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Last Update 2001.01.07
DOS版の頃に使ったことがあり、以前からかなりオタッキーな印象を持っていました。それは今でも変わっていません。その代表格がコード画面です。
編集画面が上下に2分割されていて、上側は通常のワープロのような編集画面、下側が属性制御などを行う「コード」なども表示されている(実際のファイルのデータイメージってとこでしょうか)画面です。テキストフォーマッタとその印刷イメージのプレビューを同時にできるような感じです。
初めて触ったときには、コード挿入位置に気をつけないと行けないなど面倒でもありましたが、慣れてしまうと離れられないんです。何が起こっているかコード画面で一発で理解できる(Wordなんかで、何がおこったか分からなくなるほどぐちゃぐちゃになってしまったときは一旦切り取りをして、書式なし貼り付けをすることで全ての属性を解除するなんて技を使ったことがありました。)ので、落ち着いて対処できますし、BackspaceキーやDeleteなどでコードを削除するだけでその属性の解除ができてしまうので編集もラクチンです。
別に使うわけでは無いですが、プロポーショナルなギリシャ文字やアラビア文字もサポートしています。(これがフォントによっては全角のギリシャ文字が印刷されないことがあるんです。こんなときは文字種変換コマンドで半角に変更してやるとOKです。)
ファイルを開くでのコモンダイアログの他にリサイズ可能でファイラーのような機能を持った専用ダイアログを持っています。
難点としては、コンバータが少しタコなことでしょうか。また良く倒れてくれます。マクロの実行速度もWordに比べて遅いです。
ステータスラインにタスクバーのようなボタンがついています。ウィンドウドキュメントを最大化したまま、ウィンドウ-[ドキュメント]という操作をせずに直接切り替えが可能です。これ、WordPerfectだけでなく、QuattroProにも実装されています。MEGASOFTのMIFESも似たような操作系を採用しました。これウィンドウの切り替えが速くていいです。
ツールバーの一種ですが、選択したオブジェクトに応じて表示されるツールが自動的に変わります。アルバトロスのようにちょっと古い鈍足マシンにはすこし重い機能ですが、ツールバー地獄よりはましでしょう。これも、WordPerfectだけでなく、QuattroProやDRAWなどにも実装されています。
現象 | 対処 |
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スタイルを適用したとたんに改行が次の行へ出てしまう。 | サポートによると「仕様」らしい。(クイックスタイルなどで段落スタイルを設定しなければ改行は前の行末にぶら下がっているのに(^_^;)) しかし、この現象が禁則処理がおこるぎりぎりで発生することに着目。いろいろ試したところ、[書式]-[行]-[禁則]に関するWPのデフォルト設定では「タイプ」が「追い出しぶら下げ」に設定されているが、これを「追い出し」にしてやると回避できることが判明した。 |
数式エディタ「\」の怪 現在のバージョンはWordと同じ数式エディタも搭載しましたが、私はWP5.1-7数式エディタの方がキーボードだけで処理できて好きです。 ただ、メタ文字キャンセルの「\」が機能しないのです。 |
これまたいろいろ調べたところ、「\」をタイプするとWP文字4,12というコードが入力されるような(デフォルト)動作になっていることが判りました。 そこで、数式エディタキーボードの「\」を編集してスクリプトとして「\WP画面上ではバックスラッシュ(エディタで\をコピーしてこのダイアログでペーストしないとまた4,12に化けてしまう)」を割り当てると無事メタ文字キャンセルの機能が動作するようになりました。 |
HTMLにエクスポートしたときに数式やグラフィックがきれいに出ない(特に文書後ろの方) | どうしたら良いのでしょうか? |
図などをペーストしたときに思った位置に挿入されない シャドーカーソルやコード画面の挿入位置ポインタは「思った」位置に置いてあるのに... |
別の新規文書を準備しておいてそこにペースト位置やサイズを調整してからそれをカット。本来の場所でペースト!! |
ページ番号リセットの謎 [書式]-[ページ]-[ページ番号挿入]->[値/調整]ボタン 長文を作ったとき、章を変えて新しいページ番号にしたい時に使う機能なんですが、デフォルトの「常時同番号に」オプションが効かず、[ページ番号減]コードが修正したい数だけ挿入されてしまいます。(当然それより前のページに変動があるとページ番号は変わってしまいます。) |
どうもダイアログの初期化がうまくできていないみたい。一旦「ページを追加/削除時に番号を変更」を選択してから再度「常時同番号に」を選択してから適用又はOKを実行すると[ページ番号設定]コードが挿入される。 |
MicrosoftのVBAと同様に、CorelにはPerfect Scriptというマクロ言語を装備しています(MicrosoftのVBAと提携かなんかするらしいが、あんまり嬉しくないな。今は辺境の地で安全な生活をしているのに...)。
動作速度が遅いのと、資料不足で有用なマクロを書いているわけではありませんが、いくつか紹介します。一応自分の環境ではちゃんと動作しますが、皆さんの環境でどうかは保証できませんので念のため。また、アルバトロス的に便利だと考えている機能なので、皆さんの役には立たないかもしれません。
マクロ名 | 動作 |
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AdPrint | 現在開いている文書を全て印刷する |
Change Current Path | 現在アクティブなドキュメントのあるパスをカレントパスに変更する。 |
MkFurigana | カーソル位置より前方のデリミタで挟まれたふりがな文字を探して、ふりがな設定を行う。 |
確かタブでページを変更するブック形式を初めて採用したソフトと記憶しています。DOS版で持っていました。
マクロはLotusの系統なので、職場でExcelのモジュールとかを書き慣れてしまうと行の挿入削除が面倒くさい。(まあ、シートを分けて作れるから、昔のLotusのように対角線上に表やマクロを配置するなんて事は必要ありませんけどね。)
Excelにはイメージリンクによりセル幅の異なるものを上下に配置して1シートに配置できます。昔のLotusの頃には、印刷範囲を変えながら連続印刷して結果的にセル幅の異なる表を1シートに納めることができましたが、これはドットプリンタのように1行ずつ処理できる時代の話。ページプリンタでは不可能ですよね。Quattro Proでは、印刷範囲をカンマで区切って連続指定するとこれができますが、直感的にはできません。また、印刷設定はシートではなくブックが保存しますので、シート毎に異なる設定としたい場合は「設定名」を使う必要があります。
現象 | 対処 |
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シート名に2バイト長音"ー"を使用すると、他のシートからそこを参照する式が式エディタで入力できなくなる | あくまでも式エディタが参照式と認識しなくなるだけで、シート名の変更には追従するので、 そのようなシート名に設定する前に数式を完成させておく。 一旦他の文字に変更して編集し、また戻す |
初めて使いましたが、Accessよりは昔使ったことのある桐に近く、またちょっとのことにもコードを書かないといけないのでまだまごついています。
現象 | 対処 |
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テーブルフレームを埋め込んだレポートの謎
解決しました |
詳細データをテーブルフレームで表示しようとすると、かなりの高い率で「切り捨てるため、データを隠します.」というエラーメッセージが表示されてしまう。 どうやらテーブルフレームのプロパティ-実行時タブにある「すべての列を表示」オプションに原因があるらしい。手動で綺麗に表示できるように列を調整しているつもりがまだ不適切な部分があるらしい。そして、件のメッセージが出るようだ。このオプションをチェックすると自動で拡張してくれるためエラーメッセージが出なくなる。 |
オブジェクトエクスプローラ集計ウィンドウ、プロパティタブの謎 | この列幅を迂闊にいじったり、集計ウィンドウ内でデータ編集をすると、水平スクロールバーがでて列幅が(ほっておけばおそらく)無限に広がって行く。 なんとかしてくれ!! |
CSVのインポート | テキストファイルをインポートする際、「,区切り」、「"かこみ文字列」にするとオプションがちがうって怒られるんだけどどうして? 後述のBDEのアップデートをしたら、これ発生しなくなりました。 |
ビデオテープの内容を検索しようと、次のようなクエリーを作ってみました。
Query ANSWER: :PRIV:ANSWER.DB MyCamVideo.DB | TapeID | 撮影日 | START | シーン概要 | | Check | Check | Check | Check ..ディズニー.. | EndQuery
ところが、ヒットしない。なぜだ?
そこで、こんなデータを用意して、検索文字の長さを調節してどの文字がおかしいのかチェックしてみた
ディズニー ディズニ ディズ ディ デ ィズニー ズニー ニー ー ィ ズ ニ
結果は、デとニであった。ただ、テーブル表示で検索をかけたときはちゃんとヒットする。謎だ..
これを調べているとき、では"ディズニー"の"デ"と"ニ"を1文字ワイルドカード"@"に置き換えればいいのかと試してみたら、これまた引っかからない。@は1バイト文字か?と考え、"@@ィズ@@ー"としたらヒットするようになった。
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2000年問題関連でCorelのサイト等をうろついていると、BDEに関してはインプライズのサイトを参照するようにとあったので、そちらを訪ねると、BDEに関して5.10というものがあるとのこと。ParadoxやSuiteについているデータベースエンジンのバージョンでは2000年問題に関する若干の注意が必要だそうなので、思い切ってダウンロード(12MB!!)してアップデートしてみた。
すると、この問題は起きなくなった。言語ドライバーの設定などは変更していない。これは、Paradoxに最初からついているBDE3.0の問題かSuiteか何かでいつの間にかアップデートしたらしいBDE4.0の問題か今となっては不明だ。
また、このアップデートをした後、CSVのインポートも問題なく出来るようになった。(^_^)
かなり初歩的な事項ですが、いろいろなフォームの中に散らばっているコードを集めました。
こんな動作をさせる必要があるのか!!という意見もあるかもしれません。良い方法が他にあったら教えてください。
マクロ名 | 動作 |
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AnalyseForms.ssl(スクリプト) | :WORK:ディレクトリの中のフォーム(*.fsl)を検索して、フォームにアタッチされたコードをテキスト形式で吐き出す。 |
CopyField | 前のレコードのフィールドのデータを新しいレコードの別のフィールドに転記する |
MkKey | 複数のキーフィールドを自動生成する |
Zip | 郵便番号フィールドの入力から都道府県-市区町村を自動入力する |