風祭文庫・アスリートの館






「秘密」


作・風祭玲

Vol.516





ピピーッ!!

試合終了を告げる笛の音が高らかに鳴り響き、

マット上で勝利を宣言するかのように高らかに選手の片手を掲げられると、

キャーッ!!

ジャージ姿の水上陽子は歓声を上げた。

「すごい!!、

 すごいよ、遼子」

試合を終え席に戻ってきた選手に

髪をシニョンに結い上げた頭の陽子は興奮しながらそう話すと、

「そっそう?」

彼女の親友である但馬遼子は汗まみれのショートヘアを掻き揚げながら

落ち着いた口調で返事をする。

「なに、すましているのよ」

そんな遼子の肩を陽子は叩きながら言うと、

「あっ、

 そろそろあたしの出番だ!」

時計を見た洋子はそう言うなり腰を上げる。

「あっ

 陽子の方、出番なの?」

腰を上げた洋子を仰ぎ見ながら遼子は尋ねると、

「うんっ

 ちょっと、新体操してくるねっ」

「がんばってぇ、

 あたしも応援に行くから」

「うんっ

 まーかせなさいっ」

遼子の声援に陽子はガッツポーズをしながらレスリングの試合会場を離れていった。



シュルッ!!!

タンッ!!

それからしばらくして新体操の試合会場で陽子は煌びやかなレオタードを身に纏い、

巧みに手具を操りながらスポットライトを浴びる。

そして…

「お疲れ様でしたぁ!」

見事入賞を果たした陽子は笑顔で遼子の居るレスリングの試合会場へと向かっていった。

陽子と遼子は小学校の頃からの親友同士で、

中学・高校といつも一緒に行動をしていたのだが、

しかし、高校での部活動で、

陽子は新体操部に入部したのに対して

遼子は格闘がしたいと言う理由で女子レスリング部に入部したのであった。

お互いに部活に打ち込み、以前と比べると会える時間は少なくなったが、

けど、その分、試合などで時間に都合がつくときなどはこうして互いに応援をしていたのである。

「遼子?

 あっあれ?」

新体操の試合後、

レオタードにジャージを羽織っただけの姿で陽子は遼子の姿を捜していた。

「おっかしーな…

 何処に行っちゃったんだろう?」

なかなか見つからない遼子の姿に陽子は焦りながら探していると、

「おいっ、

 さっさとしろよ」

と言い残して遼子が入っている女子レスリング部のジャージを着た部員が二人、

更衣室から出て行く様子が目に入った。

「あっ

 あれ…

 遼子のレスリング部の人だ…

 そうか、

 遼子、先に着替えをしているのか」

それを見た陽子はそう判断をすると、

「でも、なんか男の人みたいだったけど…」

と出てきたレスリング部員の身体が男子と変わらない姿をしていることを

不審に思いながらも陽子は何の躊躇いも無く、更衣室のドアを開け、

「遼子っ

 居るの?」

と声をかけた、

すると、

「うっ

 何この臭い…」

女子更衣室に立ち込める異様な臭いに陽子は鼻を押さえると、

「これって…

 男子の臭いじゃない…」

と陽子はこの臭いが以前、掃除で入ったことがある男子更衣室に立ち込めていた臭いと似ていることに気づく、

そして、

「もぅ…なんで男子の臭いがこんなに篭っているのよっ」

と鼻をつまみながら更衣室内を歩いていった。



「遼子?」

「どこに居るの?」

鼻を押さえながら陽子は遼子の姿を求めて更衣室内を歩いていく、

すると、

「くはっ!!」

更衣室の一角から誰かの息を吐く声は響き渡る。

「!

 遼子?

 そこ居るの?」

この声に、

「陽子?」

と遼子の声が返ってくると、

「あっ、いまそっちに行くね」

陽子は遼子のその声に惹かれるようにして向かっていった。

すると、

「だっダメっ

 陽子っ

 ここから出て行って」

と思いがけない遼子の返事が返ってきた。

「え?

 何を言っているのよっ

 女の子同士でしょう?

 別に恥ずかしがらなくてもいいじゃない」

と言いながら陽子は声のしたほうへと急いだ。

そして、ロッカーが並ぶ角を曲がったとき、

彼女の視界に慌てるようにレスリング部のユニフォームを引き上げる

遼子の姿が目に飛び込んできた。

「遼子?

 なに、着替え終わったんじゃないの?」

レスリング部のユニフォーム越しに背中を見せる遼子に向かって陽子はそう尋ねると、

「あれ?

 なんか、そのユニフォーム変じゃない?」

と遼子が着ているレスリングのユニフォームが

さっきの試合のときと形が違うことを指摘した。

「………」

いつもならスグに返ってくるはずの遼子の返事はなかなか返らず、

「どうしたの?

 遼子?」

と尋ねながら陽子は遼子に近づいていった。

すると、

「そこで、止まって」

陽子に背を向けたままの遼子は陽子を立ち止まらせると、

「あたしの身体…どう?」

と尋ねてきた。

「え?

 どうって?

 ……

 あれ?

 なんか、身体が大きくなっているし、

 それに、筋肉もそんなについていたっけ?」

陽子はいま自分の目の前に居る遼子の姿がおかしいことに気づいた。

すると、

「ふふっ

 あたし、逞しいでしょう?」

まるで、自分の身体の変化を喜ぶような遼子の声が響くと、

目の前に居る遼子の身体がゆっくりと振り返る。

「り…

 りょっ

 りょっ遼子…

 そっその身体はなに…よ…」

振り返った遼子の肉体の様子に陽子は震える手で指差すと、

「なにって…

 見て判らない?」

驚く親友の声に遼子は落ち着いた口ぶりのまま、

自分の身体を見せ付けるようにクルリと回ってみせる。

「見てって…

 なんで?

 何で、その身体…

 まるで男の人じゃない」

信じられないものを見るかのような口調で陽子は声を上げると、

「ふふっ

 何を言っているの?

 そう、これは正真正銘の男の身体よ」

と言いながら遼子は

ムンッ

とリキむと、

ムキッ

逞しく盛り上がった胸筋を盛り上げ誇張して見せた。

「え?

 え?

 どうして、

 どうして、女の子の遼子が男の人なんかになれるのよっ」

未だに信じられない陽子が尋ねると、

「ふふっ

 そうね、

 女の子が男の人になるなんで簡単にはできないものよねぇ…」

陽子の問いに遼子は覚めた目で返事をすると、

グッ

今度は股間に力を入れ、

それに応答するかのように

ムリッ!!

肌にピッチリと張り付いているレスリングユニフォームを突き上げるようにして、

股間から肉棒を盛り上げて見せ、

「いやぁぁぁ!!

 そんなの見せないで!!!」

親友の股間より逞しく伸びる肉棒の姿に陽子は悲鳴をあげると、

「そんなにイヤなの…

 あたしのオチンチンが?

 触ってもいいのよ、

 ほらっ、こんなに固くなっているんだから」

「ヤメテ、遼子っ

 どうしちゃったのよっ

 正気に戻って!!」

「正気?

 あたしは全然変わっていないわ、

 陽子こそどうしたのよ?

 見て、あたしの身体…

 逞しいでしょう?

 ふふっ

 教えてあげるわ、

 あたしね、普段はこの身体で男相手に練習を積み重ねているのっ

 男として男に練習をつけてもらって、

 強くなってきたのよ」

遼子は男の肉体を見せつけながら説明をする。

「男になって練習って…

 じゃぁ、遼子がレスリングに強くなったのって…」

「そうよ、

 こうして、男になり、

 男のパワーと感覚を掴んでいるからよ」

モリッ!!

陽子の問いに遼子は筋肉を盛り上げ返事をした。

「遼子…」

親友の変わり果てた姿を呆然と見つめながら陽子は呟いていると、

その時を見計らうかのように、

ガタン!!

更衣室にドアを開ける音が響き渡り、

「おいっ

 いつまでモタモタしているのよ、

 さっさと…

 あら?」

と言う声と共に遼子と同じアマレスのユニフォーム姿の男たちが更衣室に姿を見せる。

そして陽子の姿に気がつくと、

「どうしたの?

 この女の子?」

と尋ねながら陽子に迫ってきた。

「ひっ」

迫ってくる筋肉の壁に陽子が悲鳴をあげると、

「あっ、

 キャプテンっ

 紹介いたします。

 あたしの友人で水上陽子って言て

 今日からあたし達と同じレスリング部員です」

と遼子は入ってきた部員達に向かって陽子を紹介した。

「え?」

遼子の思いがけない言葉に陽子はギョッとして見返すと、

「ふふっ

 あたしたちの秘密を知ってそのままで済むと思うの?」

と遼子は笑みを見せながら陽子に言う。

「ちょちょっと待って…

 あっあたし、

 レスリングなんて…

 そんなこと、できるわけ…」

遼子の言葉に陽子は戸惑いながら返事をすると、

「心配しなくても大丈夫、

 あたし達が1から教えてあげる、

 でも、その前にその女の子の身体を何とかしなくっちゃね」

レスリング部員達の中から一人の男性が一歩前に出てくるなり、

男用のユニフォームから覗く露になっている胸板を隠しながら陽子に告げた。

「なっ何とかって」

筋肉隆々のアマレス選手を見ながら陽子は困惑していると、

「あっ紹介するね、

 この人がアマレス部のキャプテン・大里知子さん。

 レスリングの腕はオリンピック選手並なのよ」

と遼子は陽子に紹介をした。

すると、

「陽子さん、

 あなたにはあたしたちと同じ身体になってもらうのよ、

 女の身体では思う存分レスリングができないでしょう?

 だから…」

と言いながら知子は股間を膨らまし、

そして、

スルッ…

ユニフォームの肩紐をゆっくりと外す。

「え?

 え?

 えぇ?」

上半身を露にし迫ってくる知子の姿に陽子は次第に追い詰められていくと、

「悪く思わないで、

 あたしたちの秘密を知った以上、

 あなたも同じ身体になってもらうから」

「いっいやっ」

「大丈夫、

 痛くしないから、

 あなたの身体に男の精と魂を入れてあげるだけよ」

「いやぁぁぁ!!」

「観念しなさい…

 さぁみんなっ

 この子の身体を押さえつけるのよっ」

知子の指示が出るやいなや、

ドタドタ!!

「ヤメテぇぇ!!」

「大人しくしろ!!」

瞬く間に陽子は屈強なレスラー達に組み敷かれ、

そして、ジャージを脱がされてしまうと、

「へぇ…

 新体操部の女の子だったんだ」

とジャージの下から出てきたレオタードを見るなりそう言う。

そして、

「新体操からレスリングは大変かもしれないけど…」

と言いながら、

グイッ!!

レオタードの股間を大きくずらすと、

陽子の花弁を露にさせてしまった。

「いやぁぁぁぁ!!」

自分の局所を露にされて締まったことに

陽子は顔を真っ赤にして悲鳴をあげると、

「さぁ、キャプテン、

 一発、お願いします」

と言う言葉と共に陽子の腰を高く持ち上げられた。

ヒタッ

「ふふっ

 悪く思わないでね」

持ち上げられた陽子の腰を抱えるようにして知子はそう言うと、

ズリッ

さらにレスリングのユニフォームをずらし、

ビンッ!!

股間で固くそそり立っている逸物をゆっくりと陽子の胎内へと押し込み始めた。

「いっ痛い!!

 いやぁ、

 抜いてぇ」

「ふふっ

 キュッと締まって

 いい感じよ

 あなたなら、強いレスラーになれるわ」

と言いながら知子は腰を動かし始めた。


パンパンパン!!


「いやっ

 いやっ

 いやぁぁぁぁぁ!!」

腰を打ち付ける知子の響きと、

涙を流しながら上げる陽子の悲鳴とが更衣室に響き渡る。

「あっ

 あっ

 あっ」

知子の肉棒を挿入されてから既に10分が過ぎようとしていた。

陽子は試合用に結い上げた髪を振りほどき、

自分の胎内を往復する肉棒の感覚に酔いしれていると、

「あっ

 あぁ…なに…

 この感覚…」

次第に身体の中に湧き上がってきた別種の感覚に気づいた。

「ふふっ

 気づいた?

 それが、アマレスラーとしての闘志よ、

 やがてその闘志があなたを身体を中から作り変え、

 そして、みんなと同じ男になるのよ、

 そう、俺達と同じように

 闘うことを生きがいにするオスになるんだよっ」

次第に男言葉にしながら知子はそう叫ぶと、

「うぉぉぉぉぉ!!!」

雄たけびを上げながら激しく突き上げ始めた。

「うっぐわぁぁぁ!!」

いきなり激しさをました変化に陽子は白目を剥いて悲鳴をあげると、

「あぁ…

 かっ身体が…

 熱い…」

大きく身体を揺さぶられながらも陽子は自分の体の変化を覚える。

すると、

グッ!!

ミシッ!!

それにあわせるかのように陽子の身体に異変が始まった。

ムクムク!!

ムク!!!

ムクムク!!

陽子の細い身体から筋肉が盛り上がり、

手足には筋肉の瘤が発達していく、

そして、知子の肉棒が挿入されている花弁の片隅からは、

まるで発芽した豆の様に頭を擡げながら肉棒が延び始めた。



「始まったな…」

「あぁ、この新体操部…」

「もぅじき俺達と同じレスラーになるのか」

「ショックだろうなぁ…」

「俺だって、慣れるのに半月は掛かったからな」

レスラーへと変身していく陽子の肉体を見ながら、

レスリング部の部員達は股間を固くする。

その一方で、陽子はただひたすら変身していく自分の身体に翻弄されていた。

「あぁ…

 いやっ

 あたし…

 おっ男なんかになりたくない…

 やめて!!

 あたしから新体操を取り上げないで」

涙を流しながら陽子はうわ言の様に訴えるが、

しかし、その陽子を犯す知子の耳に届く分けなく、

ムリッ!

ムキッ!!

犯される陽子の身体はもはや男の身体といっても良い姿へと変わってしまっていた。

すると、

「へへ…」

自分が犯している女の股間から起立する肉棒が十分に長さ・太さ・硬さを得たことを確認すると、

ゆっくりとそれを握り締め、手を上下に動かし始めた。

「ぐはぁっ(ビクン!!)」

これまでに味わったことの無い強烈な刺激に陽子は悲鳴をあげるが、

シュッ

シュッ

知子は構わずに手を動かした。

「うぐぅぅぅぅぅぅぅ!!

 くはっ

 はっはっはっ

 うぐぅぅぅぅぅぅ!!」

しがみついた様に襲ってくるその感覚に、

陽子は歯をかみ締め、

全身を硬直させると必死で耐える。



「うわぁぁぁ

 あれって、初めのときってキツイんだよなぁ」

「あぁ、俺も幾度も失神したよ」

「でも、気持ちよかったよなぁ」

「そうだな」

全身を汗に濡らしながら耐える知子の姿に

部員たちは鼻息を荒くしていると、

ビクン!!

「あっ

 あぁっ

 でるっ

 何かが出る!!

 いやっ
 
 いやっ

 出る、出る、でちゃうよぉ!!!」

髪を振り乱し陽子が訴えはじめると、

「いいぜ、

 ただし、出すときはトコロテンだぞ」

それを聞いた智子はそう叫ぶと、

さらに激しく陽子を攻める。

そして、

「うっ

 くはぁ」

「いやぁぁぁぁぁ!!」

二人は声を上げながら、

シュッ!!

シュシュッ!!

知子は陽子の胎内へ、

一方陽子は空高く白濁した体液を思いっきり吹き上げ、

そして、

「うっうぉぉぉぉぉぉ!!」

ベキベキベキベキ!!

陽子は着ていた新体操のレオタードを引き千切りながら、

男へ…アマレスラーへと変身していった。



ピッ!!

体育館に笛の音が上がると、

「うしっ」

ガシッ!!

レスリングのユニフォームに盛り上がった肉体を押し込めて、

対峙する二人の男は互いに相手を組み伏せようとする。

あのあと、男になってしまった陽子だったが、

しかし、その日は男子のレスリング大会へと出場していた。

「おらっ

 そこだ!!」

「回せ!!」

「後だ後ろ!!」

その様子に控えの者達は一斉に声援とアドバイスを送る。

「しっ」

「うぐっ」

「はっ!」

レスリングの丸いサークルの中で陽子は相手の動きに敏しょうに反応し、

相手から次々とポイントを奪っていった。

そして、

「せいっ!」

相手の隙を突いて一気にフォール体制に持っていくと、

ピーッ!!

陽子の勝利を宣言する笛の音が鳴り響く。

「おうっ、

 調子良さそうだなっ」

「あぁ、まぁな…」

試合で盛り上がった筋肉を解す陽子に遼子は声をかけると、

「遼子もな」

っと陽子は汗に濡れた腕で涼子の腹を軽く叩く。

「へへっ、

 どうだ?

 レスリングは面白いだろう?」

「あぁ、そうだなっ

 格闘が凝んない楽しいとはな」

とタオルで身体を拭きながら陽子はそう返事をすると、

「そうか…」

準備運動をしながら遼子は返事をする。

「遼子っ

 俺は感謝しているぜ、

 新体操なんてしていたらこんな世界、

 知ることも無かったからな…」

満面の笑みを浮かべながら陽子はそう返事をすると、

館内に陽子の名前を呼ぶ放送が入った。

「ん?

 もぅ次の試合か?」

「みたいだな」

「まったく、さっき終わったばかりなのによ」

文句を言いながら陽子は再びユニフォームの肩紐を肩に掛けると、

「じゃぁ、ちょっくらいってくるわ」

と言い残して再び試合場へと向かっていった。

ふわっ

試合場に篭る男の汗の臭いが陽子の鼻を突く、

「へへっ

 軽く揉んでやるぜ…」

先にマット上に来ていた相手を見ながら陽子はそう呟くが、

「ん?」

その頃から試合場に篭る汗の臭いの感じ方が変化していた。

トクン…

「あれ?

 なんだ?」

スンスン

審判から試合進行の注意を受けながら陽子は鼻を鳴らしながら、

胸の奥から湧き出てくる違和感を感じ取る。

そして、次第に違和感は恥ずかしさへと変化し、

「あっあれ?

 あたし…

 なに?

 この恥ずかしさは…」

と陽子はいまの自分の姿に恥ずかしさを覚えはじめた。

ピッ!!

試合開始の笛が鳴ると、

「しっ!!」

陽子は恥ずかしさを感じつつも目の前の相手を

組み伏せるべく飛び込んでいくが、

しかし、その試合の最中

シュルシュルシュル…

陽子の屈強な身体はまるで萎んでいくかのように筋肉を失っていく。

「あっあれ

 身体が…

 あっあたし、

 女の子に…」

陽子の心から闘志が消え、

また、肉体も女の子へと戻ってく感覚に陽子の動きは鈍くなっていった。

そして、陽子の身体の変化に気づいた対戦相手も、

「え?

 あっあれ?」

プリン!!

目の前の相手の胸に乳房が膨らんで来たことに驚き動きを止めた。

そして、

「え?」

「え?」

「いっいやぁぁぁぁぁ!!!」

その直後、試合会場に陽子の黄色い悲鳴が響き渡った。



おわり