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Last Update 2016.09.08

2014年夏 中国地方ダム巡りツーリング

 中国地方整備局が7月18日に行ったプレスリリースで~魅惑のダム巡り~ダムカードを収集して「中国地方ダムマニア認定書」をゲットしよう!というものがあった。今年の12月25日までに中国地方のダムカードを集めてエントリーすれば、「中国地方ダムマニア認定書」なるものが貰えるとか。
 この発表を見た時点で持っていたカード(対象分)は32枚。ゴールド認定はすぐ貰えるのだが、せっかくなので最上位のレインボー認定を目指すことにした。7月27日に島根県中部・西部のダムを回り7枚を追加。残り15枚、岡山県、鳥取県及び島根県東部だけとなった。
 今回は、残ったダムを回ることを目的として立案。

 レインボー認定の要件は54種類中50種類以上なのでフルコンプしなくても良いのだが、せっかくなので松江/米子近辺に宿泊して隠岐の島の銚子ダムもゲットすることとし、概略次のような日程とすることにした。

1日目:自宅~岡山~鳥取
2日目:鳥取~湯原~米子
3日目:隠岐・道後島(バイク無し)
4日目:米子~三成~自宅

ルート

広島~山陽自動車道/岡山自動車道~賀陽IC~岡山自動車道/山陽自動車道~R484~楢井ダム~R484~高梁~R484~賀陽IC~和気IC~県道96/県道368~八塔寺川ダム~県道90~安室ダム~県道90/県道28~R179~R373~佐用IC~中国自動車道~津山IC~R53~県道6/県道336~津川ダム~県道336/県道6/県道450~黒木ダム~県道450/県道6~R53~R482~佐治川ダム~R482~R53~鳥取(泊)

鳥取~県道43他~百谷ダム~県道43/県道31~殿ダム~県道31~R53~R9~青谷IC~山陰道~泊東郷IC~県道22/県道29~東郷ダム~県道29~R179~R482~R313~湯原ダム~R313~湯原IC~米子自動車道~江府IC~R181~県道1~朝鍋ダム~県道1他~R180~賀祥ダム~R180~皆生温泉(泊)

銚子ダム

皆生温泉~一般道~R181~米子南IC~山陰道~安来IC~県道45~山佐ダム~県道45~R432~布部ダム~R314~三成ダム~R314~R183~庄原IC~中国自動車道/広島自動車道/山陽自動車道~広島

走行距離 1,076km+海路+自転車

1日目

出発

 朝5時起床、最後の荷造りをする。天気も予報どおり、交通状況も問題なさそう。6時頃に出発。近所のGSでガソリンを満タンにしてから高速道路ICへ向かう。

山陽路

 高速道路も順調で、岡山JCTで岡山自動車道へ入り、賀陽ICで高梁市を目指す。この楢井ダムは7月のツーリング時にコース上にあったのだが、配布している県地域事務所が休日対応でなかったためゲットできていなかった。

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 県地域事務所のある高梁市街地へ向かう。高梁市中心部はダムのあるあたりから250m近く一気に標高が下がる。山中から市街地を見下ろす光景は、壮観な物だった。ループ橋(愛宕ループ)などを使って一気に下り町中へ。ダムカードをGetして、来た道を戻る。途中「天空の城」などという看板が目に入る。天空城と言えば兵庫県の竹田城のはずだが...と帰宅後検索をすると、備中松山城も現存天守のある城としては最も高いところにあるものとして有名らしい。今度時間があったら行ってみよう。

 賀陽ICから岡山自動車道を戻り、岡山JCTを経て山陽自動車道を東進、和気ICで下道へ降り、和気市内でガソリンを補給する。これで鳥取までもつはず。

 県道96、県道368を走り、八塔寺川ダムへ到着。この頃少し天気が悪くなってきたが、強くなったり、降り続ける感じではなかったのでそのまま走行。県道90に入って兵庫県を目指す。安室ダムに寄ってから、上郡に下り、県道28を播磨科学公園都市へ向かう。テクノ中央交差点から見える真ん中の抜けた建物など、この街並みは少し違う時代のよう。また、近くにはSPring-8という凄い実験施設などもあるらしい。

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中国山地を抜けて山陰へ

 ここから北上してR179に入り、佐用ICを目指す。途中コンビニで腹ごしらえ。

 佐用ICから津山ICまで中国自動車道を利用。津山ICからR53と県道6で黒木ダムと津川ダムへ。黒木ダムではかなり強めに雨が降ったが、局地的な感じだったので雨具は使用せず。

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 標高差40mのループ橋(馬桑ループ橋)を経て智頭に出ると、川沿いの広い道になる。当初の計画ではそのまま鳥取へ行く予定だったが、時間的にも体力的にも余裕がありそうだったので、左折してR482に入り佐治川ダム(2日目に人形峠側から行く予定だった。)に行ってしまうことにする。途中、土砂崩れの復旧で片側交互通行・迂回路もあったが、無事たどり着いた。

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 R53に戻り、用瀬から鳥取まで鳥取自動車道を使う。鳥取到着時まだまだ時間に余裕があったので、近場をうろうろ。

白兎海岸

 因幡の白兎の舞台とされる白兎海岸。なぜか、ここも恋人の聖地認定されている。

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鳥取砂丘

 鳥取砂丘は先に展望台のほうへ行った。ここから見下ろした印象で、現地へ降りてみたら大違いだった。駐車場で梨味ソフトクリームを食べて引き上げる。

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 宿にチェックインして温泉を堪能した。

2日目

 朝も温泉に入ってから出発。まず、県道43で南東へ向かい百谷ダムと殿ダムへ行ってから日本海沿いを西進、県道22で東郷湖へ向かう。

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東郷湖湖畔には変わった形の宿が目に付く。温泉街で左に曲がり、県道29を南下。東郷ダム。

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 来た道を引き返し、倉吉市を目指す。途中「はわい温泉」という看板につられ、寄り道。看板だけとって原針路に復帰。

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画像 倉吉市街地を抜けてR179を南下。途中行く必要のなくなった人形峠方向へ曲がってしまったが、R482、R313を経て湯原ダム。ダム下流側には露天の温泉が有り、全国露天風呂番付 西の横綱なのだそうだ[参照]。温泉に入りながらダムを見上げるなんて面白そう。そのうち泊まりに来たいなぁ。

 湯原ICから江府ICまで米子自動車道を利用。江府ICから北上し、おにっ子ランドとっとり花回廊を脇に見ながら県道1を登る。途中、大山を望むことができた。

 朝鍋ダムから賀祥ダムへは、スーパーマップルの示した道とは別の広域農道を抜けた。

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 賀祥ダムで本日の予定は終了、宿泊予定地へ向かうだけだが、やはり時間に余裕があるので、境港へ足を伸ばした。

ベタ踏み坂

 軽自動車のCMで有名になった江島大橋。中海に船を通すため、以前は閘門があったのだが、船がくぐれる高さの橋になった。横からの姿を撮ったこの場所は、その閘門があった場所だと思う。

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水木しげるロード

 「ゲラゲラポー」の時代に、伝統的な妖怪。相変わらず客の多いこと。
 境港駅横にあるフェリーターミナルも兼ねた「みなとさかい交流館」に巨大な壁画が増えていた。

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 日本海側限定のじゃがりこなるものを発見。贅沢カニだし味のじゃがりこに、かにの身入りディップソース付き。

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 これで宿泊予定地である皆生温泉へ向かう。

 大山が少し見えた。露天風呂でゆったり。

3日目

 ツーレポとは言いながら、今日はバイクには乗らない日。

 0530起床、0615ホテル発。路線バスで米子駅まで出て、連絡バスで七類港へ移動する。七類港到着は0832

 カウンターで乗船券を購入し、船内へ。特2等でもそこそこ人がいた。

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 フェリーおきで西郷港へ向かう。約2時間半の航海はべた凪で快適。本を読んだり、居眠りをしたりして過ごす。ただ、予想より天気が良く、日差しも強そうだったので、船内売店で売っていた隠岐汽船の帽子を買った。

 銚子ダムは西郷港から約7km、たったこれだけのためにCB1300を載せるのは高く付くので、観光協会でレンタサイクル(電動アシストサイクル)を予約しておいた。ダム堤頂へ到達できるのか?
 ゼイゼイいいながら、なんとか管理事務所へ到達。しばらく立つことが出来なかった。

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 ダム脇には、鬼太郎の関連モニュメントがあり、ちょうちんお化けがあった。ダムを一気に下り、余った時間で西郷大橋も渡ってみた。この頃には電動アシストサイクルの乗り方も覚えて、あまり苦しまずに西郷大橋、西郷東大橋へ登ることができた。

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 フェリーくにがで本土へ戻る。復路もべたなぎだった。来たときと逆のルートで、連絡バス、路線バスを乗り継ぎ、宿に戻る。再び露天風呂でのんびり。

4日目

山佐ダム・布部ダム

 朝も露天風呂に入ってから出発。

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 8時頃チェックアウト、ガソリンを補給してから高速道路で安来まで移動、県道45を南下する。途中足立美術館の脇を通る。ここが昨日隠岐の島のフェリー乗り場で乗船待ちをしているときに隣に座っていたご婦人の言っていた場所か。

 県道45を直進すると山佐ダムに到着。R432まで戻ってから再度南進、布部ダムに至る。あと1基。

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亀嵩

 R432をそのまま三成へ向けて走ると、亀嵩にさしかかる。

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 小説「砂の器」の舞台の一つで、記念碑などがある。また、駅舎は出雲蕎麦の店でもある。昼には早いが、朝早く食べただけなので、ここで割子そばを食べることにした。店の人が言うには、少し待てばトロッコ列車(おろち号)が来るとのことなので、カメラを構えて待つことにした。

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おろち号・帰宅

 おろち号、初めて見た。

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トロッコ列車を見送り、再度バイクに乗る。三成の交差点で左折。程なく三成ダムに到着。国内最初のアーチ式ダムらしい(正確には中央アーチ両岸重力式ダム)。

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 ここは右岸側にフェンスがあり、天端に入れない。駐車場の看板にある操作所へ電話を入れると、職員の方がダムカードを持って来てくれた。これで、中国地方の対象ダムコンプリート!!

 ここからは奥出雲おろちループを経て帰るのみ。出雲坂根のスイッチバック駅を見たりしながらおろちループへ向かう。途中の展望台で汽笛が聞こえ、その方向を見上げると、三井野原に向けておろち号が走っているところが見えた。トロッコ列車は案外のんびり走っているようだ。備後落合へ向けて走ればまだその姿を見ることが出来るかも? と走らせる。

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 備後落合駅からのおろち号の出発を見送り、帰路につく。

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 R183を庄原まで移動、庄原ICから中国自動車道に乗り、帰宅

2014夏MAP

ツーレポインデックス

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