中村 奨吾(なかむら しょうご)

 奈良・天理高から早稲田大を経て14年ドラフト1位で千葉ロッテマリーンズに入団。大学時代はベストナイン3度、2年から3年連続で秋のベトストナインと秋に強い選手だった。

 新人の15年から一軍定着して111試合に出場。5本塁打を含む62安打で、打率は.230だった。2年目は打率.201と苦戦したが、3年目の17年に77安打の打率.275と上昇の兆しが見られた。
 そして迎えた18年は全試合に出場して17安打の打率.284で打撃ベストテン入りを果たす。オールスター出場にゴールデングラブ獲得。リーグ2位の39盗塁と、走攻守で飛躍の1年となった。

 19年も全試合出場したが、打率.232と低迷。自己最多の17本塁打を放ったものの、盗塁は12個と激減した。20年も打率.249と物足りない数字に終わったが、21年はベストテン8位の.283と巻き返した。リーグ2位の36二塁打にチーム1位の出塁率.382とよく出塁した。3年ぶりにゴールデングラブに返り咲き、初のベストナインにも選出された。
 22年は開幕早々に連続試合出場が630試合でストップしたが、3年ぶり二桁の12本塁打を含む128安打を放ち、自己最多の68打点を記録した。23年は打撃不振に陥り、規定打席以上では両リーグ最下位の打率.220に終わる。2024年は1000本安打を通過点として巻き返したい。

 17年6月28日の対西武戦から22年4月2日の対西武戦まで630試合連続出場。

 ベストナイン1度(21)、ゴールデングラブ2度(18、21)受賞。オールスター出場2度(18、21)。1992年5月28日生まれ。右投げ右打ち。

年度別打撃成績(赤字はその年のリーグ最多記録)
    試合 打数 得点 安打 二塁打 三塁打 本塁打 塁打 打点 盗塁 犠打 犠飛 四死球 三振 打率(順位)
15 ロッテ 111 269 43 62 4 4 5 89 21 4 9 2 19 69 .230
16 ロッテ 108 278 37 56 10 1 6 86 25 4 14 1 32 70 .201
17 ロッテ 85 280 32 77 13 2 9 121 32 11 5 1 26 63 .275
18 ロッテ 143 552 82 157 30 3 8 217 57 39 0 5 82 94 .284(10位)
19 ロッテ 143 512 68 119 22 0 17 192 59 12 6 3 65 96 .232(30位)
20 ロッテ 120 422 57 105 25 0 8 154 49 6 15 2 60 97 .249(18位)
21 ロッテ 143 506 78 143 36 2 9 210 67 12 15 8 86 90 .283(8位)
22 ロッテ 138 498 52 128 31 0 12 195 68 15 9 9 80 86 .257(15位)
23 ロッテ 137 508 61 112 23 0 11 168 48 3 13 4 59 89 .220(22位)
                                 
8年 1128 3825 510 959 194 12 85 1432 426 106 86 35 509 754 .251