茂木　栄五郎（もぎ　えいごろう）

　神奈川・桐蔭学園高から１５年ドラフト３位で東北楽天ゴールデンイーグルスに入団。大学時代はベストナイン２度、３年秋には.５１４の高打率で首位打者に輝く。大学通算では２７７打数８５安打の打率.３０７、１０本塁打、５８打点。
　プロ１年目からショートの定位置を確保して、リーグ最多の７三塁打を含む１１８安打で打率.２７８。新人王は１５票差の次点と、タイトルは逃したが上々の活躍だった。２年目もベストテン３位の打率.２９６と躍進。先頭打者本塁打６本を含む１７本塁打と長打力もアップした。

　１８年は打撃不振で打率.２４７。７本塁打・２４打点も前年から半減して不本意なシーズンとなった。１９年は一転して自己最多の１６０安打で打率.２８２と復調。初のオールスター出場も果たした。
　２０年も引き続き好調だったが、腰痛で終盤戦を欠場するなど７３試合無の出場に留まった。打率は.３０１と規定打席不足ながら初めて３割台を残しただけに、惜しまれるシーズンだった。２１年は２年ぶりに規定打席に到達したものの、打率.２５９と１８年に次ぐ低打率で内容的には物足りないシーズンとなった。

　２２年は打撃不振が続き、自己ワーストの５３安打で打率.２２３と低迷。２３年の巻き返しに期待がかかる。

　オールスター出場１度（１９）。１９９４年２月１４日生まれ。右投げ左打ち。