2019年の展望


2019年ペナントレース開幕を前にして、通算2000本安打に最短距離にいるのが1808安打の福留孝介外野手(阪神)で、あと192本となっています。近年は疲労を考慮され、適度に休みながらの起用で打席数もそれほど多くない状況。安打数も2年連続116安打と、規定打席到達者としては少なめです。今季も120安打前後とすれば、来年夏頃に2000本に届きそうですが、年齢的には難しいところに差し掛かっており、来シーズンの現役続行は今季次第と言う感じもあります。来季につなぐためにも今季も最低.270以上は打ってほしいところです。
 続く中島宏之内野手(巨人)は通算1759安打。昨年は怪我もあり65安打と数字は伸び悩みました。今季から巨人に移籍しましたが、300〜400打席の確保はかなり難しいように思われます。外国人選手がよほどの外れでない限り、出場機会は限られそうです。それでも200打席程度あれば50安打は可能と思うので、50〜60本は打ってほしいところ。2017年のように120安打以上打てれば、あと2年で2000本に届くところですが、出場機会がどの程度なのか今後の動向を見守りたいと思います。

 栗山巧外野手(西武)は通算1722安打。昨年は2年連続の規定打席不足で78本止まり。もはや不動のレギュラーでない感じもありますが、ここ2年程のペースでも今季で1800本には届きそうです。レギュラー奪回で120安打以上なら上々ですが、まだ35歳ですしフル出場とは行かずとも3年から4年あれば2000本に届くのではないでしょうか。
 坂本勇人内野手(巨人)は昨年は152安打で通算1711安打。34試合も欠場しての150安打超えは見事です。ここ2年合計で309安打ですから、残り289本は来季8月頃にもクリア出来そうで、恐らく上記の3人を追い越して2000本安打を先に達成するのではないかと思われます。今季は怪我さえなければ1900本にかなり近付くところまで行くでしょう。

 今江年晶内野手(楽天)は通算1661安打。昨年は楽天に移籍後3年目で最多の116安打。このペースならほぼ3年で2000本というところですが、ポジションも不動のものではない現状を考えるとより一層の奮起が期待されます。今季で1800安打をクリア出来るようなら見通しも明るくなりそうです。
 糸井嘉男外野手(阪神)は37歳時点で通算1504安打。大卒プロ入り後に打者転向と、スタートが遅かっただけに今まで2000本候補に挙げていませんでしたが、1500本を超えて来た現在では無視出来ない存在になって来ました。もちろん年齢的な事も気になる部分ですが、同僚の福留選手が満42歳シーズンを迎える事を考えると、糸井選手もその年齢までプレー出来れば2000本も可能性あるのではないでしょうか。

 

1000本安打を突破して、次の区切りである1500安打達成を目指すのが以下の11人です。
 松田宣浩内野手(ソフトバンク)は通算1499安打。昨年は全試合出場ながら126安打止まりで1500安打に残り1本を持ち越してしまいました。昨年並みの平均値でも今後4年で2000本安打到達ですし、今季の巻き返しがあればペースも上がるだけにまだまだ頑張ってほしいです。
 青木宣親外野手(ヤクルト)は通算1446安打。昨年は162安打と健在ぶりを見せました。残り554本は139本ペースで4年というところなので、昨年並みのペースが維持出来れば3年半位で届きそう。今季は1600安打到達が期待されます。

 坂口智隆内野手(ヤクルト)は通算1400安打。青木選手の復帰で出場機会減少も予測された2018年でしたが、一塁コンバートという難題をこなして7年ぶりの160安打到達は見事でした。ここ3年の安定感を評価して数年ぶりにメインページに戻りました。残り600本は150本ペースで丁度4年。ここ3年150本以上の実績から期待も高まります。
 中村剛也内野手(西武)は通算1325安打。昨年は前半戦不振で心配されましたが、後半の巻き返しで95安打を記録。35歳となり、ペース的には厳しいですが、40代に入っても現役を続ければ可能性あり。今季で1450本あたりまでは伸ばしたいところです。

 長野久義外野手(広島)は通算1271安打。昨年の111安打は入団9年間でワースト2位の数字。移籍で心機一転の活躍が期待されます。あと229本の1500安打は2020年夏頃になりそうです。今季は150安打以上は打って1400安打を軽く突破してほしいものです。2000本までの729本は146本ペースで5年、122本ペースで6年です。
 大島洋平外野手(中日)は通算1268安打。昨年は161安打で、「隔年150安打以上」のジンクスを継続。プロ入り同期の長野選手と通算安打も接近し、今後の1500本や2000本争いも注目です。大学・社会人経由ですし、今季で1430〜1450本あたりまで伸ばしたいところ。2000本までの732本は147本ペースで5年、122本ペースで6年かかります。

 秋山翔吾外野手(西武)は昨年リーグ最多の195安打で通算1226安打。ここ4年の平均安打数は191本と言う凄まじさ。このペースなら今季での1400安打到達はほぼ確実。その後の600本は4年でクリア出来そうで、今季も含め5シーズンで十分に2000安打達成可能です。今後5年で達成すれば13年目の達成で、日本人最速記録となります。
 浅村栄斗内野手(楽天)は通算1178安打。昨年は175安打と順調に上積みしました。このペースなら残り322本の1500安打も今後2シーズンで達成する勢いです。来季中の達成ならばその時点では20代での1500安打となります。2000本は30代前半に達成出来そうで、2500本以上も十分期待出来ます。

 中田翔内野手(日本ハム)は通算1111安打。昨年は143安打とまずまずの数字。残り889本は127本ペースで7年、149本ペースで6年。今29歳なので、36歳シーズンには2000本に届きそう。今季は自己初の150安打を狙いたいところ。
 陽岱鋼外野手(巨人)は昨年62安打で通算1091安打としています。順調に来ていたのが、巨人移籍後に急激にペースダウン。ここ2年で合計149安打と元気な時の1シーズン分程度しか打てていない状況で、今季の巻き返しが期待されます。140〜150安打位は打ってほしいところです。
 丸佳浩外野手(巨人)は昨年長期欠場があり、132安打止まりで通算1079安打。今季は移籍して環境が変わる中、変わらぬ打棒を発揮出来るか注目されます。フル出場なら1250本あたりまで伸ばせそうです。1500安打は2021年夏頃でしょうか。

 

そして、今季中に1000本安打達成を狙う選手としては次の12人がいます。
 川端慎吾内野手(ヤクルト)は通算999安打。昨年は戦列復帰したものの、77安打と物足りない数字に終わりました。定位置の三塁は新鋭・村上選手との争いもあり、新旧交代の足音も聞こえつつあります。とは言え、川端選手もまだ31歳と老け込む年ではなく、今季の完全復活そして再びの首位打者争いなど期待したいところです。
 T-岡田外野手(オリックス)は昨年67安打で通算996安打。確実視された1000本安打も今季に持ち越し。一軍定着した2010年からの9年間で、規定打席不足が4度と波が大きいのが課題です。悪い年でも最低限、規定打席はクリアしていないとレギュラーなのかそうでないのか不安定な立場にも見られかねないので、今季は怪我なく140安打以上は期待したいです。

 角中勝也外野手(ロッテ)は昨年109安打で通算972安打となり、1000本安打まで28本を2019年に持ち越し。怪我が多く、ここ4年のうち3シーズンは30試合以上欠場とあって安打数も伸び悩み気味。今季はペースアップのためにも140〜150本は打ちたいところ。通算1100安打は軽くクリアしてほしいものです。
 菊池涼介内野手(広島)は昨年130安打で通算974安打。残念ながら日本人最速タイとなる入団7年目の1000本安打達成はなりませんでしたが、まだまだ好ペースを維持。2000本までの1026本は129本ペースで8年、147本ペースで7年かかります。メジャー志望発言も気になるところですが、まずは打棒復活で、2年ぶりの150安打以上を期待したいです。

 銀次内野手(楽天)は昨年は136安打で通算939安打。今年は2年ぶりの150安打以上で1100安打に出来るだけ近付きたいところ。プロ入り5年間で1安打と遅咲きのスタートでしたが133本ペースで今後8年で2000本到達ですから、その時で38歳シーズン。近年の選手寿命の長さを考えると十分可能性ありです。
 山田哲人内野手(ヤクルト)は昨年165安打で通算927安打。前年の不振から立ち直り、周囲を安心させました。四死球が多く安打数が伸びにくくなってますが、今季で1100安打位まで行ってほしいです。154本ペースで7年、33歳シーズンに2000本到達可能です。2500からさらにその上を狙える選手だけに、今後も目が離せません。
 中村晃外野手(ソフトバンク)は昨年148安打で通算906安打。148安打は2013〜17年の平均値とほぼ同じ安打数で、可もなし不可もなしと言った成績でした。1000本安打まで94本。30歳になるのがシーズン後の11月なので、20代のうちに1000本安打に到達しそうです。137本ペースで8シーズン、37歳になる2026年に2000本到達でしょうか。

 柳田悠岐外野手(ソフトバンク)は昨年167安打で通算921安打。今季中の1000本安打達成は確実で、1100本にどれだけ近付けるか。2015年は182安打しているだけに、怪我さえなければ一気に1100安打突破もありそうです。155本ペースで37歳シーズンの2025年に2000本安打到達です。通算打率も.320に達し、数年後の通算4000打数到達も楽しみです。
 平田良介外野手(中日)は昨年は自己最多の162安打で通算883安打。前年58安打と苦戦しましたが、遅れを取り戻した感じです。今後140本ペースで行ければ8シーズンでほぼ2000本となります。これまで怪我が多かっただけに、昨年のような活躍を継続的に続ける事がポイントです。
 鈴木大地内野手(ロッテ)は昨年127安打で通算847安打。30歳シーズンの今季に1000本安打を達成したいところですが、あと153本は自己ベストと同じ数字。ちょっとハードルは高いですが、いい目標になると思うので今季中の達成目指して頑張ってもらいたいです。

 筒香嘉智外野手(DeNA)は昨年146安打で通算851安打。1000本安打までの149本は直近のペースだとギリギリといったところ。ただ、15・16年は150本以上打っているので、3年ぶりに3割復活となれば自然と1000本安打も達成されるのではないでしょうか。今季で28歳ですから順調に来ています。
 西川遥輝外野手(日本ハム)は昨年147安打で通算841安打。17年の160安打からは減ってしまいましたが、まずまずの本数で着実に上積みしました。あと159本の1000本安打は17年の自己ベスト160本に近い数字で、スタートダッシュが鍵を握りそう。今季で27歳シーズンなので、たとえ1000本安打が来季に持ち越しになったとしても悠々の2000本ペースには変わりありません。

 

今季の達成は無理ですが、2〜3年中に1000本安打達成を狙う選手としては次の4人がいます。
 今宮健太内野手(ソフトバンク)は昨年、94安打で通算788安打。自己ベストの17年から45本も減らしてしまいました。今季が28歳シーズンなので、来季までに残り212本の1000本安打は十分打てる数字で、20代1000本安打は難しくはないでしょう。守備力の評価が先行していますが、打撃もまだまだ伸びるはず。今季は自己初の150安打を期待します。
 田中広輔内野手(広島)は昨年150安打で通算703安打としています。昨年並みのペースでも2020年に日本人最速タイの入団7年での1000本安打を達成可能。昨年は150安打と言っても、打率は自己ワーストの.262と不振。.280〜.300位の打率を残せれば安打数も増えるわけで、1000本安打到達時期も早まる事になります。大学・社会人経由の2000本安打はまだ3人なので田中選手にも期待したいですね。

 2019年バージョンとして2人が500安打に到達し登場。通算511安打の近藤健介外野手(日本ハム)は昨年自己最多の149安打。ヒット打ちには定評があり、今年は150安打以上が期待されます。今年が26歳シーズンで、28歳までの3年間で489本はちょっと難しそうですが29歳までの4年でなら十分打てるので20代1000本安打は可能性高いでしょう。
 鈴木誠也外野手(広島)は通算503安打。19試合を欠場し、135安打止まりでしたがぎりぎり500安打に到達しました。1000本安打は近藤選手同様に今季を含む4シーズン目の2022年が有力。その年は満28歳シーズンとなり、余裕の2000本ペースとなりそうです。今季はこれまでの自己ベスト156安打を大きく超える活躍を期待しています。

 

上記以外の注目選手ですが、メインページ入りの1つの基準である通算500安打を今季中に達成出来そうな候補としては、通算448安打の桑原将志外野手(DeNA)、通算432安打の森友哉捕手(西武)、通算352安打の中村奨吾内野手(ロッテ)が控えています。

 さらに2年後の500安打達成予備軍としては、345安打の田村龍弘捕手(ロッテ)、333安打の高橋周平内野手(中日)、325安打の茂木栄五郎内野手(楽天)、320安打の源田壮亮内野手(西武)、303安打の吉田正尚外野手(オリックス)、285安打の京田陽太内野手(中日)、275安打の上林誠知外野手(ソフトバンク)、270安打の外崎修汰内野手(西武)が続きます。今季中に通算420〜480安打あたりへの到達が期待される選手たちです。
 彼らの後にも、糸原健斗内野手(阪神)、岡本和真内野手(巨人)、大山悠輔内野手(阪神)、田中和基外野手(楽天)など若手スター候補が続々と続いています。

そしてメジャーリーガーの日米通算記録では4367安打のイチロー外野手(マリナーズ)ですが、昨年は開幕から1ヵ月足らずの出場で9安打。今季は日本開幕戦ではメジャー登録で出場が見込まれるようですが、その後は不確定。1本でも多く上積みしてほしいものですが、注目して見守りたいですね。                                                         

 2019年ペナントレース、優勝の行方と共に彼らの活躍から目が放せないシーズンとなりそうです。