マリア様をよく知り愛しましょう

顧問司祭である 愛と光の家 ケヌエル神父様の講話

第2話 私たちの母、保護者であるマリア

 ゴッビ神父様(司祭のマリア運動の創立者)は、ヨハネ・パウロ二世はマリア様から選ばれた教皇様ですとおっしゃっています。だから教皇様はあのように見事に聖母マリアについてお話になるのです。

 教皇様は私たちに、「マリアはキリスト教の歴史において最初から、イエスにとっても教会にとっても、母としてまた保護者としての存在としてあらわれました」とおっしゃっています。

 子供の将来、家庭の平和、世界の平和などを心配して、マリア様に委ねてきた幾世代もの両親たちのことを考えながら、教皇様のこのお言葉をじっくり味わうと、簡単と感謝の念でいっぱいになります。

 マリア様に身体の癒しと心の慰めのために取り次ぎを請い願った病人の数を誰が数えることができるでしょうか。そして私たち自身も天のおん母に自分の家族のため、自分自身のため、また私たちの祈りを求める人たちのために何度となく切に御取り次ぎを願い求めたのではないでしょうか。

 多くの信者がロザリオの祈りやマリア様におん母としての仲介をお願いすることをしなくなった今日、目には見えないけれど確かにいらっしゃるマリア様の母としての存在をどんなときにも思い出すのはとてもよいことです。

 主は使徒たちにご自分の再臨までいつも私たちと共にいることを約束してくださいました。そのことは、ご自分の息子と離れることのないイエスの母であり、私たちの母でいらっしゃるマリア様も同様に私たちのうちにいつも現存していらっしゃるということを意味しています。

“元后あわれみの母(Salve Regina)、われらのいのち、よろこび、希望・・・”

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