□□□□□□□□ NO.2 ファイルの取り扱い □□□□□□□□□□ 1.記述内容のご紹介   ・ファイル作成の準備 ………… 2.参照   ・ファイルの作成 ……………… 3.参照   ・ファイルの更新 ……………… 4.参照   ・ファイルの複写 ……………… 5.参照   ・ファイルの移動 ……………… 6.参照   ・ファイルの削除 ……………… 7.参照   ・ファイルの復元 ……………… 8.参照   ・ファイル名の変更 …………… 9.参照   ・ファイルの消失・破損 ……… 10.参照   〔補足〕      上記の『ファイルの複写』以下のファイルを『フォルダ』と読み     替えることにより、フォルダに対して同様の操作が行えます。 2.ファイル作成の準備 (1)ファイルとフォルダ(用語解説)    ・ファイル ……… 利用者がパソコンの使用目的に沿って登録した             情報の集まりで、パソコンのソフトウェアが情報             を取り扱う際の1まとまりでもあります。              次に述べるレコードの集まりと言うことになり             ます。       〔例〕クラスメートの住所録ファイル       〔補足〕          住所録のファイルの場合、全ての人の住所をまとめて1         つの住所録ファイルにするも、『親類』、『友人』、『ク         ラスメート』のようにいくつかのファイルに分けるも利用         者の勝手です(自分が使い易いようにすればよいです)。    ・レコード ……… パソコンのソフトウェアが処理をする際の単位             です。       〔補足〕          前述の住所録のファイルの場合、1人分の住所情報がこ         れに相当します。その住所録ファイルに50人分の住所情報         が入っているのであれば、それぞれがレコードですからレ         コードが50件ということになります。    ・フォルダ ……… ファイルを整理するための入れ物です。多数の             ファイルがむき出しの状態では、数が増えて煩雑             になって取り扱いがとても大変です。              衣類を収納するための整理箪笥と同様です。       〔補足〕          フォルダには、ファイルやフォルダを収容することがで         きます(収容量は、ディスクの容量が上限です)。          フォルダの中にフォルダを作ることで階層化され、多数         のファイルの整理が一段と進みます。 (2)フォルダの作成  【目的】   ファイルや下位のフォルダの収容先を用意することにあり        ます。  【使用ソフト】エクスプローラ  【操作手順】    @ 『エクスプローラ』の実行指示      ※別の文書『パソコンソフトの実行』参照    A 作成場所の指示      これからフォルダを作成しようとする位置(ディスクドライブや     フォルダ)にマウスカーソルをセットして、クリックします。    B フォルダ作成の指示      エクスプローラのコマンドから       『ファイル』→『新規作成』→『フォルダ』     の順に指示を選択します。    C フォルダ名の指示      フォルダのアイコンと共に『新しいフォルダ』という表示がなさ     れるので『BSキー』によりこれを消去します。      次に、キーボードを使用して意図したフォルダ名を入力してリタ     ーンキーを押下します。       〔補足〕          入力したフォルダ名はエクスプローラによりチェックさ         れます。『 / など』フォルダ名として禁止されている文         字があった場合は容認されませんから、文字を変えて再入         力してください。       〔例〕フォルダの作成           │           ├─ドライブ(D)           │  │              ├─フォルダ1              │  │              │  ├──フォルダa              │  │              │  ├──フォルダb              │  │              │  └──フォルダc              │                ├─フォルダ2              │  │              │  ├──フォルダd              │  │              │  └──フォルダe         上記の図で、フォルダ1やフォルダ2は、『ドライブ(D)』を作成場        所として指示したものです。         同様にフォルダaやフォルダb、フォルダcは、フォルダ1を作成場所とし        て指示したものです。    D 『エクスプローラ』の終了指示      ※別の文書『パソコンソフトの実行』参照 3.ファイルの作成  【目的】   利用者の目的に対応したパソコンの使用にあります。  【使用ソフト】利用者の目的に対応したパソコンソフト  【操作手順】    @ 目的に対応したパソコンソフトの実行指示      ※別の文書『パソコンソフトの実行』参照    A 新規作成の指示      実行しているソフトのコマンドから       『ファイル』→『新規作成』     を選択します。    B 各種情報の入力      実行しているソフトに応じた操作(数レコード分反復)。    C ファイル保存の指示      実行しているソフトのコマンドから       『ファイル』→『名前を付けて保存』     を選択し、続いて表示されるウィンドウで命名するファイル名を入     力します。    D 各種情報の入力(残りのレコード分)。      実行しているソフトに応じた操作(残りのレコード数分反復)。    E ファイル保存の指示      実行しているソフトのコマンドから       『ファイル』→『上書き保存』     を選択します(この時点ではファイル名はそのままにしておく)。    F パソコンソフトの終了指示      ※別の文書『パソコンソフトの実行』参照    〔注意〕上記のBで、一気に全レコード分を反復する場合、DやEは       無用です。なお、完了せぬうちにトラブルが発生した場合は、       それまでに入力した全ての情報は保存されません。   【参考】書庫ファイル(「圧縮ファイル」とも言います)     Eメールに添付する場合や記録容量の小さなファイル媒体に大きな    ファイルを記録する際に、ファイル自体を小さくしてしまう技術です。     エクスプローラのウィンドウで、対象とするファイルやフォルダを    右クリックして、『書庫を作成』を選択します。また、その後の取り    扱いを考慮して、『ファイルの種類』には『自己解凍書庫』を指定し    ます。     『自己解凍書庫』をダブルクリックする(これを解凍と言います)    と元の状態のファイルに展開されます。     4.ファイルの更新  【目的】   利用者の目的に対応したパソコンの使用にあります。         ・既存の情報の修正や削除         ・既存のファイルに対する新たな情報(レコード)の追加  【使用ソフト】利用者の目的に対応したパソコンソフト  【操作手順】    @ 目的に対応したパソコンソフトの実行指示      ※別の文書『パソコンソフトの実行』参照    A 対象ファイルの指示      実行しているソフトのコマンドから       『ファイル』→『開く』     を選択し、続いて表示されるウィンドウでこれから扱うファイルを     指示します。    B 各種情報の入力      実行しているソフトに応じた操作(所要レコード分反復)。    C ファイル保存の指示      実行しているソフトのコマンドから       『ファイル』→『上書き保存』     を選択します(この時点ではファイル名はそのままにしておく)。    D パソコンソフトの終了指示      ※別の文書『パソコンソフトの実行』参照 5.ファイルの複写  【目的】   対象とするファイルの複製にあります。         ・同一のファイルを複製して、予備として備える。         ・情報の持ち出しのため、他のファイル媒体に複製する。         ・類似したファイルの作成に、その原形として利用するた          めに複製する。  【使用ソフト】エクスプローラ    @ 『エクスプローラ』の実行指示      ※別の文書『パソコンソフトの実行』参照    A 対象ファイルの指示      これから複製しようとするファイルにマウスカーソルをセットし     て、右クリックします。    B 複製の指示      続いて表示されるコマンドメニューで『コピー』を選択します。    C 複製物の収容先の指示      複製物を収容させるドライブまたはフォルダにマウスカーソルを     セットして、右クリックします。    D 複製実行の指示      続いて表示されるコマンドメニューで『貼り付け』を選択します。    E 『エクスプローラ』の終了指示      ※別の文書『パソコンソフトの実行』参照 6.ファイルの移動  【目的】   対象とするファイルの収容先の変更にあります。         ・フォルダやドライブの内容物の整理  【使用ソフト】エクスプローラ  【操作手順】    @ 『エクスプローラ』の実行指示      ※別の文書『パソコンソフトの実行』参照    A 対象ファイルの指示      これから複製しようとするファイルにマウスカーソルをセットし     て、右クリックします。    B 移動の指示      続いて表示されるコマンドメニューで『切り取り』を選択します。    C 移動先の指示      そのファイルを収容させるドライブまたはフォルダにマウスカー     ソルをセットして、右クリックします。    D 移動実行の指示      続いて表示されるコマンドメニューで『貼り付け』を選択します。    E 『エクスプローラ』の終了指示      ※別の文書『パソコンソフトの実行』参照 7.ファイルの削除  【目的】   対象とするファイルの廃棄にあります。         ・保存の必要がなくなったファイルの廃棄         ・ファイルやフォルダの整理に伴う廃棄         ・重複したファイルの廃棄       〔補足〕          下記の操作手順にて削除したファイルについては、復元         が可能です(『8.ファイルの復元』参照)。          なお、マウスカーソルを『ごみ箱』にセットし、右クリ         ックの後『ごみ箱を空にする』を選択した場合、それ以前         に削除したファイルの復元は不可能です。  【使用ソフト】エクスプローラ  【操作手順】    @ 『エクスプローラ』の実行指示      ※別の文書『パソコンソフトの実行』参照    A 対象ファイルの指示      これから削除しようとするファイルにマウスカーソルをセットし     て、右クリックします。    B 削除実行の指示      続いて表示されるコマンドメニューで『削除』を選択します。    C 『エクスプローラ』の終了指示      ※別の文書『パソコンソフトの実行』参照 8.ファイルの復元  【目的】   誤って削除したファイルを復元することにあります。  【使用ソフト】エクスプローラ  【操作手順】    @ 『エクスプローラ』の実行指示      ※別の文書『パソコンソフトの実行』参照    A 削除済みファイル一覧の表示      マウスカーソルを『ごみ箱』にセットして、クリックします。    B 対象ファイルの指示      これから復元しようとするファイルにマウスカーソルをセットし     て、右クリックします。    C 復元実行の指示      続いて表示されるコマンドメニューで『元に戻す』を選択します。      ※そのファイルが復元される場所は、削除以前に収容されていた       フォルダやドライブです。上記のAの時点で、何処にあったか       確認しておくことが大切です。    D 『エクスプローラ』の終了指示      ※別の文書『パソコンソフトの実行』参照 9.ファイル名の変更  【目的】   対象とするファイルの名前を改めることにあります。         ・つづりを間違えた場合の訂正         ・ファイルの複製や移動に際して、収容先に同一の名前を          持つファイルが既に存在する場合にそれを変更  【使用ソフト】エクスプローラ  【操作手順】    @ 『エクスプローラ』の実行指示      ※別の文書『パソコンソフトの実行』参照    A 対象ファイルの指示      これから名前を変更しようとするファイルにマウスカーソルをセ     ットして、右クリックします。    B ファイル名変更の指示      続いて表示されるコマンドメニューで『名前の変更』を選択しま     す。    C 新たなファイル名の指定      キーボードを使用して、意図したファイル名を入力してリターン     キーを押下します。     〔注意〕対象ファイルの拡張子(ファイル名末尾の 「.×××」        の部分)を変えぬよう注意してください。         バックアップファイル(.bakや.$td)を本来のファイルとし        て使用する場合を除いて拡張子を変えることはありません。    D 『エクスプローラ』の終了指示      ※別の文書『パソコンソフトの実行』参照 10.ファイルの消失・破損  (1)ファイルの消失     ファイルの消失と思われるケースには、次の2つがあります。      ・ファイルの所在が不明       この場合は、『どこにあるかが不明』な訳ですから、スタート       ボタンから『検索』の機能を使用して探すか、フォルダを1つ       ずつ開いてそのファイルを探すことになります。       このようなことにならぬため、常々ファイルの所在を意識しな       がらパソコンの操作を行うことが大切です。      ・ファイルを削除してしまった       この場合、『ごみ箱を空にする』の操作がなされていなければ       ごみ箱に残っています。       復元の操作については、『8.ファイルの復元』を参照して下       さい。         (2)ファイルの破損     @ 状 況       この場合の『ファイルの破損』とは、ファイルそのものが存在      しても中味のデータ(レコード)が、       ・失われている       ・予期したとおりでない      ことを言います。     A 主な原因       ファイルの破損の主な原因は、不用意な上書きにあります。具      体的には、ファイルの作成や複写の操作でファイル名の問いかけ      や、上書き可否の確認に際して、安易に対応したことの帰結です。  (3)対 策     ファイルの消失や破損の対策には、次の2つがあります。      ・当然のことですが、パソコン操作の個々の時点で慎重な対応を       行うこと。      ・万が一に備えて、予備のファイル(複製物)を作成しておくこ       と。     予備のファイルの作成では、そのタイミングを      ・毎日作成対応する      ・毎週作成対応する      ・毎月作成対応する      ・更新後即座に対応する    等のように更新頻度により作成の周期を決めておくと良いと思います。     予備のファイルの作成では、フロッピイディスクやMOディスク等    の媒体が使用されます(大容量化してきたことから、磁気ディスクを    使用することもあり)。 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