筒香 嘉智(つつごう よしとも)

 神奈川・横浜高から09年ドラフト1位で横浜ベイスターズに入団。高校時代は2年夏の甲子園で大会3本塁打。準々決勝の聖光学院戦では1試合8打点のタイ記録を達成するなど、5試合で19打数10安打14打点と活躍。プロ1年目はイースタンで26本塁打・88打点と破格の成績で二冠王を獲得。10月に一軍昇格し、10打席目にプロ初安打を初本塁打で記録。2年目の11年も14本塁打で2年連続イースタン本塁打王。8月末に一軍昇格すると、閉幕までほぼスタメンで起用され40試合で8本塁打を含む35安打を放った。

 3年目は球団も新体制となり、開幕一軍は逃したが5月以降は積極的に起用された。主に三塁を守って108試合に出場。10本塁打を放ったが、規定打席以上で最下位の打率.218に102三振と粗さが目に付いた。13年は外国人選手の移籍もあり出場機会が激減。23試合で11安打の.216に終わった。ファームでは77試合で7本塁打、45打点。
 14年は外野転向でレフトに定着。123安打を放って打率3割をマークすると共に、22本塁打・77打点と打撃3部門でチームトップの数字を残す。育成の色合いが濃かった2012年の規定打席到達から2年で大きく成長した姿を見せた。

 15年は157安打で打率.317・24本塁打・93打点と全て前年を上回り、各部門でリーグベスト5に入る活躍。この年5月には打率.383で初の月間MVPを獲得し、オールスター出場にベストナイン獲得と一躍トッププレーヤーの仲間入りを果たした。
 16年も勢いは止まらず、7月には歴代2位タイとなる月間16本塁打に打率.429で2度目の月間MVP。この年は44本塁打・110打点で堂々の二冠王。打率.322と合わせ打撃3部門で自己ベストの数字を残し、チームの4番から日本の4番へと成長を遂げた。

 17年は開幕前のWBCで全7試合に4番で先発出場。打率.320に3本塁打と活躍した。しかしシーズンでは、初本塁打がチーム23試合目と出遅れた。5月末でも4本塁打止まりで、6月以降に24本塁打と追い上げたもののリーグ4位の28本塁打に留まった。連続3割も3シーズンでストップしたが、リーグ2位の94打点とここぞの勝負強さが光った。チームの19年ぶり日本シリーズ進出に貢献し、3年連続ベストナインに選ばれた。
 18年は38本塁打と盛り返し、打率も.295と引き続き安定した成績を残した。4年連続で出場したオールスターの第1戦では通算4本目の本塁打を放ち、敢闘選手賞に選出された。

 16年7月に月間16本塁打。16年7月19日のヤクルト戦から22日の巨人戦まで史上初の3試合連続2本塁打。

 本塁打王1回(16)、打点王1回(16)。ベストナイン3度(15〜17)受賞。月間MVP3回(15年5月、16年7月、17年8月)。オールスター出場4度(15〜18)、16年第1戦でMVP受賞。WBC出場1度(17)、プレミア12出場1度(15)。1991年11月26日生まれ。左投げ左打ち。

年度別打撃成績(赤字はその年のリーグ最多記録)
    試合 打数 得点 安打 二塁打 三塁打 本塁打 塁打 打点 盗塁 犠打 犠飛 四死球 三振 打率(順位)
10 横浜 3 7 1 1 0 0 1 4 1 0 0 0 3 1 .143
11 横浜 40 145 16 35 10 0 8 69 22 1 0 1 14 51 .241
12 DeNA 108 386 31 84 16 3 10 136 45 1 2 5 53 102 .218(24位)
13 DeNA 23 51 5 11 1 0 1 15 3 0 0 0 5 13 .216
14 DeNA 114 410 58 123 24 2 22 217 77 2 0 2 49 100 .300(12位)
15 DeNA 138 496 79 157 28 1 24 259 93 0 0 2 70 98 .317(3位)
16 DeNA 133 469 89 151 28 4 44 319 110 0 0 2 90 105 .322(3位)
17 DeNA 139 503 85 143 31 0 28 258 94 1 0 3 95 115 .284(13位)
18 DeNA 139 495 77 146 33 1 38 295 89 0 0 3 82 107 .295(16位)
                                 
9年 837 2962 441 851 171 11 176 1572 534 5 2 18 461 692 .287