2018年の展望


2018年ペナントレース開幕を前にして、通算2000本安打に最短距離にいるのが1975安打の内川聖一内野手(ソフトバンク)で、あと25本となっています。残り104本で迎えた2017年の達成が確実視されていたのですが、骨折での長期欠場があって、まさかの79安打止まり。今季は4月末までに25試合が予定されており、昨年の25安打がチーム21試合目ですので、4月中の達成が有力です。昨年まで1769試合出場で、1800試合未満の達成ならば史上9人目となります。また、4月中の達成ならば年少記録10位タイの35歳8か月で、2500安打は十分に狙えそうです。

 福浦和也内野手(ロッテ)は昨年30安打で通算1962安打。ここ5年の平均安打数が31本で、今季中の達成はやや難しいでしょうか。昨年並みの134打数とすれば、打率.284ぐらいで38安打は打てる計算です。従って昨年同様の出場機会でも全く無理とは言えませんが、ここ10年で.280以上は2度だけと近年は打率も低い傾向にあり、10数本程度を2019年に持ち越すことになりそうです。

1500本を超えて、いよいよ大台の2000本を目指すのが以下の5人です。
 中島宏之内野手(オリックス)は通算1694安打。昨年は日本復帰3年目で最多の123安打。2年ぶりに規定打席到達も果たし、2018年はさらなる成績アップが期待されます。残り306本は2年半位かかりそうですが、今季で満36歳。38歳シーズンで十分到達出来そうです。近年は40代での2000本安打も珍しくなく、38歳ならば全体の真ん中程度に位置するペースです。
 福留孝介外野手(阪神)は、昨年116安打で通算1692安打としています。残り308本は中島選手同様に2年半といったところ。43歳シーズンまでかかるので、まだ先は長いですが、是非国内2000本にもチャレンジしてほしいです。

 栗山巧外野手(西武)は通算1644安打。昨年は先発機会が減り、10年ぶりの規定打席不足で84本止まりでしたが、今季でまだ35歳ですし、まだまだやれるはず。残り356本はレギュラーで出られれば2年半位で達成可能。ここ3年の合計安打数が360本でほぼ残り本数に近いのですが、今年で1800本位まで伸ばせれば見通しも明るくなります。もう定位置は約束されてはいない状況だけに、キャンプ・オープン戦から好調をアピールしてほしいですね。
 坂本勇人内野手(巨人)は昨年は157安打で通算1559安打。歴代2位の年少記録で1500安打に到達と、屈指のハイペースを維持。今季は141本で1700本台に突入しますが、ほぼ確実に到達出来る数字です。今後3シーズン目となる、2020年の2000本安打達成が有望です。12月生まれなので2020年達成でもまだ31歳。将来的にどこまで数字を伸ばすか楽しみな選手です。

 今江年晶内野手(楽天)は通算1545安打。骨折で8月以降を棒に振るなど、移籍1年目をさらに下回る32安打と不本意な2017年となってしまいました。定位置を確保出来ていない現状で、一からレギュラー取りにチャレンジしていかなければならない状況です。まだ34歳、もうひと花咲かせてもらいたいものです。

1000本安打を突破して、次の区切りである1500安打達成を目指すのが以下の7人です。
 松田宣浩内野手(ソフトバンク)は通算1371安打。昨年は3年連続全試合出場で140本を上積みしました。ここ3年の平均が145安打ですので、今季中の1500安打達成が有望です。今季で満35歳ですから、その後125本ペースでも39歳シーズンで2000本安打到達です。
 中村剛也内野手(西武)は通算1231安打。昨年は90安打止まりで、ここ5年で4度目の100安打未満でした。34歳で1231本ですから、40歳シーズンまでに2000本を打つならおよそ128本ペースが必要です。既に厳しくなりつつありますが、今後2年で1500安打まで伸ばせれば希望も出て来ます。通算本塁打はかなりのところまで行きそうですが、安打でも大記録を目指してほしいところです。

 長野久義外野手(巨人)は通算1160安打。昨年の121安打は入団8年間でワースト2位の数字で、少しペースダウンしてしまい1500安打は2020年になりそうです。今季は1300安打を軽く突破して、150本以上は期待したいです。
 大島洋平外野手(中日)は通算1107安打。昨年は怪我で24試合を欠場しながら149本を上積みしました。1500安打まで393本で2年半くらいかかりそうです。2000本までは893本とまだ遠いですが、ここ6年で953安打しているので、今後6年目となる2023年の満38歳シーズンには達成可能と思われます。今季も着実に150本以上は打ちたいところです。

 秋山翔吾外野手(西武)は昨年リーグ最多の185安打で通算1031安打。日本人選手最速タイの入団7年で1000本安打を達成しました。今や球界トップクラスのヒットメーカーとなり、2000本までの969本は順調に行けば今後6シーズンで打つ事も可能と思われます。計13年で到達すれば、ラミレス選手と並ぶ歴代最速タイ。14年でも榎本喜八・長嶋茂雄・張本勲・鳥谷敬と並ぶ2位タイとなります。
 陽岱鋼外野手(巨人)は昨年87安打で通算1029安打としています。満30歳シーズンで1000本安打ですから、昨年は長期欠場したと言ってもまだまだ順調に来ています。140本ペースで7シーズン、37歳シーズンに2000本到達です。今季で1200本に近付く位まで伸ばせれば見通しも明るいです。

 浅村栄斗内野手(西武)は通算1003安打。昨年は167安打で一気に1000本安打を達成し、安定期に入った感じです。90年11月生まれなので今季中は27歳で、こうなると30歳で過ごす2021年シーズンに30歳1500安打の達成は確実。166本ペースで行けば2020年に過去6人だけの20代1500安打も有り得ます。今季も非常に楽しみな選手です。
 

そして、今季中に1000本安打達成を狙う選手としては次の6人がいます。
 中田翔内野手(日本ハム)はかろうじて連続100安打を継続する102安打で、通算968安打。残り134本だった1000本安打も今季に32本を持ち越しました。今季は132本以上は打って1100本台に乗せたいところです。
 丸佳浩外野手(広島)は昨年自己最多の171安打で通算947安打。今季の5月には1000本安打を達成出来そうです。ここ5年の平均が153安打で、このペースで行けばほぼ7年、35歳シーズンの2024年に2000本安打達成です。36歳未満での達成は過去50人中12人ですから、歴代達成者と比べても速いペースと言えます。

 T-岡田外野手(オリックス)は昨年自己最多の134安打で通算929安打。自己ベストが134安打はメインページ中でも依然として最少。確かに安打を量産するタイプではないのですが、全試合出場ならば、少なくとも150本前後は期待したいです。88年2月生まれで、今季中の30歳1000本安打はほぼ確実。38歳くらいまでプレー出来れば2000本安打も可能でしょう。
 川端慎吾内野手(ヤクルト)は通算922安打。昨年は椎間板ヘルニア手術に踏み切り、一軍公式戦出場ゼロに終わりました。今季の回復具合がどれほどなのか現段階では分からないのですが、体調さえ整えば通算打率3割台を誇る現役屈指の安打製造機だけに、活躍は期待出来ます。普通に出場出来るとすれば、150本は期待したい。開幕時でまだ満30歳、今後レギュラーで活躍し続ければ、1年のブランクをものともせず2000本安打を達成出来るでしょう。無事に復活する事を願います。

 角中勝也外野手(ロッテ)は昨年103安打で通算863安打となり、1000本安打まで137本。137本以上の実績は過去2度しかありませんが、怪我さえなければ2018年中に1000本安打は十分達成出来る数字です。昨年は怪我での長期欠場が響きましたが、実力者だけに巻き返しが期待されます。
 菊池涼介内野手(広島)は昨年153安打で通算844安打。レギュラー定着したここ5年の平均は159.6本ですから、残り156本の1000本安打は今季達成の可能性が高いでしょう。今季に達成すれば入団7年での達成で、日本人最速タイ記録。7年目の達成は現役では鳥谷敬(阪神)、青木宣親(ヤクルト)、長野久義(巨人)、秋山翔吾(西武)がいます。

今季の達成は無理ですが、2〜3年中に1000本安打達成を狙う選手としては次の10人がいます。
 銀次内野手(楽天)は昨年は自己最多の155安打で通算803安打。3割は逃したものの、順調に数字を伸ばしました。今季で950本越えを果たし、来季早々の1000本安打に向けて1本でも残り本数を少なくしてシーズンを終えたいところです。
 山田哲人内野手(ヤクルト)は昨年130安打で通算762安打。2019年の1000本安打は当確でしょうが、昨年の不振からどう立ち直るか注目です。2014〜17年の打撃が戻ればあらゆる部門でタイトルを争えるレベルだけに打撃三冠に加え盗塁・安打・出塁率の6冠全ての争いに加われる選手。実際に2015年は本塁打・盗塁・出塁率で1位、打点・安打・打率が2位と言う破格の成績を残しており、その再現が期待されます。
 中村晃外野手(ソフトバンク)は昨年138安打で通算758安打。ここ5年の平均は147本で、今季中の900安打突破は十分狙えます。ここ2年打率が下がっているため全試合出場しているにも関わらず、安打数が減少気味なので今季は巻き返したいところ。それでも来季の1000本安打達成は固いでしょう。

 柳田悠岐外野手(ソフトバンク)は昨年139安打で通算754安打。2年続きの終盤戦欠場で好調にも関わらず139本止まりは残念でした。上記の山田選手・中村選手と近い通算安打で競っており、3人の中での1000本安打への先陣争いも楽しみです。今季で900安打突破、来季夏頃に1000本安打達成が予想されます。
 平田良介外野手(中日)は昨年58安打止まりで通算721安打。怪我の多い中で3年連続で規定打席をクリアしていましたが、昨年は66試合の出場で規定打席に程遠い結果に。このペースダウンで苦しくなりましたが、あと279本となった1000本安打を来季中に達成出来るようならば、まだまだ可能性はありそうです。今季の復調を期待しています。
 鈴木大地内野手(ロッテ)は昨年132安打でで通算720安打。140本ペースで30歳シーズンの2019年に1000本安打クリアです。レギュラー定着した2013年以後5年の平均が137本弱なので、今後2シーズンでの1000本到達はぎりぎりでしょうか。大卒選手なのでさらなるベースアップも狙いたい。今シーズンは自己ベスト153安打の更新を目指したいところです。

 筒香嘉智外野手(DeNA)は昨年143安打で通算705安打。ここ2年の合計安打数が294本。1000本安打までの295本は直近のペースだと2シーズンでの消化はギリギリといったところ。ただ、この2年で14試合を欠場しているため、怪我なく出られれば来季での1000本安打も有望です。来季はまだ満28歳シーズンなので順調と言えます。
 西川遥輝外野手(日本ハム)は昨年160安打で694安打と、まだ25歳ですからいいペースです。153本ペースで来季に1000本安打ですが、ここ2年の平均は157本に達し、可能性は十分と言えます。今季は850安打到達が目安になるでしょう。
 今宮健太内野手(ソフトバンク)は昨年、自己最多の139安打で通算694安打。昨年は打撃部門のほとんどで自己ベストと打撃は上向き。残り306本の1000本安打は西川選手と同じ条件ながら、過去の実績からするとハードルが高そうです。ただ、昨年並みの打数でも打率.290以上を残せれば150安打は超えている計算となり、今後2年での1000本安打も可能となってきます。

 梶谷隆幸外野手(DeNA)は昨年124安打で646安打。打率.243と低迷し、大きく安打数を伸ばす事は出来ませんでした。1000本安打にはまだ3年かかりそう。2013年に後半だけで16本塁打に打率.346をマークし、「この選手がフル出場したらどんな数字が残るんだ?」と周囲を驚かせてから4シーズン、どうも中途半端な成績が続いているように思えてなりません。若手外野手の突き上げで発奮し、殻を破ってもらいたいものです。

2018年バージョンとして田中広輔内野手(広島)のをメインページに追加しました。一挙に8人を追加する事となった2017年と比べると人材不足と言うか、谷間の状況です。昨年に偏り過ぎたとも言えますが。その田中選手ですが、大卒社会人経由で遅いプロ入りでしたが、1年目の2014年に86安打。2015年にレギュラー定着後は3年で合計467安打と、平均155安打強のハイペースで通算553安打としています。今後3年149本ペースで行けば、2020年に日本人最速タイの入団7年での1000本安打も十分可能。古田敦也・宮本慎也・和田一浩に次ぐ大卒社会人経由の2000本安打を目指しいもらいたいです。

 そして7年ぶり日本復帰の青木宣親外野手(ヤクルト)は日米通算2058安打となり、一つの区切りに到達。NPBだけでは1284安打で、まだこれから1500安打を目指す立場です。NPB2000本までの716本は144本ペースなら5年でクリア出来、今季が満36歳シーズンの青木選手の場合は、満40歳シーズンの2022年に到達可能。ただし、あくまでも机上の計算であり、日本復帰初年度に打率1割台と苦戦した福留孝介選手や岩村明憲選手のケースも記憶に新しいだけに、今後を占う意味でも今季の青木選手の打撃に注目が集まるところです。

上記以外の注目選手ですが、メインページ入りの1つの基準である通算500安打を今季中に達成出来そうな候補としては、通算474安打の中村悠平捕手(ヤクルト)、通算470安打の中島卓也内野手(日本ハム)、368安打の鈴木誠也外野手(広島)、362安打の近藤健介捕手(日本ハム)、349安打の桑原将志外野手(DeNA)が控えています。

 さらに2年後の500安打達成予備軍としては、341安打の倉本寿彦内野手(DeNA)、302安打の森友哉捕手(西武)、246安打の田村龍弘捕手(ロッテ)、236安打の茂木栄五郎内野手(楽天)が続きます。今季中に通算370〜480安打ラインへの到達が期待される選手たちです。
 彼らの後にも、高山俊外野手(阪神)、源田壮亮内野手(西武)、京田陽太内野手(中日)、吉田正尚外野手(オリックス)、上林誠知外野手(ソフトバンク)、オコエ瑠偉外野手(楽天)など若手スター候補が続々と続いています。

そしてメジャーリーガーの日米通算記録では4358安打のイチロー外野手(所属先未定)ですが、昨年は50安打。代打中心ではこの安打数もやむなしと言ったところ。昨年の序盤は不振で、5月末で打率.176だったが、6月以降は.297と持ち直しシーズン.255で終了。そして2018年2月中旬で所属先未定。まだやれそうなだけに今後の展開が注目されます。                                                         

 2018年ペナントレース、優勝の行方と共に彼らの活躍から目が放せないシーズンとなりそうです。