飼鳥の雌雄鑑別.jpg (13820 バイト)

波線.gif (6096 バイト)

SEXING

 鳥の雌雄を知ることは、飼育していく上で、また生殖器系疾患の徴候の判断、繁殖を行うのに重要である。しかし鳥種によって判別の仕方が異なり、また年齢や飼育環境、季節、病気(生殖器系疾患、腫瘍)等の影響によりかなり判断に苦しむ事もあり、鳥医と言えど全て判るわけではない。ここでは雌雄の特徴が明確な種類、外観ではわからない種類、それぞれの鑑別の仕方について解説する。

1、雌雄の特徴が明確な種類の鑑別法

               wpeB.jpg (2455 バイト)           wpeC.jpg (2938 バイト)

                     モモイロインコ♂                   モモイロインコ♀

 

2、外観で雌雄判別が出来ない、または難しい種類の鑑別法

 卵を産めば確実に雌であると判断することができるが、ボウシインコ類、コンゴウインコ類、ヨウム、ロリキート類、メキシコインコ類、キュウカンチョウなどのように雌雄の肉眼的特徴を欠き、外観で雌雄判別が出来ない、または難しい種類においては次のような方法で鑑別を試みる。

  1. オウム目

♂:発情吐出や交尾行動をする。特徴的なさえずり、鳴き方をする。

♀:交尾姿勢をとる。何かに潜ったり、入りたがる。紙などを裂いて運ぶ。

  1. スズメ目(フィンチ類)

♂:ディスプレイ行動(腹部羽毛を膨らませ、ぐずりながら飛び跳ねる)。特徴的なさえずり、鳴き方をする。

♀:交尾姿勢をとる。

 全鳥種共通であるが、雄は竜骨端と恥骨の間が狭く、雌は卵を持つため竜骨端と恥骨の間が広い。しかし個体差による違いがあるため、あくまで目安にしかならない。

3、DNA鑑定

 これは鳥から微量の血液または羽根をDNA(遺伝子)検査することで、雌雄を鑑別する方法である。年齢に関係なく鑑別可能で、成鳥にならなければ雌雄判別できない鳥種でも幼鳥、若鳥のうちから判別が可能である。精度は99.9%である。国内で検査が可能である。ダチョウやエミューなどの走鳥類以外の鳥であれば、検査可能である。

 鳥の健康診断と検査の項参照

4、レントゲン撮影による鑑別法

 性成熟した鳥では、レントゲンにより精巣か卵巣が確認できれば、鑑別可能である。ただし発情が休止中であったり、脂肪が多くはっきりと生殖器が写らない場合は、鑑別できない。

 

 

波線.gif (6096 バイト)

救急車@.jpg (1144 バイト)             瓶(HOME).gif (4463 バイト)      瓶(INDEX).jpg (1954 バイト)             救急車.jpg (1144 バイト)