風祭文庫・モラン変身の館






「姉妹」
(第5話:姉妹)


作・風祭玲

Vol.401





呪術師・シンの呪術によってマサイの肉体にされ、

そして、妹・久美の為にモランとなる試練を受けに

奈津美があのマサイ村を旅立ってからすでに半年以上が過ぎた。

あの日、鮮やかな朱だったシュカも長旅によってすっかり茶色に変色し、

また、奈津美の体も旅の間にさらに一回り大きくそして逞しく変貌していた。

『おいっ』

『見えてきたぞ!!』

ゆっくりと姿を見せてきた村にシカフたちが声を上げると、

「久美…」

奈津美は懐かしさと共に、

妹・久美に早く会いたい。

という気持ちでいっぱいになっていた。



『おぉ、すっかりモランとなったなぁ』

村に凱旋してきた奈津美たちに

出迎えの村の長は感心したような言葉を言うと、

『あのぅ

 シンは?』

奈津美は開口一番、村を出て行く前に妹・久美のことを託したシンのことを尋ねた。

『おぉ、そうか、

 シンバをしとめた槍を授けた者にも報告をしないとな』

奈津美の言葉に長はそう返事をすると、

『おいっ、シンを呼べ、

 本懐を成し遂げたモランの到着だ!!』

と声を張り上げシンを呼びつけた。

すると、

コツリ…

はじめてあったときと同じ杖を突き、

不気味な装飾が施された衣を身にまとったシン・シンが

奈津美たちの前に姿を見せた。



シン…

目の前に出てきたシンの姿に奈津美の表情は硬くなる。

しかし、シンはそんな奈津美の心の内を気づかないのか、

奈津美たちを一目見るとと、

『おっおぉ!!

 これは、

 逞しいモランの帰還ですなぁ』

と嬉しそうに声を張り上げる。

すると、

『おいっ』

奈津美は一歩前に出てシンの胸倉を掴みあげると、

『久美には手をつけなかっただろうなぁ』

と凄みを利かせながら尋ねた。

『おいっ

 シン様になんて事をするんだ!』

奈津美のその行動に周囲の者が慌てると、

『かまわん!』

シンは一言そういうと、

フンッ!

と奈津美の腕を振り解き、

『それなら、これを預かっているよ』

シンはそう言いながら

スッ

っと久美の筆跡がある紙を手渡した。

『久美からの手紙?』

それを見た奈津美は手紙をシンから奪い取ると、

大急ぎで開けてみる。

すると、そこには奈津美に当てた久美のある決心が書き綴られていた。

しかし、

『えっと…

 おっ
 
 お姉ちゃん…
 
 えっえっと
 
 え?
 
 そんな、これが読めないだなんて』

その時、奈津美は久美が書いた字が読めなくなっていることにはじめて気づいた。

『なんで?、どうして?』

困惑する奈津美に、

『ほぅ、それが読めないのか、

 ふむ、
 
 旅の間にお前の頭はマサイになりきってしまったらしいなぁ』
 
シンはそう告げると奈津美の背を向ける。

『ちょっと待ってシンっ

 今のはどう言うこと?』

シンの言葉に奈津美は驚いて聞き返すと、

『どう言うことって、

 お前は旅の間に忘れてしまったということだよ』

とシンは答えた。

『忘れたって

 じゃぁ、
 
 あたし…』

シンの言葉に奈津美はこの村を経ってからのことを思い返す、

そして、旅の間ただ、シンバを追い、

そしてシンバをしとめてくる事だけを第一に考えていた事に気づくと、

『そんなぁ

 あっあたし、
 
 みんな忘れてしまっただなんて…』

新島奈津美として得た知識の大半を失ってしまっていることに驚愕していた。

すると、ショックを受けている奈津美をそのままにシンはシカフたちのほうを見ると、

『さて、無事本懐をなしとげたとは言っても、

 少々時間がかかり過ぎたな

 お前達がこの村を出て行った後、
 
 村を出て行った者たちの中にはお前達よりも早くシンバをしとめ、
 
 先に帰ってきたもの達もおる。
 
 無論、運もあるだろうが、
 
 これからは運に甘えることのないようにな』

と、奈津美たちが旅立った後、

村を立ってそしhて帰還してきたものたちが居ることを告げた。

『なんだよ』

『そっか…』

それを聞いたシカフ達は少しがっかりした表情をすると、

『まぁ良いではないか、

 今宵はモランとなり帰還した者たちを称えようではないか』

村の長はそういうと、

『よーし、

 凱旋の雄叫びをしよう!!』

その言葉を受けるようにシカフがそう叫ぶと、

旅の間ずっと付けてきていた頭飾りを外し、

『おーうー!!』

と声を張り上げ一斉にマサイジャンプを始めた。



『さぁ何をしている』

ショックを受け座り込んでいる奈津美にシンはそう声を掛けると、

彼女…いや、彼にマサイジャンプをするように催促をした。

すると、

『あっあのぅ…

 久美は…
 
 久美は…』

久美のことを思いだした奈津美が縋るようにシンに詰め寄ると、

『あぁ、

 お前のとの約束もあるからのぅ
 
 ちゃんと、居るぞ』

シンは顎をしゃくりながらそう答えた。

『久美に会わせてください』

『今はだめだ』

『なんで?』

『凱旋の儀式が終わっては居ない。

 その儀式が終わった後、
 
 お前達は正式なモランとなる。
 
 そうなればどこに行こうと自由だし、
 
 誰にでも自由に会える』

そうシンは答えた。



そして、その夜、

奈津美やシカフ達は村の中央広場でシンより凱旋の儀式を受けた。

広場に詰め掛けたモランたちの前で

仕留めたシンバの鬣で作った冠をかぶり、

奈津美、そしてシカフ達が次々とシンよりモランとしての証を受ける。

そして、すべての儀式が終わったとき、

『さぁ、皆で新しいモランを称えようではないか!』

という長の声が響き渡ると、

『おぅ!!』

広場に詰め掛けていたモランたちから一斉に槍がつき上がると、

長の雄叫びと共に、

一斉にその場でマサイジャンプが始まった。

モランたちはリズムを取り

そして競い合うようにマサイジャンプを続ける。

その中で奈津美は久美のことを気に掛けながらも

タンタンタンタン…

とマサイジャンプをしていると、

トントン…

夏見のすぐ横に来たモランが奈津美よりも頭一つ高くマサイジャンプをし始めた。

『うっ』

それに気づいた奈津美も負けじと高く飛んで見せるが、

しかし、彼のほうが奈津美よりも一つ上を飛んで見せる。

そして、長い長いマサイジャンプが終わったとき、

ツンッ

奈津美の横に立ったモランが奈津美のわき腹をつついた。

『なに?』

彼のその行為に奈津美は訝しげに振り向くと、

クイッ!

モランは『ついて来い』というジェスチャをすると奈津美に背を向けた。

『?』

彼のその態度に奈津美は少々むかつきながら広場を離れると、

背中を見せるモランの後をついて行った。

『だれ?

 あたしに何の用?』

かがり火の明かりを背に受けながら歩いていくモランを観察しながら奈津美は歩く、

奈津美を呼んだモランは背は奈津美よりも少し高く、

また、体の筋肉も相当鍛えているようで、

シュカの間から姿を見せる肌には幾筋もの筋肉の影が浮き出、

まるでその筋はシンバのようにしなやかな動きをしていた。

しかし、その漆黒の肌には無数の傷が刻まれ、

彼が幾多の修羅場を潜り抜けてきていたことを如実に物語っていた。

『………』

奈津美はジッとモランを見つめながら歩いていくと、

やがて彼は一軒の小屋の前で立ち止まった。

『ここは…』

その小屋を見たとき、

奈津美はここに自分と妹・久美が閉じ込められていたことを思い出した。

すると、

キィッ

モランは腰をかがめてその小屋の中に入って行く。

『あっ』

モランのその行動に奈津美は驚き、

そして、後に続いて入っていくと、

小屋の中には久美の姿は無くガランとしていた。

『久美?』

篝火の灯りが入る小屋の中で奈津美は久美の姿を探そうとすると、

クルリ

モランは奈津美の方を振り向くと、

ジッ

っと奈津美を見つめ始めた。

『なっなによ』

突き刺さるような鋭い勇者の視線に奈津美は思わず身構える。

そのとき、

フッ

モランの視線が和らぐと、

『お姉ちゃん、お元気ですか、

 あたしも元気です。
 
 さて、お姉ちゃんに言っておきたいことがあります…』

と奈津美に向かってそう告げてきた。

『え?』

モランのその言葉に奈津美は驚くと、

『お帰りなさい。

 お姉ちゃん。
 
 シンからあたしの手紙をもらったでしょう?
 
 でも、お姉ちゃんがあたしの手紙を読めなかったみたいだから、
 
 ちょっと教えてあげたのよ』

とモランは奈津美に向かって言った。

『うそっ

 あっあなた…
 
 まさか、久美なの?』

モランを指差しながら奈津美が驚くと、

モランは目を細めながら、

『お姉ちゃん、お帰りなさい。

 聞いたわ。

 見事シンバを倒したんですってね。

 これで、正真正銘のモランになれたんだね』

と言いながら笑顔を見せる。

『なっなんで、

 久美がモランになっているの?』

モランの言葉に奈津美は驚いて聞き返すと、

『へへへ、

 そう、あたしは久美、

 いえ久美だったの

 でも、今はモラン・クンよ

 驚いた?』

モランいや、久美はそういうと奈津美に手を差し伸べる。

『そんな…なんで久美が…』

久美がマサイに…モランになっていた。

この衝撃の事実に奈津美はただ驚いていると、

『そんなに驚かないでよ、

 はすがしいじゃない』

久美ははにかみながら恥ずかしそうなポーズをとった。

そして、

『シンを怒らないでね、

 シンは悪くない。
 
 あたしが頼んだのよ、
 
 あたしもモランにしてって』

奈津美の矛先がシンに向く前に久美はそう言うと、

『何でそんなことを…』

久美の言葉に奈津美は理由を尋ねた。

すると、

『だって、

 お姉ちゃんだけココに残してあたし、帰れるわけないでしょう?

 だからシンにお願いしたの、

 あたしもお姉ちゃんみたいなマサイにしてって』
 
久美はマサイになった経緯をそう説明し、

そして、

『ほら』

と言いながら

スルッ

体に巻いているシュカの裾を捲りあげた。

すると、そこには黒檀色の引き締まった肉体と共に、

奈津美よりも一回り太く、

そして、蔦のように陰茎に絡まる血管と

割礼を受けグロテスクにカリを広げたペニスが聳え立っていた。

『久美…

 それは…』

久美の股間に聳え立つマサイのペニスに驚くと、

『久美…割礼を受けたの?』

と思わず尋ねた。

『うふふ、

 驚いた?

 お姉ちゃん。

 あたしがマサイになってすぐに割礼を受けたわ、
 
 お姉ちゃんもこの痛みを味わったのね』

久美はそう返事をしながら自分のペニスを眺めると、

『割礼を受けた次の日にはあたし、

 お姉ちゃんと同じ様に旅に出たわ、
 
 そう、モランになるためのシンバを狩る旅よ、
 
 キツく辛い旅だったわ…
 
 でも、やっとの思いでシンバを仕留め、
 
 そしてこの村に帰ってもお姉ちゃんは帰っていなかったのよ。
 
 うん、
 
 あたしがお姉ちゃんよりも先にモランになっちゃったの、
 
 変な話よね。
 
 あたしがお姉ちゃんよりも先にモランになるだなんて…』

シュシュ…

久美は棍棒のような自分のペニスを扱きながらそう呟くと、

『ねぇ、お姉ちゃん…

 あたし…
 
 この村でモランとして頑張ってきたのよ、
 
 ほらっ
 
 あたしの耳もこんなに大きな穴を開けたし、
 
 ウシ達を襲う獣もやっつけて来たわ、
 
 ねぇお姉ちゃん。
 
 お姉ちゃんはコレまで何をしていたの?
 
 帰ってくるのが遅すぎよ』

ニヤリ

意味深な笑みを久美は見せると、

そう奈津美に詰め寄った。

『だって…

 あっあたしも色々と苦労をしてきたのよ、
 
 広いサバンナをシンバ探して彷徨ったし、
 
 それに…』

予想外のことで久美から責められた奈津美はしどろもどろになりながらそう返すと、

『お姉ちゃん…

 モランになるってあたしに言ってたじゃない。
 
 それなのにあたしが先にモランになるだなんて…』
 
『あたしも頑張ったのよ

 それにちゃんとシンバを仕留めてきたわ』

『でも、1頭だけでしょう?』

『え?』

久美の口から出たその言葉に奈津美は思わず声を詰まらせた。

『ふふ…

 あたしはねぇ…
 
 もぅコレまでに5頭のシンバを仕留めてきたわ、
 
 ほらっ
 
 コレがその証…』

久美はそう言うとまるで自慢するかのように

胸に下げている胸飾りを奈津美に見せた。

それはシンバを倒すごとに一つづつ下げることが許されている胸飾りで、

無論、奈津美の胸にも一つ下がっていた。

『久美ちゃんそれ』

『そう、5つあるわ、

 モランとしての格はあたしのほうが上ね』

蔑むような視線で久美は奈津美を見ると、

チャラッ

胸飾りを軽く揺らして見せた。

『そっそんな…』

『モランになったらもぅ年齢組は関係ないわ、

 多くのシンバを倒した者が上に立つのよ、
 
 コレってどう言う意味か分かるでしょう?
 
 そう、シンバを1頭しか倒せなかったお姉ちゃんはあたしの下…
 
 面白いわね。
 
 お姉ちゃんがあたしの下だなんて…』

『ちょちょっと待って』

『何が待つの?

 うふ…
 
 待っていたのよツン…
 
 さぁ、あなたにあたしの精を注いでやる。
 
 コレだけの時間を掛けておきながらシンバを1頭しか倒せなかったツンに気合を入れてやる。
 
 さぁ、これを咥えろ』

久美の言葉遣いが次第に男の口調になると、

握っていたペニスを奈津美のほうに向けそう命令した。

『くっ久美ちゃん、

 どうしたの?
 
 何であたしのそんなことを言うの』

久美の豹変に奈津美はあわてて尋ねると、

『何を寝ぼけたことを言っているんだ。

 お前は今から俺の手下だ。
 
 だからお前に俺の精を注いでやるんだよ、
 
 さぁ、
 
 痛い思いをしたくなければ俺のイリガを咥えるんだよ』

怒鳴りながら久美は奈津美の頭を鷲づかみにすると、

グィ!

っと奈津美の頭を下に向かせた。

目の前に久美のグロテスクなペニスが迫ってくる。

『うっ』

その様子に奈津美は怯むが、

しかし、

グイグイ

と久美に頭を押さえつけられると、

奈津美は仕方なく両膝を地に付け、

そして、硬く勃起している久美のペニスを頬張った。

『うごっ』

ニュチャッ

ウプッ

小屋の中に卑猥な音が響き渡る。

『あぁ…

 いいぜ、ツン…
 
 お前、相当モランのイリガを咥えてきたな、
 
 舌使いで分かるよ、
 
 へへ…
 
 シンバを倒さずにイリガばかり咥えてきたな…』

久美はそういいながら奈津美の頬をそっと撫でると、

『(いやっ

  久美ちゃん、そんなことを言わないで)』

奈津美は心の中でそう叫びながら、

ひたすら妹・久美のペニスを頬張り続ける。

すると、

ヒタッ

奈津美の頬をさすっていた久美の手がぴたりと止まり、

グッ!!

その手に力が篭った途端、

ガンガンガン!!

久美は激しく腰を奈津美の顔に打ち付け始めた。

『うご!

 うご!
 
 うご!』

奈津美は目を丸くし、

口の中で激しく動くペニスに翻弄される。

そして、

『あっ出る!』

久美がそう呟くと同時に、

ブシュッ!!

奈津美の口の中に久美の精が注ぎ込まれた。

『ぐぼっ!』

ドクドクと口の中に注ぎ込まれる精液を奈津美は必死で飲み込むと、

『へへ、

 どうだ、百戦錬磨のモランの精は
 
 ちゃんと全部飲むんだぜ』

久美は自慢するかのようにそう告げ、

搾り出すようにペニスを振るわせた。



『げほっ

 ぐほっ』

ようやくペニスが奈津美の口から引き抜かれると、

奈津美はその場に蹲り激しく咳き込んだ

そんな奈津美を久美は見下ろすと、

『お姉ちゃん…』

とやさしく話しかける。

『久美…?』

久美の言葉に変化に奈津美は口から精液を滴らせながら顔を上げると、

奈津美の顔を抱きしめるように久美は膝をつくと、

自分の顔を奈津美の顔に近づけ、

そして唇を重ね合わせた。

ぬちゃっ

硬く閉じた奈津美の口を割って久美の舌が入り込んでくる。

『うっ』

舌を絡み合わせながら

久美は右手を伸ばすと、

奈津美のシュカの下に隠れているペニスにそっと触れた。

『あっ…』

自分のペニスが触られた感覚に奈津美が反応すると、

『お姉ちゃんのイガリ…

 太くて大きい』

唇を離した久美はそう呟き、

ギュッ

奈津美のペニスを握り締めると、

『ねぇあたしのはどう?』

と尋ねながら空いている左手で奈津美の右手を握り、自分の股間へと導いた。

ビクン!

射精して萎んだはずの久美のペニスはすでに復活していて硬く熱くなっていた。

『…久美のも大きい…』

ギュッ

奈津美は久美のペニスを握り締めながらそう答えると、

『ふふ…そう』

久美はうれしそうにそう呟く、

そして、

久美は奈津美の、奈津美は久美のペニスをお互いに握り締め合った後、

『お姉ちゃん…』

久美はそう囁くと、

『お姉ちゃんの中にあたしの精を入れてやるぜ』

と再び男口調に戻り、

『へへ…

 イリガをこんなにお立ってて、
 
 お前、相当な好き者だな』

そう言いながら奈津美のペニスを扱き続ける。

『あぁ…久美ちゃん…

 なんで…』

ペニスを扱かれる快感に奈津美は身をよじり、

彼女の豹変のわけを尋ねると、

『さぁな、

 俺にも良く分からないんだよ、
 
 ただ、ムラムラしてきたり、
 
 暴れたくなったりしたとき、
 
 モランの本性が出てきちまうみたいなんだ。
 
 まぁいいじゃねぇか、
 
 どうせ俺はもぅモランなんだし、
 
 そのうち久美はどこかに行っちまうだろう。
 
 まぁ、そんなことよりもお前にモランの精をたっぷりと入れてやるぜ、
 
 覚悟しろ!』

久美は乱暴にそう告げると、

『いくぜ』

『あぁん』

久美は奈津美のシュカを強引に剥ぎ取ると、

『へへ』

いやらしい笑みを浮かべながら奈津美のお尻を撫で回し始めた。

そして、奈津美の唾液でヌラヌラと濡れているペニスを奈津美の肛門に押し当てると、

グイッ

っと腰を押し込んだ。

メリッ!

『うわぁぁぁ!!』

久美の極太のペニスが奈津美の肛門を一気に押し広げ、

彼女の体内に乱入してくる。

『うくぅ…

 太い、
 
 太すぎるよう』

シリンやケルヤよりも一回り太い久美のペニスに奈津美は悲鳴を上げると、

『ジタバタするなっ

 見苦しいぞ!!』

久美の怒鳴り声が響き渡る。

そして、すべてを押し込むと、

グッグッグッ!!

っと久美は腰を振り始めた。

『あっあっあっ

 いやぁぁぁぁ!!
 
 やめて、久美ちゃん。
 
 お願いだから
 
 これ以上お姉ちゃんを犯さないで』

極太の妹のペニスが奈津美の中を往復する。

その激痛と快感に奈津美はヨツンバになると、

頭を振り、

そして床をかきむしった。

『へへへ…

 どうだい、俺のイリガの味は…
 
 俺のイリガはこの辺のマサイの中でも1番のでかさだ、
 
 一度のこの味を味わうと
 
 もぅほかのモランの精を受ける気がなくなっしまうんだぜ、
 
 お前は俺のお姉ちゃんだったヤツだからたっぷりと味あわせてやる。
 
 感謝しろよ』

悶え苦しむ奈津美に久美はそう告げると、

さらに腰を激しく振り、

そして、ペニスを扱き始めた。

『あっ』

『うっ』

小屋の中に奈津美のうめき声が響き渡る

『あっいっいぃ

 いいぜ、お姉ちゃん』

『くっ久美っ

 だめ
 
 やさしく

 もっとやさしくして』
 
『へへ、駄目だよ

 お姉ちゃん…』
 
『あぁ…

 熱いよ
 
 久美ちゃん、熱い』

『いっいぃ…』

犯すモランに犯されるモラン…

かつて姉妹が閉じ込められていた小屋の中に、

漆黒の肌とたくましい肉体を持つ二人のモランの影が映し出されたいた。

くはぁ!!

やがて、お互いに熱いものがペニスの付け根に溜まり始めてくると、

『あぁでちゃう…』

『まだだ、

 まだ早い…』

『あっあぁ、

 だっ出させて』

『まだまだ』

『だっダメ

 ガマンできない』

『俺はまだだ、辛抱しろ』

小屋の中に男の体臭が充満していく中、

二人のマサイは口が大きく開け肩で息をし

さらに激しく犯していた。

『いやっ

 あっでっ出ちゃう
 
 出ちゃうよ、久美ちゃん』

『あっ俺もだ、姉ちゃん』

そしてついに二人が爆発点に差し掛かると

『うっ!!』

『あぁ!!』

奈津美と久美は声をあげ、

シュッ!!

シュッ!!

奈津美のペニスから精液が高くそして激しく吹き上げると、

久美は奈津美の体内にさらに激しく精液を注ぎ込む。

ビチャッ!!

ビチャッ!!

奈津美が飛ばした精液が小屋の床に飛び散っていくと、

『えへへ…

 お姉ちゃんの精液ってモランの味がするよ』

女の子の口調に戻った久美は

そう言いながら自分の手についた奈津美の精液を舐め取ると、

その一方で、

『あぁ…

 久美ちゃんの精…あたしの中に広がっていくわ』

奈津美は自分の体内に広がっていく久美の精液を全身で感じ取りながら、

ヒクヒクと肛門をヒクつかせながら余韻を味わっていた。

『お姉ちゃん…』

『久美ちゃん』

『これから、二人仲良くマサイとして生きていこうね』

『うん』

つかの間の姉妹に戻った二人はそう呟くと、

ギュっ

っと抱きしめ合っていた。



『ふふふ…

 どうやらあの二人は身も心もマサイとなったようだな
 
 まぁ、モラン・シリンの願望をかなえるように振舞うのは疲れるわい』

奈津美と久美が抱きしめあう様子を見ながら呪術師・シンはそうつぶやくと、
 
『さて、次の獲物を探すとするか、

 おぉそうだ、
 
 確かあそこの村に友人を蘇らせて欲しいと頼み込んできていたヤツがいたのぅ…
 
 ふふふ…』

シンは意味深な笑みを浮かべるとこのマサイ村を後にした。



つづく