ママは胸に浮き出ている傷に手を当てながら、

「千尋ちゃん…

 これまで千尋ちゃんを騙してきてごめんね…」

と謝った。

「え?

 騙した?

 それってどういう…」

ママの言葉にあたしは思わず聞き返すと、

「実はママ…

 ヌバ族の呪いを受けているの…」

「ヌバ族の呪い?」

「そう…

 もぅママにはアフリカ・ヌバ族の呪いが掛けられていて、

 こうして本来の姿に戻って千尋ちゃんに会えるのは1年に一度だけ…」

「じゃぁそれ以外は?

 ママが外国で仕事をしている。ってことはウソだったの?」

「そうね

 外国で仕事をしているのは半分当たっているわね、

 だって、ママはヌバ族の勇者なんだから」

「ヌバ族の勇者?」

「そうよ、裸に腰紐だけの姿で戦いを求めて荒野を闊歩する勇者…

 ママに掛けられた呪いはその勇者に変身をすると言うものなの」

「じゃぁママのそのオチンチン…

 ってえぇ!?」

ママの告白にあたしはママのアソコから生えてきたオチンチンのことを尋ねようとしたとき、

ムキッ!!

ママの身体には幾筋もの筋肉の影が浮き上がり、

また、肌の色も黒く染まっていた。

「ママ…!!」

「あぁ、変身が進んできたわね…

 本当はこんなところ千尋ちゃんには見せたくはなかったんだけど、

 でも、今日は見て欲しいの、

 ママがヌバの勇者になっていくところを」

驚くあたしにママはそう言いながら笑顔を見せる。

ムリッ!!

メキメキメキ…

ママをヌバ族にしていく悪魔の音がリビングにこだまし、

それに合わせてあたしの目の前に立つママの身体は大きく膨らんでいった。

「ママ…」

居てもたっても居られなくなったあたしはママの傍に行こうとすると、

『だめっ(はぁ)

 こっちにきてはダメ(はぁ)』

男のような低い声で荒い息をしながらママはあたしを制止した。

「どうして…」

ママの制止にあたしは訳を尋ねると、

『いまのママに近づくと、

 千尋ちゃんも呪いを受けてしまうわ…』

墨色に染まっていく肌に汗を流しながらママはあたしにそう言うと、

自分の手を股に入れ、

その真ん中で硬く大きくなっているオチンチンを握り締めると、

シュッ

シュッ

っと扱き始めた。

「ママ…それは…」

『くはぁ

 おっ男の人はこうするときっ気持ちいいのよ』

ムワッ

キツイ体臭を撒き散らしながらママはそう答えると、

シュッシュッ

シュッシュッ

とオチンチンを扱き続ける。

そしてママの手が往復するごとにオチンチンは更に伸び、

黒い肉槍と化していくと、

ムキッ!!

ゴキッ!!

ママの身体も一回り…いや三周り以上大きくなり、

墨色に染まっていく肌と張り詰めていく筋肉と相まって、

まさに獰猛な野獣を思わせる姿になっていった。

「ママ…」

『うぉぉぉぉ!!

 でるぅぅぅぅぅ!!』

長いオチンチンを扱き、

そう叫びながらママが顎を上げると、

ムリムリムリ!!

唇が厚く、鼻が横に潰れ、

眼窩が盛り上がった

そう以前TVで見たことがあるアフリカの土人と同じ顔になっていた。

「ママが…

 ママが…

 土人になっていく…

 いや、

 そんなのいや!!」

『くぉぉぉっ

 出る

 出るぅ

 見て、

 ママが勇者の証を立てる所を見てぇ』

まるで獣のような唸り声をママは上げると、

シュッ!!

ママのオチンチンから白い筋が続けざまに伸びていった。

それと同時に

ムワッ…

生臭い匂いがリビング一杯に広がっていくと、

『くはぁ

 はぁはぁ』

オチンチンから白い糸を垂らしながらママがガックリとひざを突ついた。

「ママっ」

それを見たあたしは思わず飛び出すと、

『だめっ!!』

ママは腕をあたしのほうに伸ばして制止させた。

「なんで?」

『呪いが(はぁ)

 掛かる(はぁ)』

すっかり土人…ヌバの顔になってしまったママが笑顔を見せあたしにそう言うと、

「そんなの…

 関係ないじゃない!」

『だっだめっ』

ママの静止を振り切って飛び込み、

「これがママを…」

液体を飛ばしてもなお、ママの真ん中で聳えたつオチンチンを握り締め、

それを思いっきり引っ張った。

その途端、

『あぁ!!』

ビクン!!

ママはうめき声を上げ身体をそらすと、

『また・出ちゃう・千尋・逃げ』

まるで外人が話すような言葉遣いでママはあたしに向かってそう言い、突き飛ばそうとした。

しかし、

「いやよっ

 ママだけが呪われるだなんてあたしはイヤっ

 あたしもママの呪いを受ける」

あたしはそう叫ぶと、

ギュッ

ママの黒いオチンチンにしがみついた。

すると、

『そうか、

 それならお前にも私の呪いを掛けてやろう』

と言う声がリビングに響き渡ると、

『待って・千尋・関係ない・あたし・身代わりに・言った』

声に向かってママが叫んだ。

「え?」

ママのその言葉にあたしは驚くが、

『ふふふふ…

 何を言う、

 この者は私の呪いを受ける事を望んだのだ、

 さぁ、掛けてやろう、

 私の呪いを』

ママの言葉に答えるようにして声はそう言うと、

『あぁ・千尋

 にっ逃げて!!

 うぉぉぉぉ!!』

ママの叫び声が響くと同時に、

グイッ!!

いきなりママの手があたしの髪の毛が掴かむと

そのまま股間に押し当てられた。

「うっ」

ビクン!!

あたしの目の前に鎌首を上げているママのオチンチンが迫ってくると、

グイっ

今度はあたしの口が無理やりこじ開けられ、

その開けられた口にママのオチンチンが飛び込んできた。

グボッ!!

「うごぉ!」

口中一杯にあたしはママのオチンチンを頬張ると

『さぁ、

 勇者の証を受けるのだ、

 そうすればお前も母親と同じヌバの勇者だ』

声があたしに告げた。

「勇者?」

その言葉をあたしが復唱した途端、

『ウッ!!』

ブシュッ!!

ママのうめき声と共にオチンチンの先から生暖かい粘液が噴出すと、

あたしの喉を通って体の奥深くに落ちていった。



『千尋・千尋』

「うん?」

掛けられる声にあたしは目を開けると、

あたしの視界一杯に黒い肌の顔が広がった。

「わっ!!」

見慣れないその顔にあたしは悲鳴を上げると、

『千尋・大丈夫?』

と顔はあたしのことを心配する言葉を掛けてきた。

「あっママ…」

そのときになってようやくあたしの前に居るのがママである事を思い出すと、

『ごめっん…千尋…呪い…受けた』

ママはさっきよりも更にたどたどしい言葉であたしに呪いを受けた事を教えてくれた。

「まっママ…一体これって…」

起き上がったあたしが改めて理由を尋ねると、

『本当…こと…教える』

頭の中が急速にヌバ族になっていっているのだろうかママは頭をおさえながら、

言葉を一つ一つ思い出すようにしてあたしに呪いのことを教えてくれた。

「そんな…

 あの声って、

 ヌバ族の神様なの?

 そしてこの呪いって、あたしが…」

アフリカから届けられた人形を幼かったあたしが壊してしまい、

その人形に封じ込められていたヌバの勇者の怨霊があたしに襲い掛かろうとしたとき、

ママが身代わりになってヌバの勇者に変身してしまった…

ママから告げられた事実にあたしは驚くと、

『ははは

 そういうことだ!!』

ヌバの怨霊の声がリビングに響き渡った。

「ちょっとぉ、

 人形を壊したのはあたしじゃないの、

 何でママに呪いを掛けたのよ」

怨霊に向かってあたしは怒鳴ると、

『何を言う、

 それを望んだのはその者だ、

 ふふ…

 待っているぞ、

 お前がヌバの勇者となって私の元に来るときを

 さぁ、ナクよ、

 時間は過ぎた、

 ヌバの村に戻るのだ』

怨霊はあたしとママにそう言うと、

『千尋…』

ヌバの勇者・ナクとなってしまったママはあたしのを方を見て小さく叫び、

『○×△…』

ヌバの言葉だろうか、

あたしに向かって意味不明な事を告げると、

「大丈夫よ、ママ

 あたしもそっちに行くわ、

 そしたら、アイツを…ねっ」

あたしは次第に消えていくママの手を握り締めながらウインクをすると、

『………』

ママは何も言わず、あたしの前から消えてしまった。



「じゃぁ行ってくるね、ママ」

あれから一週間が過ぎ、

学校の制服に身を包んだあたしは

写真の中のママに挨拶をしていくと玄関のドアを閉め、家を出て行った。

そして、

「おはよう…」

「あっおはよう」

いつもと変わらない登校風景の中

あたしは学校へと向かって行くが、

けど、

ジン…

あたしの胸にはママと同じ傷が浮き出て

そして、アソコからは

ムリッ!!

数倍に膨らんだクリがまるでオチンチンの先っぽのような形になって飛び出していた。

そう、あたしもママと同じ呪いを受け

ヌバ族の勇者に変身している途中だった。

「本当にあたし…ママと同じヌバになっていっているんだ」

変化していく体を感じながらあたしはそう思ったとき、

ムクリ…

突然、股間のクリが伸びながら硬くなり始めた。

「あぁ…そんな…」

制服のスカートを中側から突き上げめくり上げながら

猛々しく成長していくクリ…いや、ヌバのペニスにあたしは驚くと、

「どうしたの?」

驚くあたしに気づいた友達が声を掛けてくる。

「うっ、うぅん…

 あっあたし、忘れ物しちゃった。

 悪いけど先に行ってて」

突き出したヌバのペニスをカバンで抑えながらあたしはそう返事をすると、

回れ右して一目散に駆け出してしまった。

ペチペチ…

ヌバのペニスがあたしの股間を叩く、

「あぁ…」

その感覚にあたしはヌバの勇者になったママの姿を思い浮かべると、

「あたしも…もぅすぐ…ママみたいな…ヌバに…」

そう感じると

ビン!!

さらにペニスが硬くなってしまった。

と同時に、

ジワッ…

あたしの胸の中にモヤモヤしたモノがこみ上げてくると、

サッ!

人気の無い路地へ飛び込み、近くの物陰に隠れると、

シュッシュッ

腰を落としたあたしはカバンを放り出すと

硬く長くなってしまったヌバのペニスを握り締めるとオナニーを始めだしてしまった。

シュッシュッ

シュッシュッ

「くはぁ…

 あふんっ」

黒い肌に侵食されていく太ももを大きく開き、

あたしはオナニーをし続ける。

シュッシュッ

シュッシュッ

「あぁ…

 きっ気持ちいい…

 オチンチンを扱くのってこんなに気持ちがいいの」

顎を高く突き出し、

オチンチンから先走りを垂らしながらあたしは悶える。

ところが、

「あっいやっ

 いやっ

 土人なんかになりたくない。

 止めて、

 この手を止めて!!」

自分がなろうとする筋骨逞しい裸体の勇者を思い浮かべたあたしは一瞬その姿に嫌悪感を抱くと、

『心配しない…大丈夫』

突然、ママの声があたしの耳元で響き、

ヌッ

背後から2本の黒い手が姿を見せると、

黒いオチンチンを扱くあたしの手にそっと重ねられ一緒になって扱き始めた。

「ママ!!」

振り返ったあたしは

ニッ

っと白い歯を見せながら笑みを浮かべるママの姿に驚くと、

『千尋…迎え…来た』

片言の言葉をあたしに話しかけながらママは手を動かし始めた。

シュッシュッ

シュッシュッ

「(ぶるっ)あっ

 でっ出ちゃう…」

四つの手に扱かれ、あたしは射精が近いことを肌で感じると、

ギュッ!!

ママはあたしのオチンチンを強く握り締め、

『こうする…気持ちいい…』

とあたしに話す。

「あっあっあっ!

 あぁぁぁ!!」

ブチュッ!!!

4つの手に扱かれあたしはついに男の精液を吐き出してしまった。

と同時に

メリメリメリ!!

バリバリバリ!!

押さえ込んでいたものが弾けるようにあたしは制服を引き裂いてヌバの勇者へと変身して行った。



『千尋…』

『ママ…あたし、ヌバになっちゃった』

『うん、立派よ

 千尋ちゃんは立派なヌバの勇者…

 もぅここでは生きていけないわ、

 さぁ行きましょう』

『うん』

ママから青い石で出来た腰紐を手渡され、

それを自分の腰につけたあたしは

ママ手を引かれながらヌバの村へと向かっていた。

裸の姿で生きていくことには怖くは無い、

だって、ママと一緒なんだから…



おわり