「29期生こそ、みんなで育てよう」  (2006/1/19up)

 今年4月から29期生が1級車に乗り換わります。このところ、1級車での練習も始まりました。
 それ以降、川口の4人の29期生も成績が安定してきました。これは、どの期の新人にも言えることで、ほっとしています。
 
 問題は1級車に乗り換わった後です。例年ですと、ハンデが一気に重くなる傾向があります。当然、2級車のハンデ位置なら、
勝てるケースも多いでしょう。しかし、1勝や2勝しただけで、ハンデを重くするのではなく、勝ったり負けたり、または逃げたり追
い込んだりと、いろいろな経験をさせてみるのも大事なことです。もちろん、ずっとそのままのハンデで据え置くわけではなく、臨
機応変に対応してもらいたいと思います。

 山田達也や大木などのように、1節や2節で全国最重ハン昇格などということがあってはなりません。山田達也は一年近く掛
かり成長しましたが、大木に至ってはまだ1級車で優勝できません。

 最低限、1級車で初優勝するまでは、最重ハン昇格は絶対あってはならないと思います。また、全然勝てないようなときなど
は、思い切ってハンデを軽くし、本人が自信喪失などということにならないような配慮も必要です。

 どうしても川口の新人は、いきなりハンデが重くなり、全国に先駆けてハンデが出世してしまいますので、ファンのみなさんは
大きな期待を持ってしまいます。そして、後からゆっくり出世してくる他場の同期生に追い越されてゆく場面を、私たちは何回見
たことか、こんなことを絶対繰り返してはなりません。

 鳴り物入りでデビューした青木、最優秀新人賞をした高橋義弘は勿論のこと、吉田祐也や高塚もこれからが勝負処です。
私たち川口オートのファンの夢を背負ってがんばってください。また私たちファンも、温かく見守ると同時に、新人殺しのハンデ
が再び行われないよう注意して、厳しく見ていてください。