☆2012年ペナントレース開幕を前にして、通算2000本安打に最短距離にいるのが1975安打の宮本慎也内野手(ヤクルト)です。4月に月間MVPと好スタートを切った昨年は開幕20試合目に25安打目を記録。今季は4月末までに26試合が組まれており、4月中の達成も十分ありそうです。ホームゲームでは21〜23試合目となる4月24日からの中日戦に間に合うかどうか。いずれにしても達成は時間の問題で、開幕直後に41歳5ヶ月となるため落合博満の41歳4ヶ月を更新する2000本安打の最年長記録も確実です。
続く1966安打の稲葉篤紀選手(日本ハム)は昨年124安打で、残り34本とこちらも早期達成が確実。昨年は開幕から32試合目で34安打。今季は5月4日から札幌ドームでのオリックス3連戦が31〜33試合目に当たり、この前後の達成が見込まれます。
1962安打の小久保裕紀内野手(ソフトバンク)は昨年故障がちで92安打。2011年中に達成の可能性もあった2000本安打は、残り38本を今季に持ち越しました。満身創痍で決して万全とはいかない状況ですが、5月中には達成出来るでしょう。昨年は出場35試合目で38安打を放っており、多少の欠場を見込むとチーム39・40試合目となる5月16日からのヤクルト2連戦あたりが有望でしょうか。それに近い時期のホームゲームは43・44試合目の広島2連戦ですが、どうなるでしょう。
1881安打の谷繁元信捕手(中日)は昨年71安打で、5年連続100本未満ながら残り119本と、いよいよ達成が現実味を帯びて来ました。と言っても、シーズン119本以上は自己最多126安打の99年1度しかないため、やはり2年計画。今年も最低70本は上積みして出来るだけ来季への持ち越しを少なくしたいところ。宮本選手が達成するであろう最年長2000本安打を更新する有力候補となっています。
1855安打の谷佳知外野手(巨人)は昨年37安打と前年を更に下回る本数で苦しくなったものの、何とか残り150本を切るところまで来ました。このペースだと40本平均であと4年、42歳までプレーすれば・・・という未来予測。高い壁だったラミレス選手が抜けたレフトでの先発出場を増やし、60〜70本は打てると見通しも若干明るくなりそう。まずは着実に1900本台突入を果たしたいところです。
1850安打のアレックス・ラミレス外野手(DeNA)は不振と言われた昨年でも133安打。過去11シーズン中9度の150安打を記録しており、今季中の達成可能性では谷繁、谷の両選手を凌ぎます。時にスタメン落ちもあった昨年と異なり、4番の代役がいないチーム状況では怪我のない限り先発出場しそうで打席数も去年よりはアップするでしょう。9月中には達成でしょうか。ちなみに今季全試合に出ても1695試合で、1646試合の川上哲治に次ぐ歴代2位のスピード記録が有望です。
☆1700本を超えて、段々と大記録が見えて来たのが次の5人です。
日米通算1830安打(日本のみでは1399安打)の城島健司捕手(阪神)は前年の168本からわずか25本と大幅ダウン。日米通算2000本にはあと170本ですが、体調面を考えても2年計画。今季は一塁コンバートも予定され、ブラゼルとの兼ね合いでどの程度の打席数があるのか不確定な状況ではシーズンの数字を予想するのは困難です。1900本ラインを超えて、来季の日米2000本を射程距離に捉えてほしいところですが・・・。国内ではあと101本で区切りの1500本安打ですが、達成出来るかは出場機会次第です。
1781安打の山崎武司内野手(中日)は、昨年は骨折もあって83本止まり。今季は中日に移籍しましたが、指名打者は交流戦の12試合しかないので、やはり一塁の定位置を確保出来るかどうかで今後が決まりそうです。110本ペースで2年、73本ペースで3年ですが、さてどうなるでしょうか。
1762安打の福浦和也内野手(ロッテ)は昨年80安打で、残り238本。以前なら2シーズンで打てた数字ですが、ここ数年の実績からは3年計画でしょう。80本ペースで2014年達成が見込まれます。豊富な外野陣から大松選手の一塁コンバートが予定されており、そうなると指名打者をホワイトセル選手と争う形になるのでしょうか。長打力で及ばない分、確実性と勝負強さをアピールして打席数を確保したいところです。
1731安打の松中信彦内野手(ソフトバンク)は昨年82安打と前年の56本からは増えましたが、物足りない数字でした。ただ、内容的には打率3割をクリアしており、今季への期待感があります。メンバー的に外野での出場は厳しく、両外国人や小久保選手と一塁及び指名打者の2つの椅子を争う形になりそう。100〜120本位の数字は残してほしいところです。
日米通算で1771安打(日本のみでは1277安打)の井口資仁選手(ロッテ)。昨年は135安打とそこその数字で日米2000本までは229本と来シーズンにはほぼ達成出来そうです。国内では2000本はまだまだ先ですが、1500安打は残り223本でこちらも来季達成が有望です。
☆1500本を突破して、いよいよ2000本までの大記録に向けて歩み始めているのが次の8人です。
1619安打の和田一浩外野手(中日)。39歳の昨年は打撃不振に陥り103安打の上積みに終わりました。残り381本は3年間なら平均127本ペース。42歳までの現役生活が少なくとも必要な状況。2013年まで契約を残すとは言え、さらなる現役続行へ向け今季は大事なシーズンとなります。150安打以上を打っての3割復活に期待したいです。
1591安打の井端弘和内野手(中日)は昨年も体調が万全でなく、88安打の上積みに留まりました。残り409本は150本以上6度の実績からしても3シーズンで消化してもらいたいところです。今季は1720〜1750本くらいまで伸ばせれば2014年達成が見えて来ます。
1573安打の松井稼頭央内野手(楽天)は昨年8年ぶりの日本復帰で140安打を放ちました。日米通算では既に2000本安打を達成していますが、日本だけでもあと567本で140本ほどのペースでも4シーズン目に39歳で到達出来ます。7年も日本を離れていてもそれまでのハイペースが物を言っています。今季中に1600本を軽くクリアするようなら見通しも明るいですね。
1569安打の新井貴浩内野手(阪神)は昨年148安打と順調に数字を伸ばしました。残り431本の2000本安打はここ3シーズンの合計470安打からすれば、今後3シーズン目の2014年での記録達成が有望です。今季は1720本あたりまで伸ばしたいですね。
1551安打の金子誠内野手(日本ハム)は昨年69安打に終わってやや苦しい感じです。2年連続で60本台と痛いペースダウンとなりました。113本ペースであと4年といったところですが、今季は軽く1600ラインを越えて1700本に迫りたいところです。
1546安打の高橋由伸外野手(巨人)は10年の75安打から63安打と本数ダウン。金子選手と同年齢で本数も同じくらいになっていますが、114本ペースであと4年。今季は100〜120本は打てると可能性も高まります。
1528安打の荒木雅博内野手(中日)は昨年143安打を放ち、2000本安打まであと472本。158本ペースで残り3年ですから、昨年並みの調子だと2015年に30〜40本程度を持ち越すかもしれません。その2015年でも満38歳ですから、十分達成出来そうです。
日米通算1518安打(日本のみでは1105安打)の岩村明憲内野手(楽天)は、昨年34安打と打撃不振で日米通算1500本も持ち越しとなりました。今季はどれだけ打棒復活が果たせるか、今後を左右する正念場のシーズンとなりそうです。日米通算では1630〜1650本、日本だけでは1220〜1240本あたりまで伸ばす事が期待されます。
☆さらに数年で1500安打達成を目指すのが以下の8人です。
阿部慎之助捕手(巨人)は昨年114安打で通算1332安打。平均134本ペースで2000本まで今季も含め5シーズンとなると、その時に37歳。左打ちの捕手としては初めての2000本安打は十分達成可能でしょう。
東出輝裕内野手(広島)は昨年151安打止まりで通算1305安打となりました。平均139本ペースで5シーズンで2000本達成。それでも36歳シーズンですから、かなり余裕で2000本安打を達成出来そうです。
中島裕之内野手(西武)は通算1225安打。昨年は168安打で5年連続150安打を継続中と、安定しています。残り775本は155本ペースで5シーズンかかります。メジャー志向のため、このオフのFA移籍が濃厚ですが今季中に1400本に近付く位の本数まで伸ばしてほしいところです。
鳥谷敬内野手(阪神)は150安打で通算1154安打としました。入団8年間の平均が144本で、このペースならあと6シーズンで2000本越えが実現しそうです。36歳シーズンの2000本安打となれば、2500本も狙えそうです。
村田修一内野手(巨人)は通算1100安打。新天地で心機一転の今季は昨年の134本からの上積みが期待出来そう。残り900本は130本程のペースであと7年というところです。そのシーズンで38歳ですから、十分に狙える位置にいる選手と言えます。
内川聖一外野手(ソフトバンク)は通算1090安打。昨年は首位打者は獲得しましたが、欠場が多く145安打止まりでした。フル出場すれば170本前後は期待出来るので、あと6年ほどで2000本安打が達成されそうです。今季は1250本は突破するでしょう。
栗原健太内野手(広島)は通算1054安打。昨年は157安打と、順調に数字を伸ばしました。今季は1200本突破が予想されます。150本ペースで6年と少し、36歳の2018年に2000本安打が達成されそうです。
森野将彦内野手(中日)は通算1111安打。昨年は118安打と大きくペースダウンしてしまいました。その分を取り返すためにも今季は1300本近くまで進みたいところです。残り889本は150本ペースで行けば6年でクリア出来ますし、その時で39歳シーズンですから40代までの選手生活を考えなくてもまだまだ達成有望と見ています。
☆今季中の1000本安打達成を狙う選手としては次の3人が挙がります。
今江敏晃内野手(ロッテ)は通算919安打。昨年は134安打とそこそこの数字でした。今季は前半戦で軽く1000本安打を通過してほしいところです。現在28歳で、136本平均でも8年後に36歳で2000本安打達成となります。
田中賢介内野手(日本ハム)は通算915安打。昨年は怪我で58本止まり。確実視された1000本安打も今季に持ち越しとなりました。それでも49試合で58安打は144試合ならば170安打ペース。今季は1100本にかなり近付くあたりまで伸ばしてほしいところです。
栗山巧外野手(西武)は通算870安打。昨年は自己2番目の171安打で、4年連続150安打と安定感も増して来ました。今季の1000本安打は怪我さえなければ有力で、1040本くらいまで伸ばせそうです。
☆そして、あと2年での1000本安打達成を狙う選手としては次の7人がいます。
片岡易之内野手(西武)は通算842安打。昨年は故障で75安打止まり。今季の完全復活に関しても手術明けで、現時点では不透明です。来季完全復活を前提に今季は900安打突破が最低目標でしょうか。まだ20代だけに、今後の巻き返しに期待です。
森本稀哲外野手(DeNA)は通算818安打。期待されての横浜移籍でしたが、昨年はわずか25安打と期待を裏切る結果でした。今季こそ1000本までの182本を一気にクリアするぐらいの勢いを見せてほしいものです。今季の結果次第で今後の展望が大きく変わりそうな立場なので、是非活躍してほしいですね。
本多雄一内野手(ソフトバンク)は通算779安打。昨年は自己2番目の159安打。まだ27歳なので20代1000本安打は確実視されます。今季は通算950安打に迫りたいところです。
鉄平外野手(楽天)は通算741安打。昨年は67安打と不振で、5年連続100安打でストップ。あと2年で1000本安打を達成するためにも今季は130本は打ちたいところです。
田中浩康内野手(ヤクルト)は28歳で通算736安打。4年連続100安打で昨年は自己最多の155安打。大卒なのでこれからさらにペースを上げていく事が期待されます。1000本安打は31歳シーズンの2013年には達成出来るでしょう。
坂口智隆外野手(オリックス)は通算701安打。3年連続150安打で、いずれのシーズンも自己ベストを更新とまだまだ右上がりなパッターです。昨年は172安打ですのでまたまた自己ベストが出るようなら今季中の700安打も有望です。26歳ですので平均160本ペースでも3年で20代シーズン中に1000本安打を達成出来そうです。
中村剛也内野手(西武)は通算686安打。昨年は怪我で71安打止まりでしたが、09年は143安打の実績があり、今季は一気に700安打に到達したいところです。現在27歳ですので30歳シーズン中に1000本安打を達成するには平均150本超のペースが必要で、それはちょっと難しいかもしれません。
☆2012年バージョンとして坂本勇人内野手(巨人)、松田宣浩内野手(ソフトバンク)の2人をメインページに追加しました。坂本選手は高卒入団5年で633安打と、同段階でのイチロー選手618安打、松井秀喜選手628安打を上回る現役ナンバーワンの量産ペースです。平均150本でも今後16年で3033本に到達して39歳と、日本記録の3085安打も射程内に入りそうで今後の注目株です。
松田選手は昨年自己2番目の148安打で通算547安打としています。今後3年、151本ペースで丁度1000本安打となり31歳。その後7シーズン143本ペースで38歳2000本安打という予想図が描けます。これまで故障に泣かされた来ただけに、万全な体調でプレーし続けられるかどうかがポイントですね。
☆上記以外の注目選手ですが、メインページ入りの1つの基準である通算500安打を今季中に達成出来そうな候補は、452安打の石川雄洋内手(横浜)、439安打の長谷川勇也外野手(ソフトバンク)、426安打の大引啓次内野手(オリックス)らが控えています。
さらに2年後の500安打達成予備軍としては、317安打の聖沢諒外野手(楽天)、282安打のT-岡田外野手(オリックス)、253安打の陽岱鋼外野手(日本ハム)らが控えています。今季中に通算400〜480安打ラインへの到達が期待される選手たちです。
☆そしてメジャーリーガーの日米通算記録では3706安打のイチロー外野手(マリナーズ)ですが、昨年は184安打でついに10年連続200安打でストップ。それでもあと1年半ほどで4000本台に突入しそうで、もう日本人選手では追随を許さない状況です。メジャーだけでは通算2428安打で今季前半には2500安打を達成出来そうです。そうなるといよいよ2014年のメジャー3000本達成も視界に入って来る感じです。
10年目の松井秀喜外野手(所属先未定)は昨年の130安打で日米通算2629本まで伸ばしました。124本ペースで3年で3000本。メジャーだけでは1239安打で、131本ペースで2年で1500本とそれぞれ大台が見えて来ています。しかし今季はキャンプそしてオープン戦の時期になっても所属先が決まらない異常事態。どうなるのでしょうか・・・。
メジャー5年目で1666安打の福留孝介外野手(ホワイトソックス)は、昨年メジャー移籍後最多の139安打。今季は3球団目となるホワイトソックスで新たな挑戦が始まります。昨年並みとしても1800本突破の期待がかかります。112本ペースでも3年で2000本到達で、その時にまだ37歳シーズンですから達成の可能性はかなり高いでしょう。
メジャー2年目の西岡剛内野手(ツインズ)は通算961安打。昨年は開幕直後の大怪我で50安打止まり。今季は着実に1100安打クリアは期待したいですね。平均130本ペースで8年、35歳シーズンで2000本到達出来ますが、まだフルシーズン働いていないので不確定要素が多いようです。
今年からメジャーに挑戦するのは以下の二人です。
川崎宗則内野手(マリナーズ)は30歳で1343安打といいペースで来ています。マイナー契約からどう這い上がるか注目です。メジャーで定位置を確保出来れば一気の1500安打達成も有り得ますが、100安打は着実にクリアしてほしいところです。
青木宣親外野手(ブルワーズ)は通算1284安打。レギュラー確定ではなく、常時出場出来るかは今後の活躍次第。日米通算2000本までは716本で144本ペースで5シーズン、179本ペースで4シーズンというところ。まずは定位置確保に全力を注ぎたいところです。
2012年ペナントレース、優勝の行方と共に彼らの活躍から目が放せないシーズンとなりそうです。