風祭文庫・アスリート変身の館






「白アシの香織」
(第25話:星太の憂鬱)



原作・nao(加筆編集・風祭玲)

Vol.T-261





「わ…私…何を」

「高柳、何をとまどっているの

 うふっ、こんなに胸が大きくなっちゃって」

「キャー、やめて」

はっ!

気がつくと平らである筈の星太の胸が膨らんでいて、

美和が星太の胸を揉んでおり、

しかも股間にある筈のペニスが姿を消し、

クリストスが小さく顔を覗かせる陰裂が形成されているではないか。

「これは…

 オマンコ…」

陰裂を眺めながら星太はその名前を呟くと、

「高柳、今度は肛門じゃなくて別の穴でしてみようか」

と美和の声が響いた。

「や、やめて」

その言葉に全身の鳥肌を立てながら星太は拒否をするものの、

「うふっ、いいでしょう」

そんな星太にかまわず美和は迫ってくると、

「だめったらだめっ!!!」

星太は思いっきり声を張り上げ、

迫る美和を思いっきり突き飛ばしたのであった。



……ガバッ!

「ハアハア、夢?

 いまのは夢だったの?」

美和を突き飛ばした瞬間に目覚めてしまった星太は肩で息をしながら周囲を見ると

そこはいつもの自分の部屋であった。

「またあの夢を見たのか」

少し安堵しつつ星太は自分の手を胸に持って行くと、

フニッ

と柔らかい2つの膨らみの感触が手のひらに感じられる。

そう女になった星太は毎晩美和に犯された日の夢を見るようになっていたのである。

「おっぱいが…」

クリクリとパジャマの下にある乳首を軽くいじりながら、

ふと枕元の時計を見ると時計の針は朝の5:00を指している。

「ふぅ、早く起きてしまったみたいだな…

 寝よ」

起床時間まで時間があることを知った星太は再び布団を被ると、

すーっ

そのまま寝入ってしまい、

「起きなさい星江、

 まだ寝ているのぉ?」

と言う母親の声によって、

「うっ」

起こされた時には時計の針は7時を回ろうしていた。



「母さん、星江って呼ぶのはやめてくれよ」

部屋に入って来た母親に星太はそう抗議すると、

「でも、女の子に星太って呼ぶのはおかしいじゃない」

と母親は返す。

「それはそうだけど」

その言葉に星太は俯いてしまうが、

しかし、女になった星太に対して家族は星江と呼ばれる事に抵抗があった。

チラリ

俯きながら星太は壁へと視線を動かしていくと、

そこにはハンガーに掛けられた女子の制服があり、

また、部屋の至る所には女子用の衣類が堆く高く積み上げられていたのである。

どれもこれも、家族が性転換してしまった星太のためにと買ってきたものであるが、

しかし、どうみても着せ替え人形として楽しんでいるようにしか思えない者であった。

さて、星太は女になった事で新水泳部に入部させられたのだが、

「うーっ

 胸がつっかえて思うように泳げないな」

プールサイドで見事に白アシを内側から押し、

その存在を誇示しているバストを見ながらそうぼやいていると、

側に近寄ってきた香織が

「高柳さん、せっかく素質があるのに」

と呟き残念がってみせる。



やがて星太が部活を終えて教室に戻ろうとした際、

どこからか喘ぎ声がしてきた。

声の主は星太が男だった頃、目標としていた青葉俊輔である。

しかし、俊輔は身も心も女になってしまい、

そんな俊輔を男になった田所瑞穂が抱いているのを見て、

「先輩も田所もおかしいよ」

と通りがかりながら星太は言うが

「いいえ、違うわよ」

それを否定する声が響いた。

「え?」

その声に星太は立ち止まって振り返ると、

香織と美和が星太に近づいていき、

「キャプテンに中西」

そう呟きながら星太は二人を見た。

すると、

「高柳さん、自分が女である事を受け入れないといけないわ」

そう言って香織は星太の胸を触り、

クニクニ

と胸の先に突いている乳首をいじり始める。

その途端、

「ハアハア、気持ち良くなってきた」

上気した顔で星太は呟くと、

「そう、その調子」

と香織は囁く。

いつしか星太の手はクリストスを弄るようになり、

「女ってこんなに感じるんだ」

そう呟きながら固く勃起しているクリストスの下にある穴から愛液が噴き出すと、

「中西君、高柳さんを教室まで連れて行って上げなさい」

と香織は指示を出した。

「は、はい」

その指示に従って美和は星太の手を引いて教室に入ると、

星太と自分の机をくっつけた後、

その場に星太を寝かせると、

「高柳、今から俺が気持ち良くしてやるからな」

と言って美和は星太の白アシを脱がせ、

クリストスを舐め始めた。

「ウッ、ウーウーン」

たちまち星太はもだえ始めると、

「どうだ、気持ち良いだろ?」

と美和は聞き返す。

「う、うん」

「じゃあ、次は俺を気持ち良くさせてくれよ」

そう言いながら美和はペニスを星太の陰裂へと挿入し、

ゆっくりと腰を振り始めた。

「うんっ」

「ごめん、痛い?」

「だっ大丈夫」

「そうか」

そんな会話を交わしながら美和はさらに腰を動かすと、

まるで鋸みたいにして挿入されたペニスが星太のお腹で動き、

その動きに合わせるようにして星太の快感は増していく、

「アアー、

 アアー、

 お腹が熱く感じるよ」

「うっお、俺、もう我慢できない」

その声と共に二人の性器から精液と愛液が飛び出してしまうと、

「もう抜いていいかな」

「もう少しオチンチンの感触を感じたいの」

「そうか」

そんな会話を交わしながら美和は体を倒して星太と唇を重ね合わせたのであった。



つづく



この作品はにnaoさんより寄せられた変身譚を元に
私・風祭玲が加筆・再編集いたしました。