鈴木 誠也(すずき せいや)

 東京・二松学舎大付高から。2012年ドラフト2位で広島カープに入団。1年目はファームでチーム最多の94安打を放ち、打率.281でベストテン7位と高卒ルーキーでは上々の成績。一軍でも9月にプロ初安打を記録。翌14年もファーム50試合で打率.284と結果を残し、夏場から一軍定着。36試合で.344の高打率を残し、3年目のレギュラー定着が期待された。
 15年は一軍で97試合に出場。58安打に留まったが、打率.275と翌年への足がかりを掴んだ。

 16年は交流戦で2試合連続サヨナラ本塁打を放ち、監督から「神ってる」と評されるほどの大活躍。シーズン終盤は首位打者を争い、最終的に2位に終わったものの.335の高打率に29本塁打と中軸打者に成長した。チームの25年ぶりとなるリーグ優勝の原動力となり、ベストナイン・ゴールデングラブのダブル受賞に輝いた。
 17年も前年を超えるペースで本塁打・打点を積み上げていたが8月23日のDeNA戦で、外野飛球をキャッチした際に右足首を骨折。それまで全試合出場だったが、以後閉幕まで欠場した。それでも2年連続でベストナイン・ゴールデングラブに選出された。

 18年は開幕直後にコンディション不良による登録抹消はあったものの、自己最多の30本塁打に3年連続の3割・90打点と4番の責任を果たした。チームの3連覇に大きく貢献して3年連続ベストナインに選ばれた。
 19年は4年連続で3割・25本塁打をクリア。自己最多の167安打を放ち、打率335で首位打者を獲得。また、17年に怪我をした右足の不安も解消され、前年から大きく数字を伸ばす25盗塁を記録。「3割・25本・25盗塁」はチーム19年ぶりで、トリプル3への期待も高まる成績だった。11月の第2回プレミア12では、全試合で4番を務め、打率444・3本塁打・13打点の見事な活躍で優勝に大きく貢献し、大会MVPに輝いた。

 20年は開幕直後は好調だったが、8月以降は打率を落とした。それでも最終戦で5年連続の3割を決め、ベストナイン・ゴールデングラブを受賞するなどチームの顔として活躍した。
 21年は6月まで打率.288・10本塁打だったが、7・8月で打率.333・9本塁打で初の月間MVP。9月は6試合連続を含む13本塁打と大爆発し、2か月連続の月間MVPに輝いた。後半戦の追い上げで2年ぶりの首位打者となり、本塁打も自己最多の38本を記録した。

 16年6月17日と18日のオリックス戦で2試合連続サヨナラ本塁打。21年9月3日の対ヤクルト戦から9日の対中日戦まで6試合連続本塁打。16年から21年まで史上3人目の6年連続3割25本塁打。

 首位打者2回(19)、最高出塁率1回(19)。ベストナイン6度(16〜21)、ゴールデングラブ5度(16、17、19〜21)受賞。オールスター出場5度(16〜19、21)。五輪出場1度(21)。WBC出場1度(17)。プレミア12出場1度(19)、19年大会でMVP・ベストナイン受賞。

 1994年8月18日生まれ。右投げ左打ち。

    試合 打数 得点 安打 二塁打 三塁打 本塁打 塁打 打点 盗塁 犠打 犠飛 四死球 三振 打率(順位)
13 広島 11 12 0 1 0 0 0 1 1 0 0 0 2 1 083
14 広島 36 64 6 22 7 0 1 32 7 0 0 0 4 13 344
15 広島 97 211 21 58 6 3 5 85 25 6 7 2 18 38 275
16 広島 129 466 76 156 26 8 29 285 95 16 3 3 56 79 335(2位)
17 広島 115 437 85 131 28 1 26 239 90 16 0 7 68 80 300(7位)
18 広島 124 422 86 135 32 2 30 261 94 4 0 5 93 116 320(6位)
19 広島 140 499 112 167 31 0 28 282 87 25 0 3 110 81 335(1位)
20 広島 118 430 85 129 26 2 25 234 75 6 0 3 81 73 300(8位)
21 広島 132 435 77 138 26 0 38 278 88 9 0 5 93 88 317(1位)
                                 
9年 902 2976 548 937 182 16 182 1697 562 82 10 28 525 569 .315