例年通り、夏休みは佐渡島で過ごした。今年は家内の父の不幸があり、納骨 と新盆のためにそうそう釣りばかりはやってられない。家内の妹の亭主も釣り 好きで、多忙な女房達の許しを得て、二人で投げ釣りに行って来た。 ポイントは、彼、板井さんが持ってきた釣り雑誌の切り抜きによると、佐渡 島の北に位置する関港。 記事には「20cm級のキスが群れて泳いでいるのが見える。」とある。話 半分としても期待をしてしまう。 毎年、本町商店街の「近藤スポーツ」でエサのアオイソメや仕掛けを買って いたが、寂しいことに今年は店をたたんでいた。R350沿いにそこそこの規 模の釣具店があるというので、車でひとっ走り行ってみた。規模的には我が家 の近所の「上州屋」並みで、渓流・磯・沖となんでも揃っている。この店「本 間釣具店」でジャリメを購入した。 当日は4時起き。まだ暗い道をヘッドライトをつけて、一路北上する。途中 対向車にめったに会わない。相川を過ぎると交差点の信号機もほとんどないた め、1時間ちょっとで関港に到着。堤防の上には誰もいないが、堤防の下の段 では家族連れがコアジを釣っている。近くの磯からも数名がサオを出している。 メジナかクロダイ狙いか? 我々しか上がっていない広い堤防から、堤防の延長線上に向かって仕掛けを 投げる。雑誌の情報では沖方向には根があるとのこと。 コアジを釣っている家族連れから「キャーッ! また釣れたー。」と嬌声が 上がる。ところがこっちには、いくらさびいてもキスのアタリはこない。1時 間ほどねっばたが、メゴチとベラが数尾釣れただけ。6時過ぎると、気温も高 くなってきたので、ここをあきらめて場所を変えることにした。 あの雑誌の記事には、風が出たときには「関港」での釣りがお勧めとあり、 風がなければ、「関港」のちょっと北よりの「五十浦」や「岩谷口」の方が好 ポイントらしい。 ほんの5分ほど走って、「岩谷口」に着いた。ここは砂浜の海岸線が長く、 海水浴場になっているらしく、駐車場やトイレも整備されている。まだ時間が早いためか、広い海岸線には数人の人影が確認できる程度で、釣 り人は、ヒラメ狙いかキャスティングを繰り返している人が一人と、遠目に投 げ釣りらしい人影が一人見えるだけである。 冷えたコーラを一口飲んで、気分一新、沖合へと投げ込む。先に投げ込んだ 板井さんに早くもアタリが来たらしく、ゆっくりとリールを巻いている。何と 3本針の仕掛けに3尾のシロギスが付いている。ここで記念撮影。
60mほど沖合からさびいていた私にも、待望の「プルプルッ!」という明 確なアタリがきた。複数を狙ってゆっくりと、そのままさびき、何回かアタリ を感じて、期待したがキスと、デキアイナメが掛かっていた。沖根があるらし い。 投げればかならずアタリがあり、2〜3尾かかることもあるが、全体的に型 は小さい。それでも板井氏は22cmのキスを上げ、沖根の近くなど、ポイン トが絞られれば大型も期待できそうである。 1時間程で30尾ほど上がったところで、止めることにした。 上がる直前、板井さんが使っていた中通しの投げサオを使わしてもらった。 軽くて投げやすい。道糸は新素材で、誘導式のテンビンを使用しているのでア タリがサオにビンビン伝わる。アタリの感度が良すぎて、上がってきた魚が小 さいことに首をひねってしまうほど。
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