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Last Update 2016.09.08

2013年夏 四国ツーリング

 去年は諦めた四国南東側(高知東部、徳島)のダムカード入手、スマホくーまんのご当地画像収集をメインに立案。

 当初は頑張って走って徳島周辺で1泊して戻る計画だったのだが、出発が近くなった頃、利用しているホテル検索サイトでの空き部屋がなくなってしまったため、早朝出発できない前日からの行程としなければならなくなった。このため、全体的に行程を組み直した結果、小豆島での1泊を追加しての2泊3日ツーリングとなった。

ルート

広島~山陽自動車道~福山西~しまなみ海道~今治IC~R196~今治湯ノ浦IC~今治小松自動車道~<いよ小松Jct>~松山自動車道~<川之江Jct>~徳島自動車道~<川之江東Jct>~高知自動車道IC~南国IC~R32~県道45~後免駅~県道364~R55~奈半利駅~R493(北奈半利道路)~県道12~魚梁瀬ダム~県道12~R493~野根~R55~牟岐~南阿波サンライン~日和佐(泊)

日和佐~R55~県道19~R193~長安口ダム~R193~川口ダム~鷲の里~県道19~十八女~県道28~県道22~県道16~R55~県道210~弁天山~県道209~R55~R11~鳴門IC~神戸淡路鳴門自動車道~淡路島南IC~県道25~R28~北富士ダム、成相ダム、諭鶴羽ダム、牛内ダム、大日ダム~R28~県道25~道の駅 うずしお~県道25~淡路島南IC~神戸淡路鳴門自動車道/高松自動車動~高松中央IC~サンポート(高松港)~国際フェリー(第32こくさい丸)~池田港~土庄(泊)

土庄~エンジェルロード~県道26~小豆島スカイライン~寒霞渓山頂~小豆島ブルーライン~内海ダム~R436~エンジェルロード~土庄港~四国フェリー(おりいぶ丸)~岡山港~県道45~R2~早島IC~<倉敷Jct>~山陽自動車道~広島

走行距離 1,025km+海路(45.5km)

1日目

出発

 朝6時半起床、最後の荷造りをする。天気も予報どおり、交通状況も問題なさそう。

 7時20分頃に出発。ガソリンも昨晩満タンにしてあるので、そのまま高速道路ICへ向かう。小谷SAでお茶、BLACK★BLACKを調達。気温も上がってきたので暑さ対策用のバンダナを水で濡らし始める。渋滞もなく順調に山陽自動車道を抜け、しまなみ海道に入る。

四国路

 しまなみ海道も順調で、途中瀬戸田PAで休憩。多々羅大橋の鳴き龍をいつか体験したいと思っているが、今回も行程の関係で橋の外観をPAから見るだけ。いつか時間にゆとりのある行程で計画しよう。

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画像 三連吊り橋の来島海峡大橋を望むことができる来島海峡SAで更に休憩。暑くなってきたので冷たいものが欲しくなり、伊予かんを使ったソフトクリームを食べる。
 今治で一旦自動車道は終わり、一般道を今治湯ノ浦まで走行、今治小松自動車道へ入る。いよ小松JCTで松山自動車道に入り、JCTからすぐの石鎚山SAで四国内での走行に備えてガソリンを補給。ここでもばりぃさんを採用した土産物が大量に置かれていた。さすがゆるきゃらグランプリ2012で1位になっただけのことはある。

 松山自動車道から川之江JCT、川之江東JCTを経て高知自動車道へは順調。この高知道、南国ICまでに19本の長いトンネルがあり、トンネル入り口に「1/19」というトンネルの本数を示す数字とクジラのイラストが掲げられている。自分はこれまで大豊ICまでしか走ったことがなかったが、遂に19/19の表示を今回見ることができた。
 南国ICを降りてすぐ近くに道の駅があったのでここで昼食にしようと思ったが、けっこう混んでいたのでパス。土佐くろしお鉄道株式会社 ごめん・なはり線の後免駅に向かう。
 ごめん・なはり線は、後免駅から奈半利駅までの42.7km20駅の日本で最後のローカル新線(平成14年開業)だ。20駅全てアンパンマンの作者であるやなせたかし氏のデザインしたキャラクターが設定されているので、始発・終点の駅キャラクターを見に行こうと思ったのだ。後免駅のロータリーに着いたが、キャラクターらしいものは見えず、がっかり。ほんとに無いんだろうか.. と駅改札近くまで入ってみたり、まわりをうろうろしていたら、ホーム上にそれを発見できた。写真に収めたのでまた走り出し、R55を奈半利へ向かう。奈半利駅では特に探す必要も無く、出迎えてくれていた。

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魚梁瀬ダム~宿へ

 R55の途中のコンビニでサンドイッチを食べて昼食とした。燃料の消費は予定より少なめだったので、一気に宿まで行けそうだと判断。そのまま魚梁瀬ダムを経由して宿泊地へ向かうことに。前回奈半利から徳島へ向かったときは、室戸岬経由で行ったのだが、今回はダムへ行くことから、R493を走る必要がある。地図上ではかなりショートカットできるようだが、実際はかなり狭隘な山道らしい。道の雰囲気は動画サイトで事前チェックしてあったので、想定の範囲内。想定よりすこし快調かな? という感じで県道12号への分岐点に到達した。県道12号も似た感じと思われたのだが、久江ノ上近くで想定外の事態に陥った。

 全区間ちゃんとしたアスファルト舗装路だったはずなのだが、木立で薄暗い中突然の見た感じ握り拳大に見える砂利道と化していた。しかも道は曲がっていてどれくらい続くのかも予測できない。ツーリング荷物搭載の重たいオンロードで走るのは気分の良い物ではない。なんとかクリアして更にすすむと、突然、道路規制の警備員が立ちはだかった。

 今度は何だ? 話を聞くと、舗装の改修で表面の舗装を剥いでおり、時間通行規制をしているとのこと。しかも、日中の時間帯に1時間あたり10分だけ通行可能で、それ以外は全面通行止め。次の通行可能時刻までの待ち時間は約20分とのことであった。途中看板があったかも知れないが、全面通行止め時間があるようには感じなかった。待ち時間を考えても戻る選択はなかったので、やむを得ず規制解除までバイクを止めて待つことに。問題は、帰りのこと。次にこの道を通れるのは約50分後の10分間。それを逃すと更に50分動けなくなる。この区間より上のほうで、奈半利より北側へ出るもう一つのルートがある。奈半利から走り直しにはなるが、妙な時間の制約がないので帰りはこちらを通ることにする。

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 規制解除後、下ってくる作業用の大型ダンプなどを先に見送り、砂利道よりはましな表面舗装を剥いだ道を更に走る。工事区間はなんとかクリアした。そこからはまぁ順調でダムまでたどり着いたが、今度はダムカードを配っている場所が見当たらない。分岐で降りた先は扉が閉められており、ダム天端には行けない。更に上にダム展望所があったが、ここから徒歩でも降りられない。あわてて携帯の中のダムカードリストを見直し、更にリンク先に進むと、配布場所が全然違うことに今頃になって気づく。

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 大失敗。なんとこのダムに限っては、ダム本体とは全然離れた長山発電所(奈半利の近く)で配っているとか。配布時間内にぎりぎりたどり着けそうなので、慌てて馬路温泉経由の県道12号で海岸線まで下る。余計な走行によりガソリン残量が厳しくなってきたので、R55の間に補給する。奈半利から再度山中に入り、なんとか時間内に配布場所にたどり着いた。

 R493を更に東進、県道12号への分岐より先は更に狭くて曲がりくねっているが、対向車もほとんどなく、けっこう気持ちよく走り抜けることができた。野根に出て、再度太平洋に面した海岸線に沿ってR55を北上。牟岐で南阿波サンラインを走り宿に到着する。

 夜、海岸近くの路上へ出ると、波の打ち寄せる音が聞こえて心地良かったのでしばらく浸っていた。

2日目

徳島へ

 宿は国の天然記念物「大浜海岸のウミガメおよびその産卵地」の近くで、時期によってはうみがめの産卵もみることが出来るらしい。昨日到着時は遅れたせいで暗くなってきていたので、改めて大浜海岸に寄る。

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 大浜海岸に通じる厄除橋にはウミガメの石像もあった。ウミガメの他にはやはり四国らしく23番札所の薬王寺、特に屋根に五柱の相輪が立つ瑜祇塔(ゆぎとう)が目立つ。

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 R55から県道19号へ分岐し、山中へ入る。あまり狭い区間もなく気持ちよく走れた。那賀川沿いに出て、R195沿いに上流を目指す。なにやら国土交通省の表示のあるダンプカーが上下線ともに頻繁に走る。頃合いを見計らって進路を譲ってくれるのだが、少し進むとまたダンプカーに遭遇するため、全体的にはペースが少し落ちる。

 始めの目標地点である長安口ダムへ着いてダンプの多さを理解した。このダム自体が改良工事中だった。現地で貰った改造事業のパンフレットを見ると、もともと洪水吐がローラーゲート6門であったこのダムの右岸側に更に2門の洪水吐を増設している。他にも色々工事があるようだ。どうりでダンプが大量に走っているわけだ。

 来た道を下り、当初県道との合流地点近くまで下る。ここには徳島県が管理する電力用の川口ダムがある。国土交通省の統一デザインカードではないが、ここでもダムカードを配っているので寄った。

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 更に川沿いにR195を下り、道の駅 鷲の里目指して県道19号へ入る。ここは21番札所の太龍寺へのロープウェイ乗り場もある。更に県道19号を進むと道は細くなってきて「険道」の様相を呈してきた。頑張って進むと十八女町という地区に出る。初めて地図で見たときは読み方が判らなかったが、十八女と書いて「さかり」と読ませるらしい。そこにかかる橋があるので、看板を記念に撮影した。

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 十八女町から先は、県道28号、22号、16号を順次走り、小松市でR55へ一旦合流、川を渡ってすぐにまた離れ、県道210号を走り、弁天山へ。

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淡路島のダムと鳴門

 弁天山の次は鳴門ICまでR55、R11を北上、神戸淡路鳴門自動車道を走り、淡路島南ICで降りる。県道25号を福良へ出て、R28を進んでから淡路島の5つのダムを順次回る。今年は雨が降るところと降らないところで極端な差があり、四国や淡路は水量が少ないようだ。どのダム湖もかなり水面が低かった。

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 少し遅い昼食を島内のコンビニですませ、再度淡路島南ICへ向かう。途中、道の駅 うずしおへ寄り道。

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小豆島へ

 淡路島南ICから神戸淡路鳴門自動車道に乗り直し、そのまま高松自動車道をひた走る。高松中央ICで一般道に降り、サンポートへ。すぐ乗れるフェリーは約30分後の池田港行き。フェリー船上ではジャケットやブーツを緩め、1時間の休憩。

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 上陸後、宿へ直行。夕食前に風呂へ。西向きの海に面した露天風呂からは、茜色に染まった空と、航海灯を付けて港に出入りするフェリーの姿が一望できる。温泉でゆっくり汗を流し、食事を堪能して、早めに寝た。

3日目

エンジェルロード

 地図の記載などからその存在自体は知っていたものの、わざわざ行こうとは思っていなかったが、小豆島への宿泊で滞在時間に余裕があり、また、干満のタイミングから、朝一番で行くと渡れそうだったので、行って見ることに。

 エンジェルロードは土庄の南方にある弁天島から中余島、小余島、大余島へ繋がる砂州のことで、干潮時刻の前後2時間歩いて渡れるとか。このエンジェルロードで手をつないだ二人は将来結ばれる・・・。というような口コミで観光スポットになっているようだ。[詳細はここ]

 宿を出発してまずここへきて干潮状態を見たが、せっかくなのでエンジェルロードが消えた後も見たいと思い、帰りにまた寄ることにした。

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寒霞渓・内海ダム

 内海ダムへは前回は島の南のR436を利用したが、時間もあり、天気も良いので寒霞渓経由で行くことにした。寒霞渓へは学生の頃に運動上陸で登ったことがあるだけ。今回はそこへバイクで登る。

 往路は巨大観音のところから小豆島スカイラインを登り、ロープウェイ山頂駅のある展望所で休憩。駐輪場にはサイドスタンドのあたる場所に鉄板がひいてあり、感心した。

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 景色を堪能した後、今度は反対側の小豆島ブルーラインを下る。こっちのほうが少し路面が悪い感じ。ほぼ下りきったあたりに内海ダムがある。前回貰ったダムカードは本体工事中の写真を使ったVer.1.0だったが、昨年暮れに本体工事が終了し、現在試験湛水中でVer.2.0になっている。

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帰宅

 R436を西進して、土庄へ戻り、エンジェルロードの消えた状態の写真を撮ってから、岡山へのフェリー乗り場へ向かう。そう言えば、このあたりは3年に一度瀬戸内国際芸術祭をやっているそうだ。この関係で、あちこちにバナーがあったり、作品への案内があった。

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 フェリー乗り場に到着して、乗船券を購入。乗船待ちの間にまたアイスを食べたくなった。オリーブの入った緑色のソフトクリームだ。また、ちょうど乗船中が昼時だったので、船内でうどんを食べた。

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 岡山上陸後は、R2で早島ICへ向かい、一気に山陽自動車道へ広島へ。

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2013夏MAP

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