風祭文庫・巫女の館






「吸刻鬼の恐怖(前編)」



作・風祭玲


Vol.111





あれから2週間が過ぎた…

「おっはよー、真弓」

っとまだ話をしたことがないクラスメイト(女)が俺に挨拶をする。

すると、

「はよー」

そう返事をして細くて白い俺の手が振られる様子が見える。

しかし、その行為は俺の意志ではなく、

俺の体の中に居るもぅ一人のヤツが行っているにすぎなかった。

そう、あの夜以降…

俺は手足を縛られたいわば監禁状態に置かれていた。

朝起きて、顔を洗うのも、歯を磨くのも、髪を櫛で解かすのも、

(あれ?、俺って髪を櫛では解かさないよな、まぁいぃか)

何もかもすべてただ見ているだけ…

と言うのも、

姉貴が退治しようとした真弓と言う幽霊の身の上話に共感した上に、

さらに、事もあろうか俺の身体をそいつに貸し出してしまったからだ。


あぁっもぅっ!!

「俺の身体をさっさと返せっ」

と思いっきり怒鳴り声を上げたい気分だが、

ただ、全てが最悪って言うわけでもなく…


「1時間目の体育はバレーだって!!」

「ホント?」

「いやだなぁ…」


例えばこの女子更衣室のように男ではとても入れないようなところにも

そのまんまご案内〜〜ぃ

と言う利点はまぁ認めてあげようと思う…

『おっ、小百合は××なところにホクロがあるのか…』

『なるほど、美佐子はクスグリに弱いのか』

コホン!!(話を戻す)


しかし…

姉貴は”彼女が飽きるまでって…”言うが

もしも、このままずっと女子高生から女子大生そしてOL…

果ては結婚なんてことになったら俺の立場は…どなるんだろうか?

「あははは、その娘はすでに死んでいるんだから、

 そんな先まで想いは続きはしないよ」

と姉貴は相変わらず楽観論を言うけど、

俺にはどーもそんな感じはしない。

それよりも、こうして生き生きして登校していく様子に、

俺は悪い予感を感じていた。



その夜、俺(と言っても、身体を動かしているのは真弓だが)は

姉貴とともに仕事に出ていた。

と言うのも1週間前、


「あれから一週間経ったけど、まだ成仏する気にならないの?」

夕食のあと何かを見計らったように姉貴がそう切り出した。

『そうだ、何時まで俺の体を使い続ける気だよ。』

チャンスとばかりに俺も言うと、

「あんたは黙ってなさい」

と逆に俺が窘められてしまった。

「…………」

真弓は何も言わず俯いていると、

「そぅ…まだ満足しないの?

   となると…困ったわねぇ」

姉貴は考える顔を始め出した。

「……あのぅ…」

「えっ、あぁ、いいのよ、気が済むまで”それ”使ってても。」

『…ち…ちょっと姉貴っ』

俺は思わず口を挟むが、姉貴はそんな俺を一切無視して、

「ただねぇ…あたしの助手が居ないのが痛いのよねぇ…」

と続けた。

「…そっそうですか…」

真弓が小声で答えると、ふと何かを思い付いたように、

「そうだ、あなた、アルバイトしない?」

と提案してきた。

「え?」

「あたしの助手のアルバイト…」

「ええっ」

『…あっ姉貴っ、突然何を言い出すんだ』

「幽霊やっててはできない良い経験よ…」

「はぁ…」

「と言うことでちょっとこっちに来て…」

そう言って姉貴は席を立つなり、

真弓の手を引くと、自分の部屋へと連れていった。

相変わらずさまざまなオカルト・アイテムが転がったままの雑然とした部屋だが、

「えぇっと…はいっこれ」

と言って

ポン

っと姉貴が真弓の手に手渡したのは、1式の巫女装束だった。

「ちょっと、それを着てみて…」

「これを着るんですか?」

真弓の顔が急に火照ってきた。

『…けっ、そんなに恥ずかしがること無いじゃないか』

俺が言うと

「恭平は黙ってなさいっ」

姉貴は睨みながら呟いた。

『…おぉ、こわっ』

「あのぅ…これ、どうやって着れば…」

困惑した真弓の言葉に、

「あっ、そっか、着方分からないか…

  じゃぁ、あたしが着させてあげるから、いま着ているの脱いで」

姉貴が立ち上がりながら言うと、

真弓はゆっくりと着ている洋服を脱ぎ始めた。

真弓が下着姿になったのを見届けると、

「じゃぁ、まずは襦袢ね、

 着方は先に肌襦袢を着て次に長襦袢を着る」

「はぁ…」

何とか真弓が見よう見まねで襦袢を身につけると、

「よし、で、次は袴…

  んで、髪はここを縛って………」

こうして巫女装束の着付けが終わると、

「へぇぇぇぇ…似合うじゃない

  ほら、鏡で見てみ」

と言うと、真弓を姿見の前に立たせた。

『…ほぉ…』

俺も驚く、

鏡の中には初々しさがたっぷりの巫女装束姿の真弓が立っていた。

「………」

真弓が顔から火が出るくらいに真っ赤になっていると、

「ウン…かわいいよ、じゃぁ決まりね」

姉貴のその言葉と同時に、

「…よっよろしくお願いします」

と真弓は頭を下げた。

『…おっおい、コラっ』

思わず俺は叫び声を上げたが、

真弓は何やら自信満々で鏡に映った自分の姿を眺めていた。



シン…

ザッザッザッ

っと静まる廃工場の中を歩く巫女装束の女性が二人…

まぁ…最近流行の変な輩が見たら思わず襲いたくなるシーンかもしれないが

普通の人間がこの工場に足を踏み入れることが出来ないので、

俺は安心して身体の中から覗いていた。

『…姉貴っ、聞こえるか』

「なによ」

『…ここで行方不明者が続出しているそうだけど、何が居るんだ?』

「さぁね、それを確かめにきたんじゃないの」

『…確かめにね…』

俺はさっきからする妙な気配が気になっていた。

一方、真弓の方は完全に雰囲気に飲み込まれて、

ビクビクしながら姉貴の後を付いて行ってた。

『…全く、これが半月前まで幽霊だったヤツかねぇ』

俺が呟いていると

バフッ

真弓の足が何かを踏んだ。

「キャッ」

思わず彼女は声を上げて飛び上がるが、

『…落ち着け、むやみに騒ぐと付け込まれるぞ』

俺は声を上げて制止させた。

「だって…」

文句を言う彼女をよそに

『…姉貴っ、これは…』

「う〜ん」

そぅ、そこにはおびただしい服が散乱していた。

「何かしらね」

『…まるで、これを着ていた人が消えたみたいな感じだな』

そう、散乱している服はまるでそれを着ていた人が、

蒸発してしまったかのような状態で置かれていた。

すると、突然。

”きょぇぇぇぇぇ〜っ”

と言う叫び声とともに、闇の中に赤い二つの光が現れると

ぐぉぉぉぉぉぉぉっ

見る見る俺達の方へ迫ってきた。

「きゃぁぁぁぁっ、出たぁっ」

突如出現した化け物に真弓は思わず尻餅を搗くと、

「いやぁ〜〜」

化け物から這いずるようにして逃げ出し始めた。

『…こっコラッ、逃げるなっ』

「だってぇ、怖いんだもん」

『…怖いって…おまえ幽霊だっただろうが』

俺は思いっきり怒鳴るが、真弓は、

「幽霊だっても、怖いのは怖いのっ」

と言って逃げるのを止めようとしない。

『…ったくぅ…もぅ…』

俺が逃げ惑う真弓の体の中から妖怪をにらみつけていると。


「お待ちっ、あなたの相手はこの私よ」

その声とともに姉貴が真弓と化け物の間に躍り出た。

『…あっ姉貴っ…』

「おねぇさまっ」

姉貴は懐より札を取り出すと、

「臨・兵・闘…」

そう唱えながら九字を切り出した。

ふわっ、

姉貴の足元に魔法陣が姿を現した。

『…姉貴っ、祟られ屋抜きで化け物は封印できないぞ』

俺が叫ぶと、

「そんなことやってみなければ判らないわよっ」

と返事をした。

しかし、魔法陣の一部に欠損を見つけた俺は、

『…まずいっ、おいっ真弓っ、早く俺に替われっ、じゃないと…』

と怒鳴ったが、肝心の真弓は、

「おねぇさま…凛々しいですわ」

そういいながら姉貴の姿をポ〜っ見つめていた。

『…くおらっ…サッサとしろっ…』

そう叫んだ瞬間、

「ハッ!!!」

姉貴の掛け声とともに、

手にした札より発せられた強力な波動が妖怪を直撃した。

”ぎょぇぇぇぇぇぇ〜〜っ”

弾き飛ばされた妖怪は工場の壁に叩き付けられると、

見る見る小さくなっていった。

姉貴はすかさず持っていた霊刀・東雲を抜くと

「うぉりゃぁぁぁ」

妖怪に向かって切り付けた。

が、そのとき、


バリバリバリ…

姉貴の足下の魔法陣が突如崩壊すると、

化け物を押さえつけていた力が消失した。

『…やっぱり!!』

とたんに

ブワッ

っと化け物は姉貴に飛び掛かると

俺(と真弓)にも体当たりをして

どぉぉぉぉぉん!!

っとそのまま工場の屋根を突き破って外へと逃げ出してしまった。

「しまった…」

姉貴と”俺”は大きく開いた工場の屋根を眺めていた。



「まずったわねぇ…」

帰り道、

姉貴は頭を掻きながら、妖怪を取り逃がしたことを後悔していた。

そして、その姉貴の後をしゅんとした真弓が歩く、

『…全く、今度はこう言うことの無いように、してくれよなぁ…』

「すみません…」

「いいって、いいって」

姉貴は”気にしていない”と言う素振りをすると、

「あのぅ、…一体何のお化けだったんですか?」

と真弓が尋ねた。

「う〜ん……分からないわ」

と首を傾げながら姉貴が答えると、

「おねぇさまにも分からないことってあるんですか?」

『…そりゃまぁ、遊んでばかりだもんなぁ』

俺が言うと

「なんだってぇ…」

ぐっ、

と姉貴が真弓の胸座をつかみ上げると

「おっ、おねぇさま、苦しいぃ…」

真弓が悲鳴を上げた。

「あっ、あぁごめんなさい」

『…けっ』

ジロリと姉貴が俺を睨み付けた。

「あれ?、おねぇさま、怪我…」

真弓が姉貴の肩の部分が小さく血に染まっているのを見つけると、

「あっ、ホントだ、さっきの奴に噛まれたのね、

  もぅ、今度あったらただじゃ置かないから」

と闘志を新たにしていたが

俺は姉貴の背丈が妙に小さくなっていることが気になっていた。



翌朝…

「おねぇさま、朝ごはんできてますが」

珍しく起きてこない姉貴を気遣って真弓が姉貴の部屋を覗くと

姉貴は布団をかぶったまま

「ふぁ…、ありがとう、ちょっと眠いんで寝かせて…」

「それでは、あたし…学校へ行きますので

  あっ、ご飯はテーブルの上にありますから…」

と言うと、

「ありがとう」

と言う返事が返ってきた。

「夕べのことでしょうか」

『…さぁな…、ほらっさっさと行かないと遅刻するぞ』

俺が時間を指摘すると時計には黄色信号が灯っていた。



「おはよ…」

真弓が教室に到着すると同時に予鈴のチャイムが鳴り始めた。

「どうしたの?、珍しく遅いじゃない」

前の席に座っている千尋が振り向きながら言うと

「うん、ちょっと家事をしていたら遅くなっちゃった」

「え?真弓ちゃんって家の家事をしているの?」

「うんまぁ、おねぇさまとの約束だから…」

「偉いわねぇ」

千尋が感心すると、

「そっそうかなぁ(ポリポリ)」

そう返事をしながら真弓は鼻の頭を掻いていた。


そのとき、

バタバタバタ!!

「ねぇねぇ、大事件、大事件!!」

日直の智子が息を切らして駆け込んできた。

「どうしたの?」

「朝練で朝早く学校に来ていたテニス部員が姿を消したんだって」

「なにそれ?」

「そう言えば、パトカーがとまっていたね」

「うん、なんでも1年生5人が朝練が始まっても来ないので、

  様子を見に2年生が更衣室に行ってみると…」

「行ってみると?」

「更衣室の床に5人分のテニスウェアが、

  まるで着ていた人が消えてしまったみたいに落ちていたんだって」

「いやだぁ…」

「さらに話はそれだけじゃなくて…

 テニスウェアの中から赤ちゃんの泣き声がするので、
 
 2年生がそれをどけてみると、
 
 なんと生まれたばかりの女の赤ちゃんが5人!!、出てきたそうよ」
 
「えぇっ!!」

智子の説明に教室にいたみんなが声を上げた。


ガラッ

「こらっ、何を騒いでいる、チャイムは鳴ったぞ!!

 さっさと、席に着けっ!!」

これからさらに盛り上がろうとしたとき、担任が入ってきた。

「ちぇ〜っ」

全員が席に着くと、

「あ〜っ、

 みんな知っていると思うが、

 テニス部の部室の件は全て警察に任せてある。

 まぁ、私が思うにたちの悪い悪戯だと思うが、

 いらぬ騒ぎを起こさないように、
 
 まして、視聴覚教室の時のように野次馬根性を出さないようにだ
 
 判ったか!!」
 
「ほ〜ぃ」

教室のあちらこちらから返事がすると、担任は出席簿を開くと

「よ〜し、ではこれから出席をとる……

 相沢」

「はい」

「伊藤……」

『…この話…昨日のと似ているなぁ、ただ向こうは赤ん坊はいなかったが』

俺は2つの事件の共通点が気になっていた。



「えぇっ!!、

 真弓ちゃんのお姉さんって、あの久瀬桜子さんなの?」

昼休み中の教室に女の子の声が響いた。

昼休みになっても朝の事件の話題で持ちきりになっていて、

その話の課程で真弓が俺の姉・久瀬桜子と同居していることが

クラスメイトにバレてしまった。

「えぇ…まぁ…」

真弓は小さくなって牛乳を飲む。

「それって凄いじゃないっ」

「ねぇねぇ美穂っ、”久瀬桜子”って誰よ」

隣でじっと話を聞いていた智子が口を開いた。

「知らないの?、ほらっ今をときめく美人霊能者よっ」

『…美人霊能者ねぇ…あの姉貴が…』

「あっその人知ってる…

 なんでも普通の霊能者が太刀打ちできないような

  強い妖怪やお化けをあっという間に退治してしまうんでしょう」

サンドイッチを食べていた尚子が付け加えた。

『…ふん、その8割以上は俺が動きを封じた後に姉貴が始末しているじゃないか

  本来なら俺が噂になるべきなんだがな、まったくもぅ』

「へぇぇぇぇ…そうなんだ、

 じゃぁ、真弓ちゃんはお姉さんの手伝いもしたりするんだ」

千尋が真弓を見ながら言うと、

「えっ、えぇ…まぁ」

と真弓は返事をした。

「うわぁぁぁぁ…

 いいなぁ…
 
 あたしも桜子さまのお手伝いをしたいわ」

美保が目を輝かせながら言うと、

「てっ手伝いって言っても大変ですよ…

 危ない目にも合うし…」

真弓が昨夜のことを思い出しながら言うと、

「え?危ない目って、

 ひょっとして真弓ちゃん…
 
 お化けに会ったことあるの?」

尚子が聞き返してきた。

「うん、夕べ…初めてだけど」

「へぇ…どんな感じだった?」

「どんな感じって…言われても…」

真弓が返事に困っていると、

『…けっ、この間まで幽霊だったヤツが

  妖怪に出会っただけで腰を抜かしているんだもんなぁ

  まったく世話焼けるわ』

俺はややふてくされ気味で呟いた。


一見平和そうな校内に次の悲鳴が走ったのは、

午後の授業も終わり、

クラブ活動がピークを迎えている頃だった。

「キャァァァァァァ!!」

「イヤァァァ!」

体育館から建て続けに女子生徒の悲鳴が上がった。

「何かしら…」

丁度そばを歩いていた、真弓(俺)と千尋・尚子・美保の4人は、

大急ぎで体育館に駆けつけると信じられない光景を目の当たりにした。

新体操部が練習をしているはずの体育館は手具やレオタードが散乱し、

さらにホギャー、ホギャー

っと至る所から赤ん坊の鳴き声がしていた。

「なっ、なによこれっ」

千尋が声を上げた。


「たっ助けて…」

レオタード姿の一人の少女が物陰から飛び出すと、

真弓達の所に向かってきた。

「一体どうしたの?、何があったの?」

美保が訊ねると、

「ちょっちょと待って…」

「あの子…」

そう、彼女が一歩進む事に

彼女の身体に密着していたレオタードが緩くなり、

さらに彼女の身体が徐々に幼く小さくなって来ていた。

「うそっ…」

「助けて…お願い…」

彼女の身体は見る見る16才相当から12才・9才・6才っと若返り

「…おねぇちゃん…」

そう言い残して真弓達の手前でパタンと倒れると、

彼女の身体はレオタードの中に潜り込み、

やがて

ホギャホギャ…

っと赤ん坊の泣き声が中から聞こえ始めた。


「………」

その様子を見ていた美保達の顔から血の気が引いていった。

『…真弓っ、上だ!!…』

異様な気配を察した俺は大声を上げた。

「千尋ちゃん、危ない!!」

体育館の天井から黒い影が千尋目がけて舞い降りてくると、

真弓は思いっきり千尋を突き飛ばした。

バサバサバサ!!

ガリッ

「痛ぅ〜っ」


大きな羽音と、肩から背中に掛けての激痛が真弓を襲った。

「真弓ちゃぁ〜ん」

千尋の叫び声が体育館に響いた。

ドタァン!!


突き飛ばした勢いで、

真弓の身体は体育館の床にたたきつけられると

そのまま気を失ってしまった。


バサバサバサ

キーキーキーキー

羽音と声と共に姿を現したのは巨大なコウモリだった。


「コウモリ?」

千尋達の目の前に現れたコウモリは一歩ずつ近づいてきた。

「お前か…ココにいる人たちを赤ちゃんにしたのは」

気丈な美保が声を上げた。

キーキーキー

まるで返事をするかのごとく、コウモリは声を上げると。

一気に飛びかかってきた。

「キャーッ」

千尋たちの悲鳴が上がる。



「ハァァァァッ!!」

ドォォォォン

ギュィーーーーっ

突如発せられた衝撃波がお化け・コウモリを直撃すると、

コウモリはそのまま体育館の壁に激突した。

「え?」

千尋達が衝撃波の発射点を見ると、

そこには床の上に出現した魔法陣の上に立つ真弓(俺)の姿があった。

「真弓ちゃん?」

「ふっふっふっ、久瀬恭平、ふっかぁ〜〜つっ

 覚悟しろっ、この化け物野郎!!」



つづく