風祭文庫・アスリート変身の館






「白アシの香織」
(第18話:直樹の欲望)



原作・風祭玲

Vol.942





「香織さまっ!」

朝、登校してきた水上香織に向かって新水泳部の面々がいきなり駆け寄ってくると、

「どうしたの?

 みんな、そんなに血相を変えて」

キョトンとしながら香織は理由を尋ねる。

すると、

「すみません。

 ちょっと来て下さい」

一歩進み出た青葉俊輔が香織の耳元でそう囁くと、

香織の腕を掴み、

グイグイと新水泳部が部室として使っている部屋へと香織を案内していく。

そして、部屋に入った途端、

「これは香織さまが手を下されのですか?」

と問い尋ねながら履いている競泳パンツに縦溝を刻み、

膨らんだ乳房をプルンと揺らして壁に寄りかかる少女を指差して見せたのであった。

「だっ誰?」

見たこともない少女の姿に香織は驚くと、

「男子水泳部1年の熊沢信孝さんです」

と俊輔は報告をする。

「男子水泳部1年の熊沢さん?

 いいえ、

 わたしぜんぜん知らないわ、

 誰が彼を女の子にしたの?」

それを聞いた香織は驚きながら聞き返すと、

「ということは

 熊沢さんの件については香織さまは全く関与してないんですね」

香織の返事を聞いた俊輔は改めて確認をする。

「えぇ…

 彼、いえ彼女はわたしのリストにはない子。

 誰がこんなことを…」

驚きながらも興味津々に香織は気を失っている信孝を見つめ、

そして、信孝の喉元にベットリと付着している物体に気づくと、

「あら?」

香織はそれを手で掬い臭いを嗅いでみる。

「香織さま?」

その様子を見た俊輔は不安そうに尋ねると、

「これ、母乳だわ…

 誰かが彼に母乳を飲ませた?

 それにこれ…なんかちがうっ」

信孝の体に付着していた母乳の異質さに気づいた香織は

「とにかくサンプルを取って春子さんに送らないとなんともいえないわ。

 わたし以外に性を弄れる者がいるなんて、

 そんなの…認めないわっ!」

強い口調で香織はそう呟き、

姿が見えない敵に向かって闘志を燃やしてみせるが、

同じ頃、

カチリ…

カチカチ!

体調不調を理由に今日も学校を休んだ有馬直樹は、

カーテンを締め切った部屋の中でパソコンの画面をじっと見続けながら

しきりにマウスを動かしていたのであった。



カチカチ

カチカチ

昨日より少し体の調子が良くなっているのか、

パソコンの前に置かれた椅子に座る直樹は忙しくマウスを動かしつつ、

いつも使っている検索サービスにアクセスすると、

程なくしてとあるサイトへとたどり着く。

そして、そのサイトよりリンクが張られた画像を次々と表示させると、

その中から気に留めた画像を最大表示にし

画面をじっと見入りながら開いている手を股間へと潜り込ませる。

程なくして、

モゾモゾ、

モゾモゾ、

と潜り込ませた手を蠢かせ始めると、

最初は小さく動いていたその手が次第に大きく動き始める。

やがて、

「んっ…

 ぁん…

 はぁん…」

直樹は我慢しきれずについに喘ぎ声を上げてしまうと、

ハラリ…

着ていたバスケ部のロゴが入るジャージの上着を脱ぎ捨て、

プルンと膨らんだ胸の膨らみを引き上げて包み込む”白アシ”と呼ばれる

女子用競泳水着が覆う身に着けた体を晒す。

そして、

クリクリ

ギュっ!

っと胸のふくらみの上でピンと勃ち白アシを小さく持ち上げている突起を摘み上げると、

ビクンッ!

「あはんっ

 あんっ」

とさらに声を張りあげ、

喘ぎながら大胆に足を投げ出すとジャージのズボンを引き下げる。

女性の縦溝が刻む直樹の股間は既にネットリと濡れ、

クチュクチュ

クチュクチュ

その股間に伸ばした手を動かし、

直樹は淫靡な音を響かせはじめる。

クチュクチュ

クチュクチュ

「はぁん…

 はぁん…」

淫らな音を響かせながらも直樹の目はディスプレイをじっと見つめながら、

以前していたことと同じように自分の頭の中で卑猥な妄想を書き立て、

「はぁん、

 はぁん、

 はぁん、

 はぁん、

 はぁぁぁあっうっ

 くぅぅぅぅ」

体に張り付く白アシを汗で輝かせながら直樹は喘ぎ続ける。

やがて物語のクライマックスを迎えると同時に、

「いくぅぅぅ…」

体を思いっきり逸らせて声を張り上げると、

ビュッ!

ビシャッ!

直樹は胸と股間を同時に濡らしたのであった。



ジワッ

湿り気が広がっていく胸と、

ポタポタ

ポタポタ

股間の縦溝よりあふれ出た愛液を床の上に滴らせながら、

「はぁん

 はぁん」

股間を淫らに濡らしても余韻を嗜むかのように直樹は喘ぎ続け、

体に張り付く白アシをさらに汚していく、

「はぁはぁはぁ」

程なくして直樹は息を整え正気に戻っていくと、

「はぁ…

 はぁ…

 お乳も…

 お股も…

 あはは…

 すごい洪水…」

そう呟きながら母乳が白アシに大きなシミを作る胸と、

染み込んだ愛液で半透明になっている股間に視線を落とし、

「あはは…」

再び乾いた声を上げながら、

ギュッ!

っと白アシを持ち上げている乳房を握って見せた。

その途端、

ジワッ

白アシから母乳があふれ出し直樹の指を濡らしていくと、

「はぁん…

 お乳があふれちゃう。

 誰か…

 あたしのお乳を飲んでぇ…

 思いっきりおっぱいを吸ってぇ…」

艶かしい声で訴えながら再びディスプレイへと視線を動かした。

とそのとき、

「ん?

 これって…」

直樹の目にとある書き込みが目が止まり、

「この子は…」

その書き込みを見ながら直樹はパソコンを操作すると、

画面いっぱいに一人の競泳水着姿の少年の画像が映し出され、

「俺、実はバイなんです。

 同じ趣味の人と付き合ってみたいです」

と言うメッセージと連絡先のメールアドレスが同時に映し出される。

「ふーん」

画像とメッセージを直樹は見つめていると、

「あれっ、こいつは…」

画面の中の少年に心当たりがある言葉が直樹の口から漏れ、

「こいつ、裕也じゃないか?」

と直樹は画面の少年の名前を呟く、

そう、画面の少年は直樹と同じクラスで男子水泳部の高幡裕也であった。

「へぇぇぇ…

 あいつにそういう趣味があったのか…、

 うふっ」

画面を見ながら直樹の目が怪しく光ると、

カチャカチャ

素早くメールをしたため、

「うふふ…」

直樹は笑いながらアドレスへとメールを送信したのであった。

「うそっ」

授業中に直樹からの匿名メールを受け取った裕也は目を丸くし、

カチカチカチ

教師に隠れるようにして返事のメールを送信しすると、

「僕の書き込みを読んでくれた人が居たんだ」

と次第に高鳴ってくる胸を押さえながら硬くなった股間を押さえ込む。



「男子水泳部の部室で待ってって…

 同じ学校の人だったのか」

男子水泳部の練習が終わり、

競泳パンツ姿のまま裕也は男子水泳部の部室で待っていると、

ガタン!

部室のドアが開き、

何者かが部室に入って来る。

「誰?」

その音に驚いた裕也は小さく声を上げると、

「高幡君…

 僕だよ」

と少女のような声が部室に響き、

スッ

闇に浮かび上がるようにバスケ部のジャージを着た直樹が姿を見せる。

「あっ有馬…」

直樹を見て裕也は名前を呼ぶと、

「お前、具合が悪いって言って今日休んだけど、

 調子は良いのか?」

と問い尋ねる。

しかし、

「うふっ」

直樹はその問いには答えず小さく笑い、

「知らなかったよ、

 高幡にそんな趣味があっただなんて」

そう囁きながら裕也に近づいていく、

「なっなんだよっ、

 みっみんなにばらそうとでも言うのか?」

迫る直樹を見据えて裕也は身構えると、

「うぅん、

 僕…いや、あたしと裕也は同じ人種の人間よ、

 あたしは裕也に本当の姿になってもらいたくて連絡をしたのよ」

と直樹は女言葉で囁き、

チーッ!

ジャージの上着のチャックを下ろしていく、

「あっ有馬っ、

 なんだよ、それ…」

ジャージの中から出てきた白アシを見て裕也は驚くと、

「うふっ、

 アシックスのP2って言う女の子の水着よ、

 これはね、

 白アシと言って女の子の体をとってもエッチに見せてくれる水着なの」

と直樹は説明し、

両手で胸を押し上げ、

ルンと揺れる胸のふくらみを強調して見せた。

「おっおいっ、

 どういうコトだよ。

 なんで、有馬におっぱいがあるんだよ、

 お前それじゃぁまるで女みたいじゃないかよ」

ツンっと白アシを突き出してみせる乳首の突起を見た裕也はそう指摘すると、

「女みたいじゃなくて、

 女の子なのよ、

 その証拠を見せてあげる」

裕也の言葉を受けて直樹はジャージのズボンを脱ぎ捨てると、

「見てぇ、

 あたしのオマンコ、

 もぅこんなになっちゃっているのよ」

と言いながら直樹は白アシが覆う股間の縦溝を見せつけたのであった。



「どうなっているんだよ、

 有馬っ

 お前は男だったはずだよな、

 なんで、女なんかになっているんだよ」

愛液を染み込み透き通って見せる直樹の股間を見ながら裕也は怒鳴ると、

「知りたい?」

と直樹はもったいぶりながら尋ね、

ダッ!

一気に裕也に迫ると、

ビタンッ!

裕也を部室の壁に追い込むのと同時に

両手を壁につけ裕也を身動きできなくさせる。

そして、

「あたしも…裕也と同じバイだったのよ、

 男の癖に男の体に興奮してオナニーをしていたの。

 でもね、そんなこと神様が許してくれるわけ無いじゃない。

 ある日、あたしの前に神様が現れるとこの体にしてくれたのよ。

 天罰…って言う言葉が合うかもしれないけど、

 でも、あたしは天罰とは思えないわ。

 神様はあたしと同じように迷っている人をね、

 あたしと同じ体にしてあげるように。って使命を与えてくれたのって思うの…」

と告げながらゆっくりと片手を下げていくと、

湿り気を帯びる競泳パンツをしっかりと持ち上げている裕也の股間に手を当る。

サワサワ

「あっ」

まるで弄ぶように動いてみせる直樹の手に裕也は顔を赤く染めると、

「とっても硬くて、

 とっても大きいよ、

 うふっ、

 裕也は男の中の男ね」

と囁き、

ペロンと競泳パンツを剥いて見せると、

ビンッ!

裕也の股間から一本のペニスが勢い良く立ち上がって見せた。

すると、

「はぁぁぁ…

 立派よ、

 とても立派なおチンチン…

 さぁ、あたしが食べてあげる。

 このオマンコでね」

と囁きながら

グッ

力を込めて裕也の両肩を下に押して見せると、

「あっ…」

ドスッ!

裕也は背中を滑らせ、

その場にしりもちをつくようにして腰を落とし、

ビンッ!

っとなおもペニスをそそり立たせてみせる。

そのペニスを掴み上げながら直樹がゆっくりと腰を下ろし、

スルッ

股間を覆う白アシを横にずらすと、

クパァ

っと閉じていた縦溝を開き、

裕也のペニスを飲み込み始めた。

「うぅっ」

「あんっ」

ねっとりと自分を包み込んでくる感触と、

体の中に硬く伸びる異物を飲み込む感触。

飲み込むものと飲み込まれるものの声が交互に折り合わせながら、

ヌプヌプヌプ…

直樹は腰を上下に動かし始めると、

「あぁん、

 いいわっ

 美味しいよ、

 裕也のオチンチンとっても美味しいよぉ」

そう訴えながら白アシの肩紐を外し、

零れ落ちてきた自分の手で乳房を揉み解すと、

ピュッ

ピュッ

っと噴出す母乳を裕也に浴びせかける。

そして、

ニタァ…

ペニスを飲み込まれ、

締め上げてくる粘膜の快感に耐える裕也を直樹は笑みを浮かべて見つめると、

「はぁぁぁ」

直樹は息を吐きながら深々と裕也のペニスを飲み込み、

ギュッ!

っときつく締め上げる。

その途端、

「あぁぁぁ…」

限界が近いのか体をピクピクと震わせながら裕也は声を上げると、

「あらもぅ限界?

 仕方がないわねぇ」

と残念そうに囁きながら、

ヌプヌプヌプヌプ…

最後の一押しをするかのように腰を動かし、

「はぁん、

 はぁん

 はぁぁぁぁん」

と絶頂へと登り、

「あっ

 あっ

 あぁぁぁ!!」

裕也も我慢の限界を突破していく、

やがて、

「はぁん」

「あぁぁ」

喘ぎ声を上げながら二人とも同時に果ててしまうと、

体の中に放たれた熱い男の精を感じながら、

直樹の乳房が痛いくらいに張りだす。

すると、それを合図にして、

ガシッ!

直樹は裕也の顔を掴み上げ、

「裕也ぁ…

 さぁ、おっぱいを飲んで…」

と囁きながら胸を寄せると、

その口に母乳を滴らせる乳首を押し当てる。

そして、

ギュッ

力いっぱい裕也の顔を抱きしめ、

ビュッ!

ジュワァァァ…

彼の口の中に母乳を流し込んだのであった。



ゴボッ…

グブブ…

口からだらしなく母乳を噴出し、

放心状態となった裕也を見下ろしながら直樹は

「くすっ」

と笑い、

「裕也ぁ

 目が覚めたら、

 裕也はおっぱいがプルンと膨らんだ女の子だよ」

そう言い残すと直樹は部室から姿を消し、

クチュゥ…

股間から膨らみが消え、

変わりに縦溝を刻んでいく裕也が一人取り残されたのであった。



つづく