(13)沖縄戦〜大和特攻

水上特攻作戦に目的はあったのか?

兵力 経過 結果
 昭和20年(1945年)3月25日、アメリカ軍は沖縄の慶良間列島に上陸を開始、4月1日には沖縄本島にも上陸。予想と違う場所からの上陸だった為に、次々と敗退し、内陸でも反抗しかなくなってしまった。その中の4月6日、不沈戦艦大和を中心とした第二艦隊が編成され、沖縄に救援に向かう事になった。が、既に沖縄周辺の制空権は日本にはなく、米空母部隊がうろうろしていた状況では救援は完全に無理である。では何故この無理な作戦が実施される事になったのであろうか?
(13−1)理由
 この菊水作戦は「一億の総特攻の先駆け」として、水上特攻を目的としたとされるが、本当にそうなのであろうか?。神風特攻隊もかなり無理があると思うが、特攻する事によって米英艦隊に被害を与える事が期待できるが、この菊水作戦に関しては、大和が米英艦隊に特攻する事など無理で、明らかに自殺行為であるばかりではなく、戦果も全く期待できない。しかもムダに石油や弾薬を消費する事になり、それでなくても物資が不足している状況下ではまったくムダな作戦である。沖縄戦の時に海軍は何もしてないので、仕方なくこの作戦を実施したとの意見もあるようだが、確かに連合艦隊は何もしてないが、特攻隊は海軍で組織されているものなのである。もちろん陸軍も特攻隊はあったが、陸軍の戦闘機は海上で使い物にならず、戦力(もちろん特攻としての)にはならないので、主に輸送船団専門も特攻隊であった。従って米軍艦に特攻しているのは海軍で、何もしていない訳ではないのである。従って、このムダな浪費としか思えない作戦を実施した理由は、他にあるはずなのである。
(13−2)真っ赤なウソ
 「宇宙戦艦ヤマト」での「戦艦大和」では、燃料は片道分、しかも航空機により援護もなく、ただひたすら死にに行く状況を良く表現している。その他の映画やテレビでも、この状況はほとんど変わらない。ひたすら時代の犠牲者として描かれている。が、これは真っ赤なウソで、燃料は沖縄と本土間を往復して余りあるだけの量を積んでいて、航空機も数は少ないが、途中までは援護していた。が、航続距離の関係で本土に引き返した所で米戦闘機による攻撃が始まったのである。しかも、沖縄に着いてからの金や食料、そして弾薬まで積んでいたとの記録まである。つまり、この菊水作戦は「特攻」と言う綺麗な言葉で表現される作戦などではなく、具体的に沖縄に上陸する作戦だったのである。しかし、あの状況下で沖縄まで到着できるとは考えにくい。いくら馬鹿な日本海軍首脳とはいえ、そこまで甘い考え方はなかったと思うが、果たしてそうだろうか?。