要 望 書 − 川口オート所属選手のハンデについて

             川口オートを応援するファンとして以下の内容を要望します。
 
           @勝てない川口選手のハンデについて
              全国で一番の売り上げと入場者数を誇る川口オート、しかしその所属選手の弱いこと、勝てないことには失望します。
              オートレースは特にホームグランド制をとっている以上、ファンとしてはやはり地元贔屓の感情は捨て切れません。
              大事なお金を賭けている車券戦術にも、少なからずそういった感情が加味されることも否めません。
              そして誰もが川口オートの選手が弱いことを、地元川口のファンだけでなく全国のファンが認めていることも事実です。
              やはり地元の選手の活躍やスター選手の登場が川口オートを盛り上げ、川口オートの盛り上がりが結果としてオートレ
             ース全体に少なからず良い傾向をもたらすことができると考えています。
              しかし現状を見てみると、全国で一番弱いと思われている川口オートの選手のハンデが極めて重いことに気付きます。
              このハンデの是正が行われないかぎり、川口オート所属選手の復権はありえません。


           A数字に見るハンデの実情
              最もわかりやすい実例を示すと、いわゆる全国最重ハンに並ぶ選手の人数が顕著です。
              以下に示す表は平成18年7月末現在のハンデにおいて、全国最重ハンに置かれた選手の数です。
        

   船 橋 川 口 伊勢崎 浜 松 飯 塚 山 陽
最重ハン選手 22 18 8 10 17 14
S級最重ハン 13 6 6 8 14 13
A級最重ハン 9 12 2 2 3 1

                                             ※川口のA級には青木治親のB級を含む
 
              上記の表でわかるとおり弱いと言われ続けてきた川口オートの選手はハンデで見るかぎり、船橋に続いて全国第2位です。
              あの若手台頭で最強、そして層が厚いといわれる飯塚オートをも上回っています。川口オートの層の厚さは飯塚オート以上
             です。伊勢崎や浜松の倍に匹敵する実数です。
              ではこの数字が実情に即しているかというと考える余地も与えません。川口の選手が勝てないのも当然です。
              特に問題なのはA級の選手の数です。全国ランクが適用され、その上ハンデの明確化が宣言された現在、賛否は別として
             S級選手の最重ハン化は既成の事実です。しかし、直近とは言えないものの、審査機関に成績が振るわず結果としてA級に
             とどまった選手の最重ハンは川口オートが圧倒的多数です。弱い上に勝てない選手が依然最重ハンで戦っているのですから、
             勝てない状況はいつまでたっても是正されません。
              そしてその勝てない最重ハンを基準にハンデを作っているかぎり、下位の選手にも影響が出てきます。
              そのハンデのずれが他地区の選手との実力差を生み、結果として現れています。


            B遠征選手のハンデ
              ここでは7月最終節の例にとって考えていきます。
              田中泰彦選手と松村真選手が優出しましたが、この両選手とも初日のハンデ、つまり地元のハンデは優勝戦の10m前でし
             た。このハンデが地元や全国で適正だとすると、この選手に勝てない川口の選手を軽くしないかぎり、他地区で川口の選手
             が戦える可能性はありません。遠征選手のハンデを重くするのは緊急措置としても、地元選手のハンデを変えないかぎり、
             何の問題解決には至りません。
              今年2月に当地で優勝した畦坪選手、優勝戦のハンデは丸山選手や松尾選手の10m後ろのハンデでした。しかし成績が悪
             かったのか、今回は松尾選手と同ハン、丸山選手の10m前で参戦です。選手にも好、不調は必ずあります。その直近の成績
             を加味し、柔軟なハンデ評価をすることは大変重要なことです。このハンデに対する柔軟さは、他地区に比べ川口オートでは
             著しく劣っていると考えます。
             
 
            C川口オートの現状
              この4月より、川口の多くのS級選手がA級にランクダウンしました。これは成績が落ちた証拠であり、現状の状態を示してい
             るはずです。にもかかわらず、残念ながら当地川口ではランクダウンに合わせてハンデが軽減された最重ハン選手は一人も
             いませんでした。
              山陽では実績のある池浦選手、飯塚では若手の井村選手や桜木選手など、それぞれ名前の通った選手でさえハンデに変
             動がありました。船橋の佐久間選手や花沢選手などもその一例です。
              川口ではどうか、川口オートで一番ランクが下で最重ハンを維持しているのは加賀谷選手です。加賀谷選手のランクはA級
             135位となっています。順位だけで数えると全体の上から195番目です。昨年のまがたま杯優勝以来、これと言った活躍もなく、
             苦しい状態の連続です。この開催では毎日1着の配当が10万円以上でした。この状態を平然と続けていることに大きな問題が
             あります。
              他地区ではどんどんハンデが変化しています。その時々の調子や成績、それらを十分考慮したハンデ作り、番組編成に期待
             しています。
              川口の選手が弱くて勝てないことは誰でも知っている事実なのですから、少しくらいハンデが軽くなっても誰にも異存はない
             はずですし、全国のオートレースの売り上げに最高に貢献しているのが川口オートです、遠慮の余地はありません。
              残念ながら、少しくらいハンデを軽くしても、川口の選手が全国で勝ち過ぎるとは思えないのが残念です。
              もちろん、ハンデ軽化によって優勝するなど大きな結果を出した場合には、ハンデの重化は当然です。
              そういった番組編成やハンデに対する柔軟性を求めています。
 
 
              やはりオートレースを見ていて、自分ホームグランドの所属選手が活躍するのは嬉しいものです。
              全国のオートレースを引っ張る立場の川口オートが盛り上がるためにも、一刻も早いハンデ改革を強く要望します。