今日の最優秀打者（ＭＶＨ）2012年　　

　　その日の試合の出場選手の中から、リーグごとに1人ずつ最も価値のある又印象的な活躍をした
　最優秀打者（Ｍｏｓｔ　Ｖａｌｕａｂｌｅ　Ｈｉｔｔｅｒ＝ＭＶＨ）を独断で選定するコーナーです。
　今シーズン終了時に年間最優秀打者（ＭＶＨ最多獲得選手）に輝くのは誰でしょうか？

　4月　　5月　　6月　　7月　　8月　　9月　　10月

シーズン回顧
・・・パ・リーグは中田選手(日本ハム)が10回でトップでした。前年の4回から大幅増で、パ・リーグでは04年松中(ソフトバンク)以来の二桁を記録。

　セ・リーグは阿部選手（巨人）が両リーグ最多の12回でトップ。こちらも前年の5回から大幅増で、07年以来2度目のトップとなりました。12回という回数も06年ウッズ(中日)に次ぐ歴代2位。

　パで3年ぶりリーグ制覇の日本ハムでは中田選手が10回の他は少なく、選出者8人は両リーグ最少。優勝球団にもかかわらず、チーム全体ではリーグ5位の24回止まりでした。中田選手に関しては9月だけで5回と、終盤の大事な時期の活躍が印象的でした。2位の西武では中村選手が21試合を欠場しながら前年に続き8回。交流戦だけで4回の選出でした。西武はチーム全体でも35回で両リーグトップと打力を印象付けました。3位のソフトバンクでは新入団のペーニャ選手がリーグ2位タイの8回。4月に3日連続を含む4回と、序盤の活躍が目に付きました。
　4位の楽天では16人という選出人数の多さが目立ちます。中軸が固定出来なかった事も一因でしょうか。ベテラン松井選手の5回が光ります。5位のロッテでは首位打者の角中選手が6回でトップ。7月までは2回でしたが、8月以降に4回と追い上げました。6位のオリックスでは新入団で打点王に輝いた李選手がリーグ2位タイの8回。バルディリス選手も2試合連続サヨナラ本塁打など5回の選出でした。

　セ・リーグでは、3年ぶり日本一の巨人が32回で回数もトップ。12回の阿部選手は連続月間ＭＶＰとなった8〜9月で9回選出と後半戦は手の付けられないような活躍ぶりでした。自己最高打率を残した坂本選手も堂々の8回。2位の中日では長期欠場もあったブランコ選手が9回でリーグ3位。長打の威力が効いています。和田選手も本塁打は減りましたが6回と健闘しています。3位のヤクルトでは本塁打王のバレンティン選手が11回選出でしたが惜しくも次点。1試合3本塁打を2度記録するなど、破格の長打力を見せ付けました。畠山選手も5月末から3試合連続の選出がありました。
　4位の広島では新星・堂林選手が7回でトップ。初本塁打が決勝打となるなど、打率.242ながら印象に残る打撃が光りました。5位の阪神では新井貴選手の5回がトップ。打点王の前年は4回だったので、それよりは多いのですが打線全体の低調さを反映するように印象度はもうひとつでした。6位のＤｅＮＡでは中村選手と筒合選手の4回がトップ。主砲のラミレス選手も2回止まりと、チーム成績がそのまま出た形となりました。