あ行
アースノイド [earth noid]
地球生まれ、地球育ちの人間のこと。
アイランド[island]
スペースコロニーのシリンダー一基を指す言葉。正式にはスペースアイランド。
コロニー一基を1バンチと呼び、30から40のバンチが集まって、サイドという一個のコロニー群となる。
アラート勤務 [alert hours]
MSパイロットが緊急発進に即座に対応できるように待機している状態。
アンノウン [unknouwn]
所属又は正体が不明である機体のこと。だが戦闘空域においては、敵味方識別信号を発していないものは即座に敵と見なされ、攻撃される。
ウィッシュボーン [wishbone]
MSの戦闘フォーメーションの一つ。その名通り、鳥の鎖骨の形状を思わせる展開をする。
ただし、この呼び名は正式なものではなく、各部隊によって使用される通称である。
宇宙漂流 [space banishment]
ザンスカール帝国軍ベスパ内で行われる刑罰の一つ。通常は軍事法定によって裁定される。
量刑にもよるが、普通この刑を受けたものは、一週間分の食料と酸素ボンベを背負わされ、地球の周回軌道に向けて艦艇のミサイル発射口から射出される。生きて救助されれば、無罪放免となる
が、一週間と持つケースは無く、2〜3日で発狂するか自殺するというのがほとんどだという。そのため、自害用のナイフまで携帯させていた。
送り狼 [A Demon Chaperon]
ヒットアンドアウェイ攻撃を仕掛けてきた敵機に対して出撃させる追撃機を現す隠語。
オールレンジ攻撃 [all-range attack]
複数の砲台等を機動・制御を行いながら四方八方から複数攻撃を行うこと。
サイコミュの誕生により「人→機械」の単位時間あたりの情報伝達量が飛躍的に高まり、それまでは不可能だった複雑な動きが可能となり、一人で複数の砲台をコントロールできるようになったため実現された。
か行
強化人間 [fortifyction human]
薬物投与やサブリミナル効果、強迫観念などで精神や反射能力を強化、鋭敏化させ、人工的にニュータイプ能力を付与された人間のこと。
戦争体験により、心に癒され難い傷を負わされた戦災孤児を中心として審査にかけ、そのストレスやトラウマによってニュータイプ的能力を有する人材を発掘し、身体生理機能や深層心理に干渉することで「強化人間」を生み出し、ニュータイプ兵器のパイロットとして利用しようというのが本当の目的であった。
確かに純粋なニュータイプとほとんど変わらない能力を持たせることには成功したが、過度に強化された者は精神的に障害を受けることが多かった。極端な燥鬱や情緒不安定等、パイロットとしての適性そのものに支障をきたすことが度々発生した。
加えて、敵対勢力のニュータイプと戦闘中であるにもかかわらず、意思を交感してしまうということも起こり、徐々に実験は縮小された。
ブーステッド・マンと呼ぶ者もいる。
強制開放 [compulsory open]
MSの機体外部からの操作により、各部メンテナンスハッチを開けること。パイロットがコクピットから自力ででられなくなった場合にも行われる。
国際法 [The Lows of The International]
NBC兵器の使用禁止等を含む無差別投入兵器や核兵器の規制、捕虜の待遇、宣戦布告の形式、降伏調印の様式等、戦場における危機回避や、無秩序に戦火が拡大するのを抑止するために全地球規模で交わされた盟約。
コスモ貴族主義 [cosmo aristocrat cause]
クロスボーンバンガードの総帥マイッツァー=ロナが提唱した、宇宙に暮らす人民を優れた上流階級の人間、つまり貴族が統一し、理想の世界である「コスモバビロニア」に導こうとする思想のこと。
また、貴族は単なる支配者階級ではなく、社会を守る戦士であるという考え方で、そこから生まれたのがクロスボーンバンガードである。
コスモバビロニア [cosmo vabilonia]
コスモ貴族主義が目指す理想郷。クロスボーンバンガードがフロンティアサイドを占拠し、建国を宣言した。
コロニー落とし [colony drop]
ジオン公国軍が行った「ブリティッシュ作戦」の別名。読んで字の如く、コロニーを地球、または月に落下させること。
他に、デラーズフリートが行った「星の屑」作戦や、ハマーンのネオジオンがダブリンに落下させたその名も「コロニー落とし」作戦などがある。
巨大なコロニーの落下は、天変地異を惹起し、後の地球環境を激変させる。
シャア=アズナブルもアクシズを地球に落下させようとするなど、ジオン系の人間はコロニーや大質量の隕石などを地球に落とすのが好きなのかもしれない。
コンパス [compass]
羅針儀のこと。電磁波等を感知することにより、方位、進路を測定する器械。
さ行
サイキッカー [psychicer]
超能力者のこと。
エンジェルハイロゥには数万にのぼる超能力者が収容されたが、どのような能力をもって超能力者としたのかは不明。
受閲艦艇 [warship in orbital fleet view]
観艦式において観閲を受ける側の艦艇のこと。
観艦式は普通、観閲部隊(観閲する側と付属部隊)と受閲部隊で構成される。
ジン=ジャハナム [Jin Jahannam]
リガミリティアの指導者とされている人物の名称だが、この名を持つ者は複数存在し、本物が誰であるかは不明である。いや、本物がいたのかさえ謎である。
ウッソ=エヴィンの父ハンゲルグ=エヴィンも、その一人だった。
スペースコロニー [space colony]
地球上のエネルギー資源の枯渇、環境、人工問題等を解決するため、人類の宇宙移民を目的に建造された人工天体。
最もベーシックなコロニーはアイランド3と呼ばれるタイプで、半径3.2q、全長32.2qの円筒形をしたもので、ミラー部分を開閉することで昼夜を作り出している。開放型とも呼ばれる。
スペースノイド [space noid]
コロニー生まれ、コロニー育ちの人間のこと。
同じ宇宙でも月生まれ、月育ちの人間はルナリアンと呼ばれ、さらに差別されている。
戦時階級 [special class in wartime]
戦時において、部隊の行動に支障を来さないために、現場指揮官の特権と判断により特別に与えられる階級のこと。
た行
特権階級 [privilege class]
地球に残ることを許された人々のこと。
トレンド [trend]
流れ弾のこと。主に宇宙戦艦クラスの発射するものを言う。
な行
南極条約 [the Antarctic treaty]
戦争による人類の絶滅を防ぐために核兵器、化学兵器、生物兵器などの大規模殺戮兵器の使用禁止や捕虜の待遇等に関して定められ、連邦軍とジオン公国軍の間で交わされた国際条約。
一年戦争以後も国際法として継続されている。南極で結ばれたことからこう呼ばれる。
ニュータイプ [New Type]
一年戦争当時、人の革新、宇宙時代に適応し進化した人間として考えられ、ジオン公国が提唱した概念。または、それに類する能力を持つ人間のこと。
戦争が拡大すると、兵器を効率良く運用できる人間という解釈が拡がり、道具的な扱いをされるようになった。その考えが、人工ニュータイプである「強化人間」を生み、多くの悲劇を起こしてしまった。
U.C.0123年頃になると、ほとんど死語となってしまい、パイロット特性の高い人間であるという程度の認識しかされなくなった。
一説によると、ジオン=ズム=ダイクンが最初のニュータイプではないかと言われている。
ニンジン [carrot]
RX-78GP01のパイロット、コウ=ウラキ少尉が食べられないもの。共にアルビオンに乗艦していたアナハイムエレクトロニクスのエンジニア、ニナ=パープルトンに大人であることを示そうと必死に食べようと努力する。
しかし、当然ながら、これが食べられたからといって大人の証にならない。
は行
バッタ [grasshopper]
デラーズフリートのシーマ=ガラハウ中佐が、バッタの如く跳ね回るように飛行するRX-78GP01-Fbを見てつけたあだ名。
バルフィッシュ [Walfisch]
デラーズフリートのアナベル=ガトー少佐の作戦コードネーム。
ピケット [picket]
正式名称はピケットライン。防衛ポイントに対して配置される防御ライン。
ら行
ラグランジュポイント [Lagrange point]
宇宙空間で3つの天体が行う運動は大変複雑だが、地球・月系で考えた場合、人工衛星のとりうる軌道のうち、系の内側から見て互いの相対位置が変化しない軌道がある。これを発見者の名前をとって、ラグランジュポイントと呼ぶ。
重力的にも安定しているため、コロニーの建造に適したポイントとされている。
ルナリアン [Runarian]
月面生まれの月面育ちの人間のこと。アースノイド、スペースノイド等も含め、一時期はこうした呼び名で人種差別が流行した。
特に連邦政府は、アースノイド主義で、スペースノイド、ルナリアンを差別する傾向にある。
英数字
107号 [107]
ジオン公国軍のスパイ、ミハル=ラトキエのコードナンバー。
582MHz [582 Mega Hertz]
アナハイムエレクトロニクスの試験機で通常通信に使用されている周波数帯。
F-36J [F-36J]
ホワイトベースにおいて、アムロ=レイが入れられた独房のナンバー。