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大型自動二輪免許に挑戦!

Last Update 2001.07.14

前置き

 平成8年の免許制度改正で、それまで「自動二輪」1種類の免許であったものが大型自動二輪と普通自動二輪の2種類の免許に分類されました。それぞれの免許にある区分と乗ることが出来る車両の関係は以下のとおりです。

免許制度改正前後の免許と車両の関係
改正前自動二輪
小型限定中型限定限定無し
改正後普通自動二輪大型自動二輪
小型限定限定無し
乗ることが出来る車両とそのおもな特徴

直感的な説明なので、すべての車両が説明どおりというわけではありません
〜125cc
 黄色やピンクのナンバープレート
〜400cc
 枠のないナンバープレートと緑枠のナンバープレートの一部
すべての車両
 原付(普通免許のおまけで乗ることが出来る50cc以下のもの)と外観上の違いはほとんどないモデルが多いですが、原付特有の速度や右折の方法などの規制は受けず、実用上は大きな違いがあります。また二人乗りも可能です。 高速道路などを通行することができ、実用上の制限は全くありません。
 緑枠のナンバープレートは2年毎に車検のある車両になります。
 フェリーの料金などは排気量が大きくなると高くなったりします。
 その他は中型との扱いの差はありません。

 ここまで書いたように、大型自動二輪は持っていなくても自動二輪での移動には実用上の問題はありません。ほとんど、持つことが嬉しいといっても良いくらいです。もっとも出力が大きいことから、追越し時などの加速性能や坂道での速度の維持などは全然違いますが...

 私も中型免許取得当時、それ以上の大きさのオートバイに乗る必要性は感じませんでした。しかし、安全運転大会やジムカーナで上手い人がほとんど大型自動二輪免許保持者であるということから、いつしか大型自動二輪=バイクの黒帯という図式ができあがり、いつか自分も...と思うようになりました。

 以前は、試験場でしか取れなかった大型自動二輪ですが、制度改正時にあわせて教習所での取得も可能になりました。私も確実にとれる教習所とも考えましたが、費用の問題などあって試験場での取得の道に挑んでみました。

 そして、平成11年10月28日、無事合格することができました。これは、その受験記です。

 この文書内の情報は、平成11年4月に調べた当時のものです。最新の情報は、広島県警のホームページなどで確認してください。

2001.07.14追記

広島県運転免許試験場について

所在地広島市佐伯区石内南3丁目1-1
受験日 火曜、木曜
試験コース 発表 08:00 12:00
歩行時間 08:00〜09:00 12:00〜13:00
掲示場所 二輪待合室(2F右手奥二輪試験コース前)
受付 08:30〜09:00 13:00〜13:30
予約  2F(1)窓口で行う。(1週間先以降の予約ができる。)
 予約日に受験できなくなった場合は、当日の17:00までに連絡を入れれば電話での予約変更(次回予約)が可能。それに遅れた場合は再度窓口で予約が必要。
連絡先
 運転免許センター(指定係) 082-228-0110 内線 703-271
試験使用車両 大型二輪 CB750
普通二輪 CB400SF
小型限定 CB125T
費用 受験料 3,300円
試験車両使用料 1,000円
免許交付手数料 1,800円

受験記

下見〜初めての予約

 1999/4/20、休暇を取っての病院診察の帰りに新免許センターの場所確認と上記の調査に行った。

 1999/6/20、安全運転大会のための下見に行き、初めてコース上を歩く。ただし、安全運転大会の法規走行コースに従った歩行であり、大型二輪のコースとは異なる。

 1999/7/14、昼前に西広島から己斐峠を抜けて行くルートと所要時間の確認をしながら試験予約をする。

 初めての場合は受験者登録をする。その用紙は複写になっていて、うち1枚が運転免許試験指定票になっていて、これを受けとって帰る。
 夏場で受験者が多いためか、2週間先の7/29になる。

いきなりの予約変更

 予約を取り、その日の休暇予定をマークしてしばらくすると、上司がやって来て、「28から30まで、泊まりがけで出張に行ってもらう。」とのお言葉。あぁ、いきなり予約変更か!社会人は辛いよ(T^T)

 さっそくメモを見ながら免許センター指定係へ電話、8/3に変更となる。

初体験

8/3

 1番窓口へ行くと、運転免許受験票と運転免許申請書がくっついた用紙に登録内容(住所、氏名、免許関係情報)が印字されたものを渡される。この受験票には写真を貼る必要があるので、スピード写真で撮影、貼り付ける。

 そして受験票についていた運転免許申請書に3,300円分の県証紙、別の運転免許申請書には必要事項を自分で記入して、こちらには1,000円分の県証紙を貼る。

 受付時間になったら、適性試験を受けて、受験票と運転免許申請書を5番窓口へ提出。この際運転免許証を呈示する必要がある。

コース2 一応完走 コースミスなし

主な反省点 波状路  最後で脱輪寸前(蛇行-10)、エンジン空ぶかし
一旦停止  エンスト(2速だった:これって検定中止?)、右足つき(エンスト時)
急制動  エンスト(良いのかな?)
速度計を見ている余裕なし  速度超過気味?(ほぼ全区間)
 ポンピングブレーキ!!
 外周走行中ふと気がつくとブレーキが2本掛けになっていた
 エンジンパワーに慣れて半クラがうまくできればなんとかなるかも?
試験官講評  安全確認を、特に大型は「安全かつスムースな運転を」

 発表のあと受験票を受けとり、次回の予約をして帰る。

2回目

8/24

 2回目からは、運転免許申請書を2枚書いて試験車使用料と受験料を貼付する。

 天気予報は曇、降水確率は40%だった。朝起きた時点ではさわやかな天気で晴男自認の自分としてカッパ不要と判断して試験場へ来てみたが、試験開始直前まで大雨。路面は激しく濡れている。急制動は長い方(14m)。

 実際の走行を開始する頃には雨も止み、雨具無しで走行できた。

コース1 一応完走 コースミス無し

主な反省点 波状路  前回よりはましだったかな
急制動  後輪ロック(尻ふり)、エンスト(良いのかな?)
 速度計はまあ見れた+5km/hまでは落とせたと思う
 何度かギアポジションが気になって右足に踏み替えた(ダメ)
 クランクから出てからS字までがギクシャク
 坂道からの帰り 優先判断を誤ったかも(他受験者からもあれは止まった方が良かったかもと指摘があった)
試験官講評  全体的にうまく乗れていた...が、課題ができていない人が多い。よく練習するように。
 回数も試験のうち。何回も乗って慣れてください。...って全然ダメってこと?

3回目

9/2

 午前中は雨、天気予報では午後も雨模様だったので、雨での受検と覚悟、試験場で時間を待っていると天気はどんどん回復。コースを下見する頃には薄日もさして路面はドライに。また、晴天での受検である。(自分はつくづく、晴男)

 その天気とは裏腹に、受験者に悪夢の連続。普段しないようなミスが連発。かくいう私も課題にも差しかからないうちにクランクでパイロン接触、転倒。

 とりあえず引き起こしができることのアピールをして、パイロンを修正、もうダメだからと無茶苦茶な走りをしたくなる衝動を抑えて外周を回って戻る。

 不合格発表までの長い時を待合室で過ごした。

コース2 クランクで転倒 試験中止

主な反省点 今日は、妙にCB750とのシンクロ率が低かった。自分でも信じられんようなミス。気分を早く切り替えて頑張ろう。
試験官講評 転倒というのは乗車姿勢にも問題があるのでしょうね。しっかり練習してください。...

4回目

9/9

 久しぶり天気が良かった。10時半には着いて体操したりして過ごす。

 受付は13:00から、いつもの5番窓口へ並ぶが、いつまで待っても開かない。諦めて他の列へ並んだとたん、5番が開いた、う〜ん、幸先が悪い。

コース1 一応完走 コースミス無し

主な反省点 前回のトラウマ
クランク恐怖症
一応クリアしたけれど、様になっていないかも
スラローム 誤って1速で進入リズムを崩してしまい最後の2本は苦しかった(一応クリアはしたつもり)
急制動 後輪ロック(小)
速度計前よりもまして見ることができ、必要な減速ができたと思う。
一旦停止・安全確認はそれなりに出来たつもり。
最後の信号 自分では停止線で安全に停止できないタイミングで黄色になったと思うが、止まるべきだったかも?
試験官講評 課題(1本橋最低7秒)ができていない人が多い
乗車姿勢が悪い。これが悪いと全てが悪くなる。

 一応、完走はできたし、一本橋はそれなりのタイムだったし、波状路もそれなりにいけたし...と、期待していたけどやっぱりダメ、先は長い。(T^T)

 今度のジムカーナ練習会のときにでも特訓してクランク恐怖症を克服しないといけない...

 むこう2週間は仕事が忙しそうなので、3週間後の予約をして帰る。

5回目

9/28

 台風一過、天気は良かった。10時半には着いて体操したりして過ごす。

 受付は13:00から、いつもの5番窓口へ並ぶが、また開かない。諦めて隣へ並んだらさらに隣が開く。そちらへ回る。

コース2 一応完走 コースミス無し

主な反省点 クランク 一応クリアしたけれど、パイロンに接触したような音、念のため停止して振り返るが動いてはいないらしいそのまま走る。
スラローム それなりにクリア、何を思ったか出口で一旦停止してしまう、発進手間取りとられたか?
 降車時エンジン停止をうっかり忘れ右足を上げる。そこで気がつき跨ぎ直して再度停止動作
左折ウインカーが出ていないような気がして一旦停止場所でウインカーの動作確認をしてしまう。
試験官講評 課題(1本橋最低7秒)ができていない人が多い。(一般論)
私は課題については良いが、加速不良を指摘された。

 一応、完走はできたし、課題についてのお褒めの言葉も頂戴してちょっと期待していたけどやっぱりダメ、次は直線での鋭い加速を心がけよう

6回目

10/5

 天気は良かった。11時には着いて体操したりして過ごす。

コース3 一応完走 コースミス無し

主な反省点 急制動 加速不良対策の強い加速をここでいつもの時間してしまったのだろうか、少し進入速度が早く、停止時に少しバランスを崩しぎみだった。転倒や右足・両足付きはしていない。停止線前で止まったつもり。
 コース中一度間違ってクラクションが鳴った。
試験官講評  今回は全体にレベルが高かった。
 急制動は47.6km/hも出ていると言われた。(やっぱり停止線オーバーか?)

 クランクはそくなくクリア。全体的にメリハリつけることができたし、安全確認もバッチリできたつもり。手応えはあった。不安要素は急制動が停止線オーバーの判定くらい。

 結局不合格だったので停止線オーバーだったのだろうか?

 今度こそ!!

7回目

10/12

 前日から降った雨が朝のうち残り、路面が湿っているものの天候は回復傾向にある。念のため雨具も持参する。11時には着き、いつものように体操したり、気分を落ち着かせる。

 天気はなんとかもっているが、路面はセミドライということで、急制動はウェットとなった。

コース1 一応完走 コースミス無し

主な反省点 波状路  なんか腰がひけていた。一応通過
 この出口で他の受験者の急制動と絡み停止。再出発でグラついて右足着き
一本橋  この課題初の失敗。少し通過タイムが短く感じ、最後に踏ん張ろうとブレーキをかけたらエンスト。慌ててセルを回す。また、このリカバー中間違って(どう間違うとクラクションなのか自分でも不思議)クラクションが鳴った。
 (実際通過タイムは短かったらしい。)
試験官講評  坂道からの指示速度区間(35km/h)で気持ちよく青ランプ(40km/h)を付ける受験者が居る。気をつけるように。(速度控えているつもりだけど...)
 急制動で47km/hも出している受験者がいる。(今日は加速を控えめにしたつもり。自分ではないと思うが...)

 前回に比べるとちょっと自分でもダメな感じ。次は仕事の関係で2週間後を予約したが、その2週間後もダメなことに帰ってから気付き、電話での変更手続き。(次回1番窓口で変更の確認を受けるように指示された。)

8回目(合格)

10/28

コース3

 本日最終変身を遂げたアルバトロスが誕生いたしました。v(^-^)

 広島ジムカーナクラブの仲間、PC-VAN のSIG BIKE FREAKERのメンバーの皆さんのご指導・声援、また、たびたびの休暇を認めてくださった職場の皆さんの理解と声援、そして、何より妻の理解と協力のお蔭と感謝の念でいっぱいです。ありがとうございました。m(_ _)m

 今日、8回目の受検(1枚目の受験票の最終欄)でなんとか「大自二」の免許を取得できました。苦労してとったのでそれこそ「大自二(だいじに)」乗りたいと思います。また、合格判定をしてくれた試験官を悔やませないためにも、一層安全運転を心掛けたいと思います。

 今回は、自分で言うのもなんですが、主な反省点がありませんでした。ま、試験官から見たら完璧な演技とはほど遠いとは思いますが、今まであれこれ失敗したかな...というのがあったのに比べると、格段の手応えを感じてはいました。

 しかし、講評で試験官が全員を見回しながら「あまりいい結果ではない」という少し重い講評を話したので、「まだ、どこかマズイところがあるのだろうか..」と自問しながら発表を待ちました。

 今日は発表が非常に早く、ホールに出て程無く表示された自分の受験番号を見た瞬間に思わず「よっしゃっ!」と声を出してしまいました。

 思い起こせば、3回目の転倒以降は「自分との闘い」でした。欲しくて受験しに行くのに、吐きそうなほどストレスを感じ、「またどこかで失敗するのでは...」というダークサイドの考えを必至に振り切りながら、休む度の妻や同僚、上司からの「今度はどうか」というプレッシャーの中、自分を鼓舞し続けていました。

 そんな中で、今朝も気分を落ち着かせるのにかなりの努力を払っていましたが、バイクの近くに立ったときから「鏡のような水面」のように落ち着いて無我の境地とでも言うか気負いの抜けた状態で試験に臨むことができたと感じています。

 やっぱり最後は「平常心」ですね。

 ということで、アルバトロスの長い夏が終わりました。

合格発表から帰宅まで

 合格発表後、四輪などの受験者も含めて合格者は第3試験室に集められ、これからの手続きの説明と、安全協会加入のお願いがあった。そして、受験票と免許台紙が配られ、記載内容を確認するように言われた。この時受験票にある「合格決定」というスタンプ、免許台紙の「大自二」にある印からなかなか目が離れなかった。

 その後、合格者写真撮影室に並んで入って写真撮影の後、証紙売り捌き所で免許交付手数料1,800円分の証紙を購入、免許受領書(受験票裏面)に貼り先程の第3試験室で免許証ができるのを待つ。その間、試験の時にちょっと顔を合わせお互い名前も知らないけれど同じ目的に向かっていた者同士の連帯感・達成感を感じつつ、過ごした。

 新しい免許証を受けとり、改めて「大自二」の印を見ながら、もう会うことはないかも知れない戦友と互いを祝福しながら別れ、帰路に就く。妻への感謝の気持ちとして、ケーキを買うのはお約束。

 少し照れを感じながら妻に「マグナに乗る器ではないそうだ。」と深刻な顔で話す。妻は「そんな厳しい事を言うのか」とダメだと思いこみながら返事をする。「もっと大きいバイクに乗る器だそうだ。ありがとう。」とケーキを出した時点で察した妻は「だましたな」と怒りながら祝福してくれた。彼女がプレッシャーをかけながらも、何回でも行っといてと送り出してくれなければ、今日はあり得なかっただろう。妻よ、今までありがとう。

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