風祭文庫・アスリートの館






「入部テスト」



原作・はるな(加筆編集・風祭玲)

Vol.T-128





「起きなさい、

 いつまで寝ているの?」

「ん…んん……」

響き渡る声にハルナは目を覚ますと、

「え?

 あっれ?」

ハルナの体は体育館の柱に新体操用のロープで縛られ、

自分の意思で手足を自由に動かすことができない状態になっていた。

「お目覚めのようね?」

「え?」

聞き覚えのあるその声に思わずハルナは顔を向けると、

そこには新体操部のキャプテンである3年の佐々木マヤが

試合用のレオタードを身につけ微笑みを浮かべながら立っていた。

「佐々木先輩…」

マヤを見上げながらハルナはつぶやくと、

「ふふっ

 学校にまでレオタード着て登校してくるなんて…

 ハルナさん、
 
 あなた、そんなに新体操をしたいの?」

「あっ…」

マヤのその言葉にハルナはハッとすると、

制服の下に身につけてきていたレオタードのみの姿になっていることに気づいた。

「え?

 いやっ

 こっこれは…」

新体操用のカラフルなレオタードを体育館の照明に輝かせながら

ハルナはしどろもどろになると、

「いいのよ…

 べつにあなたがレオタードを着ていることは咎めないわ、

 何を着ようとそれはあなたの自由ですもの…

 でも、そこまでしてレオタードを着てくるなんて…

 そんなにレオタードが好きなの?」
 
意地悪な視線でマヤはハルナに尋ねた。

「えっ

 そっそれは…」

マヤの質問にハルナは喉をカラカラにして返答に詰まる。

すると、

スッ

マヤは手具である棍棒を取り出すと、

グイッ!

ハルナの敏感な股間にそれを押し当て、

「あなたの着ているレオタードは新体操用のレオタードでしょう?

 そんなに新体操をしたいのならどうして部に入らないの?」

とグリグリとハルナの股間を刺激しながら再度尋ねた。

「あっ

 いやっ!」

マヤの責めから逃れようと身をくねらせながらハルナは声を上げると、

「いや。じゃないわ、

 ほらっ

 わたしの質問に答えなさい、ハルナ」

マヤは語尾を荒げながらハルナに告げた。

すると、

「うっ」

ハルナは顔を真っ赤にしながら顎を上げ、

「そっそれは…」

と口を開くが、

「なぁに?」

マヤはハルナへの責めを緩めることなく、

その次にくる言葉を引き出そうとする。

「それは…

 イヤ、はっ恥ずかしい…」

「あら、何で恥ずかしいの?」

「え?

 だっだって…

 あっあたし…」

「ふふっ

 ちゃぁんと最後まで話すまでこのままよ」

返答を渋るハルナを見て

マヤは股間に押し当てている棍棒に力を入れた。

「あぁ!!」

体育館にハルナの叫び声が響き渡ると、

「おっお願いです。

 言います、
 
 言いますから

 こっ棍棒をどかしてくさい」

ハルナは首を左右に振りながら許しを請うと、

「そう?」

ハルナの申し出にマヤは力を緩め、

そっと、棍棒を股間からどかす。

「はぁはぁはぁ」

マヤからの責めから一時的に開放されたハルナは

レオタードが覆う肩を小刻みに動かし、

「でっですから…

 れっレオタードを人に見せるのが恥ずかしくて…
 
 だから…
 
 だから…」

半ば泣きじゃくりながら自分の気持ちをマヤへと告げた。

「ふぅぅん…

 そんなに恥ずかしいの?」

ハルナの告白にマヤは聞き返すと、

「はい…」

舐めるように自分を見つめるマヤの視線を感じながらハルナは頷いてみせる。

一瞬の沈黙の後、

「うそおっしゃい…」

マヤの口から出た言葉はハルナの心を見抜くものだった。

「え?」

マヤからの鋭い一言にハルナは顔色を変えながら顔を上げると、

「ふふっ」

勝ち誇ったようにマヤは笑みを浮かべ、

「じゃぁ聞くけど、

 レオタードになるのが恥ずかしいあなたが、

 なんで、
 
 恥ずかしくてたまらないレオタードを身につけて学校に来ているの?」

と問いただした。

「え?

 そっそれは…」

マヤの問いにハルナは必死に言い訳の言葉を探すが、

しかし、すぐにその言葉を飲み込むと、

「おっお願いです。

 これを…

 紐を解いてください」

とマヤに懇願した。

しかし、ハルナの懇願にはマヤは耳を貸さず、

グイッ

さっきハルナを責めていた棍棒でハルナの顔を自分に向けさせると、

「ふふっ

 ハルナ…

 本当はみんなにそのレオタード姿…

 見て欲しいんでしょう…

 だから、制服の下にレオタードを身につけて登校しているんでしょう?」

と指摘する。

「うっ…」

マヤの指摘にハルナは答えることは出来なかった。

「図星ね…」

一度は青くなった顔を今度は真っ赤にするハルナにマヤはそう告げると、

「恥ずかしがることは無いわ、ハルナ、

 新体操部に入部すればいいのよ、

 新体操部に入いれば、

 思いっきりレオタードになることが出来るわ。

 あたしのようにね」

と続けた。

「でっでも…」

マヤの提案にハルナはそうつぶやくと、

「うふっ

 何を言っているの、ハルナ。

 さぁ、これから特訓よ」

「えっ?」

「緊張して演技中に射精したら困るでしょ?

 だから、あなたのオチンチンを特訓してあ・げ・る。」

マヤはハルナの耳元で囁き、

そしてハルナの後ろにまわると、

ハルナの下腹部に触れた。

「あっ」

水面に石を放り投げたような波紋を感じながら

ハルナは思わず声を漏らすと、

「1点減点…」

とマヤの声がハルナの背後から響く。

「あっ」

「新体操の演技中は何があるかわからないわ、

 この程度のことで声を上げるなんて、

 新体操選手として恥ずかしいことよ」

ハルナに向かってマヤはそう言いながらレオタードの上を掌を這せる。

そして、レオタードの上を移動するマヤの手の動きを

ハルナはピンク色のレオタード越しに感じていた。

そして、オチンチンのある位置を的確に探り当てたとき、

マヤの手はピタリと止まった。

「くっ」

あまりにものの恥ずかしさにハルナはキュッと唇をかみ締め、

体中に力を込めて恥ずかしさに耐える。

しかし、マヤは体を硬くするハルナにお構いなく

白いつややかな指先で、レオタード越しからハルナのオチンチンをしごきはじめた。

「うくっ…

 い、いや…

 や、やめて…」

優しく、そして激しくオチンチンを責め始めたマヤの手の動きに、

ハルナは訴えるが、しかし、マヤの手は止まることは無かった。

それどころか、ハルナのオチンチンに血液が溜まり始めると、

ムクッ

ムクムクムク!!

みるみるうちに、ハルナの股間がふくらみはじめ、

レオタードの生地からハルナのオチンチンを詳細に映し出した。

(はぁ……はぁ……はあっ……)

「ふふっ

 ハルナっ

 また1点減点よ、

 ほらっあなたのオチンチン…

 大きくなってきたわよ」

悪魔のようなマヤの声がハルナの耳元で囁く。

「いっいやっ」

(はぁはぁ)

その言葉に刺激されたかハルナの息がだんだんと荒くなり、

そして、それに合わせるかのように、

マヤの手も動きを早めてきた。

「あっあぁ…」

ビクン

ビクン

と体を痙攣させるハルナの姿に向かって

「ふふっ

 出したくなってきたでしょう」

マヤは囁く。

「でっでません」

マヤの言葉にハルナは反抗するかのように返事をするが、

ハルナの体の中では熱い体液が出口を求めて蠢いていた。

(ダ、ダメ…や、やめて…で、でちゃう…)

身に着けているレオタードを汗でぬらしながらも、

ハルナは必死で我慢していると、

「なかなかがんばるわね?

 でもそんな我慢しないで

 早く濃厚なミルクを出しなさい」

とマヤは優しくハルナに告げた。

それでもハルナは必死に耐えたが、

しかし、とうとうオチンチンの先から精液が染み出してくると、

ピンク色のレオタードをしっとりと濡らし始めた。

「ほぅら、ハルナ、

 あなたのオチンチンは出したくってしょうがないみたいよ」

先走りのシミが広がるレオタードをマヤは指摘するが、

「くぅぅぅぅぅ」

ハルナはただ耐えることのみを考えていた。

「あら、そうなの…」

歯を食いしばり耐えるハルナの姿を見たマヤは、

「まだ、抵抗するつもりね」

とつぶやくと、

シュッ

シュッ

さらにハルナを責め始めた。

「あぁ…

 いやぁぁぁぁ…」

シミを広げるレオタードはハルナの素肌に触れより強い刺激を生む。

(お願い、これ以上刺激しないで…)

心の中で懇願するハルナを見透かしてか、

マヤはさらに激しくハルナのオチンチンをしごく。

(がまん、がまんしなきゃ…)

(ダメ、ダメよ…で、でちゃう…)

(がまんしてたのに、でちゃう…)

ハルナは必死に堪えるが、もはや限界だった。

「さぁ、

 出すのよっハルナ

 あなたのその胸にあるものをすべて吐き出すよ」

「あぁ…

 もう、だめー」

マヤの言葉を聞きながらついにハルナがフィニッシュを迎えてしまうと、

体の奥より吹き上がるミルクは尿道を勢いよく通りすぎ、

そして、それに合わせてオチンチンが大きく脈打ち、

シュッシュッ!!

ハルナの股間…

そう、レオタードに覆われている股間の下でハルナのミルクは勢い欲吹き出し、

レオタードをはしたなく濡らしていった。

そして、その全てをマヤは何一つ逃す事無く見つめていた。



「くはぁ

 はぁはぁ」

股間をべっとりと濡らし、

力が抜けたハルナはがっくりとうなだれていると、

「どう?

 自分の願望を吐き出した気持ちは…」

とマヤは尋ねた。

「……」

マヤの質問にハルナは何も答えずにいると、

「あら、

 すっかり腰が抜けてしまったみたいね、

 でも大丈夫よ、

 ハルナ…
 
 あなたが新体操部のキャプテンにふさわしい女の子にしてあげるから」

マヤはそう告げ、

そして、

「さぁ、

 ハルナ、

 新体操部の入部テストはまだまだ続くわよ、
 
 この程度で音を上げてはだめ」

と叫んだ。



おわり



この作品ははるなさんより寄せられた変身譚を元に
私・風祭玲が加筆・再編集いたしました。