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ロジャーM.T.さんのロジャーテイラー再現キット。写真送信有難うございます。
Roger M.T.'s kit which are assembled to made it resemble as Roger Taylor's 1981 kit.
以下説明はご好意によりロジャーM.T.さんより送って頂いたものをそのまま使用しています。

1981年 The Game Tour,およびDVD Queen Rock In Montreal使用キット(Another One Bites The Dust PV 使用キット)
26X16 Bass Drum
12X8 Concert Tom (オリジナルはRogers Big R Tom Holder/stand使用)
13X12 Double Head Power Tom
14X14 Double Head Power Tom  この2つはRock In Motreal DVDのみボトムヘッドがくりぬかれている。収録された2晩のみこの様に加工されており、「きわめてまれな選択だった」とは本人談。
16X16 Floor Tom
18X16 Floor Tom
それぞれシーム部にリベットのある仕様。
ヘッドは12,13,14のTomがLudwig Rockes Medium(両面),Floor Tomは打面Heavy 裏面Medium。
Rockersのヘッドは廃版のため、現行Ludwigを選択
Tomホルダーは音響・強度の観点からPearl I.S.S.(concert tom)、Pearl OptimountをそれぞれModifyして装着。
 
シンバルスタンドは本来Atlasのブームタイプだが、角度調整機能が強化された1982年Hot Space Tourから使用されているHercules Boom Standを選択。
 
本来Electric DrumはPollard Syndrum Quad 478だが、1982年から使用されたSimmonsを選択。
流通数がかなり少ないPollardはレアだが、発見次第入れ替え予定。
Remo Roto Tom 14"&16" はSilver Dotヘッドを選択。これは本人が2006年のQ+PRツアーからRemo CSヘッドを選択しているため、より高音の際立つSilver Dotを使用。 当時の使用ヘッドはRemo Corted Ambassador
オリジナルキットと同様にストレートシンバルスタンド2本を立て、バーを橋渡しした上に設置。(オリジナルは
Herculesストレートシンバルスタンドをカットして高さを低くしてある)
製品としてラインナップされたものを使った設置方式ではない。
Roto Tomの中心シャフト、および設置方式は年代によって3種類存在する。
1)初期 全ねじのシャフトがRoto Tomを貫通し、半円にカットされた部分を設置用バーに貫通させ、ロックナットでしめる
2)中期 ブロック型のアダプターを用いて、全ねじのシャフトをロックする 設置用水平バー廃止 シャフトのロックはテンションボルト形状 
3)後期から現在
a. 全ねじは半円形状を廃止、ねじのボトムに■のアングル固定用部分ができ、シャフトにはあらかじめ固定用ハンドルがついていてこれをRoto Tom Adaptorにしめこんで固定する。Roto Tom Adaptorはパイプ形状のさまざまなTom Holderに固定
b.  水平の設置用バーが復活。但し穴はなく全体が凹の形状。 凹部に直接Roto Tomをスライドしてシャフトを通し、シャフトのハンドルでしめこんで固定
 
3)-a の方式を採用。
Cymbals
15" Zildjian New Beat Hihat
18" Paiste 2002 Medium
20" Paiste 2002 Medium (A.Zildjian Crash 18"の場合もあり)
20" Paiste 2002 Medium Thin Crash (2002 Crash 20" の場合も、A. Zildjian Crash 18" の場合もあり)
22" A.Zildjian Medium Ride
22" Wuhan China
22" A.Zildjian Medium Swish (ウルトラレアなシンバルです)
6"  Paiste 2002 Accent
 
会場によってクラッシュ系シンバルのセッティングは任意に変わるようですが、もっとも一般的なセッティングで行いました。
Paiste 2002は当時は赤い大きなロゴではなく、中心部に小さく黒文字で入っているものです。
 
Rogers Supreme HiHat Stand
drop off crutchはThe Game Tourでも初期のころ使用、後期は標準クラッチに戻っています。
Roger M.T.さんより詳細な解説を頂きました。

Roger Taylorはかなり長くSpeed Kingを使っていました。 
ビーターはDanmerのスクエアビーター(写真)です。
アップになっている映像もありますし、最近のQ+PRツアーでは最新のLudwigツインペダルに両方ともこれを装着しています。
 
Speed KingのRocket Camとは・・・ こちらをご覧ください。私のレポートです。
 
形こそ同じでも、現行品とヴィンテージ品では内部構造が異なっています。
このヴィンテージパーツを用いて「見た目は現行、中身がVintage」を作ってみました。

 
某オークションでSpeedKingを買ったものの、「動きが変だな」と思い分解するとPlunger というカムに当たる部分が破損しておりました。
そこでいろいろ調べるうちにこのカムに出会ったというわけです。
 
しかし残念ながら演奏中にフレームが開いてしまってどちらのカムを使ってもPlungerおよび内部のベアリング中心部から脱落してしまうようになってしまい、今はCamco P-120初期型にDanmerのロングビーターで打ち鳴らしています。 このペダルはRoger Taylorが使っているという「噂」はあるものの、明確な情報はありません。
 
ハイハットスタンドについては間違いなくRogersのSupreme (通称BigR フットボードにRの文字)です。
Play The Game、Another One Bites The DustのPVでははっきり見えます。他のライブビデオでもシャフトの質感、クラッチ形状、足からRogersのハイハットスタンドとわかります。 すべてがLudwigなのにHihat StandはRogersを選択(時期によってはタムホルダーもRogersですが) しているのは、Roger Taylorが自ら「もっとも好きで、偉大なドラマー」としてあげるJohn Bonhamを崇拝しているからかもしれません。