風祭文庫・アスリート変身の館






「キャプテン美咲」
(第7話:魔力)



原作・風祭玲

Vol.577





日がとっぷりと暮れ、夜の闇が辺りを支配した頃、

「お疲れ様でした!!!!」

部外者立ち入り禁止となっている新体操部練習場に

練習の終わりを告げる部員たちの声が響き渡る、

そして、

「新入部員っ

 後片付けよろしくね」

の声とともにレオタード姿の新体操部員達が更衣室へと消えると、

「さて始めましょうか」

「うん…」

居残った4人がレオタード姿のまま手具の片付け、

汗にぬれた床のモップがけと後片付けを始めだした。

そのとき、

「あっ、大洲岬さんと中山篤さん、

 ちょっとこっちにきて!」

練習場に戻ってきた副キャプテンの声が響き渡る。

「なっなにかしら…」

「さぁ…」

自分のレオタード姿を誇らしげに見せ付けながら、

後片付けをしていた大洲岬と中山篤が手を休めると、

副キャプテンの元へと向かっていく。

すると、

「うふっ

 新体操部の部活になれたみたいね」

の声とともに新体操部・キャプテンの松ヶ瀬美咲が副キャプテンの後ろより姿を見せ、

舐めるような視線を投げながら尋ねる。

「あっ」

「はい」

突然の美咲の登場に岬と篤は慌てて股間の膨らみを手で隠すと、

「ん?

 何を隠しているの?」

それに気づいた美咲は囁く。

「いっいえ…」

美咲の言葉に二人は顔を赤くすると、

「あなた達は新体操部員でしょう?

 何も隠す必要はないのよ、

 そうでしょう?」

と諭すが、

しかし、相変わらず二人はモジモジしていると、

「そうねぇ…

 確かにあなた達の体は不完全、

 膨らんではいけないところが膨らみ、

 逆に膨らまなくてはいけないところが膨らんでいない…

 それが恥ずかしいのね」

と指摘しながら、美咲の片方の手は岬の股間、

また片方の手は篤の胸を触る。

「あんっ」

「いやっ」

美咲の行為に二人は反射的に身体をよじると、

「ふふっ

 すっかり女の子になっちゃって(可愛いわ)…」

美咲の目に妖美な光が灯り、

そして

「じゃぁ、そろそろ、

 完全な体になる時期かもしれませんね」

と言いながら頷いた。

「完全な体?」

美咲のその言葉に二人が敏感に反応すると、

「そうよ、

 その邪魔な膨らみを捨てて、

 綺麗な割れ目と膨らんだ胸をあなた達に与えてあげます。

 そう、本物の女の子にしてあげる」

二人の中間を指差し美咲はそう告げた。

「え?」

「ほっ本当ですか?」

美咲の言葉に岬と篤は身を乗り出すと、

「ふふっ

 本当よ…」

驚く二人に言い聞かせるかのように美咲の口が動き、

「あなた達2人のレッスンは滞りなく進んでいます。

 そして、いまの体で居ることが苦痛に感じるようになった。

 違う?」

と尋ねる。

「!!」

美咲の指摘に岬と篤はレオタードに包まれた体に手を這わせながら、

「はっはいっ

 あたしたち今すぐにも完全な新体操選手になりたいんです。

 もぅズボンを穿くのが嫌なんです。

 お願いです。

 あたし達を女の子にしてください」

と声を揃えて訴える。

「ふふっ

 そうですか」

その訴えに美咲は満足そうに頷くと、

「あの…」

「それで何時していただけるのですか?」

二人は尋ねる。

すると、

「あら、気の早いこと」

二人の質問に美咲は小さく笑いながら答え、

「ただし、

 その前に最後の勧誘を行ってもらいます」

美咲はそう告げた。

「え?」

美咲の指令を聞いた途端、2人の表情が一転して暗くなると、

「うふふ…

 大丈夫ですよ、

 これまでにしていることと同じ事をするだけ…

 2年B組にいる藤堂勇気って子、居るでしょう?

 あの子を私達と同じ仲間にすれば、

 君達を女の子にしてあげます」

困惑する二人に向かって美咲は次のターゲットを伝えた。

しかし、

「そんな…2年B組の藤堂って…」

「あのイケメンじゃない…」

岬と篤は美咲から告げられた藤堂勇気の名前に困惑をしていたのであった。



「どうしよう…」

「うーん」

女子更衣室に戻った二人はレオタードの上にシャツを羽織りながら考え込んでいた。

そう2人は心の奥から新体操部員となるために、

美咲の命令によって登校から下校までレオタードを身につけるよう指導されていたのであった。

その甲斐あってか、最近では身のこなし方から言動まで女性化し、

男性的な体のラインに目をつぶれば、

他の新体操部員と見分けがつかないくらいの姿になっていたのであった。

ズボンも穿かずに2人は考え込んでいると、

「なに、深刻に悩んでいるの?」

遅れて更衣室に入ってきた新島加奈子がそんな二人に声をかけると、

「あぁ、新島さん?」

2人は一斉に同じ方向を向き返事をした。

「あら、すっかりユニゾンしちゃって…

 で、何悩んでいるのよ」

と加奈子は明るい表情で尋ねる。



「そうなの…」

「はい…」

「はぁぁ…

 キャプテンも随分と無理難題を吹っかけたわねぇ」

岬と篤の説明を聞いた加奈子は驚きつつ呟くと、

「そっそうなんです。

 B組の藤堂と言ったら四六時中取り巻きの女達がまとわりついています。

 そんな藤堂君に近づくだなんて絶対出来ません」

と岬は涙を流しながら訴える。

「(あらあら、

  元野球部のキャプテンがうるうる涙を流しちゃって

  キャプテンのレッスンって相当効いているのね)」

そんな岬の姿を見ながら加奈子はそう呟くと、

「うふっ

 でも、人間誰にも隙はあるわ、

 そう、あなたがレオタード着ることになったきっかけみたいにね」

そう加奈子は岬を指差して告げると、

「いいわっ

 あたしが囮になってあげるわ」

と胸を張って見せたのであった



それから数日後…

「ようっ

 勇気っ

 また女子がお前の後をくっついて来て居るぞ」

学内のイケメン投票No1を勝ち取った藤堂勇気に向かって、

いつも勇気とつるんでいる友人が離れたところより勇気の姿を見ている女子生徒を指さした。

「はぁ…

 なんだよ…

 居なくなったと思ったらまた出たのか」

元々女の子好きの勇気なのだが、

しかし、毎日のようにしつこく付きまとわれていたためか、

すっかりこの状況に嫌気が差していたのであった。

「はははっ

 イケメンというのも大変だな」

そんな勇気に向かって友人が皮肉を言うと、

「うるせーっ」

勇気はそう反論しながら女子生徒へと近づき、

「あっあのーっ

 これからちょっと用事があるんだ、

 明日にしてくれるかな?」

と爽やかな笑顔を作り女子生徒に告げた。

大抵の女子生徒ならここで、

『はーぃ』

と言い残して去っていくのだが、

しかし、

「………」

いま目の前に立っている女子生徒は何も言わずに

ジッと勇気の顔を見つめ、

そして、

「あの…」

と声をかけてきた。

「?」

これまでに遭ったことがないパターンに勇気は首を少しかしげると、

「あの…あっあたし…

 しっ新体操部の新島加奈子と言います。

 あのっ

 そのっ藤堂さんとお付き合いしたくて」

顔を真っ赤にしながら、

おどおどした口調で加奈子は言う。

すると、

「(新体操部?)」

加奈子が告げた新体操部と言う単語に勇気の気持ちがぐらつきはじめた。

「おいおいっ

 随分とストレートな子だなぁ…

 言っておくけど、

 藤堂はいまは誰とも付き合う気はないんだ」

と友人がしゃしゃり出てくるなり加奈子に向かって言い放つ。

「そんな…

 じゃっじゃぁ、あたしの新体操を見てくれませんか?

 一所懸命しますので、

 それを見てから…」

食い下がるように加奈子は訴えると、

「あぁ、悪いが帰った帰った、

 勇気はこれからバイトがあるんだ」

と友人は語気を荒げる。

すると、

「あっ、川崎、悪ぃ!

 お前、先にバイト先に行ってくれないか?

 俺ちょっと遅れるから…」

そんな友人に向かって勇気はそういうと、

ザッ!

新体操部の練習場へと向かい始めた。

「おっおいっ

 藤堂!!」

自分の元から去っていく勇気の姿を友人は呆然としながら見送ると、

「おーぃっ」

少し先に進んだ勇気は加奈子に向かって手招きをして見せる。



ガチャン!!

新体操部員と顧問以外は立ち入り禁止の扉が開き、

加奈子に連れられた勇気が練習場へと入ってきた。

「(へぇ、ここが新体操部の練習場か…)」

微かに香る汗の香りを嗅ぎながら勇気は胸をときめかせると、

ムクッ!

何時の間にか勇気の股間より硬い肉棒がそそり立ち始める。

すると、

ガコン!!

別のドアが開き、

「きゃはは…」

制服姿の女子生徒が笑いながら入って来た。

「あれ?」

女子生徒の声に勇気が振り返ろうとした途端、

「あっ、

 藤堂さんっ

 すみません。こっちに来てください」

すかさず加奈子は勇気の手を引き、

そのまま無人の更衣室へと引っ張り込む。

「おっおいっ」

いきなり更衣室に引っ張り込まれたことに勇気は慌てると、

「ごっごめんなさい…です。

 あの、ここ…男の人を入れるのには難しい許可をとる必要があるんです。

 でも、今日は練習休みと聞いていたので大丈夫と思っていたのに…」

と加奈子は困惑した口調で謝罪した。

「ふん、なるほどそういうことか」

極めて悪い状態になったにもかかわらず勇気は落ち着いて状況を判断すると、

「まぁ、仕方がない、

 君には悪意がなかったんだろう?

 もし、僕の立場がまずい状態になったら

 ちゃんと、弁護してくれるよね」

すかさず加奈子に釘をさした。

「もっもちろんですっ」

勇気の言葉に加奈子は大きく頷くと、

「判った、

 じゃぁ、堂々と表に出よう、

 ここにいたのでは要らぬ疑いをかけられてしまう」

加奈子に向かって勇気はそう告げ、

そして、更衣室のドアノブに手をかけようとしたそのとき、

パサッ…

何かが落ちる音が更衣室に響き渡った。

「?」

その音に勇気が振り返ると、

彼の後ろには制服のスカートを落とした加奈子の姿があり、

また、半開きになったブラウスの隙間からは、

赤いレオタードの柄が微かに見えていた。

「!!っ」

予想外の光景に勇気の目が釘付けになると、

「あの…

 あたし…

 あなたのことが…」

加奈子はそう訴えながら勇気へ近づき、

そして、

「新体操があたし全てなんです。

 レオタードを着て、

 手具をもって

 みんなに見られながら舞う新体操しか出来ないんです」

と訴えつつ勇気に抱きついて見せる。

「あっ!!」

サワッ!

加奈子が抱きつくのと同時に勇気の鼻腔にはレオタード特有の蒸れた匂いが満ち溢れ、

その匂いはこれまで押し殺してきた勇気の欲望を開放し始めると、

まるで開かれた水門より流れ出る濁流のごとく勇気の欲望が開放されて行く。

その途端、

サワサワ…

加奈子の腰に当てていた手を動かし始めると、

「きゃっ」

レオタードの感触を確かめるように動いた手の感覚に加奈子は小さく悲鳴をあげた。

「あっごめん…」

その声に我に返った勇気は慌てて手を引っ込め即座に謝ると、

「藤堂さん(キラリ)…

 レオタードに興味あるんですか?」

勇気のその行動の意味を即座に加奈子は見抜き尋ねたのである。

「え?

 あっいっいや」

思いがけない質問に勇気はそっぽを向くと、

「知ってます?

 レオタードの肌触り…

 とっても気持ちいいんですよ」

囁くように加奈子は言う。

「え?」

その言葉に勇気が驚くと、

「うふふ。

 いいんですよ、

 もっと触っても…」

と加奈子は告げたのであった。



そう、誰も知らないのだが、

勇気は小学生の頃からレオタードに強い好奇心を持っていたのである。

しかし、そのようなことは大っぴらにすることは出来ず、

ずっと隠してきたのだが、

「あっ…」

自分の目の前で光るレオタードの妖しい光沢。

それを見せ付けられた勇気は震える手を伸ばすと、

ゆっくりと、2度、3度と加奈子のレオタードを上からなぞってみる。

「あっ

 あはっ」

感じるのか、勇気に触られる感覚に加奈子は声をあげると、

「匂いも…嗅いでいいのよ」

と呟いた。

「え?(に、匂いも…)」

加奈子のその言葉に勇気の理性は痺れ、

そして、その言葉に従うように跪くと、

加奈子のレオタードに向けて思いっきり顔を近づけた。

クン!

クンクン!!

甘く、甘美な香りが勇気の鼻を覆い、

また、間近に迫るレオタードの原色が脳を刺激する。

「あぁ…

 これがレオタードの匂いなのか…」

幾度も匂いを嗅ぎながら勇気は肺一杯に空気を吸い込む。

「ああっ。

 なんともいえない匂いだ

 もっと。

 もっと…

 あぁ…

 この匂いの中に埋もれたい…」

加奈子の左右の乳房が作り出す谷間の中に顔をうずめながら

勇気は至福の時をすごしていた。

すると、

カチャッ…

小さい音とともに、更衣室のドアが開き、

スッ…

さっき練習場に入ってきた女子生徒のシルエットが入ると、

コクリ…

加奈子はそのシルエットに向かって頷いて見せる。

そして、

「ねぇ…

 藤堂君…

 お願いがあるの」

匂いを嗅ぎつづける勇気に向かって囁くと、

「あなたにもレオタードを着て欲しいの…

 そして、新体操部の部員になって欲しいの」

と続けた。

「え?

 新体操?」

その言葉に勇気の顔が動くと、

「お願い…

 なってくれるよね」

加奈子はそう囁くと、

ギュッ!

っと勇気を抱きしめた。

「あぁっ」

再びレオタードの谷間に勇気がうずもれてしまうと、

「いいよ、

 気持ちいいよ…

 ずっとこのままでいたい…」

加奈子の中に埋もれながら勇気の首が2回縦に動く。

「そう、

 入ってくれるの…

 いい子ね…」

勇気の返答を見た加奈子は満足そうに頷くと、

ドタッ。

いきなり勇気の体から力が失われると、

その場に倒れこんでしまった。

「うふふ

 私の汗をこんなに吸っちゃって。

 馬鹿な子」

倒れている勇気を見下ろしながら加奈子はそう呟くと、

「さぁ、あなた達っ

 これからが仕上げよっ

 この男にレオタードを着せてあげるのよ」

と女子生徒、いや、女子の制服を身につけた岬と篤に命じたのであった。



カッ!!!

闇が支配していた新体操部の練習場に灯りが点り、

煌々と館内を照らし出す。

すると、

「うっ

 うーん…」

その灯りの下、

新体操部のレオタードを身にまとった勇気が

両手両足を手具のロープで縛り付けられた姿でさらされ、

そしてその足元ではレオタード姿の新体操部員達が集まっていた。

「ふふふっ

 よくやりました」

未だ気を失っている勇気を背にしてキャプテンの美咲が、

足元に跪くレオタード姿の岬と篤に向かってその功績を称えると、

「はいっ」

「ありがとうございます」

美咲の誉めの言葉に二人はさらに頭を下げる。

しかし、

「でも…

 藤堂君にレオタードを着させたのは新島さんの功績がおおきいですわね」

と指摘すると、

「あっ」

「それは…」

美咲の指摘に二人は慌て始める。

「ふふっ

 でも、それは不問にします。

 なぜなら、全校女子生徒の憧れの的、

 藤堂勇気が新体操部のレオタードを着た。

 これは私達にとって揺ぎ無い勝利なのですから」

岬と篤を見つめながら美咲は告げると、

「さぁ、お前達に祝福を…

 そして、新体操部に入部をする藤堂勇気にも祝福を差し上げましょう」

高らかに声をあげ、

「さぁ、二人とも私の前に立ちなさい」

と指示をする。

「はっはいっ」

二人は戸惑いながら美咲の前に立つと、

「よくぞ、ここまで練習に耐えてくれました…」

代わる代わる二人を抱きしめながら美咲は囁き、

そして、膨らんだ股間を軽く撫でる。

すると、

キラッ

一瞬、二人が着ているレオタードが怪しく輝き、

それと同時に

ビクンッ!!

まるで電撃を受けたかのように身体を強ばらせた。

「ふふっ、そうよ…」

それを見た美咲は口元を緩ませると、

ムクッ!!

岬と篤、二人の左右の胸に小さな突起が盛り上がり、

「あっ…」

「いやっ」

同時に二人の口から声が漏れると、

クッククク…

見る見る股間の膨らみが萎み始め、

一本の縦溝をそこに刻み込んでいく、

「あぁ…

 おっ女の子になっていく…」

感度を上げていく肌に困惑をしながら、

突起が盛り上がった胸が徐々に膨らんできたのを感じ取ると、

自分が女性に…少女へと変身していることを悟り、

ムッチリと張っていく腿を固く締める。

「あなた達が着ているそのレオタードは私の合図で、

 着ている者を女の子にしてしまう特別なレオタード。

 さぁ、明日から女子部員として頑張るのですよ」

女子へと変身してゆく二人に背中を見せた美咲は

そう言い残して練習場から立ち去っていくと、

「あぁ…あっ篤ぃ…」

「あっあたし達…女の子になっていくのね」

「うん…

 本物の新体操部員よ…もぅあのマウンドには戻れないわ」

「うん…戻れない…」

「そうよ」

「さぁ、あたし達にはやることがあるわ…」

「えぇ…」

「この藤堂勇気に新体操の洗礼をしてあげる」

女子部員となってしまった二人は頷き合った後、

ゆっくりと立ち上がると、

他の新体操部員が見守る中、

縛られている藤堂勇気へと近づいていった。

こうしてその翌日から新体操部に新たな部員が増え、

また、練習場で手具を操る岬と篤の股間には

くっきりと女の証が刻まれたのであった。



「ふふっ…

 真っ黒に日に焼けバッテリーを組んでいた野球部員が、

 いまではレオタードの新体操部員…

 さぁ、岬さん、篤さん、

 その股間に刻まれた証に負けないよう、

 頑張るのですよ……」

女となって練習に励む二人の姿を美咲は見つめながらそう呟くと、

「ちょっと、ここをお願いします」

と別の部員にこの場を任せ練習場から出て行った。

そして、練習場の外に出た途端、

携帯電話を取り出すと、

ピッ!

あるところへと電話を掛ける。

「…あっモシモシ春子ぉ?…わたし。

 夕べ頂いたあのレオタードを使わせて貰いました。

 えぇ…はい…

 お陰で二人は立派な新体操部員になることが出来ました。

 またよろしくお願い致します…

 えぇ…とっても感謝していますよ」



つづく