浅村 栄斗(あさむら ひでと)

 大阪桐蔭高から08年ドラフト3位で埼玉西武ライオンズに入団。高校時代は3年夏の甲子園で全国制覇。金沢高戦で1試合2本塁打するなど、大会通算29打数16安打の打率.552と打ちまくった。入団1年目はファームで99試合に出場して打率.219の3本塁打。10盗塁したが12盗塁死の成功率5割未満と苦戦した。2年目の10年は開幕一軍を果たし、2戦目に代打で初出場すると初打席初安打。その後は一・二軍の往復となったが、ファームでも65試合で.278と前年からは大きく打率を上げた。一軍でも8月に初本塁打を記録。

 4年目の11年には主に一塁と外野を守って規定打席到達。137試合で117安打の打率.268、9本塁打。10月に14試合で打率.460を残して月間MVPに輝いた。翌12年も何とか規定打席には届いたものの、打率.245の7本塁打と成績ダウン。そして迎えた5年目の13年は大きな飛躍の年となった。交流戦の途中から4番に定着してチーム最多の27本塁打と110打点で打点王のタイトルを獲得。打率も.317と上々でオールスター初出場も果たし、一塁のベストナインに選ばれた。
 一転して14年は左膝の怪我で長期欠場があったとはいえ、14本塁打・55打点と半減し物足りない数字に終わった。

 15年はほぼ怪我なくシーズンを乗り切り、打率・本塁打は前年並みだったが81打点は自己2番目の数字で、満塁ホームランを2本放つなど得点圏打率は.331と勝負強さを発揮した。16年は4月に31打席連続ノーヒットを記録し序盤は苦しんだが、5月末には.287まで復調。4度目の出場となったオールスター第2戦で同点2ランを放ち敢闘選手賞受賞。8月には月間.384と打ちまくり3度目の月間MVP獲得と後半は好調を持続した。最終的に自己タイの172安打を放ち3年ぶりの3割返り咲きを果たし、24本塁打・82打点もそれぞれ13年に次ぐ成績で2度目のベストナインに選ばれた。

 17年も好調を維持してリーグ2位の99打点に打率.291も6位とベストテン入り。9月28日にはドラフト制後では8位の年少記録となる26歳10カ月で通算1000本安打を達成した。18年は自己最多の175安打で2年ぶりの3割返り咲き。32本塁打・127打点も自己最多で、5年ぶり2度目の打点王に輝き、チームのリーグ優勝に大きく貢献した。この年オフにFA権を行使して東北楽天に移籍した。

 打点王2回(13、18)。ベストナイン4度(13、16〜18)受賞。月間MVP3回(11年10月、13年7月、16年8月)。オールスター出場6度(13〜18)。

 1990年11月12日生まれ。右投げ右打ち。

年度別打撃成績(赤字はその年のリーグ最多記録)
    試合 打数 得点 安打 二塁打 三塁打 本塁打 塁打 打点 盗塁 犠打 犠飛 四死球 三振 打率(順位)
09 西武 一軍出場なし                       .
10 西武 30 42 11 11 1 1 2 20 9 2 1 1 11 8 .262
11 西武 137 437 48 117 17 3 9 167 45 7 18 3 40 52 .268(15位)
12 西武 114 404 52 99 18 7 7 152 37 13 13 4 38 63 .245(24位)
13 西武 144 543 85 172 38 5 27 301 110 14 7 4 66 88 .317(5位)
14 西武 118 440 52 120 19 1 14 183 55 3 0 8 53 100 .273(15位)
15 西武 141 537 88 145 19 2 13 207 81 12 2 7 81 136 .270(15位)
16 西武 143 557 73 172 40 0 24 284 82 8 3 6 45 108 .309(3位)
17 西武 143 574 78 167 34 1 19 260 99 5 1 6 52 96 .291(6位)
18 西武 143 565 104 175 27 0 32 298 127 4 0 5 70 105 .310(5位)
                                 
10年 1113 4099 591 1178 213 20 147 1872 645 68 45 44 456 756 .287