川口オートふぁん          Blog Page


「勝ちパターンの不足」 ( 2006/7/3up )

 
 今回の話題は各選手の勝ちパターン、つまり得意の勝ち方についてのお話です。
 この展開にはまると持ち味が出るといった勝ちパターンは、本来その選手の決め手として車券戦術にとても大切です。
 例えば、速攻が勝ちパターンと言えば佐藤裕二が思い付くでしょう。また吉田幸司も速攻以外狙えないくらいの持ち味です。
 また分かりやすい選手として森且行もその代表例でしょう。森の勝ちパターンは同ハンの並びから先行して、序盤の早い周回
で抜け出せる勝ちパターンです。逆に言えば、先行できないときや序盤の攻めが決まらなかったときの脆さもあります。
 川口オートでは軽ハン組にはそれぞれ持ち味を持った選手が見られますが、重ハンの選手にはその決め手、勝ちパターンの
不足が目に付きます。
 現在の若井にも同じことが言えます。スタートは決して遅い方ではありませんが、全国レベルでは平凡の評価。逃げのスピード
はなく、唯一評価できた捌きも下降線。この状態では全国レベルは勿論、川口同士でも絶対的な強さが発揮できていません。
 また一番の特徴は、逃げ選手の不在。今、川口オートで逃げのスペシャリストとして思い付く選手は皆無です。強いてあげれば、
29期生くらいで、逃げだけなら頑張れそうと言う選手はなかなかいません。近況頑張っているのは高橋祐一や塚本でしょうか。
 影山や浅野は絶対上位戦で勝てることはありませんが、自分が最重ハンなら6周かけて7車抜きの勝負にはなりそうです。
 山田達也も試走が出れば実力発揮となりますが、その試走が安定しない点が欠点となるでしょう。
 では深谷や加賀谷といった最重ハン組の勝ちパターンは何なのでしょうか。今のハンデでは当然逃げる展開にはならず、
たとえ単独の最重ハンのレースで絶対的な捌きは期待できません。
 阿部剛士や谷島、山際なども内容のあるレースをここしばらく見た記憶がありません。
 こういった各選手の決定力不足は致命的です。深谷や加賀谷は逃げたら持ち味が出る可能性を秘めていると思いますが、
高橋貢や田中茂と同ハンでは逃げるチャンスは生まれません。
 やはり川口の選手は、実力以上にハンデが重いのは確実です。成績の上がらない選手に対しては、もっと柔軟にハンデを考慮
すべきです。新ランク移行以後、結局ハンデが変わることもなく、川口オートは平然と番組を作っています。その結果として、
まがたま杯では片岡の10m後ろに増田がいたり、今の浜松で活躍している日室、今年当地川口でも優勝していますが、その日室
より10m後ろに谷島や阿部剛士、増田や山際、門伝、絶対勝てない選手が大量に存在する現実を怖ろしいとは思いませんか。
 最後に、この選手にはこの勝ちパターンがあるといった皆さんの考えがあったら掲示板にでも書き込んでみてください。