風祭文庫・アスリート変身の館






「競パンの呪い・その後」



原作・inspire(加筆編集・風祭玲)

Vol.T-340





それは暑い暑いとある夏の日のことだった。

遅い夕暮れが辺りを包むとある高校のプール。

そのプールで部活を終えてもなお

二人の男子水泳部員が練習のために泳いでいた。



泳いでいるのは水泳部の中級の選手であるこの俺・杉原達也と、

オリンピック強化選手となった椙原誠…

いや、俺の妹の杉原真琴というべきだろうか。

その日も長水路の練習のため、

俺と真琴はあることを賭けてレースをしていた。

その賭けとは…真琴が元の女の子の姿に戻ること。


俺の妹・真琴はロッカールームの奥で眠っていた1枚の競泳パンツ、

そう、10年前に不慮の事故で命を落とした

水泳選手・椙原誠の着用していた競泳パンツを穿いてしまい。

そのパンツに掛けられていた呪いによって

彼女は男子スイマーに変身してしまったのである。

しかも競パンを脱いでも真琴は元の姿には戻らなかったのだから、

それからが大変だった。

いや、大変だったのは俺だけなのかもしれない。

誠になってしまった真琴の呪いを解くには、

競泳パンツの本来の持ち主である誠の夢を叶えること、

そのために誠、いや真琴は練習を重ね、

大会で記録を出し、

ついにオリンピック強化選手になったのである。

これでやっと元に戻れるようになったと思ったら、

男の体が気に入ったのか真琴は元に戻ろうとしないばかりか、

俺のことをしごくようになってしまったのである。

おまけに、体は逞しい水泳選手だけど、

顔は元の女の子そのものだから、

筋肉系の美少年ってことで女にやたらもててしまい、

俺に内緒で女の子を連れ込んだりする始末だ。



その日の長水路は、

約3000メートルをクロールや平泳ぎ、

バタフライなどを自由に泳いで決着をつけるというものであった。

俺はあの日以来、

めきめきと実力をつけてきたつもりであった。

しかし、元となった椙原誠の持っていた能力を受けついだためか、

それとも誠の練習量が半端なかったのかはわからないが、

真琴も俺に劣らずデッドヒートで攻めてくる。

そして、わずかなタッチの差で真琴のほうがゴールをしたのであった。

「あーぁ

 今日もかなわなかったか…」

俺はひそかに舌打ちしをした。

すると、

「お兄ちゃん…わかってるよね。

 今日もあたしを負かせられなかったわよ。

 じゃあ、今日の罰ゲーム…」


プールサイドに上がった俺を真琴はそう言いながら押し倒すと、

真琴ははいていたパンツを一気にずり下ろして見せる、

するとそこには俺のものよりも二周りも大きいチ○ポが顔を覗かせていた。

はじめのうちこそ罰ゲームはかわいらしいものだったが、

だんだんとエスカレートした結果がこの始末。

さらにかわいかった俺の妹がこんなにも変態だったとは…

俺はあらゆる絶望感で頭がいっぱいになっていた。

「うふふふ。

 今日はあたしのチ○ポ食べさせてあげる」

真琴はその体には似合わない女の子のような声で言う。

そして、強い力で俺の体を押し倒すと、

俺の体の上にのしかかってきた。

これではさすがの俺も身動きは取れない。

そんな俺の頭をつかみ真琴は自分のチ○ポに近づけると、

剥けた先端を俺の口に押し付ける。

もはや抵抗なんてことなどできるはずはない。

観念した俺は塩素の臭いを放つ真琴のチ○ポを咥え込んだ。

「うう…

 うう…

 うう」

苦しそうにしながらも頭を激しく動かす俺

「あん…

 あああん…

 ああん…

 出ちゃう…

 出ちゃう…

 あああ…」

その一方で体つきには似合わないなまめかしいあえぎ声を上げる真琴…

やがて…

どぴゅ!

「あああああああああああああん!

 気持ちいい!」

真琴は盛大に射精をしてしまうと、

どぴゅ!

俺も同時に射精して穿いている競泳パンツを汚してしまう。

けど、俺の精液は俺の競パンを汚すだけだが、

真琴が放った大量の精液が俺の胃に流れ込んでくるのである。

「ううううううう

 げほっ

 げほげほっ」

咽びながら苦しむ俺の前に、

真琴は

「お兄ちゃん、

 これで終わりじゃないわよ。

 あたしのチ○ポ、まだビクビク言ってるよ…」

と真琴は言いながら自分のチ○ポ俺の口から引き出し、

赤黒く変色し大きさも元の倍以上になったチ○ポを見せ付ける。

かくして罰ゲームはお互いが果てるまで続いた。

このままでは勝てそうもない。

そして、何より俺に身が持たないし、

真琴を女の子に戻せない…

そう思った俺はある作戦に出た。



草木も眠る丑三つ時

俺は真琴に部屋に近づくと、

気がつかれないように妹の部屋に潜入した。

そこには少女趣味の内装とは裏腹に

イカのようなにおいがかすかにただよっていた。

「(どんだけおなにーしてんだよ、まったく)

そう思いながら真琴が寝ているベッドへと近づいていく。

すると、競泳パンツが気に入ってしまったのか、

案の定、真琴は競泳パンツ1枚のまま寝ていたのであった。

「よっよし

 覚悟を決めた俺は」

むぎゅ…

真琴のキ○タマを勢いよくつかんで見せる。

すると、

「きゃっ!」

急所をつかまれたために、

かわいらしく叫び声を上げながら真琴は飛び起きると、

「今から、俺と勝負しないか?」

と俺は真琴をプールに呼び出した

「ルールは100メートル自由形で勝負だ!」

プールを背にして俺は真琴に挑戦状をたたきつけるように言う。

「ああ、そう…

 これぐらい楽勝よ。

 お兄ちゃんが負けたら、

 今度はおにいちゃんのアナルをもらうからね」

真琴は不適に言う。

俺たちはコースにつくと、

勢いよくスタートをした。



結果は…

散々日中に泳いだ上に寝起きだった真琴は、

普段なら勝てるコースでもきつそうだった。

一方の俺はあの後でうまいこと体力を温存していた。

しかし、絶対的な泳力は無効のほうが上だったが、

タッチの差で

「やった!」

初めて真琴と勝負をして勝ったのだ。

「…負けちゃった…」

真琴は残念そうな顔をしてみせる。

「じゃあ、俺との約束…

 女の子の姿に戻るって…」

「わかったわよ…

 好きにしなよ」

俺は霊媒師に聴いたやり方を行い、

たちまち真琴の体は白くなると、

筋肉質な体も筋肉は減り、

尻や胸の張りも戻ると、

真琴は元の女の子の体に戻ったのであった。



翌日

女の子に戻った真琴は女の子の服を着てメイクもして出かけると、

かつての女友達と再会し、遊んだりしていた

久々に味わう女の子としての充実した1日…

そしてそれを満喫している真琴。

ああ、これで俺たちの平穏な日々は戻ってきた…

そう実感した俺だった。

しかし、現実は甘くなかったのだ。



その夜、

俺は自分の上に突然重いものがのしかかると、

「ん?」

閉じていた目を開ける。

そして、その直後た俺は恐怖に陥った。

「ま…真琴…?」

上にいたのは、

競泳パンツをはいた赤銅色の筋肉ムキムキの男子水泳選手…

紛れも泣く真琴が元に戻る前の姿だった。

「…うふふふ

 …元に戻ると約束したけど、

 その後また変身しちゃいけない。

 なんておにいちゃん言わなかったよね」

うかつだった。

霊媒師に教わった魔法が、

まさか変身を自由自在にできる魔法だったなんて…

「お兄ちゃん、

 あたしの寝込みを襲って勝とうとして、

 勝っちゃったでしょ…

 いけないんだ、そんな反則やっちゃ…

 だから、今日は昨日の分までたっぷり犯してあ・げ・る」

そういうと再び真琴は勃起した巨大なチ○ポをさらけ出すと、

俺を強引に抱き起こし、

下着を一気にずり下ろす。

「やっ止めろっ」

俺の引きつった声が引く時間もなく、

メリッ!

真琴の巨大なそれは俺のアナルを突き破ったのであった。

「うぎゃぁぁぁ!」

俺は声にもならないような声を上げると、

「あぁっ、

 お兄ちゃんのアナルって暖かいし、

 よく締まる」

真琴はチ○ポ全体で俺を感じると、

俺を抱えるように持ち上げて、

駅弁スタイルで勢い良く突き始める。

もはやアナルの感覚などは無い。

激しく上下に動く真琴を全身で感じながら、

「さらば…俺の平和な日々…」

俺は意識を失っていた…

それからというもの、

俺は真琴に次ぐ二番手で、

かつ真琴のおもちゃと化していた。

だが、俺はいつからかこの兄妹水入らずの

濃厚なコミュニケーションを

いつしか快感を感じるようになったのだ。



おわり