since1999年11月23日
97年、98年11月の立山の写真は上の「立山」をクリック!
ルート:黒部アルペンルート | |
■登山日: 11月19、20 ■天候: 最高の快晴(ほぼ雲量0) |
雪の北アは神々しく、時間を忘れて景色を眺めることのできる世界。水平線 の空は、透き通る水色。頭上はどこまでも、濃紺の空。山は、どこまでも白 く。雪の一粒一粒は七色の輝き。 【ルート】 黒部アルペンルート(長野県側)を利用して立山室堂で遊んできました。木 曜まで天気が悪かったため、金曜の安曇野から見る山々は朝から、神々しく 雪を抱くのが見え、朝焼けは赤く染まりと、言うこと無しの滑り出し。長野 道(塩尻の峠)から見える穂高も、これまた奇麗。扇沢駐車場は、それほど の混雑も無く、朝一番のトロリーバスは2台で皆さん座れたようです。 【客層と積雪の様子】 客層は、中高年層の団体ツアーの他は、スノボーダーばかりで、一般客は少 数派。雪は少ないものも立山室堂の積雪は40cmくらい。散策路はある程 度圧雪されていますが、はずれると30cmくらい足が埋まります。吹きだ まりや、深いところでは膝下まで。スパッツを持っていない人は、みくりが 池を覗くまでが限界。春山と違って、大陸からの黄砂が飛んできていないの で山は、どこまでも白く。雪はサラサラ。風が吹くと、輝きながら雪が流れ ていました。浄土山、竜王岳、剣御前の斜面は、スノボーダーの天国。 スノーシューをはいて縦横無尽に登って、滑走を楽しんでいました。一の越 や、浄土山、竜王岳斜面は歩き回るのに非常に楽しい。ただ、雪が深いので 雷鳥沢に下りるのも一苦労..... 【気温と天候】 日中、快晴なら都会の冬の装いで十分。日が陰ったり、朝夕方、稜線はセー ター+フリース+ダウンでも寒い(;_;)日中の気温にだまされて、山の中を 散策すると凍えることもあるので防寒具は冬山装備は必須です。 土曜は気圧の谷が通過ということで、金曜に急遽いきましたが、金曜の夜の 予報では崩れる予報が快晴に。ラッキー!スノーボーダーが大勢来ているの で立山の山肌の写真を撮るなら雪が降った翌日の午前中が勝負。この週末は 金曜の午前中。土曜は駄目でした。駄目なら、山に登って北ア。槍穂高を遠 望。 両日とも、雲は眼下を流れ、最高の雲上の世界でした。 【山のぼりルート】 一の越、浄土山のルートは自由に歩けるといった状態。ただ、雪が深いので、 一の越ルートはトレース通りにいくのが無難。一の越まではアイゼン不要。 新雪でサクサク埋もれるので、スノシューや輪カンが活躍。ちなみに下山は、 富士山須走り状態。一の越より上、雄山まではアイゼンとピッケルワークの 世界。一の越でも、笠が岳から、槍穂高、富士山、八ヶ岳の大展望は満喫で きるので、ここで優雅な時間を過ごすのも一興。ここでは、剣が見えないの で、楽に剣を見るなら浄土山、もしくは地獄谷。 【アルペンルート】 11月月末には営業終了してしまいます。その前にも、順次お店や小屋がしま っていっているので、やまの上で何かを調達なんて思うと はまります。 【忘れ物には注意しましょう】 慌てて家をでて、ピッケルを忘れて寂しい思いをしたひとりです.... |