風祭文庫・アスリート変身の館






「白アシの香織」
(第10話:美和と星太)



原作・風祭玲

Vol.810





シュッシュッ

シュッシュッ

シュッシュッ

カーテンが閉ざされた薄暗い部屋にしきりに何かを擦る音が響き渡る。

シュッシュッ

シュッシュッ

「うっ

 あぁっ

 あはぁっ

 うぅっ」

その音と共に何か堪えるようなうめき声がしてくると、

シュシュッ

シュシュッ

次第に擦る音のペースが速くなり、

「うはっ

 うくっ

 いぃっ

 いぃっ

 イクっ

 出る…

 出る出る」

とあるものが迫って来るのを声は訴え始めた。

そして、

「うあぁぁぁぁぁっ」

我慢も限界に達した声が響くと、

シュッ!

シュシュシュッ!!

何かが噴出す音と共に暗い部屋の中に放物線が描かれ、

「はふぅぅぅ

 ふぅ

 ふぅ

 ふぅ」

大きく深呼吸をする声が響き渡る。



「また…しちゃった」

ネチャッ

指についた粘液を弄びながら中西美和はそう呟くと、

「今日はもぅこれで5回目、

 あたし、どうなっちゃっうんだろう、

 こんなにエッチな女の子じゃなかったのに、

 男の子になっちゃってから、

 とってもエッチになっている。

 でも、オナニーをいくらしても

 すぐ溜まって来ちゃって、

 あぁ…ダメッ

 どうしたらいいの」

股間から突き出す肉の棒を握り締めながら美和は嘆くと、

「あぁぁ…」

次第にその目の色が変わっていくと、

シュッシュッ!

硬さを取り戻した肉棒を凄き始めていた。

 

「そう、エッチが止まらないのね」

新水泳部の練習時間。

競泳パンツ姿の美和の訴えに香織は大きく頷くと、

「はい、

 毎日毎日、

 時間があるとオオチンチンを弄ってしまっていて、

 それに、そのときのあたしって、

 あたしじゃないような気がするんです。

 そして、

 その…白いオシッコを出さないと収まらなくて…」

と美和は続ける。

「そう」

その訴えを香織は否定せずに頷き、

そして、

サワッ

美和の胸に軽く手を添えると、

「だいぶ硬くなってきましたね、

 それに、盛り上がりも大きくなって」

と成長途中の胸板の感触を言う。

「あっ…」

その言葉に美和は身体をよじり顔を赤らめると、

「筋トレしっかりとしているわね。

 逞しいわ、

 もうすぐ、お腹も割れてくるし、

 肩も厳つくなってくるわ、

 そうなれば、あなたは立派な男性スイマーよ」

と香織は嬉しそうに言うと、

「いやっ

 恥ずかしいです」

美和はそう返事をする。

すると、

「恥ずかしがることは無いわ、

 あなたはもぅ男の子よ。

 男の子が胸を触られて恥ずかしがるなんておかしいでしょう?」

と香織は言うが、

「でっでも…」

その言葉に美和は抵抗はあることをほのめかすと、

香織の手が動き、

サワッ!

モッコリとテントを張っている白アシの競泳パンツを撫でた。

「!!っ」

その手の動きに美和は飛び上がると、

「女の子だったあなたにこんなに逞しいモノのを差し上げたのだから、

 もっと堂々としなさい。

 そして、筋肉をもっと鍛えるのよ、

 男の美は引き締まった身体なんだから」

香織は笑いながら言い、

そして、

「あたしのココも触ってぇ」

と美和と同じ競泳パンツが覆う自分の股間を突き出した。



新水泳部の練習が終わり、

「失礼します」

後片付けを終えた美和はプールを後にしすると、

無人となった校内を横目に競泳パンツ姿のまま歩き出す。

「ふふっ、

 誰も居ない学校…」

暑かった夏も終わり、

辺りには秋風が吹き始めるが、

小さかった頃より水泳をしてきた美和にとって、

少々の涼しさなどさほど感じることは無かった。

それよりもいつも身に着けていた胸元から股間を覆う

女子用の競泳水着とは違って、

股間のみを隠すだけの男性用競泳パンツの感覚は、

美和にとって極めて新鮮であり、

その心を在らぬ方向へと導くものであった。


リーリー…

廊下脇の草むらから虫の音が響いてくる。

日はとっくに暮れ、

空には星が瞬いている。

新水泳部の練習自体、

正規の水泳部活動の終了後に行われるため、

美和がプールを出たときには校内には殆ど人の姿は無く、

クラブハウスへと続くこの廊下には、

美和以外の誰も居なかった。

その中を隠しているのは股間の競パン・白アシだけ、

それ以外隠すものは何も無い姿で歩くことは、

最近の美和にとって密かな楽しみになっていた。

「あんっ、

 なんだかとってもエッチな気分になる」

昼間、

大勢の制服姿の女子生徒や、

白シャツ姿の男子生徒たちが行きかった廊下を

白アシの競泳パンツ一枚の姿で歩いていくうちに、

美和の視界にはそれらの少年少女たちを掻き分けていく様子が映し出されていた。

すると、

「はぁはぁ

 はぁはぁ」

次第に美和の息が乱れ、

目の色が変わってくると、

グッグッグッ!

脈打つように股間の膨らみが増し、

競泳パンツはへそに向かって伸びて行く、

そして、その表面にクッキリと肉の傘が浮き上がらせると、

「はぁはぁ

 はぁはぁ

 あぁ、たまんねぇ…」

美和はそうこぼしながら廊下から外れ、

手近な教室に飛び込んだ。

もぅ誰でもいい、

本能の赴くまま美和は適当な机の上に腰掛けると、

シュッシュッ

シュッシュッ

いきり立つペニスを扱き始めた。

「あぁっ、

 いいぜっ

 あぁっ」

窓の外から差し込む明かりに身体を浮き上がらせながら、

美和は股間に伸ばした手を盛んに動かす。

そして、

「あはっ

 あはっ

 おっ俺よぉ、

 俺よぉ」

全身から汗を噴出し、

男言葉を吐きながらさらに手を動かすと、

「あぁぁぁっ

 でっ出るぅっ」

と声が上がり、

ほぼ同時に、

シュッ!

シュシュッ

美和の股間から勢いよく放物線が延びると、

ピチャピチャ…

机の上から床にかけて白濁した液体が降りかかった。

「はぁはぁ

 はぁはぁ

 あっ、

 あたしまたしちゃったの…

 しかもこんなところで」

教室の中でオナニーをしてしまったことを美和は再確認すると、

顔を真っ赤にして飛び出そうとするが、

「あっその前に…」

その逸る気持ちを抑えながら、

掃除用のロッカーから雑巾を取り出すと、

自分が吐き出した粘液を丹念にふき取り始めた。

そして、それらが終わると、

こっそりと教室から抜けだし、

水泳部の部室へと駆け出して行った。



「どうしよう…

 止まらなくなっている。

 胸の奥からこみ上げてくるイヤらしい気持ちが抑えられなくなっている」

駆けながら美和は自制が利かなくなっていることに危機感を募らせるが、

だが、心の中まで男性化しつつある美和にとって、

欲求を溜め込むことなど出来ない相談であった。

程なくして美和が水泳部の部室にたどり着き、

男子更衣室の前まで来たとき、

「中西っ」

と美和の名前を呼ぶ声が響いた。

「え?」

その声に美和は振り返ると、

「よっよぉ」

バツの悪い顔をしながら

男子水泳部1年の高柳星太が柱の影から姿を見せる。

「高柳君」

思いがけない星太の登場に美和はしばし立ち止まるが、

ハッ

自分がいま競泳パンツを穿いた男の身体を晒していることに気付くと、

慌てて股間を隠す。

すると、

「やっぱり、

 そうだったか」

美和を見ながら星太は呟き、

「お前が男になったって聞いたから」

と目を逸らしながら言う。

「それって誰に?」

その言葉を聞いた美和は慌てて聞き返すと、

「誰っだって良いじゃないかよ、

 お前、何で男になんてなったんだよっ、

 なぁ、俺がこの間言ったことか?

 だったら謝るからさぁ、

 女に戻ってくれ」

と星太は懇願した。

まだ、美和が女の子だったとき、

記録のことで星太と言い争いをしてしまい。

その際、

『男になって星太の記録なんて抜いてやる』

と怒鳴ったのであった。



「そんな…」

星太からの言葉に美和は困惑するが、

ムクッ!

その股間が盛り上がり始めると、

「!!っ

 なっなぁ、星太」

と美和は一度ビクンと身体を反らした後、

声をかけた。

「なっなんだよっ」

美和からの言葉に星太は驚くと、

「お前、今日使った競パンあるだろう?

 それを穿けよ」

と美和は命じる。

「なっ、

 いまから俺と競争をしようって言うのかよ」

それを聞いた星太は聞き返すが、

「さぁ、

 ここじゃぁ着替えられないだろう、

 更衣室に入ろう…」

有無も言わさずに美和は星太と共に男子更衣室へと入っていく。

「判ったよっ

 着替えるよ」

美和の勢いに押された星太は着替えはじめ、

そして、湿った競泳パンツを穿くと、

「なぁ、

 これで良いだろう」

と美和に尋ねた。

すると、

ギュッ!

いきなり美和は星太に抱きつくと、

その唇を奪った。

「んーっ

 んーっ」

硬く膨らんでいる股間を自分の股間に押し付けてくる美和に、

星太は抵抗をするが、

香織との特訓で筋肉をつけている美和は、

力づくで星太を押さえつけ、

そして、唇を離すと、

「星太ぁ、

 俺はなぁ、

 お前のせいで男になっちゃたんだよっ

 責任とってくれよな」

と真顔で告げると、

また唇を奪い、

星太の股間に手を伸ばすと

競泳パンツの上からペニスを扱き始めた。

「んんっ!

 んんっ!」

強引な美和の行為に星太はなされるままであり、

抵抗を試みようとするものなら、

それを上回る力で押さえ込まれてしまっていた。

美和とのキスは長い時間続き、

その中で、美和は積極的に星太の舌に自分の舌を絡ませ、

吸い取っていた。

そうしているうちに星太の股間が硬くなり始めると、

「ふふっ」

美和は笑みを浮かべると唇を離し、

星太を床の上に座らせる。

そして、

白アシを大きく突き伸ばしている自分の股間を

星太の顔の前に突きつけ、

「舐めろっ」

と一言命令をした。

「え?」

その命令に星太が美和の顔を見ると、

グニッ!

美和は星太の股間を無言で踏みつけ、

「舐めろというのが判らないか」

と怒鳴った。

「あうっ、

 んんっ」

無慈悲に股間を踏みつけてくる美和に星太は声を上げると、

美和の股間に顔を近づけ、

そして、恐る恐る舌を伸ばすと、

クッキリと肉の傘を浮かび上がらせる

美和の白アシに触れた。

その途端、

「おらっ、

 舐めるって言うのはこうやるんだよ」

それを見ていた美和は星太の頭を押さえると、

強引に股間に押し付け、

その弾みで白アシの淵が弾けてしまうと、

モゴッ!

星太の喉元奥深くに美和のペニスが突き刺さった。

「もがぁ

 ごほごほ、

 もぐぅぅ」

口いっぱいにペニスを頬張り、

星太は目を白黒させていると、

「あぁ、

 いいぜっ

 えへへっ

 これがフェラかぁ」

と星太の短髪の頭を撫でながら

美和はゆっくりと腰を振る。

そして、

ガシッ!

いきなりその頭を鷲づかみにすると、

「いくぜっ」

の声と共にその腰を激しく振り始めた。

「もがぁ

 もがぁ

 もがぁ」

勢いよく出入りするペニスの動きに、

星太は顔をしかめ、

必死に耐えるが

だが、そんなことはお構い無しに、

「うぉぉぉぉっ、

 でるうぅぅぅ」

美和は雄叫びを上げると、

ビュッ!

星太の口の中に己の精を注ぎ込んだ。



「うげぇぇ!

 ぐえぇぇぇ!」

喉を押さえながら星太は白い粘液を吐き出し、

そして、訴えかける視線で美和を見るが、

「さぁ、

 ケツを貸せ」

再びペニスを伸ばしながら美和はそう告げると、

「お前を女にしてやる」

ビクンッ!

その言葉と共に股間のペニスが勢いよく直立した。

「ひぃ!」

その光景に星太は悲鳴をあげるが、

もはや、ココから逃げ出すことなど叶うはずも無く、

メリッ!

「うあぁぁぁぁ!」

美和のペニスが肛門を押し破るのと同時に、

星太のなかで何かが壊れていったのであった。



「はぁはぁ

 はぁはぁ

 うっ!」

激しい息遣いと、

前後に動いていた腰の動きが止まると、

ピクピク!

その腰が細かく震える。

そして、

「はぁぁぁぁ」

汗まみれの星太の尻を掴みあげていた美和は大きく深呼吸をし、

そして、

「あ…あたし…

 なにを…」

ようやく正気に戻るが、

だが、白濁した粘液を尻から滴らせる星太は、

しっかりと男の味を教え込まれていたのであった。



つづく