風祭文庫・異性変身の館






「汚染」


作・風祭玲

Vol.492





タッタッタッ!!!

満月が照らし出す夜の道を一人の少女が血相を変え走り抜けていく、

「はぁはぁはぁ

 なんで、

 佐島先生にあんなものが」

後ろから徐々に迫ってくる気配を感じながら少女そう呟くと、

ヌッ!!

彼女の背後から湧き出すようにマニキュアが塗られた指が伸び、

そして、

ギュッ!!

頭の後ろで揺れる少女の髪を掴み上げた。

「いやぁぁ!!」

その感触に少女が悲鳴をあげるな否や、

グィッ!!

強い力で後ろへと引っ張られると、

「きゃっ!!」

ズザザザザザ!!

バランスを崩した少女は道路に叩きつけられると2・3回転がってようやく止まった。

「うっくっ」

砂埃が舞う中、

倒れた少女に向かって、

「ふふふふ…

 ねぇ、どこに行こうとしたの?」

淡い藤色のタイトなスカートスーツ姿の女性が立ちはだかると尋ねた。

「さっ佐島先生…なんで?

 おっ男の人だったのですか?」

転んだ弾みで擦り剥いた膝を庇いながら少女が聞き返すと、

「男?

 ふふっ

 そうねぇ

 ほんの少し前までは女って言う生き物だったけど、

 でも、いまは違うわ…」

佐島喜美恵は長い髪を夜風になびかせながら返事をした。

「そんな…」

喜美恵の唇に引かれたルージュを見つめながら少女は呟くと、

ペロ

そのルージュを割るように舌が伸び、

「運が悪かったのね、

 あたしの秘密を見なければよかったのに…

 あぁ…

 オチンチンが疼くのよ…

 あなたを犯したいって…

 だからねっ

 頂戴、

 あなたの処女を…」

と告げるなり、

ゆっくりと右手を自分の股間へ下ろしていくと、

ムリッ!!

タイトなスカートの前面に突起物を思わせる膨らみが姿を見せ、

内側よりスカートを押し上げ始めた。

「ひぃぃ!!」

その光景に少女が悲鳴をあげると、

「ふふ、

 あたしもそうだったわ、

 でもね、怖くはないのよ、

 むしろ気持ち良いの、

 さぁ、あなたにも味合わせてあげるわ、

 でも、すぐに終わってしまうのが残念だけどね」

怯える少女に喜美恵はそう言い聞かせると、

「ハァハァ」

と息を荒くしながら下ろした右手をスカートの中へと潜り込ませ、

そしてその中で何かを握り締まると、

ゆっくりとスカートをたくし上げ始めた。

「あっ

 はぁ…

 あぁ…」

まるでその仕草に感じているのか喜美恵は喘ぎ声を上げながら、

シュッ

シュッ

シュッ

3回ほどスカートの中でそれを扱き、

そして、勢いをつけて表へと出した。



ビンッ!!

「ひっ」

喜美恵がそれを表に出すと同時に少女の悲鳴が上がる。

「ふふ…

 どうしたの?

 ホラよく見なさい、

 どう?

 コレがあたしのオチンチンよ」

目を逸らす少女に喜美恵はそう告げると、

グィッ

喜美恵は自分の股間から聳え立つペニスを少女の顔へと近づける。

「いやぁぁ!!」

間じかに迫るペニスに少女は悲鳴をあげて跳ね除けると、

ムッ

その途端、喜美恵のルージュの口がへの字に曲がり、

パァン!!

月夜に何かを叩く音が響き渡った。



「ヒック」

頬を腫らしながら少女が喜美恵を見上げると、

「ふんっ

 大人しく言うことを聞けば良いんだよ、

 おらっ

 股を開け!

 俺のペニ公がお前の中に入りたくて仕方が無いんだ」

これまでと打って変わって喜美恵は男性の口調で少女に命令をした。

「うっうぅぅ…」

喜美恵のその言葉に少女は泣き出してしまうと、

「おらっ!!」

そんな少女を一喝するかのように喜美恵の声が響いた。

そして、

「へへ…

 痛くしないぜ、

 その代わり、じっくりと味あわせてくれよな」

抵抗をやめた少女の足を押し広げながら喜美恵はそう言うと、

ゆっくりと少女の身体に覆いかぶさってく、

「へへ…若い女の体…」

ペロリ

喜美恵は舌なめずりをしながらそう呟くと、

露にした少女の性器の中へと自分のペニスを押し込んでいった。




「あっあっ

 いやぁぁぁ!!」

ハッ!!!

思いっきり悲鳴をあげながら高島詩乃は飛び起きると、

「ハッハッハッ

 ゆっ夢?」

汗が滴り落ちる額を拭いながらそう呟く。

チッ!

チッ!

チッ!

詩乃の頭元においてある目覚まし時計は彼女起床する時間よりも1時間近く前を指していた。

「はぁはぁはぁ〜」

それを見た詩乃は再びベッドに横になると呼吸を落ち着かせるように呼吸をゆっくりと切り替えていくと、

「どっどぅしたの?

 詩乃?」

と同室の西脇恵が飛び起きて声を上げた。

「え?

 あっ

 恵…

 だっ大丈夫よ

 なんでもないわ」

驚いた顔の恵に詩乃はそう言い訳をするが、

「一体何があったの?

 夕べ、学校から帰ってきたときからヘンよ、

 ねぇ、誰かにイジワルされたの?」

「ちっちがうわよ、

 そんなんじゃないわよ」

「でも」

「大丈夫だって、

 あたしなんとも無いから」

と詩乃は恵の追及をかわす。

「だって

 夕べの詩乃…どうみても…」

恵は決して訳を話さない詩乃を困惑した表情で見つめていた。

そう、夕方、恵が部屋に居ると

制服を乱した詩乃が部屋へ飛び込んでくるなり、

そのままシャワー室へと向かうと、身体を洗い始めた。

突然のことに恵は驚いて訳を聴いたが、

しかし、シャワー室から出てきた詩乃は決してその訳を話さなかった。

「大丈夫だって…

 だって、うなされているじゃない」

「大丈夫よ、

 本当に大丈夫なんだから、

 さっ、明日は早いんだから、

 寝よう寝よう」

なおも聴いてくる恵を突っぱねるように詩乃はベッドにもぐってしまうと、

「詩乃…」

そんな詩乃を恵はただ見つめ、

「もし、なにか悩んでいるのなら、

 遠慮なく言ってね、

 力になってあげるからさぁ」

と言うと毛布越しに恵は詩乃の肩を軽く叩く。

「あっありがとう」

恵の言葉に詩乃はそう返事をするが、

しかし、恵がベッドに戻った後、

詩乃は大きくため息を吐くと、

ズキッ

擦り剥いた膝が忘れていた痛みを発し始めた。

「…痛い…」

ジンジンと響いてきた痛みに詩乃は自分の手を膝小僧に乗せ、

「アレ…

 本当のことだったんだよね…」

と数時間前、一緒に歩いていた教師に処女を奪われたことを思い出した。



『あら、小林さん、まだ残っていたの?』

『えっえぇ』

『あたしもちょうど戻るところ、ねぇ途中まで一緒に帰りません?』

『あっはい…』

クラブ活動で遅くなった詩乃が校舎から出てきたところで、

生物の教師・佐島が走りよってくるなりそう声を掛けてきた。

無論、詩乃は相手が日ごろから親しかったこともあって返事をするが、

しかし…

『ふふ、

 あなた…美味しかったわ』

犯され、股間から白濁した精液を流す詩乃に向かって

佐島は股間より伸びるペニスを晒したままそう言った途端、

「うっあぁぁぁぁ!!」

突然苦しみだし、

そして、詩乃の目の前で着ていた服を引き裂き、

体中から筋肉を盛り上げていくと、

見る見るボディビルダーのような姿へと変身していったのであった。

「いっいやぁぁぁぁ!!!」

そこから先は覚えていない。

と言うより詩乃の記憶はそこで途切れていたのであった。

ただ、月の光を受けて不気味に光るペニスが

――次はお前だ…

と彼女に告げているシーンがリアルに思い出される。

「…確かに

 佐島先生は女性だった。

 胸もあったし、

 お尻は出ていたし、

 それに声も最初は…

 でも…

 でも…

 あのスカートの下にあんなオチンチンがあっただなんてぇ…

 そんな…

 そんなぁぁ…」

詩乃は声をかみ殺しながらうつ伏せになる泣き伏した。



翌日

佐島は夕べ姿を消したまま学校には来ていないらしく、

学校内ではもっぱらその噂で盛り上がっていた。

しかし、詩乃はそんな噂には加わらず一人モンモンとしていた。

黒板を眺めていても

昨夜、自分が佐島に犯されたその瞬間が幾度も脳裏をフラッシュバックする。

そのたびに詩乃は頭を振り、あの忌まわしいことを忘れようとするが、

しかし、詩乃の記憶はさらにはっきりと佐島のルージュが引かれた唇を映し出した。

「いやぁぁ

 やめて、

 忘れたいの、

 忘れたいのよぉ」

思い返される光景に詩乃は心の中で悲鳴をあげていると、

トクン!

トクン!

トクン!

次第に彼女の心臓が高鳴り始めた。

そして、それと同時に詩乃は自分の体温が高くなっていることに気づくと、

ツンツン!!

「ねぇ、

 顔が赤いわよ

 どうかしたの?」

と横に座るクラスメイトが心配顔で尋ねてきた。

「あっ

 なっなんでもないよ」

その言葉に詩乃は短くそう返事をして正面を向くが、

しかし、

ドクン

ドクン

詩乃の心臓は力強く鼓動し、

ジトッ

熱く火照る詩乃の肌からは滝のような汗が流れ落ちる。

「あっ

 はっ

 なに?

 一体何が起きているの?」

次第に高まってくる体の異変に詩乃は困惑をしていると、

ムリッ

ムリムリ!!!

突然股間で何か突っ張り出してくるような感覚を覚えた。

「え?」

その感覚に詩乃は驚くが

ググググ…

その直後、詩乃の股間で何かが下着を突き上げ始めた。

「え?

 なに?

 これ?」

まるで目を伸ばすカタツムリの如く下着を突き上げる感覚に詩乃は困惑すると、

そっと右手を股間へと忍ばせていった。

そして、スカート越しで股間を触ってみると、

クニッ!!

詩乃の股間にあるはずの無い肉塊の感覚が右手に伝わってきた。

「!!!!」

予想外のモノの出現に詩乃は驚くと、

ガタン!!

思わず立ち上がりかけてしまった。

「ん?

 どうした?

 小林?」

詩乃が上げた音に黒板を書いていた教師が振り返り、

そして、詩乃の名前を呼ぶと、

「え?

 いぅいえ、

 何でもありません」

詩乃は赤い顔を俯かせながらそう返事をした。

そして、そのまま座ると、

サワッ

自分の股間に姿を見せた肉塊を触診する。

そして、

「こっこれって…

 おっ男の人のオチン…チン?」

先端についている丸く弾力性のある物体と、

その後に続く熱くて硬い茎に詩乃はパニックになると、

「なんで…

 どうして?…」

とその訳を考えた。

しかし、いくら考えても自分の股間にペニスが生えたことの理由はわからず、

そして困惑をした。

すると、

シュッ!!

偶然か、無意識か、

詩乃の小さな手が股間から突き出す肉棒の茎を扱いてしまうと、

「あっ

 ビクン!!」

詩乃の体の中を電撃に似た衝撃が走り去っていく、

そして、その快感に

「くぅぅぅぅ…

 きっ気持ちイィ!!」

ギュッ!!

詩乃は肉棒を握りしめると、

シュッ

シュッ

と扱き始め出していた。



「で、あるからして、

 この式は…」

黒板に書いた公式を教師は説明を始めるが、

しかし、その声を聞きながら詩乃は

シュッ

シュッ

シュッ

っと股間から力強く勃起する肉棒を扱きつつけていた。

「あっ

 あぁ…

 いっ

 いぃ…

 気持ち良いよぉ」

口を半開きにあけ、詩乃は肉棒を扱く、

そして、

ジワッ

「うっ」

肉棒の付け根あたりが痺れ始めてくると、

「あっあっ

 あぁ…

 いやっ

 出ちゃう

 出ちゃう」

股間に溜まったのモノを吐き出そうとする欲求が下半身に溜まり始め、

それに呼応するかのように

シュッシュッ

シュッシュッ

詩乃の手の動きが早くなっていった。

「あっ

 あっ

 あっ」

肉棒を握り締め、言葉をかみ殺しながら詩乃はオナニーを続ける。

そして、

「でっ出ちゃうぅぅぅ」

ついに詩乃の臨界点に達したとき、

キーンコーン!!

授業の終了を告げるチャイムの音が鳴り響くと、

その音に隠れるように、

ブッ!!

シュシュッ!!

詩乃は精通…そう射精を経験した。



「きりーつ」

「れい!」

その掛け声を共に生徒たちが一斉に立ち上がる中、

射精してしまった詩乃は放心状態で射精の余韻を味わっていると、

「ちょっと、

 どうしたの?」

篠の様子に気づいたクラスメイトが声をかけた。

すると、

ハッ

その声に詩乃は我に返るのと同時に、

「うわっ

 何この匂い…」

と詩乃の周辺から漂いだした匂いに気づくと声を上げた。

「え?」

その声に詩乃は慌てて自分の股間を抑えると、

ムリッ

困惑する詩乃をあざ笑うかのように一本の肉棒が伸びる。

「うそっ」

その感触に詩乃は目を丸くすると、

「誰ぇ?、

 変なのを零した人は?」

っと他のクラスメイト達は犯人探しを始めだした。

そして、犯人探しをしながら詩乃の傍に来たとき、

「ちっちがう…」

詩乃はそう呟き、

「あたしじゃない!」

と叫び声を上げると、

「え?」

篠の上げた声に呆気に取られているクラスメイトを突き飛ばし、教室から飛び出してしまった。



「違う、

 違う、

 あたしじゃない」

ペチンペチン

と股間に当たる肉棒を感じながら見る見る涙目へとなった詩乃はその勢いで女子トイレに飛び込むと、

そのまま個室へと入っていった。

そして、恐る恐る制服のスカートをたくし上げてみると、

「うっ!!!」

詩乃の目には下着を押し広げて飛び出す男性器、そうペニスの姿が飛び込んできた。

「そっそんなぁ

 なんで

 どうして?」

ビクン!!

自分の股間より飛び出すペニスの姿に詩乃は絶句していると、

――ふふっ、どうかしら?

    あたしのプレゼントは?

と女の声が詩乃の耳に届いた。

「プレゼント?」

その声に詩乃は周囲を見渡すと、

ジャァァー!!

隣の個室から水を流す音が響き渡った。

「え?」

その音に詩乃はびっくりすると、

――ねぇ、隣の子…犯してみない?

と声は囁く。

「え?」

その声に詩乃は再び驚くと、

――ふふ

   したいんでしょう?
  
   だって、ほら、

   あなたのチンポ、こんなに固くなっているじゃない。

声はいつの間にか勃起し固くなっている詩乃のペニスを指摘した。

「そんな…

 いっいつの間に?」

ビンビンに固くなっているペニスに詩乃は困惑をすると、

バタン!!

隣で用を足していた女子生徒が出て行く音が響いた。

――さぁ、早くしないと行っちゃうわ、

   ほらっ

   するならいまよ。

と声は詩乃に好機であることを伝えると、

カチャッ

詩乃の手が勝ってに動き、

そしてドアを開けると、

手洗いで手を洗っている女子生徒に近づいていった。

「だっだめ!!

 逃げて!!」

近づいていく女子生徒に向かって詩乃はそう叫ぼうとするが、

しかし、彼女の口は動くことなく、

代わりに手を伸ばすと、

長い髪が掛かる女子生徒の肩を掴んだ。

「!!」

その途端、女子生徒が振り向き詩乃を見つめ、

そして、その股間からいきり立つペニスへと目が行くと、

ガバッ!!

詩乃の手は彼女の口を塞ぎ、

そのまま引きずるよにして個室へと押し込むと、

個室の中で暴れる彼女を詩乃の目はただ冷静に見下ろした。

そして、力ずくで彼女を押さえ込むと、

彼女の股間を覆う下着を一気に引き摺り下ろす。



「はぁはぁ」

昨夜、詩乃を犯した佐島と同じ鼻息を立てながら、

彼女を抱きかかえ股を開かせると、

ヌプッ!!

無言のまま彼女の股間にいきり立つペニスをねじ込んだ。

「!!!」

破瓜のショックか彼女は目を剥いて暴れるが、

しかし、詩乃は容赦なく彼女を突き上げる。

「あっあぁ

 いぃ…」

吸い付くように自分のペニスに纏わりつくその触感に詩乃は次第におぼれ、

さらに快楽を求めて激しく腰を振る。

すると、

ミシッ…

彼女を抱き上げる詩乃の腕に筋肉の陰影が姿を見せると、、

腹部には腹筋が刻まれていく。

「あはっ

 あっあっ」

頭を激しく振り詩乃は彼女を突きまくり、

そして、絶頂を迎えると、

「あっあぁ!!」

詩乃は己のペニスより熱いマグマを彼女の胎内へと注ぎ込んでいった。



ドサッ!!

「え?

 あっあたし…何をしていたの?」

犯され、股間から白濁した精液を流す彼女の姿に詩乃は唖然とすると、
    
――いまさら何を言っているの?

   あなたは彼女を犯したのよ、

   そのオチンチンでね、

   ふふ、あなたは立派な男よ。

と声は詩乃に告げる。

「うっうそぉ!!!」

その声に詩乃は悲鳴をあげると、

――ふふ

   悲鳴をあげても遅いわ、

   あなたは男、

   男よ、

   さぁそろそろ次の女が欲しくなったでしょう?

「え?」

まさに悪魔のささやきだった。

声に指摘され詩乃が股間の様子に気がつくと、

ビンッ!!

すでに詩乃のペニスは復活し、

さらに一回り大きくなった雄姿を見せていた。

「あっ」

いきり立つペニスの姿に詩乃は愕然とすると、

――すばらしいわ…

   さぁ次の獲物を…

と声は囁く、

しかし、

「だめ!!」

その声に詩乃は頭を振って拒絶すると、

バンッ

自分が犯した女子生徒を置いたまま女子トイレから飛び出していった。



授業が始まったのか校舎の中はシンと静まり返り、

その中を、

「はぁはぁ

 はぁはぁ

 うっ!」

廊下を駆け抜けながら詩乃はこみ上げてくる性欲を必死で押さえ込んでいた。

そして、

「そうだ…」

あることを思いつくと、

そのまま、体育館脇の教師用の男子トイレへと駆け込み、

そして、小便器の前に立った。

「はぁはぁ

 はぁはぁ」

普通の女の子なら絶対に立つことが無い小便器を見下ろしながら、

「くのぉ!!!」

詩乃はそんな声をあげ、

シュッシュッシュッ!!

っと扱き始めた。

「でちゃって、

 あたしの中に巣食っている悪魔!!」

自分の股間から伸びるペニスに向かって詩乃は叫ぶと、

シュッ

シュシュッ!!

その声と同時に白濁した精液がそのペニスから勢い良く噴出した。

「くはぁ

 まだまだよ」

まさに詩乃と悪魔との戦いだった。

しかし、詩乃自身は気づいてはいなかったが、

射精をするたびに詩乃の身体は膨れ、

そして、体型が変わっていったいたのであった。



ピュッピュッ

「くはぁ

 はぁはぁ」

幾度目かの射精の後、

詩乃は肩で息をしながら小便器の縁に手をつけ、身体を支えてると、

ガタン!!

物音が男子トイレに響き渡った。

「だっ誰!?」

その音に詩乃が振り向くと、

「あっあっあっ」

そこには掃除道具を持ったジャージ姿の恵が驚いた顔をして立っていた。

「恵…」

萎えることの無いペニスを扱きながら詩乃は声をかけると、

「しっ詩乃?」

詩乃を指差しながら恵は尋ねると、

「……え?」

その勝己の表情に詩乃は逆に驚き、

そして、眼下に見える自分を手足を見た。

すると、

ミシッ!!

詩乃の手足はいつの間にか筋肉が張り詰めた男の腕や脚へと変化し、

また、胸板も厚く盛り上がっていた。

「こっこれが、あたしの体…」

そう呟きながら詩乃は自分の身体に指を触れさせると、

「(キッ!!)見たのね!!」

と恵を睨みつけ、怒鳴り声を上げた。

「みっ見たって、

 ねぇ、

 どうして、

 どうして、そんな姿に」

詩乃の声に恵は駆け寄って尋ねると、

「うるさい!」

詩乃は縋る恵の手を振り解き、

そして、

「おうっ

 そうよ

 俺よぉ、

 男になっちまったんだよ」

と恵に向かって男言葉で怒鳴った。

「なっなんで?」

詩乃の思いがけない言葉に恵はさらに驚くが、

しかし、詩乃は驚く恵の手を引くと、

そのまま個室へと押し込み、

「おっ俺よぅ…

 前からお前のことが好きだったんだぜ」

と囁きながら恵の顔にキスをした。

「やっヤメテ」

詩乃のキスに恵が抵抗をすると、

「なんだと?」

その途端、詩乃の表情が変わり、

ダァン!!

恵の身体を個室の壁に押し当て、

「さぁ、俺のチンポを舐めるんだよ!」

と怒鳴りながら勃起するペニスを恵に見せた。

「そっそんなこと、出来ないよぉ」

詩乃のペニスを見つめながら恵がそう言うと、

「うるさいっ

 俺の言うことが聞けないのか?」

と詩乃は凄む。

「いやよ、

 どうしちゃったの?

 ねぇ、元に戻って、

 いつもの詩乃に戻って」

「なんだとぉ

 口答えをするなっ

 お前も俺のことが好きなんだろう?

 だったら俺のチンポを舐めろ」

なおも嫌がる恵の頭を押さえつけ、強制をするが、

しかし、恵は詩乃の言うことは聞かなかった。

「テメエ…」

なおも抵抗する恵に詩乃の口がへの字に曲がると、

その直後、個室の中より殴る蹴るの物音が響き、

そして、それが収まると、

「うっうぅ…」

顔を腫らした恵が詩乃のペニスを口に含んでいた。

「あぁ、そうだよ、

 最初からそうすれば良いんだよ、

 おいっ、ちゃんと舐めろよ、

 後で痛い思いをしたく無ければな」

恵のフェラの感触に身体を預けながら詩乃はそう言うと、

ジュポ

ジュポ

恵の口に向けて詩乃は腰を振り始めた。

そして、

「あぁ、いいぜ

 恵ぃ

 へへ…

 待っていろ、

 いまお前を犯してやるからな」

ビュッ!!

ビュッ!!

恵の口の中に射精をしながら詩乃はそう呟くと、

ゆっくりと恵を抱き上げた。




「あっあっ

 いっいやぁぁぁ!!」

ヌプッ!!

詩乃のペニスが侵入してきた痛みに恵は悲鳴をあげた頃。

「くはぁ」

「うっ」

詩乃が犯した女子生徒は股間から伸びるペニスを扱き、

そして、腰に力を入れると、

シュッシュッ!!

白濁した精液を吹き上げていた。

「くはぁ

 はぁはぁ

 あぁ、

 女のマンコにぶちこめてぇ」

肩で息をしながら女子生徒はそう呟き、

フラリと立ち上がると自分の獲物を求めて校内に出て行った。

そして、それから数時間後…

「いやぁぁぁ!!

 こないでぇ!!」

この学園で最後の女子生徒が

ペニスを生やし男性化してしまった元・女子生徒達に取り囲まれ

そして悲鳴をあげながら消えていった。

とある島に建つ全寮制の女子高・××女学園…

しかし、周囲が校内の異変に気づいて島を閉鎖したときには

その島から女子生徒…いや女性の姿は消えていたのであった。



おわり