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鳥の雌雄を知ることは、飼育していく上で、また生殖器系疾患の徴候の判断、繁殖を行うのに重要である。しかし鳥種によって判別の仕方が異なり、また年齢や飼育環境、季節、病気(生殖器系疾患、腫瘍)等の影響によりかなり判断に苦しむ事もあり、鳥医と言えど全て判るわけではない。ここでは雌雄の特徴が明確な種類、外観ではわからない種類、それぞれの鑑別の仕方について解説する。
1、雌雄の特徴が明確な種類の鑑別法

幼鳥♂ 幼鳥♀

若鳥♂ 若鳥♀

成鳥♂(オパーリン) 成鳥♂(ハルクイン) 成鳥♂(パイド×ハルクイン)

成鳥♀ 成鳥♀

オカメインコ♂(ノーマル) オカメインコ♀(ノーマル)

モモイロインコ♂ モモイロインコ♀

ブンチョウ♂ ブンチョウ♀
2、外観で雌雄判別が出来ない、または難しい種類の鑑別法
卵を産めば確実に雌であると判断することができるが、ボウシインコ類、コンゴウインコ類、ヨウム、ロリキート類、メキシコインコ類、キュウカンチョウなどのように雌雄の肉眼的特徴を欠き、外観で雌雄判別が出来ない、または難しい種類においては次のような方法で鑑別を試みる。
♂:発情吐出や交尾行動をする。特徴的なさえずり、鳴き方をする。
♀:交尾姿勢をとる。何かに潜ったり、入りたがる。紙などを裂いて運ぶ。
♂:ディスプレイ行動(腹部羽毛を膨らませ、ぐずりながら飛び跳ねる)。特徴的なさえずり、鳴き方をする。
♀:交尾姿勢をとる。
全鳥種共通であるが、雄は竜骨端と恥骨の間が狭く、雌は卵を持つため竜骨端と恥骨の間が広い。しかし個体差による違いがあるため、あくまで目安にしかならない。
3、DNA鑑定
これは鳥から微量の血液または羽根をDNA(遺伝子)検査することで、雌雄を鑑別する方法である。年齢に関係なく鑑別可能で、成鳥にならなければ雌雄判別できない鳥種でも幼鳥、若鳥のうちから判別が可能である。精度は99.9%である。国内で検査が可能である。ダチョウやエミューなどの走鳥類以外の鳥であれば、検査可能である。
鳥の健康診断と検査の項参照
4、レントゲン撮影による鑑別法
性成熟した鳥では、レントゲンにより精巣か卵巣が確認できれば、鑑別可能である。ただし発情が休止中であったり、脂肪が多くはっきりと生殖器が写らない場合は、鑑別できない。
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