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更新:平成22年6月10日(第142号)<月一回の更新 >

今年は梅雨入りが遅れているため、比較的乾燥した気候になっています。
でも、雨が充分に降らないと稲作に影響が出てしまいます。すでに畑の農作物の生長が遅れていますから、少し心配です。

人間の年齢にすると90才近くになるアレックスは比較的健康だったですが、ついに病気で入院しなければならないようになってしまいました。6月7日に緊急入院してから今日で4日になりますが、その経緯をご紹介させていただきます。

 

 

[緊急入院]


入院中のアレックス(動物病院のICU内)
まるで「ぼく頑張ってるよ!」と言っているみたいです。(6月9日撮影)

[今までの経緯]

  • 6月5日
    小さい頃から興奮すると息づかいが荒くなって、散歩の時もゴーゴー言いながら歩いていたのですが、呼吸の吸気の時にガリガリという音が聞こえるようになったため、かかりつけの獣医さんに診てもらいました。
    レントゲン撮影の結果、気管に異常はないことが分かったのですが、本来黒く写る肺が全体的に白っぽく写っていました。肺がんや肺気腫ではなさそうと言うことは分かったのですが原因がはっきりしないため、気管を広げる薬と炎症を抑える薬をもらって帰る時に獣医院の前で嘔吐してしまいました。
    家に帰ってきてからが大変でした。車に乗ったことで異常興奮して呼吸が異常に激しく(1分間に110回くらい)なり、スポーツ用の濃縮酸素を与えたり扇風機でお腹の辺を冷やしてやったして、約2時間後にほぼ平常に近い状態に戻りました。死んでしまうのではないかと心配しました。
  • 6月6日
    アレックスが2階へ上られないようにブロックしていたのですが、ブロックを乗り越えようとひつこくアタックし、結局、呼吸が激しくなってしまい、かといって、自分で上がってくるとチアノーゼが出て酸素吸入をする始末でした。
  • 6月7日
    朝の散歩に行く前にまたチアノーゼが出てしまったため中止して安静にさせていました。しかし午後にはウンチ・おしっこに家の外に出たがったために短距離を歩かせて用を済まさせたのですが、帰ってきてから胃の内容物をすべて戻してしまいました。
    夕方になっても激しい息づかいが収まらないため獣医さんに往診していただき、緊急入院しました。
    高酸素濃度で室温が20度くらいの大きなICUに入って点滴を受けました。肺呼吸に何らかの問題があるために熱射病に似た状態になっており、体温は40度、血中酸素濃度は80%(平常値は90%以上)でした。
  • 6月8日
    レントゲンの再撮影結果で過呼吸の原因が判明しました。
    病名は『食道拡張症』で、大きくふくらんだ胃袋の前の食道が医学誌の写真通りに写っていました。
    発症の原因は色々あるそうですが、食道の収縮・拡張が停止してしまって食物を胃袋に送り込めないようになっており、横隔膜や肺が圧迫されて呼吸が困難になってしまっているとのことでした。食べたものの吐瀉の一部が気管に入ると、肺炎になったり窒息してしまったりして死に至るそうです。
    血液を精密検査に出して、甲状腺ホルモンの分泌異常を調べてもらうことにしました。
    ちなみに、肺の白い部分はずいぶん黒くなっていました。
  • 6月9日
    血液検査の結果、甲状腺ホルモンの分泌異常であることが分かり、薬剤投与で救命・回復の可能性があることが分かりました。
    問題は経口薬しかないことで、飲んだ薬を戻させずにいかに胃袋に送り込むかに獣医さんが苦労してくださるそうです。
    事実、許可が出たので面会に行っておしっこをするために外へ出たのですが、興奮してしまって、病室に戻ったときには薬を戻してしまいました。
    したがって、2〜3日は面会謝絶になってしまいました。


(6月9日撮影)

上の写真は、おしっこをするために外へ出て、病室に戻る前にペット病院の入り口で撮影した写真です。
右足には点滴用のチューブを付けたままですし、やはり顔がげっそりしています。また、両目の下に涙が流れた痕がくっきりと残っていました。

投薬とその効果が出て回復してくれることを願うばかりですが、アレックスはこの時も家に帰る気でいました。頑張って治療をして、6月15日の14才の誕生日祝いを出来るように祈っています。


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