今日の最優秀打者（ＭＶＨ）2015年　　

　　その日の試合の出場選手の中から、リーグごとに1人ずつ最も価値のある又印象的な活躍をした
　最優秀打者（Ｍｏｓｔ　Ｖａｌｕａｂｌｅ　Ｈｉｔｔｅｒ＝ＭＶＨ）を独断で選定するコーナーです。
　今シーズン終了時に年間最優秀打者（ＭＶＨ最多獲得選手）に輝くのは誰でしょうか？

　4月　　5月　　6月　　7月　　8月　　9月　　10月

シーズン回顧
・・・パ・リーグは中村剛也選手（西武）が12回でトップ。2011年以来2度目の1位ですが、12回の選出はパ・リーグ歴代最多。満塁ホームラン4本など124打点と猛威を振るいました。セ・リーグはリーグMVPにもなった山田哲人選手（ヤクルト）が11回でトップ。トリプルスリーの活躍にふさわしく、前年の5回から大きく伸ばしました。

　パ・リーグは、連続日本一となったソフトバンクでは柳田選手が6回で2年連続チーム一。こちらもトリプルスリーを達成する見事な活躍でした。伏兵・福田選手の3回も立派です。2位の日本ハムでは34本塁打のレアード選手が8回でトップ。打率は低かったのですが、97打点とここ一番の打棒が光りました。反面、100打点をマークした中田選手の3回は物足りない感じです。3位のロッテでは6年目にしてブレイクした清田選手が9回でトップですが、続く選手との差が大きいのが目立ちました。4位の西武では中村選手の12回が光ります。メヒア選手も7回と健闘し、チーム全体で33回選出はリーグ1位でした。5位のオリックスは前年1回の安達選手が意外にも6回でトップ。7月8日には2本塁打6打点の活躍もありました。6位の楽天はペーニャ選手が5回でトップ。次点の中川選手は6月までに4回選出されブレイクの兆しがありましたが、後半戦は息切れ気味だったのが残念でした。

　セ・リーグでは、14年ぶりリーグ優勝のヤクルトでは山田選手が11回でトップ。前年の5回もチームトップでしたが、一段とスケールアップした印象です。打点王の畠山選手もリーグ2位の8回と強力打線の中軸らしい活躍でした。2位の巨人からは亀井選手が4回でトップ。チームでの選出人数14人は両リーグ最多で、裏を返せばレギュラーの固定がされなかったとも言えます。3位の阪神ではマートン選手と福留選手が6回でトップ。38歳の福留選手はベストナインに輝くなど復活を印象付ける活躍でした。4位の広島ではエルドレッド選手が6回でトップ。怪我でフルシーズンは出場できませんでしたが、持ち前の破壊力を発揮しました。5位の中日では次代を担う平田選手が4回でトップ。チーム全体では21回と両リーグ最少タイ。一打で試合を決める中軸打者不足の印象です。6位のDeNAではロペス選手とバルディリス選手が6回でトップ。不動の4番となった筒香選手が5回で続いています。