風祭文庫・アスリート変身の館






「白アシの香織」
(第6話:香織の魔手)



作・風祭玲


Vol.726





「ふぅ…」

プールサイドで女子水泳部1年の田沢瑞穂が大きくため息をつくと、

「どうしたの?」

それを見た彼女と同じ1年の安芸公恵が理由を尋ねた。

「え?

 あっ、いやなんでも…」

公恵の声に瑞穂は慌てて顔を伏せると、

「(クスッ)

 男子の青葉キャプテンのことが気になるの?」

と公恵は小さく囁く、

「(ギクッ)

 ちっ

 ちがうよっ」

オーバーに驚きながら瑞穂は慌てて首を横に振ると、

「ほらっ、

 そこっ

 無駄話してないのっ」

と女子用白アシを身につけた女子水泳部キャプテンの水上香織が注意をした。

「はーぃ」

「ほら、怒られちゃったじゃない」

香織の注意に瑞穂は公恵の脇を突っつくと、

「男子の青葉キャプテンのことなら

 水上キャプテンに聞いてみたら」

と公恵は呟く。

「え?」

彼女のその言葉に瑞穂は驚くと、

「それって本当?」

と聞き返した。

「あれ?

 田沢さん、噂知らないの?

 水泳部の練習が終わったあと

 水上キャプテンと青葉キャプテンが

 いつも居残って一緒にいるそうなのよ…

 あたしが睨んだところ、

 うん、確実にデキているわね」

瞳を輝かせながら公恵は

俊輔と香織が付き合っていることを暗に推測してみせると、

「そっそう…

 それは良いんじゃないかな…

 青葉キャプテンと水上キャプテンってお似合いだと思うし」

ショックを受けたのか瑞穂は俯きつつ呟いた。

その途端、

ペシッ!

瑞穂の露わになっている肩が引っぱたかれると、

「本当にそれで良いの?」

と公恵が迫る。

「本当にって…」

「もぅ!

 田沢さんっ、

 木の陰からそっと見守っているだけじゃぁ、

 恋なんて実らないのよっ

 いいこと?

 片思いの相手に女の影があるって?

 そんなの直接目で見て確認してみないと判らないでしょう」

瑞穂が着ている練習用の水着を掴み上げながら

公恵はそう力説するが、

「でっでも…

 青葉キャプテンとあたしなんて…」

と瑞穂はあれこれ理由を見つけて引き下がろうとする。

「あぁんもぅ、

 じれったいわねぇ、

 じゃぁ聞くけど、

 なんで青葉キャプテンが鬱になっているのよっ

 水上キャプテンとうまくいってないって証拠でしょう?

 2人がラブラブなら鬱になってないのよっ

 ギクシャクしているから、
 
 青葉キャプテンが水上キャプテンと手を切りたいから
 
 鬱になっているに決まっているじゃない」

そんな瑞穂の姿に苛立ちながら公恵は力説すると、

「そっそうかな…」

彼女からの迫力に押されながら瑞穂は首を捻った。

「そうに決まっているのよっ

 大体、田沢さんは物分かりよすぎよ、

 青葉キャプテンを追いかけてこの高校に入り、

 さらに水泳部にも入ったんでしょう?

 今がチャンスよっ

 奪うのよっ

 堕とすのよっ

 食べてしまうのよっ

 骨の髄からしゃぶり尽くして

 他の女には見向きもしなくなる様にするのよっ

 なぁに、男なんて、

 鬱が入ったときに優しく接してくれる女にコロっとなびくものよ、

 水上キャプテンってあぁいう性格だから、

 きっと甘えさせて貰えないのよね」

練習の指揮を執る香織の姿を横目に見ながら公恵はそう続けると、

ヒタッ

瑞穂の手を取り、

「田沢さんっ

 今日の夕方、奇襲よっ!」

と締めくくった。

「え?

 えぇぇぇ!!!」

公恵からの指示に瑞穂は驚くと、

「で、

 何が奇襲なの?」

と間髪入れず香織の声が2人の背後から響いた。

「ひっ」

「きゃっ」

その声に瑞穂と公恵が飛び上がると、

「2人とも…

 練習終了後に話があります」

睨み付けるように香織はそう言うと、

水に濡れた白アシを輝かせながら去っていった。

「うひゃぁぁ、

 いつの間に…後ろに…
 
 あぁ驚いた…」

背後を突かれた驚きからか、

胸の動悸を押さえる公恵に向かって、

「もぅ、どうするのよっ」

と瑞穂が迫ると、

「でも、チャンスじゃない」

懲りない表情を見せ公恵は瑞穂を見る。

「チャンス?」

「そうよっ、

 1対1で水上キャプテンに噂の真相を確かめるのよっ、

 ふふっ
 
 カモがネギを背負って飛んできたわ」

首を捻る瑞穂に公恵はそう言うとニヤリと笑った。



「お疲れ様でしたぁ」

その挨拶と共に今日の練習は終了となり、

当番で練習後の後片付けと清掃を行うもの、

そのまま更衣室へと向かうものとに別れるが、

香織の言いつけによって

瑞穂と公恵の2人は片付け班に加わり、

さらに、後片付けが終わっても

水着姿のままで待たされていた。

「はぁ…」

ため息をつきながら瑞穂が腰を下ろすと、

「そのため息、いい加減止めたら、

 これから大勝負するんでしょう?」

と顔をのぞき込みながら公恵も腰を下ろす。

「そんなこと言っても…」

「もぅ、賽は投げられたのよ、

 相手がキャプテンだろうと誰だろうと、
 
 正々堂々と勝負するのっ
 
 無論あたしも手を貸すけどね」

困惑気味の瑞穂に公恵はガッツポーズを見せながら言うと、

「なかなか元気があるようで良かったわ」

と香織の声が響いた。

「きゃっ!」

その声に2人は小さく悲鳴を上げると、

スッ!

2人の後ろには水泳部のジャージを身につけた香織が立っていて、

そして、ゆっくりと歩いてくると、

「で、

 あたしと勝負って何をするのかな?」

冷たい笑みを浮かべながら尋ねる。

「いっいえっ

 その…」

その途端、さっきまで威勢の良かった公恵が急にしどろもどろになると、

チラリと瑞穂を見るなり、

「!」

ドンッ!

両手で思いっきり瑞穂を突き出すと、

「キャプテンっ

 あの…

 水泳部の青葉キャプテンのことで

 田沢さんが大事なお話があるそうです。

 それで、キャプテンの返答によっては勝負もしたいそうなので、

 その辺、よろしくお願いいたします」

と声を張り上げた。

「ひっ、

 ちょちょっと、
 
 なんてことを…
 
 そっそう言うことじゃぁ…」

思いがけない公恵の言動に瑞穂は震え上がるが、

「では、あたし、

 用事がありますのでこれで!」

公恵は言い残すと瞬く間に姿を消してしまった。

「あぁっ!

 安芸さん!
 
 ちょっと」

姿を消した公恵を瑞穂が追いかけようとすると、

「お待ちなさい」

と背後から香織の声が響いた。

「は…いっ」

その声に瑞穂の足が動かなくなると、

「ふぅ…」

香織は憂いた表情になり、

「青葉・男子キャプテンとあたしが付き合っている。
 
 って噂のことでしょう?」

一言一言に重みを置きながら瑞穂に尋ねた。

「はっはぁ」

思いがけない香織のその表情に瑞穂は驚くと、

「じゃぁ、最初に断っておくわね、

 あたしと青葉君との間で、
 
 付き合いとか、
 
 そう言ったことはありません」

と香織は断言した。

「え?

 でっでも…

 水上キャプテンは青葉キャプテンと練習後…」

香織の言葉に瑞穂は公恵から言われたことを指摘すると、

「それは…」

と返事をしたところで、

香織は急に赤らんだ顔になると、

そのまま瑞穂を見据え、

そして、

「このことは他言無用よ」

と口調も厳しく告げる。

「はっはい…」

香織の急変に瑞穂は呆気にとられながらも頷くと、

それを見た香織は、

「青葉君はいま病気にかかっているのよ」

と小声で言う。

「病気ですか?」

香織の口から出た思いがけない言葉に瑞穂は驚くと、

「えぇ…

 急性性転換症候群って病気だそうで、

 青葉君の身体は女の子になろうとしているのよ」

と香織は説明をする。

「おっ女の子にって、

 そんな病気があるのですか?」

香織から告げられた病名に瑞穂はさらに驚くと、

「えぇ…

 あまり知られては居ないけど、

 あるのよ、そう言う病気が…」

驚く瑞穂を上目遣いに目を光らせながら香織はそう告げる。

「そんな…

 じゃぁ…
 
 青葉キャプテンはおっ女の子になってしまっているのですか」

口を両手で塞ぎながら瑞穂は尋ねると、

「えぇ…

 お股は既に女の子になってしまっているの、

 それにオッパイも膨らみ始めているし、

 このままでは青葉君は…

 正真正銘の女の子になってしまうのよ」

と香織はだめ押しをした。

「(はっ)

 そう言えば…
 
 最近、青葉キャプテンの身体に張りが無くなったような感じがしていたし、
 
 それに胸も女の子みたいになった…と思っていたけど…
 
 まさか、そんな病気に…」

香織の説明に瑞穂は最近、俊輔の身体が変化してきているように思えてくると、

「ねぇ、

 どうしよう…」

と香織が困惑した表情を見せながら、

瑞穂の手を握りしめた。

「えぇ?」

香織の突然の行動に瑞穂は驚くと、

「このままじゃぁ

 青葉君、女の子になってしまうのよっ

 田沢さん、それでも良いの?」

と香織は瑞穂に迫った。

「そっそんな…

 そんなのイヤです」

迫る香織に瑞穂はそう言い切ると、

「くっ薬はないのですか?

 青葉キャプテンの身体を元に戻す薬は…」

と今度は瑞穂が香織に迫った。

すると、

「あるわ…」

香織は小さく囁いた。

「あっあるんですか?」

彼女のその言葉に瑞穂は表情を明るくしながら返事をすると、

「でも…」

と香織は呟き瑞穂とは反対にその表情を暗くした。

「でも…って、

 なにか問題があるのですか?」

その表情の意味を瑞穂は尋ねると、

「青葉君…

 最近、女の子になってしまうことに抵抗をするのを止めたみたいなの…」

と瑞穂に告げた。

「うそ…」

香織から告げられた衝撃の事実に瑞穂は驚くと、

「無理もないわ、

 アソコが女の子になって時間が経っているし、

 オッパイも膨らみはじめている、

 そうなるとだんだん女の子になることに

 抵抗を感じなくなってしまったみたいなのよ」

と香織は言う。

「そんな、

 じゃぁどうしたら…」

膝を震えさせながら瑞穂は座り込んでしまうと、

スッ…

瑞穂の肩に香織は手を置き、

そして、

「青葉君を女の子にしてあげましょう」

と香織は囁いた。

「!!!っ」

その言葉に瑞穂は引きつった顔で見返すと、

チーッ…

香織は着ていたジャージのジッパーを下ろし、

そのジャージを脱ぎ捨てる。

「!!つ

 キャプテンっ
 
 それは…」

それを見た瑞穂が目を丸くすると、

香織はお構いなしに今度はズボンを脱ぎ捨て、

「これは、あなただけに見せる、

 あたしの特別な姿…」

と香織は赤らみながら告げた。

「キャプテン…

 それって、
 
 男子の水着…」

プルンッ

とトップレスの胸を揺らせ、

男子用競泳パンツ1枚の姿になった香織を指さすと、

「うふっ、

 青葉君、みんなが帰った後、

 女の子の水着を着てこのプールで泳いでいるの、

 女の子になっても水泳を続けられるようにってね。

 それにあたしも付き合うんだけど、

 でも、青葉君1人が女の子になっていくなんてかわいそうでしょう、

 だから、あたしもこうして男の子の水着姿になって、

 青葉君と同じ境遇を味わっているのよ」

と香織は言う。

「キャプテンはそこまで…」

男子用の白アシ姿の香織の姿を瑞穂は驚きながら見ていると、

ニヤッ

それを見た香織は一瞬、小さく笑い、

そして、再び深刻そうな表情に戻ると、

「でも、あたしには意気地がないわ…」

と続けた。

「意気地ですか?」

瑞穂は聞き返すと、

「えぇ…

 女の子を男の子にする薬があるの…

 でも、あたしはそれを飲むことは出来ないわ」

と香織は言う。

「女の子を男の子に…」

香織の言葉に瑞穂は考える素振りをすると、

「ねぇ、田沢さん。

 青葉君は悩み、苦しんでいるの。

 彼を助けるためには、
 
 ぜひ、あなたの力が必要だとあたしは思うの…」

と香織は瑞穂に訴えた。

「あたしの力が…」

香織の訴えに瑞穂の心は大きく揺さぶられると、

「薬…

 飲んでくれる?」
 
とダメを押すように香織は囁いた。

「えぇ…」

香織の提案に瑞穂は困惑すると、

「青葉君は女の人に…

 あなたは男の人に…

 とってもお似合いだと思うわ」

とその耳元で香織が言うと、

「さぁ、

 コレを飲んでみて…」

瑞穂に考える隙を与えずに一粒の錠剤を手渡した。

「そんな…」

突然の急展開に瑞穂はさらに困惑すると、

「青葉君、とっても苦しんでいるのよ、

 その苦しみをあなたにぜひ理解して欲しいし、
 
 理解者になって欲しいの、
 
 さぁ、薬を飲んで…」

錠剤を握る瑞穂の腕に手を添え、

その手を瑞穂の口に近づけながら、

香織は誘惑するかのようにして囁いた。

そして、

「さぁ、口を開けて、

 青葉君を助けてあげて…」

と囁いたとき、

瑞穂は吊られるようにして口を開け、

ゴクリ…

香織から手渡された錠剤を口にしてしまった。



「あぁんっ

 んっっくっ
 
 くはぁぁぁ…」

その夜、

ベッドの中の瑞穂は身体の中からわき上がってくるモノと戦っていた。

「うっ

 くっ

 熱い…

 うぅっ

 熱い…
 
 くぅぅっ」

まるでシャワーを浴びたかのように汗を拭きだし、

瑞穂は幾度も寝返りを打ち続けていた。



「あれ?

 田沢さん、
 
 今日はお休み?」

「うっうん…

 ちょっと身体の具合が悪いの

 キャプテンには言ってあるし、

 ここでトレーニングをするわ」

翌日の部活、

女子の水着に瑞穂は着替えたものの水には入らず、

ジャージ姿のまま、

トレーニングルームで筋力トレーニングに勤しむが、

そして、夜になると、

「うぐぅぅぅぅ…」

瑞穂は身体を襲ってくる苦しみにひたすら耐えていたのであった。

最初は大した変化のなかった瑞穂の身体だが、

日にちが経過するにつれその食欲は旺盛になり、

また、

ゴキッ!

ムクッ

ゴキゴキ!!

ムクムクッ

瑞穂の身体のあちこちから、

骨が軋む音と共に筋肉が膨らんでいった。

「はぁ…どうしよう…

 制服が…身体に合わなくなってきちゃった…」

身体の変化によって、

瑞穂の制服はボタンやジッパーが締まらなくなり、

それを隠すために一日中、

サイズに余裕のあるジャージを着るようになってしまった。

そして、その頃から学校には出ることはなくなり、

一日中、部屋に閉じこもるようになってしまった。



そして1週間が過ぎた。

ブルルルルル…

薄暗い部屋にケータイの音が響き渡る。

「あっはい…」

瑞穂がケータイに出ると、

『あたしよっ』

と香織の声。

「みっ水上キャプテン!!」

その声に瑞穂は返事をすると、

『ここ数日休んでいるようだけど、

 どうかしら、
 
 立派なオチンチン、生えた?』

と香織は単刀直入に尋ねた。

「うっ

 そっそれは…」

ムクッ!

股間を大きく膨らましながら瑞穂は返答に困ると、

『いいわ、

 今日、部活が終わった頃に学校に来て、
 
 あなたに渡したいモノがあるから…』

と香織は一方的に言うと、

そのまま電話を切ってしまった。

「あっ待って…」

香織に向かって瑞穂は何かをお言うとするが、

だが、それも叶わずにケータイを折りたたむと、

トタッ

股間から肉の棒を長く伸ばした人影が立ち上がった。



コンコン!

「失礼します」

キョロキョロと周囲を見ながら瑞穂が水泳部の部室に入ってくると、

「あら、さっき終わった所よ」

と返事をしながらジャージ姿の香織が出迎えた。

「水上キャプテン…」

香織を見ながら瑞穂は名前を呼ぶと、

「うふっ、

 すっかり逞しくなっちゃって、

 背も随分と伸びたみたいね…

 ジャージを着ていても男の子になっているのは判るわよ」

と香織は言う。

「あっありがとうございます」

香織の言葉に瑞穂は頭を下げると、

「さぁ、

 こっちに来て、
 
 これを上げるわ…」

そんな香織を瑞穂は手招きすると、

一枚の男子用競泳パンツを瑞穂に差し出した。

「これは…」

「それはあなたの今日からの水着よ、

 田沢さん。

 あなたは立派な男子スイマー。

 さぁ、穿いてみて…」

と香織は瑞穂に競泳パンツを穿くように催促した。

「はぁ…」

香織の催促に瑞穂は寸足らずになってしまったジャージを脱ぐと、

ムキッ!

その下から筋肉が盛り上がる見事な逆三角形が飛び出した。

「ふふっ

 すごい身体ね…

 ここまで見事な筋肉美は男子の部員でも居ないわ…」

くっきりと凹凸を刻む瑞穂の腹筋を撫でながら、

香織はそう言うと、

「そんな…

 恥ずかしいです…」

と瑞穂は顔を赤らめた。

「さぁ、

 ズボンを脱いで、
 
 白アシを穿きなさい」

顔を赤らめる瑞穂に香織は指示をすると、

「はい」

小声で瑞穂は返事をして、

ジャージのズボンに手をかけると、

スルリッ!

それを一気に引き下ろした。

すると、

ムリンッ!

ズボンの下には何も穿いてなかったのか、

瑞穂の股間から赤黒く光る亀頭を大きく振りながらペニスが飛び出した。

「あぁ…」

固く勃起してしまっているペニスに瑞穂が困惑すると、

ギュッ!

いきなり香織はそれを握りしめ、

「立派なオチンチンが生えたのね、

 ねぇ、これまだ抜いていないんでしょう?」

と尋ねた。

「抜くって?」

香織の言葉に瑞穂は目を白黒させると、

「ふふっ、

 こうすることよ」

と香織は言いながら

シュッ

シュッ

と瑞穂のペニスを扱き始めた。

「あっあぁぁ…

 やめっ
 
 止めてくださいっ」

自分の肉棒の上を往復し始めた香織の手の動きに、

瑞穂は腰を引っ込めながら懇願するが、

「ほらっ、

 腰を引っ込めたらオナニーにならないでしょう、
 
 もっと、前に出す」

と香織は怒鳴り、

ピシャリ!

と凹みが出来た瑞穂の尻を叩いた。

「あんっ!」

お尻を叩かれた反動で瑞穂が腰を突き出すと、

「そうそう」

そう言いながら香織は瑞穂のペニスを扱き続けた。

シュッシュッ

シュッシュッ

「あんっ、

 はぁはぁ」

ペニスを扱かれることが快感に感じたのか、

次第に瑞穂の息が乱れ、

そして、

ガクガク

と腰が揺れ始めた。

「ふふっ、

 感じるの?」

それ見た香織がすかさず指摘すると、

「あぁ…

 ダメっ
 
 そこっ
 
 先っぽのところで力を変えないで…

 かっ感じちゃう…」

喘ぎながら瑞穂はカリ首のところでキュッ!っと力を入れる

香織の扱き方を指摘した。

「ふふっ

 これって、男の人にはとても気持ち良いそうよ、
 
 田沢さんは本物の男の子になってしまったのよ」

と香織は呟き、さらに激しく扱き始めた。

シュシュッ

シュシュッ

「あぁっ

 あぁっ、
 
 ビクッ!
 
 あっ
 
 溜まっのが…
 
 でっ出る…
 
 出ちゃう、
 
 出ちゃう」

射精が近づいたのか、

瑞穂は顎を上げたままそう訴えると、

「さぁ、

 思いっきり出しなさい。

 出すのよっ!」

と香織は命じると、

ギュゥッ!

思いっきりペニスを握り、

一気に扱いた。

その瞬間…

「あぁっ!!」

香織の叫び声が上がると、

ブチュッ!

ビュッ!

ビュビュビュ!!!

香織にカリ首を締め上げられていたペニスから、

白濁した体液を噴き上げてしまったのであった。



「うふっ

 とっても濃くて、
 
 とっても臭くて、
 
 とっても熱いザーメンが出たわ。

 それでこそ新水泳部の男子部員…」

手に付いた精液に嘗め取りながら香織は感想を言うと、

「さぁ、

 そのままでいいから白アシを穿きなさい。

 穿いたら付いてくるのよ」

と香織は指示をするなり、

部室から出ていってしまった。

「あっ、」

それを見た瑞穂は慌てて白アシの競泳パンツを穿くと、

ジャージを身につけ、外へと飛び出していった。

そして、

その先で女性用白アシを身につけた俊輔と運命の出会いをするのであった。



つづく