風祭文庫・異性変身の館






「腕輪」


作・風祭玲

Vol.779





「神様…

 どうか、

 どうか、

 あたしを男の子にしてください。

 お願いします」

木枯らしが吹きぬける夕暮れの社の前で、

セーラー服姿の少女が一人手をあわせ自分の願いを呟き続けていた。

そして、その姿勢のまま願いを込めていると、

「あれぇ?

 伊地山さんじゃない?」

と別の少女の声が響き渡る。

「え?」

その声に願いを込めていた少女・伊地山怜子は慌てて振り返ると、

「帰りの途中?

 そんなところで何をしているの?」

と怜子と同じクラスの窪川瞳は小首を捻りながら立っていた。

「くっ窪川さんっ」

ジャージ姿の瞳を見た怜子は

顔を真っ赤にして慌てて口に手を当てると、

「へぇぇ…

 伊地山さんでも神社にお願いすることがあるんだ」

と瞳は感心した口調で尋ねる。

「え?

 えぇまぁ…」

その言葉に瞳は目を伏せがちにあいまいな返事をすると、

「で、何をお願いしていたの?

 ひょっとして、

 今度のテストのこと…って…

 あぁ、これはあたしが心配しなければならないんだっけ、

 あはは…」

と瞳は軽く笑い、

「でもまぁ、

 受験が近づけば誰だってお願いしたくなるよね」

そう締めくくる。

すると、

「あっあのぅ

 窪川さんはお願いすることってあるんですか?」

そんな瞳に怜子は聞き返すと、

「あぁ、あたしぃ?

 ダメダメ、

 神様にお願い。だなんて、

 あたしの性には合わないって、

 そんなことをしている暇があったら、

 練習に汗を流し、身体を鍛えているよ」

と瞳は肩を動かして返事をした。

「そ・そうですか…」

その返事に怜子は心なし肩を落とすと、

「あぁ…

 だからって、

 伊地山さんがしていることは否定しないよ、

 みんなそれぞれだからね。

 あぁっと、こんなところで油を売っている暇は無いんだ、

 じゃぁね。

 伊地山さんほどの人なら模試なんて楽勝でしょう。

 勉強頑張ってね」

瞳は励ますようにそう言うと、

駆け足で去って行った。

「…頑張ってね…か、

 はぁ…

 あたしの願いは…

 あぁ…もっと勇気があれば…」

去っていく瞳の残り香を嗅ぐように怜子は大きく息を吸い込み、

残念そうに呟いていた。



「あふんっ」

「んくっ」

「あぁん」

クチュクチュ…

クチュクチュ…

その日の夜、

怜子の部屋からかみ殺した喘ぎ声と、

その声に合わせる様に響く淫らな音がこだまする。

「あふっんっ

 あぁ瞳ぃ

 おっ俺っ

 瞳のことが好きなんだよぉ、

 瞳のその逞しい体、

 瞳の臭い、

 瞳の…

 瞳の…あぁ、

 おっ俺っ

 瞳ぃ…」

白い乳房を揺らせ、

赤く膨らんだ陰裂に添えた手を激しく擦りながら、

ベッドの上の怜子は大きく引き伸ばして壁に張っている

女子レスリングのユニフォーム姿の瞳の写真を潤んだ瞳で見据えていた。

そして、陰裂に添えた手の指でそこを大きく開かせると、

プクッ!

その中から真っ赤になっているクリトリスを飛び出させ、

「はぁぁ…

 はぁぁ

 瞳ぃ、

 どうだ俺のチンチンは

 えへへ…

 凄いだろう」

と怜子は1cmにも満たないクリトリスを誇らしげに掲げ、

ゆっくりと身体を回してその先端を壁の瞳の顔に重ねると、

キュッ!

クリトリスを空いている手でつまんだ。

ビクンッ!

「あんっ」

その瞬間、

怜子の身体は大きく跳ねるが、

それにも構わずに怜子はつまんだクリトリスを扱き始め、

「あっ

 あっ

 あぁ…

 いいよぉ、

 瞳ぃ

 いい締りだよぉ」

空想の中で怜子は瞳を犯し始めた。

そして、

「あっ

 あっ

 あぁっ

 あぁぁぁ

 いっイクぅぅぅぅぅ」

高みの頂点に達したとき、

ビシャッ!

怜子は愛液を吹き上げ、

その身体を痙攣させてしまったのであった。

それから5分ほどの間、

怜子は身体を痙攣させていたが、

「はぁ

 はぁ

 はぁ…」

次第に落ち着いてくると、

「はぁ…

 またしちゃった…」

と呟きながらゆっくりを起き上がる。

そして、

自分の股間から零れ落ちている愛液を救い上げると、

その臭いを嗅ぎ、

軽く舐めながら、

「しょっぱい…」

そう呟くと、

「男の人のは白くて苦いっていうけど、

 あたしのは透明でしょっぱい…

 はぁぁ…

 これじゃぁ赤ちゃん作れないよぉ」

と怜子はガックリと肩を落とす。

だが、

『ふーん、

 いいこと聞いちゃったわ』

そのとき、怜子の部屋のベランダに

白衣を纏った碧眼の少女が舞い降りると、

ニコリと笑いながら、

『仕入れてみたものの、

 どうしようかと思っていたこのリング。

 どうやら売り物になりそうね。

 あなたのその望みが

 このリングの値を吊り上げてくれそうよ』

と言うと、

金色に光るリングを掲げてみせる。



「神様…

 お願いですっ

 あたしを男の子にしてください。

 あたし…

 瞳が好きで、

 好きで、

 仕方がないんです」

翌日、

「伊地山っ

 なに、ボケッとしているんだよ?」

昼休みに自分の机で頬杖をついている怜子に向かって、

瞳が話しかけてくると、

「ハッ

 え?

 えっあっ、

 く・窪川さん」

その声に我に返った怜子は瞳の姿を見た途端、

慌てて立ち上がる。

「あっ、

 おいっ、

 別に、あたしは…」

洗いざらしの短髪頭には似合わないセーラー服姿の瞳は、

慌てて怜子の態度に慌てると、

「はっはいっ

 なんでしょう」

と怜子は瞳を輝かせながら声をかけてきた理由を尋ねた。

「いやっ

 別にさっ、

 ただ、伊地山がボケっとしていたから、

 何か考え事でもしているのかと…」

そんな怜子に瞳はややばつが悪そうに理由を言う。

すると、

「うふっ、

 窪川さんって可愛いですよ」

とそんな瞳の姿に怜子が含み笑いをしながらそう言うと、

「え?

 あたしが可愛い?」

今度は瞳が呆気に取られてしまった。

そして、

「どっどこが?

 こんなごっついあたしを可愛いなんて言う奴は

 伊地山が初めてだ」

と驚きながら言い返すと、

「何を言っているんですか?

 窪川さんはとっても女の子らしいですよ、

 あたしが男の子だったら、

 間違いなく彼女にしていますよ」

そう言うと、怜子は瞳を抱きしめる。 

その途端、

ザワッ

そんな二人の様子を見た周りが一斉にざわめくと、

「あっおいっ

 こらっ、

 みんなが見ているだろう、

 あたしをからかうにも程があるぞ」

顔を真っ赤にして瞳は言うが、

「何を言っているんですか、

 仲が良くたって

 俺達、恋人同士じゃないかよ」

と怜子は瞳の耳元で囁いた。

「え?

 伊地山…

 いまなんて…」

その言葉を聴いた瞳は驚くと、

ハッ!

怜子は慌てて瞳から離れ、

「あたし…

 なんてことを…」

顔を真っ赤にしながら両手で両頬を押さえると

「ごっごめんなさい」

そういい残して教室から飛び出していってしまった。



「あぁ、

 窪川さんになってことを…

 あたしったら、

 あたしったら」

顔から火が噴出してきそそうな恥ずかしさを感じながら、

怜子は廊下を駆け抜け、

人気のない体育館脇のトイレに駆け込むと、

バタン!

と個室のドアを閉める。

そして、その中の便器に腰掛けながら、

「怜子のバカバカバカバカ!

 もぅ窪川さんに合わせる顔がないじゃない」

自分の軽率な発言を悔やみ始めた。



キーンコーン!

午後の授業の開始を告げるチャイムの音が辺りに響き渡るが、

その音が鳴り響いても個室のドアは開くことはなく、

怜子はその中で頭を抱えたままだった。

「どうしよう…

 午後の授業が始まっちゃったよ、

 でも、

 教室にも戻れない…」

瞳が見せる軽蔑の眼差しを想像しながら、

怜子はさらに落ち込むと、

シチュリ…

突然、怜子の股間が湿り始めてきた。

「え?

 なんで…」

見る見る濡れてきた下着に怜子は戸惑うと、

『我慢は体の毒よ…』

と怜子の耳元で女性の声が響いた。

「!!

 誰っ

 誰がいるのっ」

その声に怜子は立ち上がって声を上げると、

『大声を出さないのっ

 誰かに聞かれたらどうするの?』

と慌てた口調で女の声は響く。

「なっなんなのよっ」

間近に聞こえながらも姿が見えない声の主に

怜子はだんだん苛立ってくると、

『何時まで閉じこもっているのよ、

 さっさとドアを開けなさいよっ』

と覚めた調子で声は怜子に告げた。

「なにっ」

声に催促されて怜子がドアを開けると、

『うふっ、

 こんにちわ』

ドアの前には白い肌に純白の白衣を纏い、

長く伸びた白銀髪の髪を靡かせる女性が立っていて

出てきた怜子に向かって挨拶をしてきた。

「だっ誰?」

立っていたのが男だったら悲鳴を上げているところだが、

お伽話に出てくる妖精を髣髴させるその姿に怜子は息を呑み込むと、

『…伊地山怜子さん…

 ですね』

と白衣の女性は怜子と視線を合わせずに

自分の髪を弄りながら尋ねてきた。

「そっそうですが…」

警戒しつつも怜子は返事をすると

チラッ!

これまで斜め下に伏せてた顔を上げ、

女性はその透き通る碧眼で怜子を見る。

「うっ」

まるで心の中を奥深くまで射抜くようなその瞳に

怜子は固まってしまうと、

『初めまして、

 わたくし、白蛇堂と申します。

 別に緊張しなくて良いんですよ、

 わたくしはあなた様の味方ですから…』

と白蛇堂と名乗る女性は笑みを浮かべた。

「わ・わたしの・味方?」

白蛇堂の言葉を怜子は復唱すると、

『はいっ、

 わたくしはあなた様のように秘めた思いを発散出来ず、

 心の奥に仕舞い込んでいる方を第一の顧客としております。

 窪川瞳…

 部員わずか6人の女子レスリング部を背負って立つ彼女に

 あなた様は恋をしていますね』

と白蛇堂は指摘した。

「なっ何で知っているんですか」

それを聞いた怜子は思わず聞き消すと、

『わたくしには聞こえるのですよ、

 あなたの心の奥で響き渡る心の声が、

 窪川瞳さんを自分のものにしたい。

 あの鍛えられた肉体を貪りたいって、

 だから、

 女を捨てて男になりたいってね』

と白蛇堂が指摘した。

すると、

「言うなっ!」

突然怜子は逆上すると、

白蛇堂に飛び掛り一気に押し倒し、

あらん限りの力で白蛇堂の服を引き裂こうとするが、

しかし、見た目とは違い、

白蛇堂が着ている服は一本の糸たりとも切れることはなかった。

そして、

そんな怜子の手に白蛇堂はそっと自分の手を添えると、

『何をなさっているのですか?

 わたくしには何も感じませんよ』

と涼しい顔で言い、

碧眼が怜子の顔を見る。

「ひっ!」

再び心を貫いてくるその視線に怜子は飛び上がると、

『うふっ、

 あなた様は心の中にとても猛々しい雄獣を飼っていらっしゃる。

 でも、あなた様の体がその獣の器に合ってなく、

 可愛そうに雄獣は牢獄の中でジッ耐えているのですよ。

 さぁ、

 牢獄のカギを開け、

 雄獣を解き放ちなさい』

そう言いながら白蛇堂は一対のリングを取り出すと、

怜子の手を引き、

それを左右の手首にはめた。

「これは…」

両手首にはめられたリングに怜子は驚くと、

『さぁ、その手でご自分の身体を撫でるのです。

 そうすればあなた様はご自分の魂に相応しい姿へと変わりますよ』

と言いながら白蛇堂は怜子の右手を取り、

その手を怜子の左肩に触らせた。

すると、

ビキビキビキ!!!

怜子の手が触れた左肩の筋肉がたちまち盛り上がり、

まるで鍛え上げた男の肩のようになっていく。

「これは…」

ムキッ!

っと制服を盛り上げる左肩の姿に怜子は驚くと、

『如何ですか?

 あなた様の左肩は立派な男性の肩ですよ』

白蛇堂はそう囁き、

その肩にそっと手を置いた。

「これが男の人の肩…」

その言葉に怜子は声を震わせると、

『お股を触ってみますか?』

と耳元で白蛇堂は囁いた。



「あっ

 あっ

 あぁぁぁぁぁぁ!!!」

程なくしてトイレから怜子の声が響き渡ると、

グッ!

ググググググ!!!!

リングが光る怜子の手を押しのけて、

股間からヌラリと肌を光らせる赤黒い肉の棒が突き出してくる。

そして、制服のスカートを上に持ち上げて鎌首をもたげ上げると、

ピッ!

その先端が縦に裂け、

先端をぐるりと取り囲むように段差が刻まれていく。

そして、キノコが傘を開くようにカリを作り上げていくと、

怜子の股間から伸びた肉の棒は、

見事な男性器・ペニスへと姿を変えたのであった。

「はぁ

 はぁ

 はぁ

 きっ気持ちいい…」

ビクン!

怜子はスカートが肉棒…

いや、ペニスに掛からないようにその端を持ち上げながら、

自分の体から突き出すその感覚に酔いしれると、

『立派なオチンチンですね』

と白蛇堂は囁きながら自分の手を伸ばすと、

キュッ!

怜子のペニスを手荒く掴んだ。

「あっ!」

ビクン!

いきなり掴まれたその感覚に怜子は身体をこわばらせると、

『あら、

 もぅ感じているの?

 男の子がこの程度で感じてはダメですよ、

 じゃないと、

 こうされたらひっくり返ってしまいますよ』

そう言いながら、

キュッ!

キュッ!

白蛇堂は怜子のペニスを扱き始めだした。

その途端、

カッ!

怜子の目はまん丸に見開き、

「ひゃっ!」

と悲鳴を上げると、

「やっ

 やめて、

 そんなに強くは…

 ダメッ!

 感じちゃう」

そう言いながら白蛇堂の手を掴もうとするが、

白蛇堂はその手を撥ね退け、

キュッキュッ

キュッキュッ

容赦なく扱いていく。

「ひゃんっ、

 やめっ

 やめっ

 やめてぇ

 お願いだから、

 あぁっ

 出ちゃうっ

 何かが出てきちゃう」

ブラン…

二つの玉を収める袋を揺れ動かしながら、

怜子は必死に訴えるが、

『さぁ、

 出しなさい。

 あなたの男の精を…

 あなたが心の中で飼っている雄獣の力をわたくしに見せなさい』

怜子に向かって白蛇堂はそう言い放ち、

ギュッ

ギュッ

っとカリ首を攻めた。

「あぁ…

 いやぁぁ、

 出ちゃうっ

 出ちゃうっ

 あたし…

 女の子じゃなくなっちゃう!!」

体中を痙攣させながら怜子がそう訴えた途端。

ビクッ!

ビクビクッ!

2・3回激しく痙攣させると、

ブッ!

シュシュシュッ!!!

怜子のペニスより白濁した粘液が激しく吹き上がり、

ビチャッ

ビチャビチャ!

トイレの壁にその粘液を付着させた。



『見て、

 とっても臭くって濃い精液よ』

射精しぐったりとしている怜子に白蛇堂はそう囁くと、

ヌルッ!

自分の手についた粘液の雫を怜子のその唇に塗りつける。

そしてその精液を怜子は舐め取ると、

「あぁ…

 苦い…

 これが、男の人の味…

 あたし…

 おっ俺は…

 男になったんだな」

とうわ言のように口走る。

すると、

『えぇ、そうよ、

 あなたは立派な男性。

 さぁ、

 残る部分も変えてしまいましょう』

と白蛇堂が告げると、

コクリ…

怜子は静かに頷いた。



「伊地山の奴、

 あれっきり授業には出てこなかったな」

夕方、

女子レスリング部の練習を終えた瞳は更衣室で汗を拭っていると、

バタンッ!

更衣室のドアが開き、

誰かが部屋の中に入ってきた。

「誰?」

持っていたタオルを放り投げ、

瞳は侵入者に向かって声を上げると、

「瞳ぃ〜っ」

と更衣室に野太い声が響く。

「誰?」

まるで男のような声色に瞳は怪訝そうな目でドアを見つめながらも、

スッ!

静かに腰を落とし、

レスリングスタイルで身構えた。

ヒヤッ

汗を吸ったユニフォームが瞳の肌に張り付き緊張が走る。

ところがロッカーの陰から出てきたのは

ほかならない怜子の顔だった。

「い、伊地山さん?」

怜子の顔を見ながら瞳は構えを崩し腰を上げると、

「そんなところで何してるの?

 午後の授業も出ないで」

と優しく声をかけるが、

「瞳ぃ、

 おっ俺…

 我慢できないんだ…

 も・もぅ何回も出してもドクドクと出て来るんだよ」

瞳に向かって怜子は男言葉でそう訴えると、

ヌッ!

己の肉体を瞳の前に晒した。

「うっ!」

それを見た途端、

瞳は慌てて間を開け、

そして、身構えた。

キュッ!

彼女の穿くレスリングシュースがかすかに鳴り響く。



「どうしたの?

 怖い顔をして、

 おっ俺、

 瞳のことが好きなんだよ、

 だから、

 男になったんだ」

腕に輝く光の輪を見せつけるように一歩一歩踏みしめながら、

引き裂けたセーラー服が無残に掛かる攻撃的な男の肉体を近づけていく、

「なっなんだよ、

 その身体は…

 うっ、

 こっこっちに来るなっ」

一歩一歩近づいてくる怜子に向かって瞳は手を払い、

「こ、これ以上近づいたら、

 ぶちのめすぞ」

と怒鳴ると、

試合のときに見せる鬼の顔へとなっていく、

しかし、

「あぁ…

 いいぜぇ、

 その顔っ

 とってもセクシーだ、

 おっ俺のち・チンポも、

 ビンビンだぜぇ」

シュッシュッ

シュッシュッ

そんな瞳の姿を見ながら、

怜子は股間から硬く伸びているペニスを扱き始めた。

「へっ変体野郎…」

怜子の痴態を見つつ瞳はそう呟くと、

「さっさと失せろ!」

と怒鳴りながら素早く動き、

怜子の脚を取りに行くが、

ヒュッ!

それよりも一段早く怜子は身をかわすと、

瞬く間に瞳の背後に回りこんでしまった。

「え?」

まさに一瞬の出来事に瞳は呆気にとられるが、

「ふふっ、

 捕まえたぁ」

その背後から怜子の野太い声が響くと、

瞳の身体は軽々と持ち上げられ、

ドォッ!

たちまち床に押し付けられると、

固め技を掛けられてしまった。

「そんなぁ…」

個人戦では常に上位入賞を果たしている瞳にとって

レスリング技で怜子に遅れをとってしまたことがショックだったが、

「瞳ぃ

 おっ俺っ

 あぁ…たまんねぇ…

 瞳の汗の匂い、

 とても好きだぜぇ」

と言いながら怜子が瞳のユニフォームの臭いを嗅ぎだすと

「やめろ!

 このぉ」

瞳はあらん限りの力で怜子の固め技を解きはじめた。

だが、

ググググッ!!

怜子の太い腕に力が入ると、

「ぐわっ!」

襲ってきた激痛に瞳は悲鳴を上げてしまう。

そしてさらに、

「はぁはぁ、

 たまらねぇ

 たまらねぇよぉ」

鼻息荒く怜子は同じ言葉を繰り返すと、

グリッ!

グリッ!

硬くなっている肉棒を瞳の身体に押し当て擦り始めた。

「やめろぉ

 やめろぉ」

ムワッ

漂ってくる男の汗の匂いに包まれながら、

瞳は抵抗を続けるが、

剛毛が覆う怜子の手がユニフォームの胸元に掛かると、

「むんっ」

と唸った途端、

ビリィィィ!

瞳のユニフォームは無残に引き裂け、

その中から汚れを知らない瞳の肌が露出する。

「いやぁぁぁ!!」

初めて瞳の口から女としての悲鳴があがるが、

その声が怜子の心を燃え上がらせてしまうと、

「はふっ

 はふっ」

ぺチャ

ぺチャぺチャ

怜子は露になった肌を容赦なく舐め始め、

徐々に彼女の秘所へと舌を這わせていく、

「いやぁ

 いやぁ

 いやぁ」

体中を舐められてしまた瞳は

もはや豪腕の女子アマレスラーではなく、

ただのか弱い少女へと変わり、

そして、怜子はその少女を貪り食う雄獣となっていた。

ジュルルル…

ジュルッ

ジュルッ

「はぁはぁ

 はぁはぁ

 あぁたまんねぇ…

 うめーぞ、

 お前のマン汁はよぉ」

瞳の秘所に口をあてて、

怜子は容赦なく舐め取っていくと、

「へへっ

 おいっ、

 お前の口が留守だぞっ、

 さぁ、

 俺のチンポを舐めるんだよ」

と言いながら身体を回し、

先走りを垂らすペニスを瞳の口に押し当てる。

だが、

「んんんっ」

首を振って瞳が抵抗をすると、

「何をしているんだよっ

 さっさと俺のチンポを舐めるんだよっ」

起き上がった怜子は瞳の胸の上で腰を落とし、

瞳の頭を強引に持ち上げると、

その口に己のペニスを押し込んだ。

「うごわっ」

カリ首だけでも瞳の口の中はいっぱいになってしまうが、

怜子はそんな瞳の頭を持ち上げたまま、

腰を降り始めた。

ガボッ!

ガボッ!

まさに容赦は無かった。

涙を溢れさせながら瞳は口を犯され、

その一方で怜子は、

「あぁぁ…

 瞳が俺のチンポを舐めてくれているぅ」

髭が生え始めた顎をしゃくりあげながら、

腰を振り続けていた。

そして、

「あっ

 うっ、

 出そうだ、

 出る

 出る」

怜子の口からその言葉が漏れてくると、

腰の動きがさらに早くなり、

そして、

ズゴッ!

瞳の口の奥深くにペニスを押し込むと、

ゴブッ!

熱い精液を注ぎ込んだ。



グェホッ!

ゲホゲホ!!

鼻から口から精液を噴出しながら瞳はのた打ち回ると

「へっへっ」

怜子は冷徹に瞳を眺め、

そして、

シュッシュッ

射精し萎えたペニスを扱くと、

グッグググググ

瞬く間に復活をしていく。

そして、

「さぁ、

 じゃぁそろそろ頂くとするか」

ビンビンに硬く伸びたペニスを扱きながら、

怜子は下を見据えると

そこにはぐったりとした瞳の姿があり、

ごつくなった手で瞳の股を大きく開かせると、

その奥にある秘所に向かって怜子は己の槍を突き立てた。

「あっあぁぁぁぁ…

 あぁぁん!!」

更衣室から瞳の声が響き渡り、

パンパンパン!

続いて怜子が奏でる音が響いてくる。

「あぁ瞳ぃ

 俺達一つになったよ、

 もぅ、

 このまま永遠に一つでいような」

丸い瞳の尻に自分の腰を打ちつけながら怜子はそう呟いていた。



『うふっ

 行き着くところまで行っちゃったか、

 ホント、

 おとなしい子ほど

 その心を開放させてあげると暴走しちゃうんだから、

 さて、今度は何を仕入れようか』

更衣室の中の惨劇を眺めながら白蛇堂は小さく笑うと、

フッ

その姿を静かに消した。



おわり