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NUTRITION
現在日本においてインコ・オウム類、フィンチ類飼鳥の飼育に用いられている餌は、それまで長い歴史があったにもかかわらず、ほとんど修正がなされていない。すなわち科学的な根拠がほとんどないまま、経験的慣習的というものだけで現在に至っている。ここに大きな問題がある。単純に考えても野生において、一年中同じ種を食べている鳥はどこを探しても見あたらない。大切なことは、食べるものや好きなものを与えるのではなく、栄養的に必要なものを与えるということである。
また最近では人工着色料を添加して、美感ばかりを追求し、成分表示さえも記載されていない物などが増え、改善どころか悪化の傾向にあるように思われる。それを反映してか現在日本で飼鳥の疾病で最も多いのが未だ栄養失調と、これが基礎となった内科疾患である。つまり鳥を病気にしている一番の原因は餌にあると言っても過言ではない。ここではまず現在飼鳥が食べている餌(種)はどの位の栄養を提供しているのか、そしてこれを近年発表された飼鳥の飼料標準と比較し、その問題点を上げて解説する。なお、ここでは主にインコ・オウム類、フィンチ類の成鳥の餌について解説している。雛鳥の餌に関しては、手乗り鳥の上手な選び方、育て方を参照して頂きたい。
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