風祭文庫・モランの館






「プレゼント」


作・風祭玲

Vol.253





「なにこれ?」

昼下がりのハンバーガーショップのテーブルで

あたしは一つの小さな包みを眺めながら、

正面に座っている孝に尋ねた。

「さぁなっ

 姉貴がお前にって送ってよこしたものだよ」

と孝はコーヒーを啜りながらそう答える。

「え?、美和先輩からの…」

ドキン!!

高校時代、部活の先輩だった孝の実姉である憧れの美和先輩からの贈り物

と聞いてあたしの胸は高鳴った。

「うわぁぁぁ、あたしのこと覚えてくれていたんだ」

進んだ大学は違っても

いまでもあたしのことを気にしてくれるていたことにあたしは感謝した。

「以前、姉貴から電話があったときに、

 お前のことを聞いてきたからなぁ…」

「え?、なんて言ったの?」

「あぁ、深刻な男日照りだよって言っておいた」

孝のその言葉が終わるな否や、

パァァァァン!!

響きのいい音が店内にこだまする。

「いってぇーなっ」

頬を押さえながら孝はあたしを睨むと、

「誰が、深刻な男日照りよっ!!」

あたしは顔を真っ赤にしてそう怒鳴ると、

「本当にそう言ったの?」

と詰め寄った。

「さぁ?」

孝は小バカにしたような目であたしを見る。

「はぁ〜っ、なんてことを言ってくれたのよ…」

「そんな細かいことなんて気にするなよ

 恐らく送ってきたものって、

 ソレに関係するんじゃないか?

 それにしても、

 電話の姉貴の声ってなんか変だったんだよなぁ…

 男みたいな声だったし、

 それに、ここんところ連絡もないし、

 まぁっ、あの姉貴のことだからそう簡単には死なないと思うけどな」

そう言うと孝は再びカップに口をつけた。

美和先輩はいま研究の一環でアフリカに行ってると聞いていた。

「ねぇ…美和先輩、いまアフリカのどの辺にいるの?」

「ん?あぁ…ズンヌ族とか言う部族の村に居るんだってよ

 そこからコレを送ってきたんだ」

「ふぅぅん…ズンヌ族…ねぇ…」

その言葉の響きにあたしはある種の毒々しさを感じながら包みを眺めた。



「先輩からの贈り物ってなんだろう…」

孝と別れて自分の部屋に戻ったあたしは

美和先輩からの包みをテーブルの上に置くと、

着替えをしながらそれを眺めていた。

そして、

着替え終わると早速包みを紐解き始めた。

ガサガサ!!

粗末そうに見えても意外と頑丈な外装を破り、

そして、中から出てきた木箱を開けると、

コロン…

干からびたような細長い塊が出てきた。

「これ?…」

予想していたものとは大分違うそれに

あたしはしばし呆気に取られたのち、

それ手のひらの上で転がしながらしげしげと眺めた。

コロコロ…

手のひら上で転がるそれはただの塊というより、

なにやらツルンとした皮に覆われた物体だった。

「なにかなぁコレ…

 木では無いようだし…」

転がしてみたり

匂いを嗅いでみたり

指先で持ってみたりと、

あたしはそれアレコレと弄っていると、

ビクン!!

文字通り物体と化していたはずのソレがかすかに動いた。

「いやっなにこれ!!」

驚いたあたしは慌てて手を振ってソレを捨てようとしたが、

しかし、ソレはまるであたしの手に張り付いたみたいに手から離れなかった。

「やだ、気味悪い!!」

そう叫びながらあたしは何度も手を振ったが、

しかし、それは手にぴったりとくっついたように離れなかった。

そのうち、

ムクッ!!

ムクッ!!

っとソレは徐々に大きく膨れ始めた。

最初は5cm程だったのが、

見る見るあたしの手からはみ出していくと、

枯れ木のように全体を覆っていた皺が消え、

次第にみずみずしくなっていく。

「うっ…

 こっコレって…まさか男の人の…オチンチン?」

ビクン!!

文字通りアッと言う間に

ソレは30cmにも達しそうな男のペニスと化してまった。

「凄い…」

あたしは唖然として棍棒のようなペニスをシゲシゲとながめる。

墨のような黒光りする肌に覆われたペニスはまるで生きているかのごとく、

熱くそして、硬くなっていた。

「これが、美和先輩からの贈り物なの?」

あたしは孝が言っていた”男日照り”という言葉を聞いた美和先輩が、

このペニスを送って来てくれたことに嬉しさと恥ずかしさの両方を感じるとともに、

あたしの秘密を見抜かれたとも感じた。

そう、部屋の隅にある秘密の箱の中には男の張型が隠してある。

そしてあたしは数日ごとにその張り型のお世話になっていた。

別に孝を誘っても良いんだけど、

でも、孝にはなかなかそんな気持にはなれなかった。



ビクン!!

”極太”

という言葉がぴったりのペニスを眺めているうちに

あたしの心からは恐怖心が消え、それどころか下着を下ろすと、

股間にそのペニスをあてがい始めていた。

「凄い…こんなのが入ったら壊れちゃいそう…」

持っている張型よりもはるかに大きいペニスにあたしは興奮し、

そして、少しずつそれを挿入し始めた。

「あっ

 うんっ

 だめっ…」

ヌチョ…

あたしのオマンコからは愛液がこぼれるように流れ落ちる。

ハァハァ

「あぁ、太い…いぃ…」

身体をくねらせながらゆっくりとペニスを押し込んでいくと、

突如、

シュルリ…

と力が抜けていくようにペニスの張りが消え、

だらりと垂れ下がってしまった。

「そんな…これからいいトコなのに…」

あたしはなんとかペニスが元の張りを取り戻せるようにと必死で扱いた。

すると、

手からはみ出しているペニスの根の部分があたしのクリトリスに触れた途端、

カリッ

っとクリトリスに噛み付くようにして張り付いてしまった。

ビクン!!

「あんっ!!」

その瞬間、あたしはまるで電気ショックを受けたかのように飛び跳ねる。

「なっなに?」

突然のことにあわてて股間を見てみると、

手に張り付いていたペニスの根元はクリトリスを覆いように張り付き、

そしてすごい勢いでクリトリスから血を吸い取り始めていた。

ズズズズ…ズボッ

ペニスは徐々に硬さを取り戻していくが、

しかし、ペニスは硬さを取り戻していくにつれ

起き上がるようにして膣の中から亀頭を出すと、

ムクムクムク!!

っと元気よくあたしの股間で勃起していった。

「やっやだ!!」

無我夢中になってあたしはペニスを引っ張ってみたものの、

張り付いたペニスはあたしの身体から離れることはなく、

それどころか、

ペニスに取り込まれたクリトリスの感覚が徐々に消えていくと、

変わりに、ペニス全体の感覚を感じるようになった。

「どっどうしよう…」

バッドの横の姿見に視線を向けると、

ビクン!!

そこには女の体には不釣合いなペニスを持った自分の姿が映った。

ドクン!!

「あっ…」

そんな自分の姿を見た途端、

あたしの胸の奥が高鳴ってくると、

スッ

あたしは股間で勃起しているペニスに手を添えると、

その長い陰茎を扱き始めた。

ゾクゾクゾク!!

これまでに味わったことのない快感が身体の中を突き抜けていく、

シュッシュッシュッ!!

「あんっ、

 これ気持いい」

初めて味わう快感にあたしは酔いしれながらペニスを扱き続けた。

すると、

ジワッ

ペニスの根元…

そうさっきまでクリトリスが有った辺りに何かが溜まり始めてきた。

「(はぁ)だっ出したい…」

あたしは溜まって行くソレを無性に出したくなった。

ビリビリ

ペニスは見る見るしびれてくると、

放出が近くなってきたことをあたしに教える。

「あぁ…出る出る出る!!」

うわごとの様にあたしはそういい続けると、

「うっ!!」

何かが勢い良くペニスの中を突き抜けていくと、

シュッシュッ!!

生臭い匂いを撒き散らしながら白濁した粘液を吹き上げた。



シュッシュッシュッ!!

「うぐぅぅぅぅぅ」

シュッ!!

ピッピッ!!

あれからどれくらいの時間が経ったのだろうか、

あたしはまるで狂ったように漆黒色のペニスを扱き続けていた。

「はぁ…だめ…また溜まってきた…」

精液を吐き続けるペニスは完全にあたしの身体と融合し、

それどころか、二つの玉を収めた陰蓑がペニスの下、

そう、オマンコの有った辺りに垂れ下がっていた。

そして、射精をするたびにあたしの身体はミシミシと音を立てながら変化していた。

部屋から一歩も出ていないのに肌の色は黒く染まり、

運動をしていないはずの身体には

まるで寄せ集めたゴム鞠の如く腹筋や背筋が盛り上がっていた。

「あぁ…」

骨相が変わってしまったために、

すっかり顔つきが変わってしまった顔の額にあたしは細い腕を乗せると、

「ひどいよう…こんなの…

 男になんかなりたくないよぅ…」

と呟きながらうつろな目で幾重にも精液が掛けられている鏡を見た。

そこには黒光りする肌に覆われた骨太の男…

そうアフリカなどでほとんど裸の姿で生活をしているような部族の男が

こっちを眺めていた。

「…うぅ…」

それを見たあたしは思わず泣き出したが、

しかし

シュッシュッ!!

あたしの両手は勃起をしているペニスを掴むとそのまま扱き始めた。

そして、数分後には

「うぉぉぉぉ!!」

ピュッ!!

黒く染まったペニスから白濁した精液を高く吹き上げてしまった。

ミシッミシミシッ

射精後の脱力感の中、また身体の筋肉が盛り上がっていく、

しかし、あたしはあたしでなくなっていく様子を見るのが怖くて

そのまま目を瞑ってジッと変化が終わるのを待っていた。

「…いやだよぉ…だれか助けてよぉ」

心の中でそう訴え続けながら…

とその時、

ドンドン!!

「おぉぃ、梓っ、いるのかぁ?

 どうしたんだお前、学校にも来ないで」

とドアを叩く音共に孝の声が響いた。

「孝…?」

あたしは首を持ち上げるとドアの方を見た。

「おぉぃ、居ないのか?

 …ったくぅ、何処に行ったんだ?」

ドアのガラスに孝の影が左右に動く、

それを見たあたしはスグに飛び上がると急いでドアに駆け寄ろうとしたが、

しかし、

ガッ!!

身体の身長が伸びていたあたしは鴨居に思いっきり頭をぶつけてしまった。

「ん?、

 誰かいるのか?」

その音を聞いた孝は再びドアの前に立つと、

ガチャッ!!

っとドアを開けた。

「なんだ…開いていたのか?

 おいっ、梓っ居るのか…うえっなんだこの臭いは」

部屋に入った途端、

孝は充満していた臭いに噎ぶと

あたしに気づかないまま部屋の中に入ってきた。

サッ

あたしは反射的に物陰に隠れる。

すると、

「うえぇぇぇ!!

 なんだこりゃぁ!!」

部屋の至る所にあたしが吐き出した精液が掛かっていることに気づくと声を上げた。

「そうよ、これはみんな孝のせいよ」

部屋の様子に唖然としている孝の様子を見たあたしは

無性に腹が立ってくると彼の前に飛び出してしまった。

「え?

 うわっなんだお前は!!」

孝はあたしの方を向くなり声を上げた。

「何を、驚いているのよ、

 あたしよ、梓よ…

 こんな身体になっちゃったのは孝のせいだからね」

「うっうそだ!!

 そっそれよりお前はだれた、梓をどうした!!」

孝はいまにも殴りかかりそうな勢いであたしに叫んだが、

しかし、あたしにはそんな孝の態度がさらに気に障った。

「あたしが、こんな身体になったのに…

 孝のバカ」

という感情があたしの心の中を見る見る覆っていくと、

「うぉぉっ!!」

あたしは孝に飛びかかるとそのまま押し倒した。

そして、

グッ!!

孝の口を無理矢理開かせると、

グボッ!!

その口の中に股間で勃起しているペニスを押し込んでしまった。

ジワッ

ペニスの周りがなま暖かいものに包み込まれる。

グッグォ!!

口一杯にあたしのペニスを飲み込んだ孝は目を白黒させているのを見ながら、

グッグッグッ

あたしは腰を振り始めた。

グホッグホッ!!

ペニスが喉の奥に達しているためか孝は噎び始めるが、

けど、あたしは

「噛むんじゃないよ!!」

とひとこと言うと、

両手で孝の頭を押さえ、更に激しく腰を振った。

「あっいぃ…」

あたしは顎を上げると、次第に腰の振りを小刻みにしていく、

そして、

「でっ出るぅぅぅぅぅぅぅ!!」

あたしは孝の喉の奥深くにペニスを押し込むと、

ブシュッ!!

これまで最も多い量の精液を吐き出してしまった。

「うっうごぉぉぉぉぉぉ」

孝は目を丸くしてあたしが吐き出した精液をそのまま飲み込んでいく、

射精したあたしはスグに孝を自由にしたが、

しかし、孝はそのまま台所に向かうと飲み込んだ精液を必死になって吐き出していた。

そして、

「てめぇ…なんて事をしやがる」

口から精液の滴を垂らしながら、孝があたしに向かってくると、

「なによっ、あたしをこんな姿にして

 それぐらい我慢しなさいよ」

あたしは孝に向かってそう叫んだ。

「んだとぉ!!」

「もう一回やってやろうか」

ビクン!!

さっき射精したばかりなのにあたしのペニスはもぅ復活していた。

「この野郎、梓を返せ!!」

と孝が叫びながらあたしに飛びかかってこようとしたとき、

ムンズ

突然孝の動きが止まると、そのまま中に持ち上げられてしまった。

「なに?」

誰かに襟首を持たれているらしく孝は足をジタバタさせていると、

「ふふ…

 梓ちゃんも逞しくなったわね」

と言いながら孝の後ろから黒い顔が飛び出してきた。

「ひっ!!」

その顔を見てあたしは思わず悲鳴を上げた。

「あら、そんなに驚かなくてもいいじゃない、

 あたしよ、あ・た・し、孝の姉の美和よ」

と顔はあたしに向かって告げた。

「美和先輩?」

あたしは恐る恐る聞き返すと、

ポイッ!!

「うわっ!!」

目の前にいた孝の姿が消えると、

あたしと同じような黒い肌に筋肉が盛り上がった逞しい肉体、

そして、股間に太く長いペニスを持った裸族の男が現れた。

「え?、あっあのぅ…」

彼の出で立ちにあたしが困惑していると、

「あらあら…」

と彼は笑みを作る。

その姿を見たあたしは恐る恐る

「本当に…美和先輩なんですか?」

と訊ねると、

「うふ?、やっと判った?」

と彼は返事をした。

「え?…えぇ……

 なんで…?」

あたしの質問に、

「そう、あなたに送ったのはズンヌ族の勇者のペニスをミイラにしたモノよ、

 で、ペニスにはズンヌ族の呪術者が勇者の魂をしっかりと封じ込めてくれていたから

 ほらこの通りミイラが身体に張り付いた者はズンヌ族の勇者になってしまうのよ」

と美和先輩はあたしの目の前でクルリと回って見せた。

「そんな…

 じゃぁ、なんであたしが…」

そう言いかけたところで、

「だって、あたしだけがズンヌ族になるのってつまらないじゃない。

 だから、一緒にサバンナを駆け回れる相棒が欲しくてね」

そう言いながら美和先輩は片目を瞑った。

「えぇ!!」

美和先輩の説明にあたしは呆然としていると、

「そうだ、梓っ

 折角、ズンヌ族の勇者の身体になったんだから、

 勇者らしくないとね」

美和先輩はそう言うと

スッ

あたしの腰に青い石を数珠繋ぎにしてつくった腰ひもをつけてくれた。

「これは?」

腰ひもに手をやりながら訊ねると、

「そうねぇ…まぁなんて言うか、

 早い話がそれがズンヌ族の服ってトコかな?」

と美和先輩はあたしに言った。

「えぇ!!、これが!!」

この一本の紐が服だと言うことを聞いてあたしが驚くと、

「そんなに大声を出さないっ

 まぁ向こうに行けばこれが当たり前になるから…」

と言っていると、

「おいっ、

 本当にお前は姉貴なのか?」

と起きあがってきた孝が尋ねて来た。

「あら、お前なんて随分なことを言うじゃない」

美和先輩は孝をジロリと見るなりそう言うと、

「そう言えば、孝、

 お前、梓ちゃんの精液をたっぷりと飲まされたんでしょう?」

と続けた。

「うっ、何を言うんだいきなり」

そう言われた孝が一瞬、吐くような素振りをした後そう怒鳴ると、

「うふふ…

 と言うことは…」

美和先輩は妙な含み笑いをすると

スタスタ

と孝に近づいていくと、

「ふふ…、可愛くなっているわよ…孝…」

美和先輩は孝の耳元でそう囁くと両手を孝の胸元に持って行くなり、

ビィィィィ!!

と孝が着ていたシャツを引き裂いてしまった。

「なっ何をしやが…

 え?、なっなんだ?」

美和先輩の突然の行為に孝の怒鳴り声がするな否や

その声は驚きの声へと変わってしまった。

ポロン!!

孝の胸にはいつの間にか厚く大きく腫れた乳輪と

その中心で膨らんだ乳首が起立をしていた。

そして、

ムリムリムリ!!

まるでこの時を待っていたかのように乳房が膨らみ始めると、

「うわっ、なっなっなに?これ!!」

孝は自分の胸を両手で覆い隠しながら声を上げた。

すると美和先輩が孝の後ろに回るなり、

そっと彼の手をどかすようにして自分の手を回すと、

抱きかかえるようにして

膨らんでいく乳首を親指と人差し指でつまみ上げた。

「ねぇ孝…

 勇者の子を孕むのってズンヌ族の女には名誉なことなのよ…」

と耳元で囁いた。

「おっ女?

 俺が?」

乳首を摘まれ感じてきたのか、上気させながら孝が訊ねると、

「そうよ、梓ちゃんの勇者の証を飲んだ孝は、

 ズンヌ族の女になるのよ」

「そんな…」

そこまで孝が言った途端、孝は

ビクン!!

と身体をはねさせた。

「うふふ…

 だいぶ女の子になったみたいね、

 ほらっ、おっぱいもこんなに膨らんじゃって…」

そう言いながら、美和先輩は

ムギュッ!!

と孝の見事な果実に成長した乳房を持ち上げて見せた。

「あぁ…やめてぇ…」

女の子の声色で孝が懇願すると、

美和先輩はあたしを見るなり、

「梓ちゃん、孝のズボンを脱がせてくれる?

 もぅ、アソコも女の子になっているはずだから…」

と声をかけた。

ドクン…

そう言われてあたしの胸は大きく高鳴った。

肌が褐色に染まり

そして丸みを帯びた身体と卵型に変化した孝の顔に、

あたしは興奮をし始めていた。

スッ

あたしは孝の前に跪くと震える手で、

ズボンに手をかけると一気に引き下ろした。

「あっ」

そう、孝の股間には有ったはずのペニスが消え、

変わりにあたしが失った女の溝が縦にスッと伸びていた。

ゴクリ…

それを見たあたしは生唾を飲み込むと、

手を差し出すとそっと溝に沿って這わせた。

「んんっ!!」

感じるのか孝は厚く張り出してきた下唇をギュッと噛み締める。

ビクン!!

あたしのペニスははちきれんばかりに勃起し、

先走りがその先から糸を引くように垂れていた。

「ほらっ、孝っ、何をしているの?

 梓ちゃんに我慢させていいの?」

あたしの様子に気づいた美和先輩が孝にそう言うと、

「んあ…」

孝は顔を上げてあたしを見た。

その顔を見た途端、あたしは孝の前に立つと、

「ねぇ、あたしのコレ…なめて…」

と硬く勃起したペニスを孝の顔の前に差し出した。

「いっいやっ…」

孝は一旦は顔を背けて拒否をしたけど、

しかし、

閉じていた口をうっすら開けると自ら進んであたしのペニスを口に含んだ。

その一方で、美和先輩は

「いーぃ、孝…ズンヌの女はねぇ、

 こうして、戦いに行く勇者に奉仕するのよ」

と囁く。

ジュボジュボ

髪が抜け、短く縮れた髪だけが残った頭を振りながら

孝は夢中になってあたしのペニスをしゃぶり続けた。

そうしていくうちに

彼の肌はいつの間にかあたしと同じくらいの色合いへと変化し、

黒光りした肌にはうっすらと汗が浮かび上がる。

「さぁ…勇者に子を授けてもらいなさい…」

美和先輩のその言葉で、

孝はあたしを見ると、

しゃぶり付いていたペニスから口を離すと股を大きく開きながら仰向けに倒れた。

ジュルッ

あたしの前に大きく開いた孝のオマンコは分泌液でベトベトに濡れていた。

「梓ちゃん…さぁ、孝に…」

「はい」

あたしはその言葉に押されるようにして、

そっと孝を抱きしめると、

勃起したペニスを孝の体内へと挿入した。

「あぁん!!」

ギュッ!!

孝は喘ぎ声を上げながら、あたしのペニスを絞り上げる。

「くぅぅ…締まる…」

あたしは負けじと腰を動かすと、

ヌチョヌチョヌチョッ

淫らな音が部屋の中に響き渡り始めた。

「くっ、あっ

 あたしが…孝を…

 くぅぅぅ、気持いい!!」

孝を犯す…

そんな夢にも思わなかった行為にあたしは酔いしれた。

ふと気がつくと、

「モゴッ!!」

美和先輩も固く勃起したペニスを孝の口に含ませ腰を動かしていた。

「どぅ、梓ちゃん…孝の味は…」

「そんな…」

「うふっ、誤魔化してもだめよ、

 顔にはちゃんと出ているわ

 さぁ出すときには一緒に出すのよ」

美和先輩はあたしにそう言うとそっとキスをしてくれた。

「うわぁぁぁ」

お互いズンヌ族の勇者の姿だけど

でも、憧れだった美和先輩からキスをされてあたしは

天に昇る気持ちになっていた。

そして、それと同時にあたしと美和先輩は孝の体内に精液を放出した。



それから半年後…

あたしはズンヌ族の勇者としてアフリカの大地に立っていた。

あの日、美和先輩があたし達の前に現れたのは、

ズンヌの秘術を使って来たためだということを、あの後に教えてくれた。

そして、

先輩と同じようにズンヌの勇者となったあたしは、

ズンヌ族の女になってしまった孝とともにココに来てしまった。

夜…

焚き火の灯りの前で、

シュッシュッシュッ!!

あたしと美和先輩はお互いのペニスを扱きあっていた。

そう、ココでは男同士の行為はタブーではない。

むしろ、そうすることにより狩などでの一体感を養うということで

歓迎をされているのだった。

一方で、ズンヌ族の女になった孝はというと、

ズンヌ族の女達がしているのと同じように身体中に魔よけの模様を刻みつけ、

そして、目立ってきたお腹を庇いながら女達と混じって生活をしている。

そう、孝のお腹にはあたしの子が宿っている。



シュッシュッ!!

「あぁ…でっ出るぅ!!」

「俺もだ!!」

あたしが声を上げると、

美和先輩も声を上げた。

そして、

ピュッ!!

2本の精液が作った筋が夜空に飛んでいった。



おわり