風祭文庫・アスリート変身の館






「白アシの香織」
(第17話:直樹の暴走)



原作・風祭玲

Vol.936





「あはんっ」

いつになく暑かった夏が過ぎ、

秋風が吹き始めた初秋の夜。

灯りが落とされ闇が覆う部屋に少女を思わせるあえぎ声が響き渡ると、

くちゅ…

くちゅくちゅくちゅ

灯りが落ちた部屋に粘り気を持った淫らな音が響き、

その音を追う様にして

「あぁん…

 …はぁん

 …はぁん

 …あぁん」

少女の喘ぐ声が響いていく。

くちゅ

くちゅくちゅ

「はぁん…

 いいよぉ…

 あぁん…

 だめっ…

 …はぁぁん

 いっいいよぉ…

 はぁ…

 はぁはぁ…

 あぁん…」

オクターブの高い声を張り上げつつ、

透き通るような女子用の競泳水着を身に着けた有馬直樹は胸を揉み、

股間に這わせた手をしきりに蠢かせる。

そして、

ピクピクピク

次第に体を痙攣させ始めると、

「あっ…

 はぁん…

 はぁぁん…

 はぁぁぁん…」

上り詰めていくように声を張り上げ、

「いっいくぅぅぅぅ…」

の声と共に競泳水着が覆う体を

ビクンッ!

と硬直させたとき、

ツーッ

ツルリとした直樹の足を一筋のラインが走り、

ポタポタポタ

足先より滴り落ちた水は床上に水溜りを作って行く。

ピクピク

ピクピク

「はぁはぁはぁ」

余韻を味わうかのように直樹は時々体をこわばらせながら、

ゆっくりと股間と胸に置いてある手を動かしていくと、

その手の中より乳首を勃たせ恥ずかしげに膨らむ胸。

股間を覆う水着をねっとりと濡らし、

左右に陰毛を従わせる縦溝が月明かりに浮かび上がるかのように姿を見せる。

そして、再び直樹の手がその縦溝を覆うとしたとき、

「止めろ!

 止めるんだ、直樹」

突然直樹の兄である潤の甲高い叫び声が響き渡り、

ぱっ!

消されていた部屋の明かりがと灯されると、

絶頂を迎え恍惚としている直樹が灯りの元に照らし出された。

すると、

「もぅ…

 せっかく第二ラウンドにって所だったのに」

残念そうな顔をしながら男子用の競泳パンツを穿きトップレス姿の水上香織が

淫らに股間を開いている直樹の前に立つと、

直樹とは向かい合わせにの位置で椅子に座らされている兄の潤をにらみ付ける。

すると、

「なっ何が第二ラウンドだ!

 この変態女っ!

 俺の弟をこんな体にしやがって」

と潤は香織に食って掛かかるが、

しかし、

「あらぁ、

 変態女って誰のことかしら?」

香織は潤の言葉を気にしない素振りを見せ、

新水泳部が部室として使っている部屋の隅に置かれているモップを手に取ると、

それを合図にして開かされている潤の股間に他の部員達の手が左右から割り込み、

直樹と同じ白アシの競泳水着が覆う潤の縦溝を開いて見せた。

「うっ」

縦溝の粘膜に直接当たってくる白アシの感触に潤は思わず顔をゆがめると、

ズンッ!

その縦溝に香織が手にするモップの枝の先が押し当てられ、

ピクンッ!

「ひっ!」

その途端、潤の目が大きく見開かれる。

「あたしのことが変態女ですってぇ?

 じゃぁ、こんなに股を開いて、

 しかも”くぱぁ”ってオマンコを開いて見せているあなたは何なの?

 変態ってあなたみたいなことを言うんじゃないの?」

とモップの枝で開かれた潤の縦溝を突っつきながら香織は問い尋ねる。

「…あっ

 …うんっ

 ちっ違うっ

 俺は…

 男…

 だ…」

枝の先で突っつかれるごとに体をピクピクさせながら潤は言い返すが、

「へぇぇぇ…

 あなたが男?

 じゃぁ、これは何?

 じゃぁ、ここはなんていうの?」

それを聞いた香織は潤の膨らんだ乳房や開かれた股間の溝を容赦なく突いてみせる。

「あん…

 いやっ…

 やめて…

 そんなに…

 強くは…」

容赦ない香織のお仕置きについに潤が値を上げ始めると、

ズンッ!

潤の縦溝に力を込められたモップの枝が潜り込むように突き立てられ、

柄先は白アシを巻き込んで僅かながら潤の体内へと潜り込んできた。

「ぎゃっ!」

その途端、潤の悲鳴が響き、

「ほらっ!

 いつまで男のつもりでいるのよ、

 力を入れてオマンコを引き締めなさいよ、

 じゃないと処女膜破って子宮までこれ入れちゃうぞぉ」

香織は笑みを浮かべつつ力を巧みに加減しながらモップの柄をグリグリと回してみせる。

「ぐぅぅぅぅ」

縦溝よりうっすらと血がにじみ出しながら潤は耐えると、

スルッ

いきなり柄が抜かれ、

「ほら、あなたたち、

 あなた達がしっかりしないから潤さんはいつまでも男の子のつもりでいるのですよ、

 かわいそうだとは思いませんか?」

とじっと成り行きを見ていた新水泳部員達に向かって注意をする。

すると、

「はいっ」

香織の言葉を受けて膨らんだ胸を白アシで包む部員達が潤を取り囲み、

そして、

「さぁ、潤さん。

 いつまでも駄々をこねてないで、

 早くこちらにきなさい」

そう囁きながら次々と潤を愛撫し、

開かれてままの潤の縦溝に手を這わせ始めた。

「いやっ、

 やめて…

 あんっ感じちゃう…

 あぁそんなこと…

 あんっ」

部屋に潤の喘ぎ声が響きはじめると、

「まったく手のかかる子ね」

と香織は呆れた表情を見せ、

「それに対して直樹さんはとってもすばらしいわ」

相変わらず体をピクピクさせ余韻に浸っている直樹を見た。



翌日、

「体が重いし、

 お腹が痛い…」

体の変調を感じながら直樹は自宅のベットから起き上がると、

隣の部屋で昨夜無理やり百合の花を咲かせられ

死んだように眠り込んでいる潤に構わずトイレへと向かうと便器に腰を下ろした。

そして、張っているお腹の力を抜いたとき、

いつもとは違う生暖かいものがゆっくりと流れ落ち、

ポタポタポタ

と下の水面に落ちて行く。

「え?」

その感触に直樹は下を見ると、

僅かに覗く水面には墨汁をたらしたようにして血が舞い踊り、

徐々に水面を赤茶色に染め上げていく。

「うそ…」

それを見た直樹は慌てて股間に手を這わせて引き上げると、

その手にはベットリと血がついていたのであった。

「これって…

 生理ってもの?

 あたし…生理になったの?」

と直樹は血まみれの自分の手を見ながらそう呟きながら、

急いで股間をペーパーで拭き、

潤のところに行こうとしたが、

しかし、その足が止まってしまうと、

直樹は体調が悪いことを理由に学校を休んでしまったのであった。



「はぁはぁ

 はぁはぁ

 お腹が痛い…

 おっぱいがチクチクする…

 体が…熱い…

 胸が苦しい…」

床の中で直樹は腹痛だけではない体の変調に翻弄され、

さらに体の奥底から得体の知れないものが込みあがってくるのを感じていた。

そして、縦溝から血を混じらせながら止め処もなく愛液があふれ出てくると、

「あーっ、

 はぁはぁ

 はぁはぁ

 胸が…

 胸が張って…」

そう訴えながら直樹は被っていた布団を蹴飛ばし起き上がり、

バッ

パジャマを脱ぎ捨るや否や硬く張っている乳房に手を添える。

触るだけでも痛くなっている乳房をギュっと握った途端、

プッ!

シュッ!

突き出している乳首から白い母乳が噴出したのであった。

「あははは…

 お乳が…

 道理でおっぱいが張ると思ったら、

 お乳が出ちゃった…」

左右の乳房から幾度も母乳を噴出させながら直樹は座り込むと、

ベチョ

あふれ出る愛液の感触が股間を覆ってくる。

そして、

「はぁはぁ

 はぁはぁ

 お乳が止まらない、

 オマンコがべちょちょ

 はぁん、

 男のチンポが欲しい…

 はぁはぁ

 お願い、

 誰かあたしを抱いて、

 ベチョベチョのオマンコにチンポを突っ込んでかき回して、

 はぁはぁ、

 男の精が

 男の精が欲しい…」

と訴えながら直樹は着ているものを全て脱ぎ、

代わりに白アシを身につけると、

バスケ部のロゴが入るジャージの上下を身に着け、

ヨロヨロと表へと出て行ったのであった。



「おーぃ、ノブっ

 後片付け頼むぞ」

夕暮れの男子水泳部部室、

制服に着替えた先輩部員がまだ残っている1年の熊沢信孝に後片付けを申し付けると、

「はーぃ」

プール水の湿り気が残る競泳パンツ姿の信孝は元気よく返事をし、

「あっ、そうだ、

 プールサイドを片付けておかなくっちゃ」

と部室からプールへと向かっていく、

そして、自分に与えられた作業を終えて部室に戻ってくると、

「え?

 誰かいるの?」

と人の気配が漂う部室に向かって声をかけた。

すると、

コト

コト

とゆっくりと何者かが部室の奥から出てくると信孝にその姿を見せた。

「あれ?

 ちょちょっと待って、

 ここは女子の部室じゃないですよ、

 女子の部室はあっち」

その者が着ていた女子水泳部のジャージを見た途端、

信孝は慌てて外を指差すと、

「うふっ

 見つけた…」

とその者の口から声が漏れる。

「え?

 見つけた?」

その言葉に信孝は小首を傾げると、

「見つけた…あたしの男…

 見つけた…あたしのチンポ…」

と呟きながらジャージを脱いでいくと、

信孝の前に白アシの輝きを見せつける。

「うっ、

 きっ君は…」

驚く信孝の前に姿を見せたのは直樹であったが、

「だっ誰?

 それにこの匂いは…」

女性化する以前の直樹とは面識がなかった上に、

直樹の体からは発散される臭いに信孝は思わず鼻を塞いでみせる。

だが、直樹はそんな信孝に構わず抱きつき一気に押し倒すと、

「男、男、男」

とうわ言のように繰り返しながら信孝の競泳パンツを一気に引き下ろし、

その中から出てきた縮み上がっているペニスを美味しそうに頬張ってみせる。

「あっ…

 あぁ…」

いきなり女性に己のペニスを頬張られた信孝は見る見る力が抜けて、

代わりにプールの冷たさもあって縮みあがっていたペニスが一気に勃起していくと、

「うっぷっ」

直樹の喉の奥に突き刺さった。

だが、

「あはぁん、

 とっても固くて熱いわぁ」

頬張っていたペニスを吐き出し、

直樹は舌を這わせながら剥け切り大きく傘を開く亀頭を嘗め回し、

そして、白アシの股間を横にずらすと、

経血と愛液でベトベトになっている縦溝を晒してみせるなり、

「はぁん、

 チンポ

 チンポ

 チンポ」

と訴えながらいきり立つ信孝のペニスを己の股間に宛がうと、

ヌプッ

直樹は信孝のペニスを縦溝で銜え込んだ。

「あはぁぁん」

「あぁぁぁっ!」

かつて男だった女の媚声と

その女に犯された男の悲鳴が響くが、

だが、これらのことは誰に知らされることなく、

スルッ

信孝のペニスを銜え込んでいる直樹は白アシの肩紐をずらして乳房を出し、

腰を動かしながら

「飲んで、

 あたしのミルク」

そう囁きながら母乳を迸らせる乳房を信孝の口に押し当て、

ジュゥッ

ジュッッ

っと乳を絞るようにして信孝に己の母乳を飲ませながら、

「あはっ、

 あはぁぁん、

 気持ち良いよぉ

 下のお口も、

 おっぱいもとっても気持ち良いよぉ」

と訴えながらさらに激しく腰を動かしていた。

その一方で、

「うぐっ

 ごっ

 うごっ」

注がれる母乳を飲ませられながら、

信孝は次第に体を火照りを感じ始めると、

グググググ…

直樹に飲み込まれている股間のイチモツは

体の中から湧き上がってくる熱い精を溜め込み臨界点へと向かい、

「あっあぁぁぁぁぁぁ!!!!!」

一際高く信孝の声が響き渡ったとき、

「はぁぁぁん!」

信孝は体をくねらせる直樹の体の中へと精を注ぎ込んだのであった。



「はぁぁぁ…

 気持ちよかったわぁ…」

射精しぐったりとしている信孝を見下ろしながら直樹はそう告げると、

ブッ

股間の縦溝から勢いを無くした信孝のペニスを吐き出し、

脱がせた競泳パンツを引き上げて見せる。

そしてフラフラと白アシ姿のまま部室から出て行くが、

残された信孝に穿かされた競泳パンツからペニスの膨らみが消えていくと、

代わりに縦に伸びる溝が股間に刻まれ

さらに

プクッ

平らな胸から乳首が勃つと、

うっすらとピンク色に染まっていったのであった。



つづく