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Last Update 2007.02.04

二輪車ETC設置

ETC申し込みから取り付けまで

 長い間蚊帳の外に置かれていたオートバイですが、2006年11月1日からやっと二輪車のETC利用が可能となり、二輪車向けの車載器も発売されました。行きつけのバイク屋がETC取付店になったので、申し込みました。早くに意思表明していたおかげか、意外に早く入荷し、取り付けることができました。

 ウィキペディアの記事によれば、ETCの試験が始まったのが1997年、2001年に一般利用が開始され、2005年頃にはマイレージや通勤割引などが始まった。これに遅れること約2年ということか。

 導入費用は、車載器本体、ステー、セットアップ料で3万7千円(税別)+工賃+税。現時点なら、導入支援としてリース制度とポイント付与という2つの助成制度のうち1つが選べる。

 [ リース制度 ]は、購入等費用から15,750円の割引というもので、国土交通省の委託を受けて[ (財)道路システム高度化推進機構 ]が実施している。

 [ ポイント付与 ]は二輪車用ETC車載器ご購入支援キャンペーンとして最大16,000円相当のマイルが付与されるもので、NEXCO東日本/中日本/西日本(NEXCO3社)が実施している。

 金額的には似たような感じだけれど、リース制度のほうを申し込むことにした。

 ちょうど仕事の関係で通勤にも乗らない期間があったので、その間預けておいて、今日(2007年1月27日)受け取ってきた。

取り付け状況

 取り付けたのは、二輪車用ETC車載器としては現在唯一のJRM-11(日本無線株式会社製)。表示器、アンテナ、本体に分かれた3ピース型になっており、本体部はシート下、表示器とアンテナはハンドル周りに取り付けられる。

全体

 この写真は、試走に行ったときに寄った沼田PAで撮影。柱と重なって見にくいが、ハンドル右側のマスタシリンダから右上に伸びているのがETCのアンテナと表示器。

本体

本体:シート下収納状態 収納場所に選択の余地のないネイキッドなので、本体はシート下、車載工具を奥においてできたスペースに、ベルクロで設置する。本体から出ているケーブルは、表示器、アンテナ、電源の3本。

本体:バックル外し スペースから取り出し、バックルを外した状態。

本体:ETCカード非装着状態 カバー(上蓋)を開いた状態。IC接触部が下側(本体側)にある。

本体:ETCカード装着状態 ETCカードを挿入した状態。IC接触部はガイドが付いていて、そこに差し込む。ETCカードは裏返しの状態。

表示器及びアンテナ

 取り付けに使用したステーは、ブレーキマスタシリンダの部分に取り付る。モニターテストで使われていたものはアンテナなどが大きかったためなのか、もともとそれを意図したのかわからないが、表示器とアンテナをセットで取り付けられる大きさ。

ハンドル周り:右前 右前から見たところ。

ハンドル周り:シート側 シート付近車体右に立って見たところ。ETCカードを挿入して電源を入れている状態なので、表示器が緑に点灯している。

ハンドル周り:左側 フロント左側から見たところ。マスタシリンダホルダボルト部に、エクステンションがついている。

試走

 受け取った足で、そのままETCレーンに突入しに行ってみた。アルバトロスは、四輪は運転しないので、自分の運転によるETCの利用は全くの初めて。

 ハーネスを引き回すためにタンクを外すことから、預ける前は燃料を少なくするように気をつけていた。このため、受け取り時点では燃料はリザーブ近く。高速へ行く前にまずガソリンスタンドで補給した。そして、携帯のNAVITIMEで交通規制がないことを確認してから、五日市~西風新都、西風新都~広島、広島~五日市と3回乗り降りをした。

 ETCレーンには、二輪利用でバーが開かなかった場合にバーを回避できるように、バーの隙間を示す線が中央部に引かれている。このレーン内を指定された速度まで減速して走行。
 バーが開くかとか、後ろから追突されるのではないかとビクビクしながら進入したが、6回とも問題なく通過できた。広島から乗るとき(3回目の走行)は少し余裕も出てきた。通行券を受け取ったり、支払いのために止まることなく通過するというのはこれまでにない感覚。これまでいちいち停車して通行券をしまったり、出したり、財布を出したり入れたり、後続の車から感じるプレッシャーが全くなく、快適。やっぱりETCはバイクにこそつけるべきだと感じた。

 もっとも、ニュースや噂では、ETCレーンをかなりの速度で突破(踏み倒しも含めて)する輩もいるらしいので、別の危険性もあるわけだ。走行時は後ろに注意したい。また、ハンドル周りにETCを設置していることをアピールするものがあるので、盗難なんてこともあるかも。安くない装置なので、これも少し心配。

帰宅後

 帰宅後、この記事を書くために、色々関係先のサイトを見ていたら、ETC利用履歴が、通行後4~5時間でネットから取り出せることを知った。さっそく、今日の走行分を検索し、自分のETCカードの履歴が残っていることを確認した。

 最後に、暫定措置のマイレージサービスの変更届を出さないと、これまでのマイレージが無駄になるので、以前送られてきていた変更届の用紙を記入、ポストに投函してきた。

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