2017年の展望


2017年ペナントレース開幕を前にして、通算2000本安打に最短距離にいるのが1961安打の荒木雅博内野手(中日)で、あと39本となっています。年間71安打に終わった昨年でも39安打目は5月24日で、割と早い時期の到達でした。今年も定位置争いからスタートとなれば、昨年よりペースダウンも予想されますが6月中には達成してほしいところです。

 福浦和也内野手(ロッテ)は昨年20安打で通算1932安打。ここ数年のペースからしても、あと68本はまだまだ時間がかかりそうです。一昨年は47安打で、ここ2年の合計が67本とほぼ残り本数に近い数字です。となると2年計画で、今季は半分の34本は打ちたいところです。昨年は初出場が7月13日と大きく出遅れたので、今季は開幕一軍スタートでどんどん数字を伸ばしてほしいです。
 阿部慎之助内野手(巨人)は通算1917安打で残り83本。5月末から出場した昨年でも年間104安打なので、開幕から普通に出られれば7月末には届きそうな数字です。2050本位まで伸ばせれば、来季以降もまだまだ期待出来そうです。

 内川聖一外野手(ソフトバンク)は昨年169安打で通算1896安打。5年連続8度目の150安打で、残り104本は7月中に達成出来そう。2000本を通過点に2500安打も十分狙えるペースです。ちなみに日本での2000本安打47人中、2000本イヤーに150安打以上は川上160本・長嶋155本・張本169本・石井174本・金本164本の5人だけ。内川選手が6人目となる可能性は高いと思われます。
 鳥谷敬内野手(阪神)は昨年106安打で通算1872安打としました。打撃不振に陥り、かろうじて連続100安打は継続したものの、確実視された1900本台到達も達成出来ませんでした。2015年までは11年連続で130本以上打っているので、打撃が復調すれば128安打は8月中には届く数字です。不振を引きずるようであれば、来季への持越しもあるかもしれません。選手生命を懸けてのシーズンとなりそうです。

1500本を超えて、次の区切りである2000本を目指すのが以下の5人です。
 村田修一内野手(巨人)は通算1765安打。昨年は自己2番目の160安打を放ち、健在ぶりをアピール。残り235本は2シーズンで十分に到達可能で2000本への道もかなり開けてきました。今季は1900本台に乗せて来季夏頃の2000本達成に弾みをつけたいところです。
  福留孝介外野手(阪神)は、昨年141安打で通算1576安打としています。残り424本は昨年並みの数字ならば丁度3年といったところ。42歳シーズンまでレギュラー出場が必要で、ハードルは高いですが、日米通算だけでなく是非国内2000本にもチャレンジしてほしいです。

 中島宏之内野手(オリックス)は通算1571安打。昨年は不振や怪我で96試合と約2/3の出場に留まり91安打。それでも打率.290と確実性が戻って来ました。今季は怪我なく乗り切って最低でも1700本台には到達したいところ。アメリカ時代の2年間の足踏みがなければ今年あたり2000本イヤーだった可能性もあります。残り429本は143本ペースで3年と、34歳の年齢からもまだまだ余裕のある2000本ペースと言えるでしょう。
 栗山巧外野手(西武)は通算1560安打。昨年は133本でしたが、レギュラー定着の08年以降では2番目に少ない数字。今年は140本以上は打って、1700本台到達が期待されます。残り440本は3年ならば147本ペース。08〜15年の平均が152本なので決して無理な数字ではないはず。もう一度最多安打争いに絡むような活躍が期待されます。

 今江年晶内野手(楽天)は通算1513安打。期待された移籍1年目は怪我もあって89安打止まり。まだ33歳ですし、残り487本は122本ペースで4年後に37歳で達成という予想図が描けます。122本ペースは低い数字にも思えますが、レギュラー定着の05〜16年の平均がほぼ122本ですので今から4シーズン目の2020年達成は可能性高いのではないでしょうか。

今季又は来季で1500安打達成を目指すのが以下の4人です。
 坂本勇人内野手(巨人)は通算1402安打。昨年は166安打で1400本台に到達。自己最高打率で首位打者と飛躍のシーズンとなりました。残り98本の1500安打は7月中には達成出来そうで、28歳での1500本安打となれば益々3000本安打の期待感も高まります。150本ペースで4年で2000本に到達しても、まだ32歳ですからその後も相当の上積みが期待出来る選手です。
 田中賢介内野手(日本ハム)は日米通算1358安打。昨年は147安打で、今季中の1500安打到達はギリギリかなという感じです。ここ10年で4度150安打をクリアしているので、上位打線で本数を稼いでほしいです。130本ペースで5年、40歳シーズンに2000本に届くでしょうか。

 本多雄一内野手(ソフトバンク)は通算1241安打。昨年は93安打で3年連続規定打席不足。最低だった2015年からは巻き返しましたが、決して満足出来る数字ではなかったでしょう。今年はフル出場で一気に1400本に到達したいところ。159安打以上は2度記録しており、1番か2番打者で定着出来れば可能性ありそうです。満34歳シーズンの来季で1500安打到達が予想されます。
 松田宣浩内野手(ソフトバンク)は通算1231安打。昨年は2年連続全試合出場で142本を上積みしました。今まで怪我が多かったので、ここ2年の皆勤ぶりは明るい材料です。今後2年で1500安打到達、その後4年で残り500本(平均125本ペース)で39歳シーズンでの2000本安打達成です。

数年後の1500本安打達成を狙う選手としては次の4人が挙がります。
 西岡剛内野手(阪神)は日米通算1215安打。まだ32歳で十分期待出来るのですが、昨年のアキレス腱断裂の大怪我からのカムバックがどうなるのか。全てはそこにかかっています。今季後半くらいに一軍復帰して来季以降は常時出場、くらいの感じで進めば2000本も目指せそうですが、そう簡単にいかないケースも想定されます。いずれにしても完全復活を願いつつ、見守って行こうと思います。
 中村剛也内野手(西武)は通算1141安打。昨年は92安打止まりで、レギュラー定着の2008年から9年間で4度目の100安打未満でした。33歳で1141安打は、ちょっとペース的に厳しくなりました。40歳までの7年で2000本までの残り859本を打つには123本ペースが必要。レギュラー選手なら123本はハードル低そうでも、中村選手はここ9年の平均が104本に過ぎません。20安打の2013年を除いても平均115本ほどで、今後のペースアップの為にも長期欠場する事なく、これからのシーズンを乗り切ってほしいものです。

 長野久義外野手(巨人)は通算1039安打。日本人選手最速タイとなる入団から7年での1000本安打達成。今季は1200安打到達が目安になりそうです。満33歳シーズンで1200本となれば、残り800本を40歳シーズンまでの7年では115本弱のペース、6年では134本弱ですからこちらも十分狙えそうです。
 長谷川勇也外野手(ソフトバンク)は通算1015安打。2015年の19安打という停滞が痛かったのですが、昨年は105安打で希望を繋ぎました。今年は完全復活で150本以上は打ちたいところ。そのためには指名打者主体でなく、外野の定位置確保が必要でしょう。

そして、今季中に1000本安打達成を狙う選手としては次の7人がいます。
 大島洋平外野手(中日)は通算958安打。昨年はリーグ2位の175安打と順調に上積み。入団7年でこの数字ですから、大卒社会人経由のハンデを跳ね返しての2000本安打が期待されます。2000本までの残り1042本は149本ペースで7年、131本ペースで8年かかります。オフに31歳になったところですので、30代での2000本は十分可能です。
  陽岱鋼外野手(巨人)は昨年145安打で通算942安打としています。ここ3年の平均試合数が113と近年、故障がちで今季もキャンプから出遅れとやや心配です。1月で30歳になったばかりですので、今季も含め7シーズン152本ペースで36歳2000本、8シーズン133本ペースで37歳2000本とまだまだ貯金はある感じ。開幕スタメンが無理でも最低130安打は打ってほしいですね。

 石川雄洋内野手(DeNA)は通算924安打。昨年は62安打と2年連続100本未満。このところのペースダウンで30歳シーズンの1000本安打も逃し、今季は正念場です。ポジション争いも厳しさを増し、レギュラーが保証されているわけでもない状況ですが、早目に1000本をクリアして1050本を超えるあたりまで伸ばしてほしいところです。
 川端慎吾内野手(ヤクルト)は通算922安打。昨年は40試合に欠場しながらも127本を上積み。6月初めには1000本到達が期待されますが、キャンプ中にヘルニア発症のニュースが。手術に踏み切るようなら長期欠場もありそうで心配されますが、軽症で普通にプレー出来るのならば1100本近くは行くでしょう。

 中田翔内野手(日本ハム)は2年連続142安打で、通算866安打。残り134本の1000本安打は今季で達成出来るでしょう。2000本までの1134本は142本ペースで8年、126本ペースで9年かかります。いずれにしても35、6歳で余裕をもって2000本安打を達成出来そうです。
 秋山翔吾外野手(西武)は自己2番目の171安打で通算846安打。この調子ならば残り154本の1000本安打を今季中に達成するのは大丈夫でしょう。入団7年での1000本安打達成となれば、日本人最速タイで今後も期待が持てます。今季も含め8シーズンでの2000本到達が期待されます。

 浅村栄斗内野手(西武)は通算836安打。昨年は自己タイのの172安打で大きく数字を伸ばしました。1000本安打までの164本という数字はレギュラー定着後の6シーズンで2度しかクリアしていませんが、昨年後半からの活躍が印象的なだけに今季中の達成を期待したいです。今季が満27歳シーズンと、年齢的には35歳シーズンまでに2000本安打を達成出来るペースで、最終的に2500本をどれだけ超えて行けるかも楽しみです。

今季の達成は無理ですが、2〜3年中に1000本安打達成を狙う選手としては次の6人がいます。
 T-岡田外野手(オリックス)は通算795安打。昨年は20試合に欠場しながら自己2番目の129安打とますまず。2月に29歳になったところで、今季も含めて2シーズンで1000本安打を達成すれば満30歳で1000本ですから悪いペースではありません。ただ、140本以上が1度もないのはメインページ内でも異色の存在。39人中、他に平田・今宮と3人だけで、中でも自己ベストが131本のT-岡田選手は39人中最少の自己ベストです。選手生活後半の本数減を考えれば、30歳前後の全盛期に本数を稼いでおきたいところです。
 丸佳浩外野手(広島)は昨年162安打で通算776安打。自己2番目の本数で、1000本安打に224本としました。ここ3年の平均が150本を超えており、2018年での1000本安打到達は確実視されます。満29歳シーズンでの1000本安打となり、順調と言えるでしょう。今季で930〜950本あたりが予想されます。

 角中勝也外野手(ロッテ)は昨年リーグ最多の178安打で通算760安打。2度目の首位打者を獲得し、全盛期突入の予感も漂います。満30歳シーズンである今季中の1000本安打は流石に無理と思われますが、920〜930本あたりまで伸ばして来季前半での達成を期待したいところ。プロ入り最初の4年で9安打とスタートがスローだった分、これからガンガン上乗せしていってほしいですね。
 菊池涼介内野手(広島)は昨年リーグ最多の181安打で通算691安打。14年の188本には及びませんでしたが、堂々たる数字です。残り309本となった1000本安打は来シーズンの達成が十分可能です。入団7年での達成は秋山選手同様に日本人最速タイとなります。今季で850本あたりまでは伸ばしたいところです。

 平田良介外野手(中日)は昨年103安打で通算663安打。25試合を欠場して、怪我の多いイメージを払しょく出来ませんでした。1000本までの337安打は今後2年では厳しいですが、今季で820本あたりまでは伸ばしてほしいです。ややペースが遅いので、今後は170本位のシーズンを何回か達成して追い上げたいところです。
 銀次内野手(楽天)は昨年は116.安打の上積みで通算648安打。2年ぶりに100安打に乗せたとは言え、物足りないシーズンでした。平田選手と同年齢で通算安打も近い数字。今後2年半位で1000本安打達成と行きたいところ。今季で800安打に到達出来れば今後も期待出来そうです。

2017年バージョンとして山田哲人内野手(ヤクルト)、中村晃外野手(ソフトバンク)、柳田悠岐外野手(ソフトバンク)、鈴木大地内野手(ロッテ)、筒香嘉智外野手(DeNA)、今宮健太内野手(ソフトバンク)、西川遥輝外野手(日本ハム)、梶谷隆幸外野手(DeNA)の8人をメインページに追加しました。

 山田哲人内野手(ヤクルト)は既にスーパースターの域に到達した感もあり、その将来は大きく開けています。24歳で632安打ですから、平均140本でも34歳で2000本到達。坂本選手には及びませんが現役トップクラスのハイペース。今季で800安打到達が期待されます。
 中村晃外野手(ソフトバンク)は27歳で通算620安打。自己最多が2013年の176安打で、今季中の800安打は難しいかもしれません。連続3割がストップしましたが、今季は巻き返して150〜170安打は打ちたいところ。1000本安打は2019年でしょうか。
 柳田悠岐外野手(ソフトバンク)は28歳で通算615安打。昨年終盤の欠場で、満30歳シーズンである2018年の1000本安打は可能性ゼロではないものの、大変厳しくなりました。2015年の182安打が自己ベストですが、近年の四球の増加を考えると今季中の800安打は難しそうです。着実に150本以上は打ってほしいですね。
 鈴木大地内野手(ロッテ)は27歳で通算588安打。138本ペースで30歳シーズンの2019年に1000本安打クリアです。ここ4年の平均が138本弱なので、普通にプレー出来れば3シーズンでの1000本到達が期待されます。

 筒香嘉智外野手(DeNA)は25歳で通算562安打。ここ3年の合計安打数が431本。2014年に30試合欠場している事を考えれば今後3シーズンで438本を打っての1000本安打達成は十分可能です。その年で満28歳シーズンですから順調なペースと言えます。今年で700本突破は確実でしょう。
 今宮健太内野手(ソフトバンク)は筒香選手と同い年の25歳で通算555安打。プロ7年で筒香選手とほぼ同ペースですが、ここ3年では今宮選手226本に対し筒香選手308本と圧倒されているだけに何とか食い下がりたいところ。今季は自己ベスト132本を軽く更新して700安打を大幅に超えてもらいたいですね。
 西川遥輝外野手(日本ハム)は24歳で534安打といいペースです。昨年は155安打でしたが、このペースを維持出来れば3シーズンで1000本安打に届きそうです。そうなれば27歳シーズンでの1000本安打となり、2500本も目指せるペースです。今季で700本到達を達成したいところです。
 梶谷隆幸外野手(DeNA)は28歳で522安打。元々ペースは遅めだったので、昨年36試合を欠場して108安打止まりは痛かったです。今後ガンガン打って、160本ペースで3年で1000本安打・・・と行けばいいのですが、自己ベストが143本。3シーズン160本ペース維持は簡単ではないでしょうが、ポテンシャルの高い選手だけに高いレベルの数字を期待したいです。

上記以外の注目選手ですが、メインページ入りの1つの基準である通算500安打を今季中に達成出来そうな候補としては、通算411安打の中島卓也内野手(日本ハム)、389安打の田中広輔内野手(広島)が控えています。

 さらに2年後の500安打達成予備軍としては、372安打の中村悠平捕手(ヤクルト)、293安打の近藤健介捕手(日本ハム)、279安打の金子侑司外野手(西武)、260安打の森友哉捕手(西武)、237安打の鈴木誠也外野手(広島)が続きます。今季中に通算380〜450安打ラインへの到達が期待される選手たちです。
 彼らの後にも、駿太外野手(オリックス)、高橋周平内野手(中日)、桑原将志外野手(DeNA)、田村龍弘捕手(ロッテ)、高山俊外野手(阪神)、茂木栄五郎内野手(楽天)など若手スター候補が続々と続いています。

そしてメジャーリーガーの日米通算記録では4308安打のイチロー外野手(マーリンズ)ですが、昨年は95安打で7年ぶりに前年比アップを記録しました。とは言え、2年連続100本未満と流石にここへ来ての本数は200安打を当然の如く打っていた頃と比べれば物足りないものがあります。昨年は満43歳シーズンと言う事を考えればそれでも上々という見方もあるでしょうが、イチロー選手だからこそ高い数字を期待してしまいます。あと192本の日米通算4500安打もまだ2年はかかりそうですし、メジャー3500安打にはまだ470本もあって、今のところ現実感が沸かない数字です。いずれにしてもここ2年の数字を目安に今季も100本前後は打ってほしいですね。

 青木宣親外野手(アストロズ)は日米通算1965安打となり、あと35本で2000本安打。4月に打率.205と出遅れた昨年でもシーズン35安打目は5月22日。普通にスタートすれば今季はもう少し早い時期に35安打目を打てるでしょうし、達成は時間の問題と思われます。シーズントータルでは2100本を突破して2150本に近付く位の数字を期待したいです。

 川崎宗則内野手(カブス)は日米通算1493安打。2015年の6安打に続き、2016年も7安打と数字が伸びませんでした。今季こそは1500安打を達成してほしいですし、開幕早々のクリアを期待したいです。今季で満36歳と、2000本は難しくなって来ましたが1本でも多く上積みしてほしいものです。                                                           

 2017年ペナントレース、優勝の行方と共に彼らの活躍から目が放せないシーズンとなりそうです。